おお、ボードレールよ!
おまえはこの狂気の中で
己の運命に酔いしれ、孤独の中で悶え
迸る言霊の閃光に、
私の脳髄は快楽の中で焼き裂かれてしまった
おお、忌わしい悪戯の夢想!
悪魔に脅かされた腺病質な筆の中に宿る魂よ!
おまえはこの炎に包まれた罪の紋章を
緊縛された身体に永遠に刻印され
もがき苦しむその無様な様子を
光を失った民衆によって足蹴にされるのだ!
ああ、何という浅ましい悦びであろう
おまえの言葉に記されるあらゆる苦悶は
これからも偶像のように崇拝され
誰からも恐れられる畏怖の存在に堕ちてしまう
おお、何という悲劇、何という世の破廉恥さよ!
おまえはこれからも永久に、湿り切った
牢獄に幽閉される哀れな闘士だ
おまえはこの呪縛からもう逃れる事は出来ない
運命はおまえの存在に唾を吐き捨てたのだ
言葉に出来ない憤りを唾棄するように
世界の淀んだ潮流に絶望するかのように
そして私は瞳を伏せてはおまえを罵ってやる
なぜおまえはこの世に生まれてきたのだと
なぜおまえはこんなにも
美しい詩情を綴ろうとしたのかと…
おまえはこの狂気の中で
己の運命に酔いしれ、孤独の中で悶え
迸る言霊の閃光に、
私の脳髄は快楽の中で焼き裂かれてしまった
おお、忌わしい悪戯の夢想!
悪魔に脅かされた腺病質な筆の中に宿る魂よ!
おまえはこの炎に包まれた罪の紋章を
緊縛された身体に永遠に刻印され
もがき苦しむその無様な様子を
光を失った民衆によって足蹴にされるのだ!
ああ、何という浅ましい悦びであろう
おまえの言葉に記されるあらゆる苦悶は
これからも偶像のように崇拝され
誰からも恐れられる畏怖の存在に堕ちてしまう
おお、何という悲劇、何という世の破廉恥さよ!
おまえはこれからも永久に、湿り切った
牢獄に幽閉される哀れな闘士だ
おまえはこの呪縛からもう逃れる事は出来ない
運命はおまえの存在に唾を吐き捨てたのだ
言葉に出来ない憤りを唾棄するように
世界の淀んだ潮流に絶望するかのように
そして私は瞳を伏せてはおまえを罵ってやる
なぜおまえはこの世に生まれてきたのだと
なぜおまえはこんなにも
美しい詩情を綴ろうとしたのかと…