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日本遺族通信 平成27年5月15日号 遺書と九段短歌

2015年05月16日 20時18分46秒 | 日本遺族通信


                     平成27年5月 靖国神社社頭に掲示されました遺書 合掌

この度の遺書のお方は25歳で海軍少佐との文面を読み進めますと神風特攻隊員として命を落とされましたこと、お若い立派なお方がとても残念に拝読させて頂きました。
遺書の1文より
神風特攻隊員として神州の不滅を確信しつつ悠久の大義に生きる。例えこの身は敵米艦と共に太平洋のもずくとならうとも。
日本男児と生を享け之に過ぐ可き本懐が又とありませうや。
25歳にして立派な文面ですが、とても悲しくて残念です。合掌

現在、国内において多くの議論が交わされておりますが、政治家の皆様は悲惨な戦争体験をされていない戦後生まれのお方ばかりです。
どうぞ、再び戦争が起こることの無い平和国家の構築に尽力を頂きたいと祈るばかりです。

今号にも九段短歌12首の掲載を頂きましたのでご紹介をさせていただきます。
お目を通して頂けましたら嬉しゅうございます。

   両陛下ペリリュー島の慰霊碑に祖国の白菊をそと捧げらる    千葉市 私 (107首め)
   万歳の声高らかに響きをり陛下迎へる街道賑ぎはし       石岡市 遺児女性
   スマトラの奥地に来たり吾が夫の戦の庭にありし日偲ばる    船橋市 妻
   散華せし亡父らの国との和親いつの日ぞ友の咲かせし中国の桃  甲府市 遺児男性
   七十年の戦後を抱き海深く戦艦武蔵はその身横たふ       鳥栖市 遺児女性
   七十年経しか知覧の褪せし遺書どれを読みても涙止まらず  富士吉田市 遺児男性
   戦死をば覚悟に綴る妻子宛遺書読み続け七十路を行く     南相馬市 遺児女性
   ソロモンの海に散華せしわが兄へ安らぎ祈り七十余年      仙台市 遺族男性
   夕焼けに明日の安寧願ひつつ柏手を打つ父の命日        甲州市 遺児男性
   夏終り今度の汽車かこの次か帰らぬ父を知らぬは母子    那須塩原市 遺児男性
   シベリアの収骨日誌のページには紅きもみぢ葉色褪せてあり      出雲市 妻
   靖國へ会ひに来いよと父戦死花見で出会ひ御神酒酌み合ふ   加古川市 遺児男性

いつもですと私の歌は最後にご紹介させて頂いておりますが、両陛下のお歌を詠ませて頂きましたので、九段短歌に掲載順に綴らせて頂きました。

コメント (4)
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