汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 死の恐怖

2010年11月26日 | 初期中期の詩
水は穢れている 子供は嗤っている
紅い色の月の明かりが 僕の身体を照らしている
それは何時になく歓びを露わにして
傍にいた少女の首を跳ね除け
そこから滴っている夢の雫で
何の偏差もない空間を潤していく

これは果たして夢なのか
過剰に分泌された脳内麻薬に反応して
人形達が次に来る獲物を手招きしている

この形作られた世界 それは偽りである
何ものも逃れる事は出来ない
決して昇華できない望みを抱きながら
人は何夜狂気にうなされている

海の波は丁度 人の命を喰い散らかしたところ
人々は拉がれている
この信用ならない聖書に描かれた物語り
そして未来の凋落

何通りも可能性を模索しては
壊されていく希望
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