汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩

2011年07月25日 | 初期中期の詩
あなたに見せなかった 本当の私
闇を嫌う天使が あなたから遠ざけた

なぜ愛してしまったのだろう
孤独が月の光を遮るとき 命の鼓動は止まる
あなたを見つめること 怒りに身を任せた日々

空想の中では あなたは絶えず 自由を求めた
そんな困惑するあなたの顔が やけに可愛く見えた
美しいものを崇拝しよう 水に流される葉のように

人気の無い 駅の構内で 鳩が死んでいた
夜の静かな空気 あなたはもはや人間であることをやめる
生命は訪れる死期に怯えながら 自分を傷つけている
閉じ込められた殺気を覆い隠す 世間の冷たい目を振い落す

傷を舐め合う子猫は 明日に流れるはずの血をすする
月が呻くように欠けていく あなたはただの人間
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