平成22年5月23日(日)創立50周年記念 若柳流汎栄会舞踊会に「小原女」を熱演する若柳汎之真先生
黒木売りの滑稽な田舎娘姿で登場 鳥毛の槍を振る場面 前半と後半の踊りの変化を熱演されました
「小原女」プログラムのご案内より
文化7年 (1810) 8月の中村座で三世中村歌右衛門が初演した曲で、作詞 二世瀬川如皐、作曲 九世杵屋六左衛門。
別名を「黒木売」 とも言う。
前半のお多福の面をかぶった黒木売りの滑稽な田舎娘の踊りから、後半は引き抜いて髪の色奴となり、鳥毛の槍を振るという、前半と後半の大きな踊りの変化を、
いかに鮮やかに見せるか若柳汎之真の熱演です。とご紹介されておりました。
当時、先生より「小原女」について次のようにお伺いしておりました。
「小原女」は若柳流汎栄会の50年の歩みの中で初めてのご披露とお伺いしました程に体力的にも大変に練習にもかなりの時間を要しましたことをお伺い致しました。
お多福の面を着けた時のお衣裳の重さは想像を絶するほどに、お面を着けますと視野も狭く、狭い花道で踊ることはとても大変ともお伺い致しました。
私たちは素敵な先生に改めて惜しみない大きな を贈らせていただきましたことを改めて思い出しております。
故 若柳汎之真先生に心から御礼を申し上げます。
平成27年5月2日(土)先生ご逝去の報に接し、悲しみにたえません。
謹んでお悔やみを申し上げます。
若柳汎之真先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。 合掌
長い間、親しくご指導を頂きましたカラオケのレッスンをはじめ、若柳流汎栄会舞踊会の「吉野山」、「小原女」他の素晴らしい鑑賞に又、華やかな若柳流汎栄会
新年会へ毎年お招き頂きましたこと、夏の花火大会は涼しいホテルでディナーをいただきながらの鑑賞も初めての経験に毎年楽しいひとときを過ごさせて頂きました。
そして川中美幸様との素晴らしい交流を頂きましたこと等々、大切な思い出に感謝の誠を捧げたく存じます。
この2年間、辛い闘病生活にも回復への奇跡を信じながら、精力的にご指導を頂きました日々のお姿に、先生の生きる事への強い精神力と素晴らしいお心遣いのお心を
しっかりと学ばせて頂きました。
先生の優しい笑顔をいつまでも忘れません。
もう一度先生にお会いしたい!でも「さようなら」のお言葉が現実になりました。
先生お疲れ様でございました。
沢山の楽しい思い出を有り難うございました。
淋しいですが、「先生さようなら」
どうぞ安らかにお眠り下さい。 合掌
以上は、整いませんが、先生のお胸に供えさせて頂きました。
交流が広くお出での先生でしたが、お葬儀は家族葬とお伺い致しました。
私たちは特別に5月3日(日)に最後のお別れのご配慮を頂きました。
先生は闘病生活のお苦しみも無く、お嬢様のように可愛く、若々しく安らかなお姿に安堵致しました。
枕辺に供えられたお生花の「川中美幸」様の文字に涙が溢れました。 合掌