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日本遺族通信 平成27年11月15日号 遺書と九段短歌

2015年11月17日 20時49分38秒 | 日本遺族通信


                          平成27年11月 靖国神社社頭に掲示されました遺書 合掌

この度もお若いお方の悲しいお言葉をご紹介することになりました。
「死後、靖国神社に参拝し下されば、義彦(様)は春ともなれば桜花となりて境内に咲き、喜びて皆様をお迎へ申し上げるなり。」・・・と、
なんて悲しいご覚悟でしょうか。
靖国神社参拝にどなたでも自由に参拝出来ますように日本は強いお心で臨んで欲しいと願っております。
散華されたお方が可愛そうです。残念です。

選者 三井勝生先生のお言葉を掲載して学ばせて頂きます。
靖国神社の左横に元宮といふ小社がある。某教団の長が御礼の参拝に来たのである。
それはイラクへ派遣された自衛隊全員が半年後無死無傷で帰すといふ約束を主将中山忠光・元宮の46祭神とイラクの
霊団の長との間で成立したといふ。中山忠光とは明治天皇御生母中山慶子氏の弟君である。
彼は尊皇攘夷派の人物で天誅組の変の首領であった。ところが25歳の時幕府の目を逃れ長州藩支藩長府藩の刺客に暗殺された。
私は、半年後自衛隊全員が無死無傷で帰国した時、某教団の長の確信に驚愕したのである。

今号も選者三井先生のご指導の元、全国12名の方の「九段短歌」を掲載頂きましたのでお目を通して頂きたくご紹介させて頂きます。

     氏神に季節知らせる彼岸花出征の日も同じ花咲き          甲州市  遺児男性
     遺族通信隅から隅へ目を通しビルマで眠る父をしのびぬ       宇和島市 遺児男性
     子も孫も皆親切で優しいと父に告げた市秋深き夜          東松山市 遺児男性
     満州で父戦死せし仏壇に菊花手向ける父の命日           長野市  遺児男性
     たたかひに果つべく生れし世代かとレイテに散りし義兄を偲びぬ   富士吉田市 遺族女性
     七十年ひそと眠れるわが父のふるさとならむペリリュー島は     青森県  田中恭子様
     面差しは遺影の父に生き写し孫の帰省は母の愉しみ         浜松市  遺児男性
     駐在武官は諜報なり青島(ヂンタオ)で父の仕事は社交から始まる  佐世保市 「鳥海」艦長子息田中暁様
     戦争寡婦の母死に給ふ女手で育てて呉れし海山の恩         富士吉田市 遺児男性
     七十年靖国ねむる父を待ち母は旅立つ想ひ出持ちて         宮崎市   遺児女性
     靖国に燈火たまわり偲ぶ父異国に散華(ち)りて戦後七十年     府中市
   遺児女性
     千葉空襲の犠牲者名の刻まるる
平和祈念碑七十年目に建つ      千葉市   私 

今号も田中様お二方様のお歌を拝読出来ました事に、益々のご活躍をお祈り申し上げておりますところでございます。 
投稿歌はいつも1首にしておりますが、この度は戦後七十の平和祈念碑の連作
ですので次の歌も投稿致しました。

     空襲の犠牲者の名調べむと五年をかけて九〇〇余知る

          

コメント (4)
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