公益社団法人全国有料老人ホーム協会は、”第16回シルバー川柳”の入選作品を発表した(9月8日)。今年は8,876作品の応募があり、各会員ホームの入居者180名の投票により、20作品を入選作として選出した。
高齢者である私も、いつもながら作品には、実感・共感させられる。
◆応募状況
応募総数:8,876作品
応募者年齢:平均年齢71.4歳(40歳未満の応募者は全体の2.5%)
最年長:101歳(男性) 最年少:8歳(女児)
応募者男女比:男性57.7% 女性41.5%
(社)全国有料老人ホーム協会 川柳
http://www.yurokyo.or.jp/news/silversenryu.html
◆入選作品 ※敬称略・順不同
ポックリと逝きたいくせに医者通い 堀江正一(男性/栃木県/68歳/無職)
気が付けば母のとし超え我を知る 井上親子(女性/山梨県/78歳/無職)
絵手紙でいい味出してる震える字 角森玲子(女性/島根県/48歳/自営業)
「やめとくれ」ただの寝坊で脈とられ くずれ荘の管理人(男性/大阪府/49歳/会社員)
こんにちは思い出せずにさようなら 山本芳子(女性/大阪府/73歳/主婦)
希望なし目標なくて自由あり かつ子(女性/山形県/83歳/無職)
あれよあれそれよそれよと答え出ず 毛利勝(女性/愛媛県/81歳/主婦)
猫までが妻の真似して俺またぐ 見辺千春(男性/東京都/69歳/契約社員)
クラス会それぞれ持病の専門医 荒木貞一(男性/北海道/73歳/無職)
ボケもよい昨日のケンカもう忘れ 桑村宗次(男性/岡山県/72歳/無職)
金よりも大事なものが無い老後 梶政幸(男性/千葉県/51歳/自営業)
見栄と欲捨ててしまえば生き仏 原好英(男性/静岡県/91歳/無職)
チンをして出すの忘れて冷蔵庫 山本加代子(女性/岩手県/67歳/主婦)
金が要る息子の声だが電話切る 浜乙女(女性/神奈川県/72歳/主婦)
飼犬が徘徊防止に付いて来る 石川昇(男性/東京都/63歳/パート)
この歳で止めてどうする酒たばこ 永田寿道(男性/岡山県/67歳/農業)
やっと立ち受話器を取れば電話切れ 井堀雅子(女性/奈良県/63歳/無職)
ハグされてこわい私の骨密度 澄っ子ぐらし(女性/徳島県/41歳/会社員)
五郎丸まねて念仏かと訊かれ カバの妻(女性/北海道/55歳/パート)
晴れ、雲が多い。最高気温30℃位と暑さがぶり返す。
街路樹の”ヤマボウシ”に赤い実が付いている。木の下を見たら沢山落ちている・・台風で風が強かった。落ちている赤い実を割って食べて見たら甘かった。・・誰も拾う人もいない。果実は球形(径2cm前後m)の集合果で、秋に赤く熟す。近縁にハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)があるが、ハナミズキの果実は集合果ではなく、個々に分離した果実である。
”ヤマボウシ”は、春の花、秋の赤い果実と紅葉にと色彩豊かに楽しめる樹で、庭木や公園・街路樹などに利用される。
名(ヤマボウシ:山法師)の由来は、中心の丸い花穂を坊主頭に、白い総包片が白い頭巾を連想させ、これを比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえたことから。別名に、山桑(やまぐわ)があるが、果実の表面が桑の実の様にブツブツしているから。
ヤマボウシ(山法師、山帽子)
別名:山桑(やまぐわ)
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属
落葉中木
開花時期は6月~7月
秋の紅葉は綺麗で、丸い赤い実も熟す