汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩

2011年09月08日 | 初期中期の詩
想像してみれば そこには軟な草の広がりがある 足元を見て 絶望していた それも互いが犯してしまったことなのだから 触れる筈のない肌の感触 温かに感じた ほんの少しの寂しさを噛み締めながら 歩き出すこともままならなかった それは いつまでも子供で居たいという 細やかな希望の矛先 愛を探し そこに落ちている花の朗らかさを見失う それは 全てが新鮮なうちに その輝かしい未来を想ったが故の過ち 気づけば花は泣いていた 愛を踏み締め 愛を知るための苦悩が あなたには必要なことだった 行けば見つかる 踏めば誰でも泣きたくなる 愛を知るということ 愛の裡に 心理を探そうとする淋しさ あなたが互いを知ったその時に 行方の知らない その情を 再び取り戻すだろう 愛を交し合うということ それは互いが 互いのさみしさの中で培われる 孤独な夢の情景なのだから


とある友人に捧げる
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