汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩

2011年09月17日 | 初期中期の詩
冴え渡る意識 走馬灯のような速さにまで加速する 打ちひしがれた心 あの空にまで響き渡れ 混濁していくのは 無意識という名の情熱 あなたを腕に抱いてから 蒸発していく意識と 困惑の感情 私は一つの雫のように 粗々と堕ちていく 夢のまた夢への衝突 過去の追憶に彩られた抽象画 そのどれもが 鮮やかな血の色で滲んでいる まるで炎を見た獣のように 荒れ狂う静寂に包まれ 至情を狂気に間違えた あなたは一介の花 崖に色濃く暗鬱を映し出す 至情の悦び 通風の豊かな ドアの奥には 数々の自傷に傷を負った あなたの姿があった 本能に猛り狂った牡牛 鼻息が荒れるほどの甘美な口溶け 耳に憩うのは 妖精が見せる 香り豊かな愛の調べ 憂鬱な旋律が あの世の世界を彩るように あなたの背中には 秩序を壊す奇跡が眠っていた 安楽の景色が 一瞬の凋落に変わる そこで あなたは夢の世界の 一つの真理に辿り着く 輝かしい光に包まれた 明け方のような華やかさに 喉を通る液体が 艶美な心地にさせてくれる
コメント