クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

熊倉山から菊ヶ池・お菊の祠 H-18-2-28

2006-03-01 10:33:09 | 高崎・甘楽・藤岡方面
甘楽の「熊倉山」に行こうと思って色々調べたが登頂記録はないようだ。
僅かに「300選」氏の記事で「通過した」と一言、「甘楽の峠道」で
「無名峠から往復1時間」との記述を発見したのみ。周辺の地形図を眺め
ていると、この山から北に下れば丁度「菊ヶ池・お菊の祠」にぶつかる事に
気付いた。早速、探検に出発。
小幡の街並みを抜けて、宝積寺に急ぐ。このルートはかなり馴れたので
今日こそは上まで乗り上げて楽をし様と思った。ところが寺から少しの処で
工事の看板もあり木材搬出のトラックが行き来して何やら違う雰囲気。
果たして途中で危険だからもっと下に車を置くようにと指示され、寺から
僅かの東屋まで駐車場所を下げられた。
(10.28)木材搬出は激しく、道路工事と連動らしい。途中から驚く
ような大規模工事に出くわす。期日は今年の八月まで。
重機が道に居座って稼動しているので、その都度、頭を下げて通過させて
もらう羽目に。
看板には「草喰・八丁河原線」、これは田口・神戸間の工事と同じ、どうやら
ここから神戸に抜ける道を作っているらしい。桜の広場付近までは周囲が伐採
されて風景一変。工事で泥濘となつた道を漸く天狗への分岐、(11.06)
一寸小型工事車に乗ってみる。

この分岐を左折して竹薮を目指すが、手前に一本道があったので、たまには
違うルートもいいだろうと其方に入る。


感じは普通の峠道なので油断をしていたら、何時の間にか左の
正規の尾根との間に二本も小尾根が割り込んできた。この道はやはり間も無く
行き止まり、仕方なく東へ二尾根移動して漸く「乗越え」着。(11.54)
とんだ無駄歩き。


乗越えからは勝手知ったる落ち葉ふかふかの峠道を南へ。間も無く「小柏峠」
との分岐。


更に東から南北尾根に到着、一見峠に見えるが、ここから左折して南進で登り
上げ、東西尾根に到着した処が表示が何も無い「無名峠」。(12.15)

いよいよ、本番始まりで尾根を西南に進む。途中で842峰を越えるはずで
あるが、似たようなピークが幾つもありはっきりは判らない。(12.24)


ここでナビ登場、残り370mに元気が出る。この尾根は800m近くある
ので結構風は冷たい。岩のヤセ尾根や杉林など変化に富んだ稜線を行くと
前方に右からの尾根を持ったピークが現われるが、登りは僅かで三等三角点
のある「熊倉山」到着。(12.50)

三角点は殆ど土に埋もれ、関係の表示物は全て朽ち果てて周辺に散乱。
この辺の境界杭が大事にされているの比べて酷過ぎる。

ナビ誤差2.9m。昼食・休憩の間に「お菊の祠」への突撃路の見当をつけるが
物凄い崖を下らないと北への唯一の稜線に達しない事が判明し緊張。
いよいよスタート(13.25)、北斜面は下が凍結していて杖が刺さらない。
仕方なくしゃがみ込みの形で立ち木を伝わりながら少しづつ下降。方向を見定め
つつ鞍部から杉林に突入、ここも極め付きの急降、方向をしっかり固めて遮二
無二崖を降り、遂に細い登山道に飛び出す。(14.19)これは絶対に祠へ
の道と勝手に決めこんで左への登り道を選択、5分で目指した「お菊の祠」に
到着。目標貫徹でほっとする。

この先の「菊ヶ池」には実際には池などなく地名だけと聞いていたので、
写真を撮ってからさっさと帰途につく。登山道から林道への入り口には看板
があり、後は下り一方の広い道。(14.36)

但し、この辺りも周辺の木材が猛烈な勢いで伐採されており、始末していない
ので林道が埋まって見えない個所もある。看板によると下の工事とは違う林業
組合の工事らしい。
長い林道下りで漸く最初の天狗への分岐着。(15.04)作業の人たちと
雑談、この道は何れ「みかぼスーパー林道」に繋げるとの事。再び泥んこ道を
下って駐車場所に。流石に疲れて東屋で一休み。(15.36)

帰りは10号線で安中廻りで帰宅。通算5時間8分。


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