汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩

2011年09月13日 | 初期中期の詩
無神経なあなたは 私を一人にする 互いの言葉でさえも 覚束ない 深海に潜む言葉は過ちを犯したあなたを 永遠に暗闇へと連れ去る 音が凪いだ空 顧みる事さえない路の真ん中で 転がるビー玉 此処には何もない あるのは寂しさだけ せめてあなたが私に口づけを交わしてくれるのなら 愛が再び燃え上がる 不完全燃焼の恋情 焦げ付いた心を 誰が助けてくれるの 回り道をすればするほどに 未来は混沌未分に堕ちていく さよならを云った 訳もなく溢れる涙 あなたが居たから 私は強くなれたのに 大げさな声で云った言葉 偽りが風を吹き込む 虚無の世界の中で あなたを見失った 蒼空には影を失った旅人の泣き声が 細やかな嘘を吐いたが故の 騒々しい嵐の予感 あなたを見失い あなたを愛してしまったが為に 空虚な悦びは 美しい詩に 冷め行く惑星の幻よ
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