汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩

2011年06月24日 | 初期中期の詩
壊れそうな 貝殻を持って
波打ち際の小さな明かりを見つめる

何も聞こえない 暗闇の中
手の先に感じる 生暖かい生命の感触
すべてが嘘の固まり 宇宙を横切っていく

波が打ち寄せる 静かな愉しみを想う
ふとした感傷に包まれる 呼吸が止まる
周りは夜の沈黙に閉ざされている

星が空に奇想をばら撒く
その間を縫うように 流れる風が冷たい
あなたはここで死を想うだろう
それは漆黒に抱かれた天の声
そこでは縛られた感情が蠢いている
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