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   健康を歩いて増進

文化勲章受章者は7名、ノーベル賞受賞の2氏も

2015-10-31 | アート・文化
 11月3日は「文化の日」。
 政府は、本年(2015年)度の文化勲章を、ノーベル生理学・医学賞受賞の大村智氏(80)、同物理学賞受賞の梶田隆章氏(56)らの7名に贈ると発表した(10月30日)。文化功労者は、黒柳徹子氏(82)ら16人を選んだ。
 ◆文化勲章(7名)
 大村智(80):北里大特別栄誉教授。抗寄生虫薬「イベルメクチン」を開発、人類の健康に多大な貢献。
 梶田隆章(56):東大宇宙線研究所長。素粒子「ニュートリノ」に質量があることを実証。
 塩野宏(84):東大名誉教授。新たな理論的基礎を築き、行政法学研究に主導的な役割を果たした。
 志村ふくみ(91):染織家。植物染料による色糸を生かし、つむぎ織の芸術的価値を飛躍的に高めた。
 末松安晴(83):東京工業大栄誉教授。光通信工学の育成、波長可変半導体レーザーの開発に寄与。
 仲代達矢(82):本名仲代元久(なかだい・もとひさ)俳優。重厚感ある個性的な演技で圧倒的な存在感。
 中西重忠(73):京大名誉教授。グルタミン酸受容体の実体解明、神経伝達の基本的メカニズム明かにした。
 ◆文化功労者(16名)
 安西祐一郎:日本学術振興会理事長。認知科学のパイオニアとして先駆的な成果を挙げた。
 大隅良典:東京工業大栄誉教授。細胞の自食作用「オートファジー」の分子機構・生理的意義を解明。
 岡崎恒子:名古屋大名誉教授。短鎖DNAによるDNA複製の普遍的原理を明らかにした。
 尾上菊五郎:(本名寺嶋秀幸=てらじま・ひでゆき)歌舞伎俳優。
 川淵三郎:日本サッカー協会最高顧問。日本初のプロサッカーリーグ「Jリーグ」を開幕させた。
 黒柳徹子:俳優。司会を務める「徹子の部屋」は放送回数1万回を超える長寿番組として親しまれる。
 佐々木毅:東大名誉教授。政治思想研究を基盤とした現代政治の分析で顕著な研究業績。
 西村暹:筑波大客員研究員。発がんにおけるDNA損傷の分子機構を研究。
 野坂操寿:(本名野坂恵子=のさか・けいこ)箏曲家。箏曲の新しい領域を広げる演奏活動の展開。
 野村万作:(本名野村二朗=のむら・じろう)狂言師。狂言を広く認知させた。
 野本寛一:近畿大名誉教授。自然環境との関係に着目し「生態民俗学」という新しい概念を提唱。
 橋田寿賀子:(本名岩崎寿賀子=いわさき・すがこ)脚本家。「おしん」「おんな太閤記」などの名作。
 浜川圭弘:大阪大名誉教授。省資源型の太陽電池の発明など。
 三谷吾一:(本名三谷伍市=みたに・ごいち)工芸家。輪島塗の沈金職人として、独特の点彫り技法と透明感のある彩色法。
 皆川博子:小説家。「恋紅」は直木賞を受賞。時代小説やミステリーなど第一線の活躍。

 今日の天気も晴れ。仙台の10月は雨の日が少なく、降水量が月合計で8mmとかで、記録的少雨。
 歩道に沿って広がるお庭で、”フウシャギク(風車菊)”が盛りと咲いている。筒状花の先がスプーンの形で、頭花が風車の様な姿の、スプレー菊である。スプレー(Spray:小枝状)菊とは、主茎から数本以上の側枝が伸びて円錐形の草姿で、沢山の頭花が咲くのが特徴である。写真の風車菊は、風車菊の代表品種の桃白色の”舞風車”・・と思う。
 ”フウシャギク”は園芸種である。中国の2種の菊(チョウセンノギク、ハイシマカンギク)の交雑によって作られたと言う。
 フウシャギク(風車菊)
 キク科キク属(デンドランセマ属)
 耐寒性宿根草
 開花時期は10月~11月
 花色は白・赤・ピンク・紫・黄色など


電気エネルギーで生きる微生物が初めて特定される

2015-10-30 | 科学・技術
 一部の生物は、生命の維持に必要な栄養分を自ら合成する。二酸化炭素から栄養分を作り出す生物は、光合成か化学合成のどちらかを用いていると考えられてきた。光合成:植物は、太陽光をエネルギーとして二酸化炭素からデンプンを合成する。化学合成:太陽光が届かない環境では、化学合成生物と呼ばれる水素や硫黄などの化学物質のエネルギーを利用する生物が存在する。
 今回の電気エネルギーで生きる微生物の特定は、生物の第3のエネルギー利用法が見つかったことになる。これにより、「光が届かず、利用できる化学物質もない場所で、新たな生物圏が存在する可能性を示す」と話している(理研の中村龍平チームリーダー)。
 理化学研究所環境資源科学研究センター生体機能触媒研究チームの中村龍平チームリーダー、石居拓己研修生(研究当時)、東京大学大学院工学系研究科の橋本和仁教授らの共同研究チームは、電気エネルギーを直接利用して生きる微生物を初めて特定し、その代謝反応の検出に成功した(9月25日発表)。
 共同研究チームは、太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石の存在を見出し、この電気を流す岩石が触媒となり、海底下から噴き出る熱水が岩石と接触することで電流が生じることを発見した。これより、海底に生息する生物の一部は光と化学物質に代わる第3のエネルギーとして電気を利用して生きているのではないかという仮説により研究を実施した。
 深海海底の噴出孔周辺にすむ「鉄酸化細菌の一種(Acidithiobacillus ferrooxidans)」に着目した。ガラス電極の上に置いて0.3ボルトの電圧をかけ、二酸化炭素や水、アンモニアなどを加えて観察したところ、8日間で菌の数が2割増え、有機物を合成する能力を持つことを突き止めた。この細菌は化学合成も可能ながら、体内で0.3V程度の小さな電位差を1V以上にまで電圧を高めて微弱な電気エネルギーを活用する仕組みを持ち、研究チームは「電気合成」をしていると結論した。

 今日も天気は晴れ~曇り。日毎に少しづつだが朝晩の冷え込みを感じる。晩秋になって来た・・紅葉・黄葉の節となる。
 歩道からお店までのアスファルト駐車場で、”ヤナギハナガサ:柳花笠”の花が咲いている。細く長い茎が枝分かれし、その先に小さなピンクの5弁花が集合し、球状となっている。ちょっと背が高い(1m位)ので目立つ花だ。
 名(ヤナギハナガサ:柳花笠)は、集合花が花笠の様で、葉が柳のように細いことから花名が付けられた。別名で”三尺バーベナ”と呼ばれる。
 ヤナギハナガサ(柳花笠)
 別名:サンジャクバーベナ(三尺バーベナ)
    バーベナ・ボナリエンシス(学名から)
 学名:Verbena bonariensis
 クマツヅラ科クマツヅラ属
 多年草
 原産地は南アメリカ
 開花時期は6月~10月
 花色はピンク、紫


東京大手町に温泉が出る

2015-10-29 | ニュース
 三菱地所は、東京都大手町で昨年掘削した温泉のくみ上げ作業をマスコミに公開した(10月13日)。
 温泉は、地下約1500mからくみ上げ、毎分240リットルを出し、温度36.5℃でナトリウムやヨウ素などを含む。この温泉は神経痛や腰痛などに効くとされる。
 開発中の地上31階建てオフィスビル「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」に入居するフィットネスクラブの大浴場に供給する、と言う。
 ◆温泉
 日本の温泉法では、泉源での水温が25℃以上あるものなどとしている。因みに、欧州では20℃以上、米国では21.1℃以上となっている。
 温泉の成因は、火山性と非火山性に大別され、非火山性は地下水が大深度の高温地熱帯により温められたもの。大深度とは、深度1000m以上を言う。
 地下の温度(地温)は地下深くから供給される熱で、深度とともに上昇する。温度増加(地温勾配)は100mにつき2~3℃である。場所により違いがあり、10℃となる所もある。

 今日の天気は雲が多い晴れ。ここ暫くは雨が降っていない・・畑に水が欲しい。
 散歩道沿いのマンションの玄関先の”クサギ”には実が付いている、葉は落ち出した。花が咲いたのは、8月の暑い季節(8月18日ブログで)。萼(がく)ははじめ緑色の5角袋状で、この中から花冠が伸びる。萼は次第に赤みを帯び、開花後には濃紅紫色になり星状に開き、その中央に青黒い実が付く。
 名(クサギ:臭木)の由来は、葉・茎が傷つけられると悪臭がするからと言う・・悪臭と言うより独特な匂いと思う。でも花にはユリに似た芳香がある。
 クサギ(臭木)
 クマツヅラ科クサギ属
 日本全土に自生する落葉性小高木
 開花時期は8月~10月、結実は11月
 花冠は5裂、花色は白、雄蕊4本で雌蕊1本
 秋に瑠璃色の丸い実が熟す、実の周りは赤色の萼


ペルー・マチュピチュ村と福島県大玉村が友好都市協定を結ぶ

2015-10-28 | ニュース
 南米ペルーの世界遺産マチュピチュ遺跡は「空中都市」として知られている。マチュピチュ村と福島県大玉村とがマチュピチュで現地時間10月26日(日本時間27日)に式典を開き、友好都市協定を締結した。両村とも、他都市との友好協定は初めて。
 きっかけは、マチュピチュ村の初代村長とされる野内与吉さん(1895~1969年)が、大玉村出身だった。野内氏は移民としてペルーに渡り、マチュピチュ村の観光開発に尽力した。マチュピチュ村のガヨーソ村長は「およそ100年前にペルーに来た野内さんがマチュピチュ村の村長になり、大玉村との深い絆を築いたのです」と話している。
 ◆マチュピチュ遺跡
 マチュピチュ発見は、約百年前の1911年7月24日に米国人探検家ハイラム・ビンガムによる。
 マチュピチュはアンデス文明最後の国家・インカ帝国時代の遺跡である。山裾から見えないことから「空中都市」とも呼ばれる。インカの首都クスコの北西約80kmに位置し、「聖なる谷」の北端(下流側)に密林地帯にあり、ウルバンバ川を見下ろす山の尾根(海抜2430m)に造られている。当時の人口は最大でも750人程と見られている。
 ◆大玉村(おおたまむら)
 福島県安達郡にある村
 面積:79.44 km2
 総人口:8,440人(推計人口、2015年5月1日)
 隣接自治体:郡山市、二本松市、本宮市

 早朝は曇り、時々小雨。直に晴れた。でも風がとても強い。
 マンション前の小さな植栽地に”アリッサム(スイートアリッサム)”が咲いている。開花期間が長く、早春から晩秋まで咲いている様に見える。小さな花が球状に纏まり、この球状花が集合して絨毯の様に広がって咲いている。花には甘い芳香があり、スイート・アリッサム(Sweet alyssum)と呼ばれる。
 花はアブラナ科の特徴の4弁花、花色には白・ピンク・赤・紫などがある。
 スイートアリッサム
  (Sweet alyssum、Alyssum)
 流通名はアリッサム
  (ロブラリア・マリティマの園芸種)
 別名:庭薺(にわなずな)
 アブラナ科ロブラリア属
 本来は多年草、園芸では1年草と扱う
 地中海沿岸原産、渡来時期は不詳
 開花時期は3月~6月と9月~11月


ナチスの暗号機「エニグマ」、ニューヨークで36万5千ドルで落札

2015-10-27 | ニュース
 オークションを開催した英競売大手ボナムズ(Bonhams)の発表(10月22日)。
 第2次世界大戦でナチス・ドイツ(Nazi)が使っていた暗号機「エニグマ(Enigma)」が、米ニューヨークでのオークションで、36万5000ドル(約4400万円)で落札された。落札された機種は、ナチス・ドイツが1943年~45年に約1500台製造した「M4」。現存する約150台のうちの1台で、正常に動作する。
 担当者によると、今回の落札額は過去最高値だと言う。落札者は、個人収集家としか明らかにされていない。
 ◆エニグマ
 暗号装置「エニグマ」は、1918年にドイツで発明。その後ナチスで採用。
 エニグマ暗号の特徴は、当日のみ使う「日鍵」を用いた事にある。「日鍵」のパターン数は確率的に1京(10^16)にもなると言う。

 今日も天気は晴れ。雲少なく晴れ上がっている。その故か朝の冷え込みは厳しかった。
 丘陵地の道横に植えられている”サフラン”に花が咲いている。クロッカスの一種であり、春に咲く”クロッカス”と良く似ているので、”秋咲きクロッカス”とも呼ばれる。
 花の特徴は、花の中心に赤い糸の様な「雌しべ」である。「雌しべ」は3本の様に見えるが元では1つ、つまり1本の雌しべの先端が3つに大きく裂けている。この乾燥「雌しべ」が、高価なスパイスとして有名な「サフラン」。
 「サフラン」は古くから料理の色付け・風味付け、染料やお茶に利用されている。因みに、1gの「サフラン」は160個の花を使う、と言う。日本には江戸時代末期に漢方薬として入った、との事。
 サフラン(Saffron)
 別名:蕃紅花(ばんこうか)、秋咲きクロッカス
 学名:Crocus sativus
 アヤメ科サフラン属
 原産地は、小アジア~地中海沿岸
 日本には江戸時代末期に漢方薬として伝来
  国内での栽培は、1886年(明治19年)
 開花時期は10月~11月


米自動車ブランド別ランキング2015、「レクサス」が1位、「マツダ」2位

2015-10-26 | 社会・経済
 アメリカの自動車では、VW問題で大騒ぎ。問題発生には、米市場におけるVW販売の不振があるのでは、と巷(ちまた)の噂。春に発表された、「米自動車ブランド別ランキング2015」で、 本家「VW」は15位。
 米消費者団体情報誌「Consumer Reports(コンシューマー・リポート)」が、2015年版の自動車ブランドに関するランキングを発表した(2月24日)。ランキングは、同誌が行った走行試験や米政府による安全性試験などで決めている。
 首位となったのは、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」で、3年連続。
 ◆2015年版の自動車ブランド番付
   コンシューマー・リポート、2月24日発表
 順位 ブランド
 1位 レクサス(日本、トヨタ)
 2位 マツダ(日本)
 3位 トヨタ(日本)
 4位 アウディ(ドイツ、VWグループ)
 5位 スバル(日本、富士重工業)
 6位 ポルシェ(ドイツ、VWグループ)
 7位 ビュイック(米国、ゼネラルモーターズ)
 8位 ホンダ(日本)
 9位 起亜(韓国、現代自動車グループ)
 10位 BMW(ドイツ)

 今日も晴れ。風は昨日よりは和らいだが少し強い。最高気温が20℃を越えず、秋の深まりを感じる。
 畑に立ち寄ったら、近くの土手の”シャリンバイ:車輪梅”に白い花が咲いている。黒く熟した実と一緒だ。開花は時季外れだ・・良くある事だ・・と言う。様々な植物の開花で季節を感じるから、「時季外れ」が多いと、少しガッカリ。
 名(シャリンバイ:車輪梅)の由来は、枝が車輪軸から放射状に出る様子と、白い5弁の花が梅に似ているから。別名は花木斛(はなもっこく)、モッコク(木斛、ツバキ科の常緑高木)に似ていて花がきれいなもの、から。
 シャリンバイ(車輪梅)
 別名:花木斛(はなもっこく)
 バラ科シャリンバイ属
 常緑低木
 葉は厚く艶がある深緑色で楕円形、枝先に集まる
 開花時期は5月~6月
 枝先に沢山の白い花を付ける、花は五弁花
 果実は径1cm位の球形、秋から冬にかけて熟す黒紫色の液果


花市場まつり:花育ふれあいデー

2015-10-25 | まち歩き
 今日も天気は晴れ上がった良い天気。でもとても風が強く、帽子が飛ばされる。
 朝一番に花市場の「花育ふれあいデー」に出かけた。入口で花鉢1つをいただいた。
 花市場まつり「花育ふれあいデー」
 開催日:平成275年10月25日(日) 8:30~12:00
 場所:仙台市中央卸売市場 花き市場
 イベント
  お花の即売
  模擬セリ販売
  お花のアレンジメント教室
  ガーデニング講習会
 抽選会:かほピョンくらぶの「ガラポン抽選会」


コンビニ売上高、10兆円超える

2015-10-24 | 社会・経済
 日本フランチャイズチェーン協会は、2014年度の国内コンビニエンスストアの売上高が10兆1323億円(前年の5.4%増)となり、初めて10兆円を超えたと発表した(10月23日)。大手チェーン各社が出店に積極的で、店舗数(今年2月末時点)が前年同期より2872店増の5万5774店だった。
 2014年度のコンビニ売上高は、日本百貨店協会の発表による全国百貨店売上高(2014年1月~12月で6兆2124億円)以上であり、スーパーの2014年度の売上高12兆9381億円(日本チェーンストア協会調べ)に迫る。
 ◆コンビニ売上ランク
    (業界動向サーチより)
 1位 セブン&アイ・HD  売上高2兆5,292億円
 2位 ローソン      売上高1兆9,453億円
 3位 ファミリーマート  売上高1兆7,219億円
 4位 ミニストップ    売上高 3,499億円
 5位 スリーエフ     売上高 884億円

 天気は晴れ、秋晴れが続く。体調は晴れずに不調、諸事暫くお休みとなった。
 畑に行ったら空き地に一株の”ホトケノザ:仏の座”に花が咲いていた。早春に咲いた花は見るが、秋に咲いた”ホトケノザ”は珍しい。”ホトケノザ”は春の七草の一つとなっている、でもこの植物ではなく、コオニタビラコ(小鬼田平子、キク科)・タビラコ(田平子)の事を言う。
 名(ホトケノザ:仏の座)の由来は、対生する半円形の葉が茎を囲む様子を蓮華座(れんげざ)に見立てたことからと言う。花が付く茎の上では葉が茎を抱いて葉柄がないが、下の方の葉は長い葉柄がある。葉が段々と付いているので、三階草(さんがいぐさ)とも呼ばれる。
 ホトケノザ(仏の座)
 別名:三階草(さんがいぐさ)
 シソ科オドリコソウ属
 一年草あるいは越年草
 古い時代にヨーロッパから渡来した帰化植物と考えられている
 開花時期は2月~6月(秋にも咲くのかな)
 上部の葉脇に長さ2cmほどのピンク色で唇形状の花を付ける
 白色の花色もあり、シロバナホトケノザと呼ばれる


喫煙者は、老けやすい?!

2015-10-16 | 健康・病気
 発見:喫煙習慣が老化関連分子の血中濃度を変化させる
 解明:喫煙者が「老けやすい」メカニズム

 大阪大学保健センターの中西香織助教・瀧原圭子教授らの研究グループは、喫煙習慣が血中の老化関連分子に影響を与えることを発見した(9月25日発表)。喫煙者の平均寿命は非喫煙者と比較すると10年以上短く、喫煙習慣は老化を促進し、悪性新生物・心血管疾患・肺疾患・骨粗鬆症といった加齢性疾患の大きなリスク要因となっている。しかし、喫煙によって老化が促進される詳細な機序についてはこれまで明らかにされていない。
 今回の研究は、喫煙習慣が老化遺伝子として知られているαクロトーの血中濃度を変化させる、代謝に関連する線維芽細胞増殖因子(FGF)-21の血中濃度も喫煙により変化することを発見した。喫煙によって老化が促進されるメカニズムの中で、αクロトーとFGF-21は、それぞれ炎症と代謝の2方面から作用していることが示唆された。
 これより、「喫煙習慣がもたらす老化の促進や加齢性疾患発症の指標となる新しいパラメーターとして、血清クロトーが今後利用できる可能性がある」と言う。
 ◆クロトー、線維芽細胞増殖因子(FGF)-21 (リリース概要より抜粋)
 クロトー
 1997年に発見された老化遺伝子で遺伝子変異マウスは動脈硬化や肺気腫、骨粗鬆症、皮膚の萎縮など早期老化症状を示します。クロトーには老化の表現型を示すαクロトーと、そのホモログであるβクロトーがあります。αクロトーは血清中にも分泌されており、動脈硬化や糖尿病などの疾患群、年齢に伴って低下することが報告されている一方、腎不全では上昇することも報告されています。
 線維芽細胞増殖因子(FGF)-21
 増殖因子というよりはホルモン様の機能をもつ線維芽細胞増殖因子(FGF)-19サブファミリーに属しています。FGF-21はβクロトーと協同し、糖脂質代謝に関与することが示されています。また、血清FGF-21はメタボリックシンドロームや動脈硬化で上昇することが報告されており、新しい代謝異常を示すマーカーとしても注目されています。

 天気は晴れ、青空が広がる秋晴れ。
 玄関の横に植えられている”ナナカマド”。赤い実を沢山付けている。玄関付近に植えられるのは、”ナンテン”が多く、”ナナカマド”は少し珍しい。”ナンテン(南天)”と同じ様な花や赤い実を付けるので、別名”ヤマナンテン(山南天)”と呼ばれる。両者を比べると、”ナナカマド”が”ナンテン”より、樹高・葉・花径・実など全体的に大きい。
 名(ナナカマド)の由来には諸説ある。有力な説は”堅い木で七度竃(かまど)にくべても燃えない”と言う説。ナナカマドの木は極上備長炭となる事が知られており、他の説に”7日ほど炭窯(すみがま)で焼くと良質の硬炭ができる木”からがある・・この説が妥当のようだ。
 ナナカマド(七竈)
 別名:山南天(やまなんてん)
 バラ科ナナカマド属
 落葉小高木
 北海道~九州、朝鮮・樺太・南千島に分布
 開花時期は5月~7月
 枝先に複散房花序を出し、白い小さな花が沢山咲く
 花弁は5枚、花色は白
 成実期は9月~11月、球形の果実(径は数mm)


シャープと広島県、防蛾ランプを共同開発

2015-10-15 | 科学・技術
 シャープと広島県立総合技術研究所農業技術センターは共同で、夜行性の蛾類(夜蛾類)への電球形LED防蛾ランプを開発した。販売価格は電球1個5000円程度を見込む。
 夜行性の蛾(夜蛾類)は、農作物に卵を産み付け、幼虫による食害を引き起こす。この蛾の飛来を農薬を使用せずに防ぐ方法には黄色に発光する防蛾ランプ(従来は水銀灯や蛍光灯)の効果が認められている。しかし、蛾が活動する日の入り頃に光を当てると、菊や苺など光に敏感な農作物が、昼間が長く続いているなどと認識し、農作物の生育に悪影響を与える。
 開発した電球形LED防蛾ランプは、農技センターが保有するLED点滅光による防蛾照明技術と、シャープが保有するLEDの設計・製造および制御ノウハウを融合して実現した。LEDを光源に用いるので、長寿命化と低消費電力化が図られ、従来ランプでは困難だった点滅発光により、農作物の育成への悪影響を抑制する。消費電力は、従来の蛍光灯タイプの約13分の1で、電気代削減となる。

 今日も晴れ。風に冷たさあり、秋深まるの感あり。
 店頭には赤い”リンゴ”が並び出した。散歩でも”リンゴ”の木に”リンゴ”が赤くなっている。”リンゴ(林檎)”とは、バラ科リンゴ属の落葉高木樹、またはその果実。植物学上はセイヨウリンゴと呼ぶ。
 原産地はコーカサス地方(現在のトルコ東部)と言われ、古く(紀元前2000年頃)から栽培されている。日本で栽培されているのは、明治時代以降に導入されたもの。日本において、病害抵抗性・食味・収量などの品種改良が加えられた。
 生産量は全世界で6000万トン(2001年現在)、果物のバナナ(6900万トン)、ブドウ(6200万トン)、ミカン(6100万トン)に次ぐ量と言う。
 ”リンゴ”は、”カキ””ナシ””ブドウ”・・などと秋の果物の代表と言える。品種には、紅いリンゴ、黄色のリンゴ、青いリンゴがある。・・皆さんはどんなのが好きだろう。
 リンゴ(林檎)
  植物学上はセイヨウリンゴ(西洋林檎)と呼ぶ
  和林檎(わりんご)は江戸時代以前に中国から渡来したもの
 バラ科リンゴ属
 落葉高木樹、またはその果実
 開花時期は4月~5月
 花は5弁花、花色は白・ピンク
 果実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)
 食用にするのは花托(かたく:柄の上端で花弁・雌しべなどをつける部分)の発達したもの


ブラシノキに花が咲いている

2015-10-14 | まち歩き
 今日の天気は晴れ。雲が少なく良く晴れ上がっている。こんな晴れた空が当分続きそうだ。
 散歩で見つけた”ブラシノキ”の花。塀の上から高く飛び出し、赤いブラシの様に見える花だ。ブラシの毛に見えるのは、雄しべの「花糸」と呼ばれる部分である。花びらは小さく、開花する直ぐに落ちてしまう。
 開花時期は春(4月~5月)と思っていたので、秋(10月)に咲いていたので驚いた。調べてみたら、春と秋の2度咲きの品種もあるとの事。その品種は「一才金宝(いっさいきんぽう)」、このお庭で咲いているのがこの品種かは不明。
 ブラシノキ(カリステモン)属は、オーストラリア~ニューカレドニアに30種以上が分布する常緑性花木。花の姿に特徴があり、、ビンを洗うためのブラシ様の姿である。英語でも”ボトルブラッシュ(Bottlebrush)”と呼ばれる。日本では数種程の園芸品種が流通している。
 ブラシノキ(ブラシの木)
 別名:金宝樹(きんぽうじゅ)
    花槇(はなまき)・・葉が槇の葉に似ているから
    カリステモン(Callistemon)
    ボトルブラッシュ(Bottlebrush)
 フトモモ科ブラシノキ属(カリステモン属)
 常緑小高木
 原産地はオーストラリア、明治の中頃に渡来
 開花時期は5月~6月
 花色には赤が多い、ピンク・白などもある
 花後の果実は数年間枝に付いたまま落ちない
 ”ブラシノキ”の主な種類には、
 スペキオスス種:紅色の雄しべをもつ花、庭木などに利用
     カリステモンの代表的な種で、「ブラシノキ」と呼ぶことが多い
 キトリヌス種:金宝樹(きんぽうじゅ)と呼ばれる、切り花や鉢植えとして利用
 サリグヌス種:花糸は白~クリーム色で、白花ブラシノキとも呼ばれる


ノーベル経済学賞にディートン氏、消費・貧困・幸福についての分析

2015-10-13 | 学問
 スウェーデン王立科学アカデミーは、本年(2015年)のノーベル経済学賞を米プリンストン大学のアンガス・ディートン教授(69)に授与すると発表した(10月12日)。
 授賞理由は「消費、貧困、福祉に関する分析」。
 氏は1945年の英スコットランド生まれ。
 消費の変動の幅が所得の変動の幅に比べて小さいとする理論の研究を深めた。国民生活の豊かさ、いわゆる「幸福度」を定める要因の分析を進めたことで知られている。氏の理論は、家計調査のデータの分析を国の貧困対策や福祉政策などに生かすもので、実際、各国で福祉政策を評価をする際にも使われている。
 因みに、経済学賞は経済学分野での功績があった人に贈られる。賞はノーベル自身が設置・遺贈していない。スウェーデン国立銀行がノーベル財団に働き掛け、1969年に新設された。歴代受賞者には米国人が最も多く、英国、ノルウェー、スウェーデン、オランダなどが続いている。日本人の受賞者はまだ出ていない。

 午前は時々小雨の曇り、午後は少し青空を覗かせる曇り空。
 区役所からの帰りに見つけた”イヌタデ”の花。少し高い擁壁の空き地で群れで咲いている。花が丁度目の高さだった。
 赤いツブツブが花に見えるが、赤い花弁(はなびら)ではなく、咢(がく)である。だから花が枯れずに何時までも咲いている様に見える。
 タデ(蓼)と言うと、”ヤナギタデ(柳蓼)”を言い、これには茎・葉に苦味がある・・これを好んで食べる虫(蓼虫:たでむし)もいる。イヌタデは、花が咲く前なら食用になるが辛味がないので香辛料には使えない。これより、”イヌタデ”の”イヌ”は、似るが違う・役に立たないものに付けられ、これが名の由来らしい。
 イヌタデ(犬蓼)
 タデ科イヌタデ属
 一年草
 茎先に付く花穂は長さ数5cm
 花期は6月~10月
 別名にアカマンマ(地方で)。アカマンマとは赤飯のこと、ままごとに使った


2015年B-1グランプリは、千葉・勝浦のタンタン麺が日本一

2015-10-11 | 食・レシピ
 今年(2015年)も「B-1グランプリ」が、10月3日・4日の2日間青森県十和田市で開催された。
 本グランプリは、ご当地グルメを通じて、まちおこしに取り組んでいる団体が、自慢の料理や地域をPRする催しである。本年で10回目となる。全国33の道府県から62の団体が参加した。2日間の合計来場者は33万4000人。
 今大会のゴールドグランプリを獲得したのは、千葉県勝浦市の勝浦タンタンメンを出品した「熱血!!勝浦タンタンメン船団」。
 ◆第10回 B-1グランプリ
 ゴールドグランプリ
     熱血!!勝浦タンタンメン船団(千葉県勝浦市)
 シルバーグランプリ
     対馬とんちゃん部隊(長崎県対馬市)
 ブロンズグランプリ
     津ぎょうざ小学校(三重県津市)
 第4位 今治焼豚玉子飯世界普及委員会
 第5位 田川ホルモン喰楽歩
 第6位 あかし玉子焼ひろめ隊
 第7位 黒石つゆやきそばHAPPY麺恋゛ジャー
 第8位 出雲ぜんざい学会
 第9位 三崎まぐろラーメンズ
 第10位 Do it!松阪鶏焼き肉隊
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 次回となる第11回大会は2017年に開催する予定。来年は別の形のイベントを首都圏で開催する計画。

 今日の天気は曇り、時々小雨。
 10月は色々な行事が行われる。近所のコミニティセンターで「コミセンまつり」が行われている。今年で24回を数える。学区町内の祭りで、子供達の歌・演技、カラオケ大会、バザーやご近所の方々が作った作品展示などがある。秋を知らせる行事でもある。
 作品展示に秋を感じて。


ノーベル賞平和賞、チュニジアの民主化貢献団体「国民対話カルテット」に

2015-10-10 | 学問
 ノルウェーのノーベル賞委員会は、本年(2015年)の平和賞を、チュニジアの団体「国民対話カルテット」に授与すると発表した(10月9日)。
 「国民対話カルテット」は、ベンアリ政権が崩壊後、イスラム系政党による暫定政権と世俗政党を含む野党側との対立が激しさを増した2013年に発足。最大労組チュニジア労働総連盟(UGTT)・経営者団体である産業商業手工業連合・人権擁護連盟・全国弁護士会の4団体の結集。
 授賞理由は、「多元的な民主制を作り上げるのに決定的な貢献」をした。
 選考委員会は、「賞を通じて、中東や北アフリカをはじめ世界中で、平和と民主主義の実現のために努力しているすべての人々を励ましたい。チュニジアの事例が他の国々の手本となってほしい」としている。
 ノーベル平和賞は、国際平和、人権の擁護、暴力な手段によらない民主化や民族独立運動などに貢献した個人や団体に授与される。しかし、実績だけでなく受賞後の貢献を期待して授与される場合もあり、多々議論を呼んでいる。

 晴れ。気温は少し低い、散歩には適温。
 畑に植えた”タマスダレ”の花が数輪咲いている。2月程前に咲き始め、まだ咲いている。一つの花茎に一つの花、花色は純白で六弁花。花は1日~3日位で萎む程短命であるが、花茎を次々と伸ばして咲かせる。葉は細長く葱の様である。
 名(タマスダレ:玉簾)の由来は、白い綺麗な花を”玉”に、葉の集合を”簾”に例えたと言う。
 タマスダレ(玉簾 、珠簾)
 (ゼフィランサス・カンジダ)
 別名:ゼフィランサス、カンジダ
   レインリリー
 ヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランサス属)
 半耐寒性常緑多年草(球根植物)
 原産地はペルー、明治の初めに渡来したとされる
 開花時期は8月~10月
 花は6弁花、花色は白色
 花径は数cm
 1本の花茎に1つの花を付ける


ノーベル賞文学賞はベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチ氏

2015-10-09 | 学問
 スウェーデン・アカデミーは、本年(2015年)のノーベル文学賞をベラルーシ人の作家スベトラーナ・アレクシエービッチ氏(67)に授与すると発表した(10月8日)。
 アレクシエービッチ氏の代表作には、「アフガン帰還兵の証言」「戦争は女の顔をしていない」などがある。授賞理由は、「私たちの時代における苦難と勇気の記念碑といえる、多様な声からなる彼女の作品に対して」。女性の文学賞受賞は14人目。有力候補と見られた村上春樹氏は受賞しなかった。
 ◆ベラルーシ共和国
 ベラルーシは、東ヨーロッパに位置する共和制国家。東にロシア、南にウクライナ、西にポーランド、北西にリトアニア、ラトビアと国境を接する。首都はミンスク。ソビエト連邦から独立した(1991年8月25日に独立が承認)。国際連合にはウクライナと共に、ソ連時代からソ連とは別枠で加盟していた。
 (ウィキペディアより)

 今日の天気は晴れ。乾燥注意報が出る程に乾燥している。風がとても強く、畑の作物が倒れているのがある。
 川沿いの雑木に”キカラスウリ”が絡み付き、実を付けている。まだ黄色にならずに緑玉である。黄色に熟するといつの間にか消えている・・鳥に食べられるのかな。
 名(キカラスウリ:黄烏瓜)の由来は、カラスウリ(烏瓜)に似て、果実が黄色に熟するから。”キカラスウリ”と”カラスウリ”は花などが良く似ている。でも実が付くと、大きく黄色となるのが”キカラスウリ”で、小さく赤く熟すのが”カラスウリ”である。
 キカラスウリ(黄烏瓜)
 ウリ科カラスウリ属
 蔓性の多年草
 雌雄異株
 開花時期は7月~9月
 花は径5~10cm位で白色。花冠は数枚に裂け、その先は糸状となっている
 雌花はつぼみの段階で子房を持つ(雄花は持たない)
 秋に黄色に実が熟す(果実長径8cm~9cm、短径数cm)
 同じ仲間(同属)のカラスウリ(烏瓜・唐朱瓜)と花はとても良く似ており、赤い実(果実長径数cm、短径3.5cm位)がなる