歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

4万5000年前に人類が北極圏に進出か

2016-06-23 | 歴史・考古
 ロシアの研究チームの発表(1月15日付の米科学誌サイエンス)。
 中央シベリアの凍土で発掘された約4万5千年前のマンモスの骨に、狩猟によるとみられる傷痕が残っているのを見つけた。これまで人類が北極圏に広がったのは約3万5千年~3万年前と考えられており、1万年程さかのぼる可能性を示す。
 ロシア科学アカデミー(Russian Academy of Sciences)のアレクセイ・ティホノフ(Alexei Tikhonov)氏率いる研究チームが、2012年に実施した研究に基づく考察。
 チームは2012年、中央シベリアの北極圏で雄のマンモスの凍った全身骨格を発見。体長約3m、高さ約1.8mの15歳位の若い雄で、背には脂肪などの組織が残っていた。骨などを放射線炭素年代測定法を使って分析し、マンモスの年代を約4万5000年前のものとした。マンモスには貫通した穴に加え、鋭い武器で襲撃されたとみられるくぼみや傷が肋骨や右の牙・下顎にあったことから、この当時狩りをする人類がシベリア北極圏に存在したと見られる。
 因みに、日本列島の後期旧石器時代は、約35,000年前~約15,000年前まで(縄文時代へ)の約2万年間続いた。

 朝から雨。本格的な降りだ。気温は高くなく、最高気温20℃位とか。
 雨の中、畑の横の花畑を見てきた。花畑とは、野菜などを育てず、お花と雑草を中心にしているからで、自称。
 昨年に育った種が広がった様で、20・30株程があろうか。高さ数10cmとなった。これからもっと大きくなり、花が咲き、葉が紅葉する・・とても楽しみ。
 コキア
 別名:箒木(ほうきぎ)、箒草(ほうきぐさ)
 学名:Kochia scoparia
 アカザ科ホウキギ属
 一年草
 原産地は南ヨーロッパ、アジア
 中国から平安時代に渡来
 開花時期は8月~9月
 実(種)は球形の胞果(果皮の中に種子が入る)で、「とんぶり」と呼ばれ食用になる。
 この「とんぶり」は形・色・歯ざわりがキャビアに似ているので「畑のキャビア」とも呼ばれる・・秋田の名産だ。


インフルエンザ治療薬アビガン、マダニ感染症に有効

2016-06-22 | 医学
 厚生労働省研究班のチームが、「マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に、インフルエンザ薬のアビガン(一般名ファビピラビル、富士フイルム傘下の富山化学工業が開発)が有効であることをマウスの実験で確かめた」と発表した(2016年2月22日)。
 研究班は実験用のマウスにSFTSのウイルスを感染させ、直後から5日間にわたりアビガンを投与。結果、治療をしないマウスはほとんどが死亡。抗ウイルス薬のリバビリンを投与されたマウスは約4割が死亡。アビガンを与えたマウスは全て生存し、3日目からの投与を始めたマウスも全て生き残った。症状が進んだ5日目の投与でも、約半数が生存した。
 SFTS患者は西日本で多く、6%~30%が死亡する深刻な病気だが、有効な治療法がない。研究班の西條政幸・国立感染症研究所ウイルス第1部長は「アビガンはインフルエンザの薬として安全性や副作用が既に明らかになっている。SFTSへの適応も、近い将来に実現されることを期待したい」としている。
 ◆基本情報(2016年6月1日現在、国立感染症研究所から)
    生存例  死亡例  合計
 報告数 138   47    185
 性別-男 64   23     87
   -女 74   24     98
 ◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
 SFTSは2011年に中国の研究者らによって発表されたブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新しいウイルスによるダニ媒介性感染症。
 2013年1月に国内で海外渡航歴のない方がSFTSに罹患していたことが初めて報告され、それ以降他にもSFTS患者が確認されるようになった。SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日から2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。検査所見上は白血球減少、血小 板減少、AST・ALT・LDHの血清逸脱酵素の上昇が多くの症例で認められ、血清フェリチンの上昇や骨髄での血球貪食像も認められることがある。感染経路はマダニ(フタトゲチマダニなど)を介したものが中心だが、血液等の患者体液との接触により人から人への感染も報告されている。治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはない。

 曇り。時々晴れて陽が射す。
 お庭で、地面から花茎を数十cm程伸ばし、その先端に上向きに星型の小さな青色の花が10数輪咲いている。”ブローディア”の花だ。
 ”ブローディア”は属名で、いくつかの類がある。よく店頭で出回っているのは本種のブリジェシー系で、青紫色の花・・美しく人気がある、と言う。
 ”ブローディア(Brodiaea)”は旧学名で、今はトリテレイア(Triteleia)に属している。でも、トリテレイアの名前で売られていることは少ない。
 アガパンサスを小さくしたような花形から、別名ヒメアガパンサスとかワイルド・ヒヤシンスと呼ばれている。
 ブローディア
 別名:トリテレイア、ヒメアガパンサス
 ユリ科トリテレイア属
 小球根草花
 原産地はアメリカ
 開花時期は5月~6月


今日(6月21日)は夏至

2016-06-21 | 日記・エッセイ・コラム
 今日、6月21日は夏至。二十四節気の第10。北半球では一年中で一番昼の時間が長い日(夜が短い日)とされる。仙台(北緯38°16′08"、東経140°52′19")での、日の出は4時13分、日の入りは19時3分”で、日照時間は14時間50分。
 札幌(6月21日)
   日の出 3:55、日の入り 19:18  日照時間 15時間23分
 東京(6月21日)
   日の出 4:24、日の入り 19:00  日照時間 14時間36分
 沖縄(6月21日)
   日の出 5:38、日の入り 19:25  日照時間 13時間47分

 朝から曇り空。雨が降るようで降らない、気温は高くなく過ごし易い。
 垣根に絡みついて咲いている”ヒルガオ”。花の姿はアサガオ(朝顔)と同じ漏斗形で、花の色は淡桃色(この花色だけ)。”アサガオ(朝顔)”は早朝に咲き午前中には萎む、”ヒルガオ(昼顔)”は朝に咲き昼でも花がしぼまない・・名の由来。
 ヒルガオ(昼顔)
 別名:鼓子花(こしか)、葵葛(あおいかずら)
 ヒルガオ科ヒルガオ属
 つる性の多年草(地上部は毎年枯れる)
 原産地は日本、中国、朝鮮半島
 開花時期は6月~8月
 花姿は漏斗形、花色は桃色、花径は6cm位
 良く似た花にコヒルガオ(小昼顔)があるが、花径は小さい(3cm~4cm)


131億年前の銀河で最古の酸素を観測

2016-06-20 | 自然
 宇宙は138億年前に誕生し、酸素はその2億~3億年ほど後に生まれた。因みに、地球の誕生は、太陽の誕生と共に他の太陽系の惑星と同様に約46億年前に生まれた。
 大阪産業大学の井上昭雄准教授、東京大学の田村陽一助教、国立天文台の松尾宏准教授らの研究チームは、南米・チリにある世界最大の電波望遠鏡「ALMA:アルマ」で、くじら座の方角にある131億年前の銀河を詳しく観測した。
 観測により、酸素に強い紫外線が当たった時に出る光をALMAで捉え、最古の酸素が存在することを確認した。この銀河に電離した酸素ガスがあることを初めて突き止めたもので、観測史上最遠方の酸素の発見である。宇宙空間に存在する割合は、現在の天の川銀河のおよそ10分の1との事。酸素ガスは多数の若くて巨大な星によって電離されていると考えられ、いまだ謎に包まれている「宇宙再電離」を探る重要な手がかりになる。今回アルマ望遠鏡で「宇宙再電離」期の酸素を検出できることが実証されたことで、この謎の解明にアルマ望遠鏡が大きな役割を果たすことが期待される。
 ◆ALMA(アルマ)
 アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(Atacama Large Millimeter/submillimeter Array)、通称アルマ(ALMA)望遠鏡。
 チリ・アタカマ砂漠に設置された大型電波望遠鏡。
 ヨーロッパ南天天文台(ESO)、米国国立科学財団(NSF)、日本の自然科学研究機構(NINS)がチリ共和国と協力して運用する国際的な天文観測施設。アルマ望遠鏡の建設・運用費は、ESOと、NSFおよびその協力機関であるカナダ国家研究会議(NRC)および台湾行政院国家科学委員会(NSC)、NINSおよびその協力機関である台湾中央研究院(AS)と韓国天文宙科学研究院(KASI)によって分担される。

 今日は晴れ。梅雨に入ったから晴れた日が珍しい。畑にとり、雨が降り・晴れ・・のサイクルがとても良い。
 散歩で見つけた、松明の様な赤い花。”モナルダ”の花だ。最初に誤ってモルナダと記憶し、今でも時々間違う・・記憶力が落ちてる。
 花の姿が、大きめの線香花火の花火の様で、松明花(たいまつばな)の別名がある。少し香があり、矢車菊に似ているので、矢車薄荷(やぐるまはっか)の別名もある。葉の香りが、ベルガモット(ミカン科)の油の香りと似ていることから、ベルガモットと呼ばれることがある。
 ヤグルマハッカ属(モナルダ属)には十数種程がある。主に栽培されているのは、モナルダ・ディディマ(Monarda didyma、和名はタイマツバナ)と、モナルダ・フィスツローサ(M. fistulosa、和名はヤグルマハッカ)と、交配品種と言う。この花は、”モナルダ・フィスツローサ”(と思う、育てた方のお話しから)。
 モナルダ(Monarda, Horsemint)
 別名:矢車薄荷(やぐるまはっか)、松明花(たいまつばな)、ベルガモット
 シソ科ヤグルマハッカ属(モナルダ属)
 北アメリカ原産
 開花時期は6月~8月
 花の径は5cm~8cm、花色は赤や白・ピンク・紫など


13年度集計で、主な事業者の温室ガス排出量は7億トンと前年より増加

2016-06-19 | 環境
 環境省と経済産業省は、2013年度に報告対象の企業などから排出された温室効果ガス量は、約7億1,667万トンCO2(前年度より7.7%増加)と発表した(6月13日)。排出量の数字は二酸化炭素(CO2)換算である。地球温暖化対策推進法の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に基づく集計で、集計を始めた06年度以降最も多かった。
 報告対象は、一定以上のエネルギーを使うなどの基準を満たした、特定事業所排出者(12,466事業者)と特定輸送排出者(1,358事業者)の1万3,824事業者(前年度より8.6%増)。これら事業者から排出された温室効果ガス(二酸化炭素(CO2)換算)の2013年度合計は約7億1,667万トンで、2012年度の約6億6,554トンより7.7%増加した。
 ◆温室効果ガス排出量の算定
 温室効果ガス排出量は、直接大気を測定せずに統計データなどに基づき算定する。
 排出量は活動量に排出係数をかけて算出され、更に地球温暖化係数(GWP)をかけてCO2換算として算出する。
 CO2換算
 CO2換算は、「地球温暖化係数(GWP、Global Warming Potential)」と呼ばれ、ある一定期間にそれぞれの温室効果ガスがおよぼす地球温暖化の影響について、CO2の影響を 1 としたときの係数を用いて計算した数値。この係数としてIPCC第2次評価報告書(1995)で示された値のうち、排出後100年間の影響を考慮したものを用いることが義務付けられた。例えば、メタン:21、一酸化二窒素:310 など。
 ◆世界の二酸化炭素排出量(IEA調べ、2013年)
 中国   90.2億トン
 アメリカ 51.2億トン
 インド  18.7億トン
 ロシア  15.4億トン
 日本   12.4億トン
 ドイツ  7.6億トン
 韓国   5.7億トン
 カナダ  5.4億トン
 イラン  5.3億トン
 サウディアラビア 4.7億トン

 朝から今にも雨が降り出しそうな空。今日一日はこんな天気。
 二・三日前の雨の日に見つけた”ヒメシャガ”の実。蒴果(さくか、熟すると下部が裂け種子が散布される果実)で径は8mm位の球状。
 名(ヒメシャガ:姫著莪)の由来は、小型の”シャガ(著莪)”からである。”シャガ”と”ヒメシャガ”の違いは、花の大きさだけでなく、花色が”シャガ”は白色を基調色とし”ヒメシャガ”は淡青紫色、”シャガ”は冬でも葉が枯れない常緑性であるが”ヒメシャガ”は冬には葉が枯れる。
 ヒメシャガ(姫射干、姫著莪)
 学名:Iris gracilipes A. Gray
 アヤメ科アヤメ属
 日本の在来種
 多年草(冬に葉は枯れる)
 開花時期は5月~6月
 花は径4cm程で、淡紫色の花が花茎に2~3輪付ける
 花被片は6枚、3枚の外花被(萼)に紫色の脈・黄色い斑紋と「とさか状」の突起がある
 シャガと異なり、果実が付く。果実は径8mm程の球状の蒴果


黄金のファラオと大ピラミッド展を観る

2016-06-18 | 歴史・考古
 開催日が残り少なくなった、仙台市博物館での「国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展」に行ってきた。
 開催日(仙台市博物館)
  2016年4月22日(金)~6月26日(日)
 国立カイロ博物館の膨大な収蔵品の中から、黄金のマスクやクフ王の銘が入った彫像など、100点あまりの至宝が展示されている。
 主な展示品
   カフラー王像 古王国時代
   カイとその子どもたちの像 古王国時代
   メンカウラー王のトリアード 古王国時代
   イタ王女の襟飾り 中王国時代
   クヌムト王女の襟飾り 中王国時代
   太陽の船の模型 中王国時代
   ロイとマヤのピラミディオン 新王国時代



 暫くぶりのいい天気。でも明日からは曇りか雨・・。
 博物館に出かける前に畑に行き、”タマネギ”を収穫。
 100本の苗を植え、98本定着し、95本成長した。大きさは直径10cm程だから・・大豊作、大収穫。
 ”タマネギ”に含むケルセチンは生活習慣病の予防・改善に効果・効能があるとされている。血液をサラサラにし、血管壁や毛細血管を強くすることから、高脂血症、高血圧や動脈硬化そしてボケ防止・記憶障害の改善に効果があるとされている。サラダで一杯食べよう。
 タマネギ(玉葱、学名:Allium cepa)
 ヒガンバナ科(ユリ科)ネギ属
 園芸上では一年草もしくは二年草として扱う
 食用(野菜)に利用するのは、鱗茎
 原産は中央アジアとされるが、野生種は発見されていない
 栽培の歴史は古く、紀元前のエジプト王朝時代には、労働者に配給された
 日本へ本格的に導入されたのは、明治4年(1871年)


父の日、子どもから欲しい物は手紙

2016-06-17 | 生活
 今月の第三日曜日(6月19日)は「父の日」である。母の日(5月の第二日曜日、5月8日)と比べると・・。「母の日」があるから、父に感謝する日も必要、との提唱で始められたからかな。
 感謝する日だから、何か”プレゼント”と思っていたら、「物よりコミュニケーションを求めているのではないか」との意識調査の結果が出ていた。
 意識調査は、レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が「父の日」を前に実施した。同社が発行するポイントカード「Tカード」の利用者404人を対象にインターネットを通じて実施した。
 子どもから欲しいものは(複数回答)、
  手紙・メッセージ:34%
  お酒:27%
  肩たたき・マッサージ(券):18%
  似顔絵:16%   
 父の日に実際に受け取って一番うれしかったプレゼントは、
  もらったことがない:30% (最多)
  手紙・メッセージ:21%

 朝は小雨ちらつく。次第に晴れて、午後より晴れ。
 春に、近所の知り合いの玄関前の大きな鉢に植えられた”ゲッケイジュ(月桂樹)”の花を紹介した(4月24日)。”ゲッケイジュ(月桂樹)”は、雌雄異株で、春に黄色の小花が密集して咲く。雄花・雌花の区別は難しいが、実が付かなければ雄花で、紹介した花は雄花(実がつかなかった)。日本には明治に渡来して栽培され、雌木は少ないが、実が付いている木(雌花が咲く木)を見つけた。近所の知り合いのお隣さんだった。
 枝を冠(かんむり)にした月桂冠は、古代オンピックでは名誉の象徴となっている。現代では、葉・実は月桂葉・月桂実と言い、香辛料などで用いられる。
 ゲッケイジュ(月桂樹)
 別名:ローレル(Laurel)、スイートベイ(Sweet bay)、Bay tree(ベイ・ツリー)
 学名:Laurus nobilis
 クスノキ科ゲッケイジュ属
 雌雄異株
 常緑高木(樹高:5m~10m)
 原産地は地中海沿岸
 開花時期は4月~5月
 日本には明治9年頃に入ってきた
 日露戦争(明治37年~38年)の戦勝記念に日比谷公園に植樹されたのがきっかけとされる


金属アレルギー、体内の超微細粒子が原因か

2016-06-16 | 健康・病気
 大阪大の東阪和馬助教(ナノ安全科学)のチームが、「金属が皮膚に接触して発疹やかぶれが起きる金属アレルギーの原因は、体内に入った超微細な粒子だとみられる」と発表した(6月10日)。
 金属アレルギーの原因物質は汗などにより金属から溶け出すイオンだと考えられてきたが、金属イオンだけをマウスに投与しても発症しないとの報告があり、金属イオンから生じる金属ナノ粒子に着目。マウスに銀やニッケルなどの金属ナノ粒子をあらかじめ投与し、次いで金属イオン、金属ナノ粒子をそれぞれ投与するとアレルギー反応を示す耳の腫れがいずれも悪化した。これより、チームはこうした免疫反応の引き金となる物質が「金属ナノ粒子」だと特定した、としている。
 この成果は、予防や治療法の開発につながると言う。東阪助教は「様々な産業分野で応用できるとして開発が進む人工の金属ナノ粒子の安全性研究にも役立つ」と話している。

 朝は小雨、午後より曇り空が主体。気温は高くないが寒くはない。
 今日の散歩は小雨の中。散歩で見つけた”ホタルブクロ”の花。雨に濡れて花から滴が落ちる。花色に白色と淡紅紫色があるが、これは淡紅紫色。花茎を延ばした頂部から数個の釣り鐘型の花が穂状に垂れ下がっている。
 名(ホタルブクロ:蛍袋)の由来は、蛍袋説「子供がこの袋のような花に蛍を入れた」、火垂袋説「花の形が火垂る袋(提燈のこと)に似ている」、などがある。別名には、古くから広く自生して親しまれているので、チョウチンバナ、チョウチン、フクロバナ、ツリガネソウ、などがある。
 ホタルブクロ(蛍袋)
 別名:提灯花(ちょうちんばな)
 学名:Campanula punctata
 キキョウ科ホタルブクロ属
 原産地は日本含む東アジア
 開花時期は5月~7月


天の川見えない、日本人では7割、北米では8割、欧州は6割

2016-06-15 | 生活
 新聞に、イタリアや米国のチームの「人工の光が過剰な「光害」で、世界の3人に1人が夜空に広がる天の川を見ることができない」記事が載っていた。都市化が進んだ日本では人口の70%が天の川が見えない場所に住んでいた。北米では80%近く、欧州では60%だった。
 米航空宇宙局(NASA)の衛星「スオミNPP(英: Suomi National Polar-orbiting Partnership :Suomi NPP) アメリカ海洋大気庁が運用する極軌道上を周回する気象衛星」の観測データなどを使い、世界各地の夜空の明るさを計算。人口分布を組み合わせて国ごとの光害の深刻さを推定した。
 天の川が見えなくなるほどの光害は、世界の36%、日本は70%、北米では80%近く、欧州では60%。自然な状態より8%超明るい光害状態では、世界人口の83%、日本のほぼ全人口が相当。
 因みに、「満天の星空を眺めることができる地点」best5 は
  1. スタービレッジ阿智:長野県阿智村
   環境省による全国星空継続観察で、第1位に選定
  2. ひろのまきば天文台:岩手県洋野町
  3. 星空観測タワー:沖縄県竹富町波照間島
  4. 日原天文台:島根県津和野町
  5. コペペ海岸:東京都小笠原村

 曇り。時々小雨。東北も梅雨入りした、との事。湿った空気は苦手だ。
 庭に植えられている”エケベリア”の花が咲きだしている。多肉植物が鉢植えではなく、お庭の地面に直接植えられている・・少し驚いた。
 ”エケベリア”は、北アメリカ南部からアルゼンチン北部の多肉植物のエケベリア属の総称で、約180種程知られている。このお花の種類は分からない、”七福神(しちふくじん)”と言う品種かな?。
 七福神、とは福徳の七神
  大黒天(だいこくてん):五穀豊穣・富貴の神
  恵比須神(えびすしん):商売繁盛・漁業の神
  毘沙門天(びしゃもんてん):災害・厄除けの神
  弁財天(べんざいてん):商売・音楽・芸能の神
  福禄寿(ふくろくじゅ):幸福・健康・長寿の神
  寿老人(じゅろうじん):無病・長寿の神
  布袋尊(ほていそん):不老長寿・無病息災の神
 エケベリア
 ベンケイソウ科エケベリア属
 多年草(春秋生育型の多肉植物)
 原産地はメキシコ
 開花時期は2月~8月
 日光に良く当てると、秋から春にかけて鮮やかに紅葉する


新元素4つの日本語名が決まる

2016-06-14 | 生活
 国際純正・応用化学連合(IUPA:International Union of Pure and Applied Chemistr)が6月8日に、新元素4つの名称案を発表した。これについて、日本化学会は日本語名を決めた(6月13日)。
 名称案はいずれものカタカナ読みである。原子番号113番の元素は、理化学研究所の提案通り「ニホニウム」。115番の元素は「モスコビウム」、117番の元素は「テネシン」、118番の元素は「オガネソン」と決まった。
 113番元素(暫定名:ウンウントリウム)
 命名案:Nihonium・Nh (ニホニウム)
 日本の理化学研究所において合成・発見された事から、発見国の「日本」に因む命名案
 115番元素(暫定名:ウンウンペンチウム)
 命名案:Moscovium・Mc (モスコビウム)
 ロシア連邦のドゥブナ合同原子核研究所において合成・発見された事から、研究所の設置場所であり、ロシアの首都でもある「モスクワ」に因む命名案
 117番元素(暫定名:ウンウンセプチウム)
 命名案:Tennessine・Ts (テネシン)
 オークリッジ国立研究所で合成・発見されている。オークリッジ国立研究所、ヴァンダービルト大学、テネシー大学など、超重元素の合成に関わる施設があるアメリカ合衆国の「テネシー」に因む命名案
 Tennessine(命名案)の末尾は「-ine」となっており、これはハロゲン元素の命名規則を踏襲したもの
 118番元素(暫定名:ウンウンオクチウム)
 命名案:Oganesson・Og (オガネソン)
 超重核の物理学の発展に大きな貢献を果たした科学者ユーリ・オガネシアン (Yuri Oganessian)に因む命名案
 オガネシアン(1933年生まれ)は、超重原子核が比較的安定となる「安定の島」など、多くの超アクチノイド元素に関わる先駆的な研究を行い、その功績は現代の核物理学に大きな影響を与えている
 Oganesson(命名案)の末尾は「-on」となっており、これは希ガス元素の命名規則を踏襲したもの

 曇り勝ちな晴れ。気温は高くなく過ごし易い。
 冬に花が咲いた”セイヨウヒイラギナンテン”に実が付いている。花は噴水の様に枝先から長く総状花序を散形に出し、横~下向きの花穂に沢山の小さな黄色い花が咲く(咲いた花は、1月4日のブログで)。花の全てが実になってはいないが、結構沢山の小さな実が付いている。
 ”セイヨウヒイラギナンテン(西洋柊南天)”の花は冬期(11月~翌1月)に咲くので冬咲きの柊南天とも言われる。柊南天(ひいらぎなんてん)の花は3月~4月に咲く。
 セイヨウヒイラギナンテン(西洋柊南天)
 別名:マホニア・メディア・チャリティー(学名から)
 学名:Mahonia x media Charity
 メギ科ヒイラギナンテン属
 常緑広葉低木
 開花時期は11月~翌1月
 花穂は噴水の様に上向き、花は芳香があり径数mm、花色は黄色
 果実は数mmの楕円形で青色~青紫色


ふるさと納税、2015年度のトップは42億円の都城市

2016-06-12 | 社会・経済
 ふるさと納税を紹介する民間サイト「ふるさとチョイス」が2015年度のデータをまとめた(6月11日)。順位と金額は、「ふるさとチョイス」がアクセス数の多い自治体に問い合わせて集計した。
 昨年(2015年)4月から減税対象の寄付額の上限が2倍に引き上げられた効果で、大幅に増加している自治体が多い。2015年度に全国の自治体が受け入れた「ふるさと納税」の寄付額は1300億~1400億円程で、前年度よりも1000億円増となる見通し。
 2015年度「ふるさと納税」が一番多かった自治体は宮崎県都城市で、寄付額が42億円。この寄付額は、2014年にトップだった長崎県平戸市の3倍(約13億円)。
 ◆ふるさと納税(2015年度、ふるさとチョイス調べ)
 1、宮崎県都城市 42億3123万円
 2、静岡県焼津市 38億2548万円
 3、山形県天童市 32億2788万円
 4、鹿児島県大崎市 27億1964万円
 5、岡山県備前市 27億1569万円
 6、長崎県佐世保市 26億4760万円
 7、長崎県平戸市 25億9979万円
 8、長野県伊那市 25億8263万円
 9、島根県浜田市 20億9357万円
 10、佐賀県上峰町 20億6179万円

 朝は曇っていたが、直に晴れ。日差しが強く、気温が高くなる。
 畑で見つけた”ツバメスイセン”の花。紅い花弁が鮮やかで、15cm程の大きさだ。連れ合いが、昨年か一昨年かに植えた球根で、花を見ることはなかった。一冬・二冬の越冬でヤット咲いた・・一株だけど。とても嬉しい。
 ”ツバメスイセン(燕水仙)”は水仙と名前が付いているが、ヒガンバナ科スイセン属ではなく、スプレケリア属である。名(ツバメスイセン:燕水仙)は、花の形がツバメの様に見えるから、と言う。原産地はメキシコなどで、日本には明治初期に渡来した。
 ツバメスイセン(燕水仙)
 別:ツバメアマリリス
   スプレケリア・フォルモシッシマ(学名:Sprekelia formosissima)
 ヒガンバナ科 / スプレケリア属
 球根植物
 開花時期は5月~6月
 花被片は6枚で、反り返っている
 花被片配列は等角でなく、下側3枚は重なり合って間隔が狭い
 花色は紅色


血液凝固能を誘電率で計測、脳梗塞発症リスク判断に威力

2016-06-11 | 医学
 東京医科歯科大学の笹野哲郎準教授・同大学の平尾見三教授らの研究グループは、「重症になりやすい心原性の脳梗塞発症と密接な関係がある血液凝固能(血液の固まりやすさ)を正確に判定する方法を発表した(6月9日)。臨床の現場に普及すれば信頼性の高い心原性脳梗塞の発症リスク評価と、治療薬の効果判定を感度よく行える可能性が期待される。
 脳梗塞には幾つかのタイプがある。心原性脳梗塞は心臓の中にできた血栓が脳内に移動して脳血管に詰まって発症し、重症になることが多い。血液凝固能(血液の固まりやすさ)には個人差があり、凝固能が高いほど血栓ができやすく心原性脳梗塞を発症するリスクが高まる。この凝固能を正確に調べることができれば発症リスクを正確に判定できる、との事。
 研究グループは、血液が凝固する過程では赤血球が凝集して血液の「誘電率」が変化することに着目した。誘電率は分子内の電荷が正極(プラス)と負極 (マイナス)に分かれる分極の強弱を示す値。研究グループは内科学、血液検査学の研究者と共同し、血液の誘電率を計測することにより、血液凝固能を高感度で判定できることを、独自の実験を通じて明らかにした。
 誘電率測定には「誘電コアグロメーター」と呼ばれる実験用試作機(ソニー株式会社製)が使用された。電極が付いたカートリッジの中に血液を入れ、交流の電場を加えることで手軽に誘電率を計測できる。
 心原性脳梗塞の発症リスクを診断する方法として、心不全や高血圧、糖尿病、脳梗塞などの既往の有無を点数化した「CHADS2 スコア」と呼ぶ方法があったが、診断の信頼度に限界があると指摘されていた。また、これまでの血液凝固能検査の多くは血漿だけを調べるため血球を含めた血液全体(全血)の凝固能を正確に測ることは難しかった
 ◆血液凝固(けつえきぎょうこ、blood coagulation)
 傷口などから血管外に流出した血液は、血漿中の線維素原 (フィブリノーゲン) が重合してできる線維素 (フィブリン) によって血球が閉じ込められて凝固する。この現象は 15種の凝固因子が関与する複雑な反応である。

 今日もいい天気、快晴。
 4月末に満開だった”ギンヨウアカシア”、今日見たのは沢山の豆果。枝から垂れ下がって見事。ネムノキ科に分類されるが、マメ科とすることも多いと言う・・この姿からはマメ科なのかな。
 ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)
 別名:ミモザアカシア
 マメ科(ネムノキ科)アカシア属
 原産地はオーストラリア、明治末期に渡来
 常緑樹(樹高は5m~10m)
 開花時期は2月~4月
 花色は輝く黄色、小さな球状の花が塊となって咲く


2016年世界高収入アスリートのトップはサッカーのロナウド選手

2016-06-10 | 社会・経済
 フォーブス(米国の経済紙)は、「The World's 100 Highest-Paid Athletes 2016(2016年版のスポーツ選手長者100選手)」を発表した(6月8日)。ここでの収入は、6月1日までの本業(競技活動によって得られる年俸など)と、副業(事業・広告・宣伝活動によって得られるもの)の合計である。
 100名の首位は、サッカーのクリスティアーノ・ロナルド(ポルトガル)で、8800万ドル(約94億円)の稼ぎ。日本人は2名ランクイン。29位のテニスの錦織圭(日清食品)で、3350万ドル(約36億円)。昨年92位からの上昇だ。野球の田中将大(ヤンキース)は2300万ドル(約24億6000万円)と昨年と収入が変わらなかったが、58位から74位に後退した。
 ◆世界スポーツ選手長者番付トップ10
  The World's 100 Highest-Paid Athletes Of 2016 から
  (フォーブスが発表した2016年度版世界スポーツ選手長者番付)
 1位:クリスティアーノ・ロナウド  種目:サッカー
  年収: 8,800万ドル(年俸/賞金:5,600万ドル+CM/スポンサー料:3,200万ドル)
 2位:リオネル・メッシ  種目:サッカー
  年収:8,140万ドル(年俸/賞金:5,340万ドル+CM/スポンサー料:2,800万ドル)
 3位: レブロン・ジェームズ  種目:バスケットボール
  年収:7,720万ドル(年俸/賞金:2,320万ドル+CM/スポンサー料:5,400万ドル)
 4位:ロジャー・フェデラー  種目:テニス
  年収:6,780万ドル(年俸/賞金:780万ドル+CM/スポンサー料:6,000万ドル)
 5位:ケビン・デュラント  種目:バスケットボール
  年収:5,620万ドル(年俸/賞金:2,020万ドル+CM/スポンサー料:3,600万ドル)
 6位:ジョコビッチ  種目:テニス
  年収: 5,580万ドル(年俸/賞金:2,180万ドル+CM/スポンサー料:3,400万ドル)
 7位:キャム・ニュートン  種目: アメリカンフットボール
  年収:5,310万ドル(年俸/賞金:4,110万ドル+CM/スポンサー料:1,200万ドル)
 8位:フィル・ミケルソン  種目:ゴルフ
  年収:5,290万ドル(年俸/賞金:290万ドル+CM/スポンサー料:5,000万ドル)
 9位:ジョーダン・スピース  種目: ゴルフ
  年収: 5,280万ドル(年俸/賞金:2,080万ドル+CM/スポンサー料:3,200万ドル)
 10位:コービー・ブライアント  種目:バスケットボール
  年収: 5,000万ドル(年俸/賞金:2,500万ドル+CM/スポンサー料: 2,500万ドル)
  ・
 29位:錦織圭  種目:テニス
  年収:3,350万ドル(年俸/賞金:350万ドル+CM/スポンサー料:3,000万ドル)
 74位:田中将大  種目:野球
  年収: 2,300万ドル(年俸/賞金:2,200万ドル+CM/スポンサー料:100万ドル)

 朝から快晴。気温も上がり、最高気温28℃とか。でも昨日の雨は予想より少なく、畑にとっては残念。
 畑に行ったら、”ブドウ”に花が咲きだしていた(大家さんの畑です)。”ブドウ”の野生種は雌雄異株であるが、栽培ブドウは花にオシベとメシベがあり自家受粉し自家結実性する、と言う。畑の”ブドウ”は”栽培ブドウ”なので、花の中心に雌シベ、周りに雄シベがある。雌シベを切ると子房の中の胚珠が見え、胚珠は種子になり、子房の壁が果肉と皮になる。花が咲いた状態で、花びら(花弁)が見えないが、花が開くとじきに花びらは落ちてしまうからである。花びらは緑色で5枚あり、蕾の状態で雄シベと雌シベを包んでいる。
 因みに、”ブドウ”にも食用ブドウと酒造用ブドウがあり、食用はテーブルグレープ、酒造用はワイングレープと呼ばれる。
 ブドウ(葡萄)
 英名:Grape、学名 Vitis spp.)
 落葉つる性低木、その果実も
 ブドウ科ブドウ属
 開花時期は5月~6月
 ブドウの花房は小さい実の集合に見え、花穂(かすい)と言う


新元素(113番)名、nihonium:ニホニウム(Nh)に決定

2016-06-09 | 科学・技術
 理化学研究所の森田浩介グループディレクター(九州大学教授)らが発見し、2015年12月に命名権を得ていた原子番号113番の新元素の名称が「nihonium:ニホニウム(Nh)」となる。
 新名称案は国際純正・応用化学連合(IUPAC)が6月8日発表した。これまで元素を発見した国は、欧米とロシアのみで、日本が元素の命名権を与えられたのは今回が初めてである。
  IUPA:International Union of Pure and Applied Chemistr
  各国の科学者を代表する国内組織の連合。国際科学組織の参加組織でもある。
 命名権を得て、理化学研究所のグループは名前と元素記号の案を本年3月に国際機関に提出した。国際機関がふさわしいものかどうか審査を行い、「原子番号113番元素」の名前の案を日本の提案どおり、「nihonium:ニホニウム(Nh)」に決め、日本時間の8日午後10時半、ホームページで発表した。国際機関では、これから5ヵ月間、一般から意見を募集したうえで、年末か、来年始めに、名前と元素記号を正式に決定する見通しである。決定すれば、すべての元素を一覧にした周期表に「ニホニウム」が載る。
 ◆新元素113番
 新元素113番(278Uut)は、原子核に陽子が113個ある。新元素113(278Uut)の平均寿命は2ミリ秒。
 113番元素は、加速器を使って亜鉛(30番)の原子をビスマス(83番)の原子に衝突させて作製することに成功した。理研の森田浩介(現・九州大教授)らのチームが2004年7月、2005年、2012年にそれぞれ1個の計3個を合成した。
 113番元素は米国とロシアの共同チームも発見を報告していたが、同連合は実験精度の高さなどから理研を発見者と認めた。
 ◆主な元素命名国
 英国(United Kingdom):24元素
 米国(United States):21
 スエーデン(Sweden):20
 ドイツ(Germany):19
 フランス(France):17
 ロシア(Russia/USSR):9
  ・

 曇り空、湿気が強く少し蒸し暑い。午後から雨となった。
 お庭で、”アリウム・コワニー”の花が咲いている。40cm程の花茎に、やや長い花柄の径2cm程の白色の6弁花が15~20個程度散形花序に付く。葉は線形の細い葉で、数個根出する。
 ”アリウム・コアニー”と呼ばれるが、学名はアリウム・ネアポリタヌムである。
 アリウム・コアニー
 別名:アリウム・ネアポリタヌム(学名: Allium neapolitanum Cyr.)
 英名:Daffodil garlic、 White garlic
 ユリ科アリウム属(ネギ属)
 多年草
 原産地は地中海沿岸
 開花時期は5月~6月
 花序の広がりは7cm程、花の花弁は6枚、花径は1cm~2cm


日経MJ2016年上期ヒット商品番付の横綱は、安値ミクスとマイナス金利特需

2016-06-08 | 社会・経済
 日本経済新聞社は2016年上期(1月~6月)の日経MJヒット商品番付をまとめた。(詳細は8日付日経MJに)
 これによると、「円高・株安基調で景気はさえず、消費者は再び低価格志向を強めている。値段に見合う価値があると判断した商品やお得なサービスに人気が集まった」との事。
 東の横綱は、「安値ミクス」。消費者の安値志向や企業の低価格戦略が進み、消費増税は先送りされた。この経済状況を「アベノミクス」ならぬ「安値ミクス」と命名。西の横綱は、経済政策を手堅く利用した「マイナス金利特需」。住宅ローン金利が低下し、主要8行の2月~4月の借換件数は前年同期比2.6倍にのぼった。
 ◆日経MJ2016年上期ヒット商品番付(日経新聞より)
     東            西
 横綱 安値ミクス     マイナス金利特需
   (消費者・企業の低価格シフト)
 大関 バスタ新宿     伊勢志摩・広島
 関脇 民泊        AI(人工知能)
 小結 北の新幹線     京都鉄道博物館
   (北海道・現美)
 前頭 スター・ウォーズ  若冲展
  同 新型プリウス    カップヌードル リッチ
  同 SMAP騒動      おそ松さん
  同  LSPX-P1      ドヤ家電(自慢したくなる家電)
   (ソニーの小型プロジェクター)
  同 グッジョバ     ザ・フライング・ダイナソー

 今日も天気は曇り勝ちの晴れ。
 我が家の鉢植えの”スターチス”に花が咲きだした、茎頂に円錐花序を出している。花は朝夕は閉じ、日の当たる昼には開いている。茎には稜があり、翼が発達している。
 花屋さんで良く見かける花であるが、花弁(はなびら)よりもロート状の萼(がく)が目立つ。萼は青紫・黄・白・ピンクなどがある。花が散った後も萼は残っている。・・花弁を見る機会が少なく、萼(がく)を花弁と誤解していた。
 ”スターチス”はイソマツ科イソマツ属(リモニウム属)で、世界中に300種の仲間が分布する。一般に”スターチス”の名前で育てられるものは”リモニウム・シアヌツム(L. sinuatum)”とその園芸品種、と言う。和名は、花浜匙(はなはまさじ)。日本には昭和の初めに入ってきた。
 スターチス(Statice)
 別名:花浜匙(はなはまさじ)、リモニウム(Limonium)
 イソマツ科イソマツ属(リモニウム属)
 多年草(園芸では花後に枯れる一年草として扱う)
 開花時期は4月~6月