汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 月の涙

2011年07月17日 | 歌詞
永久の愛は 不滅の宴
快い唄は 嘆きの流れ

世の憂いを 胸に秘め
万葉の彩の中で 夢に堕ちる

接触を避けていた あなたのことを
愛は夢幻の最中 綻びを見せる

甘い情の中 無に浮かぶ月
余剰の波は 愛を打ち砕く

愛に溺れ 苦に揺蕩う
それでもあなたを 離さない ずっと

抵触する心に 悶える身体
あなたが好きです 死にたいほどに

それでも 接触を避けていた 紅い涙
愛は夢幻の最中 綻びを見せる

繋がることのない あなたとの交差点
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みやすけの唄 情愛の涙

2011年07月16日 | 歌詞
矛盾する交差点 容赦なく歪められる
あなたを愛してしまった 抑うつに塗れる心

天真爛漫な笑顔は 裏側の悪魔を呼ぶ
膨らんでいく妄想は 私を誇大にさせる

愛を凌ぐほどの 狂おしい情熱に 咲く花
何処までも虜にしてしまう そんな私は罪ですか?
あなたを決して離さない 昇天してもなお 続く悪夢

苛まれた欲望 無限に膨らむ自我
あなたを愛してしまった 正常を忘れるほどに

肝心なことはいつでも 遠まわしにするのに
振り向き際の涙は 私を無情にさせる

愛を凌ぐほどの 狂おしい情熱に 咲く花
何処までも虜にしてしまう そんな私は罪ですか?
あなたを決して離さない 昇天してもなお 続く悪夢

愛は憂愁の中 華やかな衣装を 引き裂く
それでも私は必要なの 情愛を交し合うこと
あなたを決して離さない 交じり合う快感 何処までもイキたい
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みやすけの詩

2011年07月14日 | 初期中期の詩
消えてしまったのは 山に響く声
無くしてしまったのは 海の中に眠る生命
美しいモノに惹かれるあなたは 純粋な瞳
おとぎ話のような静けさ 海中に漂うクラゲのような愛
救われない人を想うことを どうかやめないで
強く育った木々は 死ぬことさえも許されない
タンポポのような朗らかさ 明朗な気持ちを教えてほしい
明日のこの時間に また会おうね
言葉は紡がれるほどに虚しくなるから
宛がわれた手紙の内容 記憶の空の中にさえ 覚束ないまま
嵐は九官鳥の声と共に 夜空を駆け抜ける
歪な形の言葉 もうこれ以上は泣けないから
弱さを隠す あなたが心配です
もっと大らかになろう 形式はもううんざりです
この場所には さざ波が寄せては返す それを憂う鶏
どうしても伝えたいことがあります もう泣かないで
記憶の中だけでは 明日は来ない 亡き人を想うのは辛い

この湖面には 過去が映る どうか赦して
あなたの声が聞えた 重なり合う手の温かさ
この命を あなたにあげる 融和する心 ただ一人で
流れる水は至高の清め 死人は此処で洗われる
陥れられた悲しみ 背負っていることが幸せです

なんでだろう この欲望でさえもが 命を繋ぐこと
ささやかな愉しみでさえ 憂鬱な微睡(まどろみ)の中で 震えている
霧雨が 空を覆う 冷たい鐘の音が響く 町は冷ややかに

教えを諭す教官は 自身の闇を知らないまま
子供は瞳を伏せる 従順なことが 唯一の反抗
この星を過ぎれば 私たちは二人のまま
お淑やかなあなたを抱えて 何処までも浮遊していきたい
隠された文字を探すように 愛を感じる恥部の所へ手を伸ばす
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みやすけの詩

2011年07月10日 | 初期中期の詩
寂びついたこの町で 消えそうな魂を負う
不自然なまでに捻じ曲がった老木
全てが森閑としていた 森の中は想像以上に脆い
浮かび上がった白い雲 燃えるような風の揺らぎ
今は日の入りの時刻 霧消していった人が 安らかに泣いている
凪いだ空気 時間の流れが 此処には存在している
一人ぼっちの河が流れている 蓄える水もないのに
あそこには田んぼが干からびている そこには魚の屍骸
その奥には 太陽が輝いている 無情の高鳴り
美しいものは此処にはない 詩が聞える 欲望は絶えた
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みやすけの詩

2011年07月06日 | 初期中期の詩
薄い影の映る 浜辺に横たわる
あなたが涙を流している
遠浅の渚 波が寄せてはまた 未知へと引き返す
今はもう 消えてしまった想い出と
拭えない哀しみを背負っている
憧れを失ったあなたが 最後の途で出逢った
私がそのうちの一人 最初で最後の波の谺(こだま)
縄跳びを跳ぶように あなたと一緒に 何処までも行きたい
荒々しい風は 次に来る季節の前触れ
新たな清風が吹いてくる よその国に行ってみたいな
その約束を果たそうと あなたの所へと行きたい
嘘でもいいから愛してると云って…
私からの言葉を 最後まで聴いてほしいから

猛暑の夏には 憩いの時は離れ
あなたの姿 泡沫に消えていく 季節を巡り
傷を抱えたあなたが 最後に寄ったのは
時雨の降る夕方でした
その時あなたが そっぽを向いていた私を抱きしめてくれた
とてもうれしかった あなたが居てくれたこと
私だけの愛を施してくれたということ
愛は絶え間ない欲望のみなぎる水瓶
そこから手を差し出して掴み取れるのは 一瞬の切なさ
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みやすけの唄 月夜

2011年07月05日 | 歌詞
月夜の明かり 幻想の宴
あなたと踊ると 下腹部が熱く
恐ろしい 気配の中へ 溺れる

泣きながら歩いていた
此処が何処なのかも判らず
あなたを感じていたい 月は冷たい

私の傍に居てほしい
抱擁の中で惑う 私は幸せですか?
これもどこかで聞いた話のようね
歴史は繰り返すといった風に

月夜が唄う 喧騒を離れ
あなたを見つめる 瞳は乾いて
離れていく 淋しさの中 泣いている

泣きながら想っていた
あなたの優しさの意味を
素敵な言葉ちょうだい 愛してるから

私の傍に居てほしい
抱擁の中で惑う 私は幸せですか?
これもどこかで聞いた話のようね
歴史は繰り返すといった風に

私から離れないで
月夜が被さってくる 恐怖はこみ上げてくる
私を置いて行かないで 怖いの…
安らぎの中に居させてほしいの
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みやすけの唄 つらいなら…

2011年07月02日 | 歌詞
人の波に乗って 何処までも行こう
毎日の困難の中で 疲れ果てたあなた
世の中は漆黒に満ちる そんな風合い

強さばかり信仰して 花を踏みつける
弱さを持とうとしない あなたが心配です
愚かでもいい 未来なんて判らないから

美しい詩を詠おう 疲れ 眠る夢が寂しい
助けてほしいと 声に出すことが 出来ずにいる
行き先は誰も知らない この途を行く命を見る

いつかは幸運を 掴もうとしても
枯れていく希望に焦る あなたの気持ちがある
どうして行き急ぐのだろう 怖さを隠して

あなたが見えないと嘆いて 暴れ狂うこと
心配する人でさえ なす術を知らない
少しでもいい あなたの弱さを見せてみて

苦しいことばかりのとき 誰か 愛する人に縋り
自分を吐き出して 話をしてみて そうすれば今宵
あなたが思い描く夢を また想い出す時が来るから


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男性の自殺率の異常な高さは、この国においても世界においても存在する問題の一つ。でも、なかなか、そんな男性に向けてのメッセージの中で、「もっと頑張って」といった励ましや、促進の言葉はあっても、「そこから降りてもいいんだよ」といったような声は聞かれません。今の男性の現状で苦しいのは、「一つの会社」でしか、居場所を許されていず、心が狭く苦しい境地に追いやられる事にあるように思います。そんな男性が、妻や子供に縛られた生活をどうにかして緩めてあげて、空に浮かぶ雲の儚さを感じ取る感受性を取り戻す、そんなきっかけをどうにかして、繋げていくことが、何よりのみやすけの願いなのです。辛くて、それなのに泣けない人、そんな人に向かって背中をたたいて「頑張って」というだけの社会や、関係性は、どこか、腑抜けた空虚なモノを思い起こさせます。そんな追い詰められた人にこそ、延々と続いている、社会、会社の呪縛の舞台の下から手を差し出して、「もう頑張らなくてもいいんだよ」と云ってあげられる社会、関係性になっていけばいいと思います。
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