楽しい案山子コンクールに続いて、奈良の前田さまからこの度は、唐招提寺の中秋の名月の写真の を頂きましたのでご覧頂きたく
ご紹介させて頂きます。
仲秋の名月
奈良の唐招提寺では、毎年仲秋の名月の日に観月讃仏会が営まれ、午後6時~9時まで境内・駐車場共無料開放されます。
南大門から正面に見える金堂は8世紀後半の創建時の姿を留め、その屋根は「天平の甍」と呼ばれ荘厳な姿を見せています。
この夜は、金堂正面の連子窓が開けられ、内陣は照明が灯され、ほの暗い境内に、中央に本尊の廬舎那仏坐像・右に薬師如来立像・
左に千手観音立像(いずれも国宝)が浮かび上がり、普段は見ることができないものが拝観できます。
今夜は上空に薄雲があったのか、月が綺麗に見える割には明るさが無く、いつもは金堂の屋根が光輝き、これぞ「天平の甍」と言う風情を
見せてくれるのですが、屋根が輝くところまでは行かず、少し残念でした。
写真の列柱は会津八一の「おほでらの まろきはしらのつきかげをつちにふみつつ ものこそおもえ」で有名です。
昇りはじめの月 7時ころの月
唐招提寺金堂 千手観音立像
盧舎那仏坐像 薬師如来立像
金堂の屋根上にある月 金堂の列柱
月光に浮かぶ金堂天平の甍