汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 命の計らい

2010年02月09日 | 初期中期の詩
取り繕う事は恥ずかしい事じゃない
哀しみは幾度となく繰り返された
純情に猛々しい魔の手が差しかかり
そのいたいけな幼女の首元を
妖艶と艶やかな白い手で静かに絞め殺すのだ

其処には恥じらいの快楽が犇いていて
事後の虚脱に身体の力は永遠に奪われてしまう

そして、その亡骸に惜しむ様に平伏しては
打ち付けられた憎しみ、憎悪の混乱を
諌める様に、その少女の膨らみかけた乳房を
狂気の渦に引き裂かれながら吸うのだ

荒唐無稽な計らいなどいらない
ただ真実として浮遊するのは
命の尊さを弁える事のない、永遠の地獄なのだ
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