汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 気持ちの裏に

2010年11月29日 | 初期中期の詩
取り残された想い出に縋り付く 
気持ちの整理がつかないことに怯え
空には無数の光が煌めいている それは愛を見失った詩人の涙

枯れ行く季節にたゆたう言葉が一片
音もなく沈んで行く太陽の光に 花たちは最後の溜息を吐いている
戻れない過去を想う「ヒト」という響きが やけに寂しい

どうして人はこんなにも辛いものなのだろう
投げ返される書物には 何重にも掘られた哲学の痕がついている
それは一つの幻 孤独に震える人間の叫び

あなたの影は何処までも伸びていく
何も知らないとばかりに跳ね返された僕にあたっては
何処も彼処も寂れていく季節の刹那でしかない
それは何気ない優しさの白い手先

全てを包み込もうとする命の輝き
コメント