汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩

2011年06月16日 | 初期中期の詩
情熱をあなただけに注いで
可笑しくなるほどの哄笑(こうしょう)に苛(さいな)まれる
唇の形は 罪の高唱 唱える程に強くなれる

甘えたその声に 舌を這わせるように
とろけてしまいたい そんな純情

小悪魔が微笑みかける キュートな偽り
好きが愛に変わるとき あなたがくれた優しさ
抱き締めて 咀嚼(そしゃく)したい

禁断の身を食べたら 快楽は上昇する
いいなりになってほしいの あなただけの心
この手に見せてみて
欲しいがままの欲望 更に膨らませる

甘えたいこの淋しさ 虚しさの中に希望を見つめる
ボタンを一つずつ外す 悦びは絶えることなく
あなたの心に根を張り尽くす

生きて戻れたら 私を抱いてちょうだい
超えられない限界を 眼のあたりにして
私達は高鳴る歌を歌う
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みやすけの詩

2011年06月16日 | 初期中期の詩
蒼い花は大気中の塵の中で光合成をする
音のしなくなった風に 戯れる粒子の流れ

この星の上には 何も無い
茂った碧い草の薫りも 太陽の温かさも
見える景色と言えば 蒼い輪郭を持った惑星
その周りで瞬いている星の泪
苦痛さえも感じさせないほどの 大気の揺らぎ
眼に映える景色の全てが 此処では止まっている

時間は想うように流れてくれはしない
それはあなたが目指した居場所の最期の姿だから

水の心地良さも此処にはない
花の潤沢も 果実の瑞々しさも 此処にはない
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