汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 静寂

2009年04月10日 | 初期中期の詩
深い闇は吸い寄せられるように辺りを覆う
月が出ている
月は辺りを淡く照らしている
静寂の中に身をうずめて、声もなく泣いている

時間がまるで、
この土地に迷い続ける亡霊のように流れていく
忘れられた記憶を手掛かりに
僕のこころのうちに、涙は染み入っていく

暗い静寂の中で、僕は僕自身の形を永遠に消した
煩わしい全てに別れをいって
僕の魂は、永遠に形をなくした
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みやすけの詩 生命

2009年04月10日 | 初期中期の詩
清流は流れに乗って、東へと向かう
生命の息吹が感じられるだろうか
万物は、いずれも流転していく
僕の存在もそうだ
清流はいろいろなものをその体に貯めて海を目指す
そして僕達もいずれ、この大海に包まれて、
安心の中へと還っていく

清流は今日もゆっくりと、川を下る
さまざまな生命が溢れる透明な世界の中に
僕も連れてっておくれ
そこにはどんな迷いも水と一緒に流れて
いずれ大きな海と一緒になる
そんな日を思い浮かべながら、僕は日々を暮らしている
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