汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 虚栄

2009年04月26日 | 初期中期の詩

まどろみの中で打ちひしがれて
暗闇は背後から音もなく押し寄せてくる
僕は石の裏の幻想に薄笑みを浮かべている
輝かしい虚栄に浮かぶ毎日の中で
僕の気は狂ってしまった
木のこずえが音を立てて揺れている
光が僕の頬に照らしている
それでも、その温かみに触れることもなく
幻影を見つめて彷徨う日々
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