汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 朝

2009年04月23日 | 初期中期の詩

朝もや立ち込めた海辺の町
足取りは軽く、小鳥の鳴く声を耳にしながら夢想に走る
陽の光はいよいよ昇り始め
町を照らしていく

目が覚めて一番に目にするのは、
空虚な古びた過去の陰影
新しい陽の光にさらされて、それは跡形もなく流されていく
時刻は朝のまどろみの中でこだまし続けて
肉体はまるで、風船が膨らんで、
体積が増していくように、活力が湧き出てくる

朝の陽に照らされて
全体の姿が露になるとき
僕がふと感じていた孤独がよみがえる
そして、その余韻にしばらく浸っている

カーテンを開けて
窓の外を見つめれば
空の青さが目の前に広がっている
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