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ご訪問を頂きまして有り難うございます

句集 「鵙の昼」 をいただきました 

2009年05月07日 15時24分36秒 | 恩師・同窓会関係

                                         
           
                  恩師からの嬉しい  

先生には中学3年生の時に国語をご指導を頂きました。
お茶の水女子大学ご出身、すゞ子先生の愛称で親しまれましたチャーミングな先生は男女を問わず憧れの先生でした。
ある同窓生の会で男性の友人が突然 「すゞ子先生のホームスパン  のスカートが素敵だったなあ~」  
と感慨深そうにおっしゃった事がありました。
とても懐かしい出来事に一同 「そう、そう、そうだったわね~」 と、半世紀以上も経て先生の思い出を語り合うことができます私達はとても幸せに存じます。
国語の授業で島崎藤村の「小諸なる~古城のほとり~雲白く~・・・」を朗々とうたって(表現方法が?)下さった事も記憶に残る思い出の授業でございました。
     
この度   頂きました句集の「あとがき」に俳句との出会いが記されておりました。
俳句が私の日常に入り込んだのは、60代、カルチャーセンターで 「木語」 主宰の山田みづえ先生に御縁をいただいてのことであった。     
「俳句は、遅い出発であっても、それまでの人生がその分補ってくれるのよ。」と励まして下さった。
「俳句は、生活の裡に満目季節をのぞみ、蕭々亦朗々たる打坐即刻のうたー波郷ー」 とは、師波郷を敬愛して止まないみづえ先生の信条でもあり、美しい日本語で品格高く
うたわれるのであった。

平成3年 「木語」 入会。自然の中に身を置き、自らを省みることになる。   
                    (中  略)
表題は句集最後の句 師の語る波郷先生鵙の昼 に由って 『鵙の昼』 とした。
平成5年、夫を亡くし、私はひとりになり次々大切な人を見送った。句友は、今や身内となって私を支えてくださった。           
                    (中  略) 

多くの皆様に感謝を申し上げながら最後は病床からも私の俳句に協力してくれた夫にも、ありがとう。と記されておりました。
      
ご主人様先生には中学校2年生の時に理科をご指導いただきました。
先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。 合掌

    自選10句 先生の作品ご紹介 
       霞む日や陪塚妃陵武帝陵          
       春野より帰りし灯明るくす
       愚陀仏庵の階上階下風涼し
       曝涼やペルシャ水瓶鳥に似て
       窯出しの陶がこゑ出す夜の秋
       さびしさに秋の金魚を買ひにけり                  
       衣被やさしき過去を分ち持つ           
       師の語る波郷先生鵙の昼 
       花のごと月下白鳥眠るらむ
       厄年はもうなかりけり福の豆

ご主人様先生をお忍びしての作品を拝読させていただきました。
       悲しみの喉(のんど)につまる寒さかな
       初雪よ亡夫のゆく道浄からむ

悲惨な戦争体験より拝読させていただきました。
         戦没同窓生慰霊祭
       合歓咲くや校歌即ち鎮魂歌
           千葉空襲
       七夕や空は戦火の記憶持つ

以上の他に、私も訪ねました 郡上八幡、佐渡、風の盆、石道寺、武相荘、新潟県、長岡市阪之上
小学校 等々、思い出の作品も懐かしく拝読させていただきました。
多くの作品には、先生のお優しさ、作句するお喜びが溢れておりますことと先生のご厚意に感謝をいたしながら何度も拝読させていただきました。
すゞ子先生は私達が卒業後、母校の 千葉県立千葉女子高等学校 (旧高女) にご勤務されました事を伺っております。
あとがきから、傘寿をお迎えになられます事にとても  致しましたが、何時までもチャーミングな素敵な先生で在られますことをお願い申し上げます。
この度は大勢の教え子がおります中で、大切な作品集の  を頂きましたことは身に余る光栄に存じます。
先生のご多幸とご健勝を心からご祈念申し上げまして御礼の言葉にかえさせて頂きます。
誠に有り難うございました。 

コメント (4)
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