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3ヶ月(8・9・10月)予報、気温は並み~高温傾向

2013-07-31 | ニュース

 まだまだ梅雨空が続いている。例年なら今月(7月)末には東北地方でも梅雨明けなのに。
 気象庁は、8月から10月までの3ヶ月の天候予報を発表した(7月25日)。これによると、8月・9月は太平洋高気圧が本州付近に強く張り出し、全国的に高温傾向となり、残暑が厳しい見込み。
 8月
 太平洋高気圧に覆われ、平年より晴れる日が多い。
 気温は並み~高温。降水量は平年並み~少雨。
 9月
 天気は数日の周期で変わる。
 気温は並み~高温。降水量はやや多雨傾向。
 10月
 天気は数日の周期で変わる。平年と同様に晴れが多い。
 気温はやや高温傾向。

 

 いつもの散歩道は梅田川沿いの道である。道脇には小さな花壇があり、クレオメが咲き出していた。
 クレオメはクレオーメとも言われ、梅雨時から花茎の先端に蝶のような花を咲かせる。長い雄しべが突出した姿が独特で、英名では”Spider flower”とか。
 花弁の蝶が舞う様な姿から、西洋風蝶草(せいようふうちょうそう)と呼ばれている。また、花が蕾の頃はピンクで、開花すると花弁が白くなるので、酔蝶花(すいちょうか)とも呼ばれている。

Cleome307311 クレオメ(クレオーメ)
別名:西洋風蝶草(せいようふうちょうそう)
   酔蝶花(すいちょうか)
英名:Cleome
   Spider flower
フウチョウソウ科クレオメ属
一年草、丈は0.6m~1.2m
原産地は南アメリカ、明治初めに渡来
開花時期は7月~9月
花色は白、ピンク、紫などと複色


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国際数学オリンピックで日本代表6人全員が銀メダル

2013-07-29 | 学問

 文部科学省は、「国際数学オリンピック」で日本代表の高校生6人全員が銀メダルを獲得したと発表した(7月28日)。
 「国際数学オリンピック」は、世界の高校生が数学の問題を解く能力を競う国際大会である。本大会はコロンビアで開かれ、世界97ヶ国・地域から528人が参加した。日本代表は6人全員が銀メダルを獲得した。
 ◆日本のメダル獲得者(2013年)
 銀メダル:上苙(うえおろ)隆宏(東京・早稲田高2年)、金城翼(福岡大付属大濠高2年)
      中川雅洋(兵庫・灘高3年)、野村建斗(東京・筑波大付属駒場高2年)
      増田成希(東京・筑波大付属駒場高3年)、山下真由子(都立新宿山吹高3年)
 ◆国際数学オリンピック
 第1回は1959年に開催(但し、1980年は開催せず)され、日本は1990年から参加。
 メダルの授与は参加者全体の順位による
  金メダル:参加者全体のトップ8%に対して授与
  銀メダル:参加者全体のトップ25%に対して授与
  銅メダル:参加者全体のトップ50%に対して授与
 本年(2013年)の日本の国別順位は11位(銀6)だった。昨年(2012年)は17位(銀4、 銅1)、一昨年(2011年)は12位(金2、銀2、銅2)。

 

 ヘクソカズラの花がノブドウやヤブガラシの花と一緒に咲いている。雨に濡れた葉や花は艶やかで綺麗に見える。
 ヘクソカズラ(屁糞葛)と名前は酷いがお花は小さく可憐で可愛い。名(屁屎葛)の由来は、葉や茎に悪臭があることからで、古語ではクソカズラ(屎葛)と、古(いにしえ)から酷い名前のようだ。この臭い(茎・葉を傷付けると揮発性成分が出る)は自己防衛のためとの事。別名にヤイトバナ(灸花)、サオトメバナ(早乙女花)がある。ヤイトバナは花の中心の赤がお灸(ヤイト)に見えるから。サオトメバナは、臭いは別にすると花は可憐で可愛いから・・と言われる。

Hekusokazura307291 ヘクソカズラ (屁糞葛)
別名:灸花(やいとばな)
   早乙女花(さおとめばな)
   馬食わず(うまくわず)
アカネ科ヘクソカズラ属
蔓性の多年草
開花時期は7月~9月
秋に丸い茶色の実(球形で径数mm)を付ける


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不正プログラム解析件数が上半期で385件

2013-07-28 | デジタル・インターネット

 警察庁は、コンピューターウイルスなどの不正プログラムの解析件数が、今年の上半期(2013年1月~6月)で385件だったと発表した(7月25日)。検察庁のまとめによると、2011年は300件、2012年は242件であり、上半期だけで一昨年・昨年を上回ったことになる。
 昨年から倍増した(約200件)のは、機密情報の窃取目的の「標的型メールに添付されるウイルス」であった。その他の大部分は、ネットバンキングのIDやパスワードなどを盗む不正プログラムだった。最近のウイルスは巧妙となり、閲覧しただけで感染するプログラムが仕込まれたサイトが少なくとも数千あると言う。
 ◆不正プログラム
 不正プログラム(または、悪意のある不正ソフトウェア)は、マルウェア (Malware) と呼ばれるもので、不正・有害かつ悪意ある目的で作られたソフトウェアやコードなどである。
 これらの例として、ウイルス、トロイの木馬、マクロウイルス、スパイウェア等などがある。

 

 畑のアシダンテラが咲き出した。昨年散歩中に小さな花壇にグラジオラスに似た清楚な白い花が咲いているのを見つけ、これがアシダンテラだった。早速球根を購入し、畑の花コーナーに植えて置いた。3球根を植えたので順次咲いてくれると期待している。
 アシダンテラは、学名が”Acidanthera bicolor”なので、アシダンセラ、アキダンテラ、アキダンセラなどと呼ばれる。花姿がグラジオラスに似て、良い香りがするので、別名ニオイグラジオラスと言われる。

Acidanthera307281  アシダンテラ
学名:Acidanthera bicolor
別名:ニオイグラジオラス
   アシダンセラ
   アキダンテラ
アヤメ科グラジオラス属
球根植物 (寒さに弱い)
原産地はエチオピア、日本には1935年頃に入ってきた
丈は60cm~90cm
開花時期は7月~9月
花はうつむき加減に長く伸びた花茎に数個咲く
花びらは白~乳白色で、花びらの付け根に目の様な茶褐色の斑が入る


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日本人女性の平均寿命86.41歳と再び世界1位

2013-07-27 | ニュース

 厚生労働省は、日本人の平均寿命などをとりまとめた「簡易生命表」を発表した(7月25日)。
 日本人女性の2012年の平均寿命が86.41歳となり、2011年の85.90歳から延び、世界一に返り咲いた。日本人男性の2012年の平均寿命が79.94歳と過去最高(2011年は79.44歳)となり、世界5位となった。
 ◆平均寿命
 人の平均寿命は、その年に生まれた0歳の子が何年生きられるかの年数。
 言い換えれば、0歳児の平均余命。
 ◆平均寿命上位の国・地域(2012年)
   女性                 男性
 1、日本       86.41(2)   1、アイスランド  80.8(3)
 2、香港       86.3 (1)    2、香港      80.6(1)
 3、スペイン     84.97(3)   3、スイス     80.3(2)
 4、フランス     84.8 (4)    4、イスラエル   80.0(5)
 5、スイス      84.7 (5)    5、日本      79.97(8)
 6、イタリア     84.5 (6)    6、シンガポール  79.9(6)
 6、シンガポール  84.5 (7)   7、スウェーデン  79.87(4)
 6、韓国       84.5 (8)    8、オーストラリア 79.7(7)
 9、オーストラリア  84.2 (9)   9、ノルウェー   79.42(10)
 10、アイスランド   83.9(11)  10、イタリア    79.4(9)
 (一部は2011年統計、カッコ内は2011年順位)

 

 畑の近くの雑草地で小さなオレンジ色のヤブガラシの花が咲いている。ノブドウの花にとても良く似ている。でも葉の形を見ると直ぐに区別できる(ノブドウはブドウの葉の形)。
 花は径数mmで薄緑色の花弁4枚と雌蕊1本と雄蕊4本ある。花弁の色が薄緑なので目立たない。花は半日程で散り、雌蕊が立っていた橙色の花盤(盤状の花托)だけが残る。この橙色の花盤が小さな花に見える。
 ヤブガラシ(藪枯らし)は、名の通り藪を覆って枯らしてしまう程に生育・繁茂する。別名にビンボウカズラ(貧乏葛)とあり、この植物に絡まれた家は貧乏に見える、とかこの植物が生えると貧乏になる、等の意味の解釈がある。何れにせよ、庭の手入れをしないと繁茂するよ、との事だろう。

Yabugarasi307271  ヤブガラシ(薮枯らし)
別名:貧乏葛(びんぼうかずら)
学名:Cayratia japonica
ブドウ科ヤブガラシ属
蔓性多年草
繁殖は地下茎、(および種子)
開花時期は7月~9月
花は散房状の集散花序につき淡緑色の小さな花(径数mm)が沢山咲く
多く(3倍体株)は実を付けないが、一部(2倍体株)は小さなブドウ様の果実を付け紫黒色に熟す


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国際化学オリンピックで銀4個獲得

2013-07-25 | 学問

 文部科学省は、「国際化学オリンピック」で日本代表の4人全員が銀メダルを獲得したと発表した(7月24日)。
「国際化学オリンピック」は、世界の高校生が化学の知識と応用力を競うもので、7月15日~24日にモスクワで開かれた。本大会は73ヶ国・地域から291人が参加した。日本代表は4人全員が銀メダルを獲得した。
 因みに、総合1位は中国・台湾・韓国で、金メダル3個・銀メダル1個との事。
 ◆日本のメダル獲得者(2013年)
 銀メダル:岡本浩一(大阪・教育大付属高天王寺校舎3年)、羽根渕高弘(愛知・岡崎高3年)
      福永隼也(兵庫・白陵高2年)、正田浩一朗(兵庫・白陵高2年)
 ◆国際化学オリンピック(IChO)
 高校生を対象とする化学の理論問題と実験問題のコンテスト。
 第1回は1968年に開催(但し、1971年は開催せず)され、日本は2003年のアテネ大会から参加。
 メダルの授与は参加者全体の順位による
  金メダル:参加者全体のトップ8%に対して授与
  銀メダル:参加者全体のトップ25%に対して授与
  銅メダル:参加者全体のトップ50%に対して授与

 

 梅雨明け宣言はまだだが、夏の花ノウゼンカズラ(凌霄花)が咲き始めた。濃いオレンジ色が特徴で、”炎天に咲くオレンジの花、夏の花”がピッタリだ。まだ梅雨寒があるが、晴れた日はもう盛夏と言える程の暑い日となるから。
 名(ノウゼンカズラ:凌霄花)の由来は、一説に「凌霄」の字音「りょうしょう」が転じて「のしょう→のせう」、のせうかずら→ノウゼンカズラとなった。因みに、鉢植えなどでの「ヒメノウゼンカズラ」はノウゼンカズラ科テコマリア属と別属。

Nouzenkazura307251 ノウゼンカズラ(凌霄花)
英名:Trumpet creeper
   Trumpet flower
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属
落葉つる性木本
(気根を出し樹木などに付着する)
原産地は中国、古くから薬として使われてた
日本には平安時代(9世紀頃)に渡来
開花時期は6月~9月
花は茎の先に房状花序を付け、花冠はラッパ型で先が5片に裂けて開く
花色は濃く鮮やかなオレンジ色


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第24回国際生物学オリンピックで金銀メダル獲得

2013-07-23 | 学問

 文部科学省は、スイス(ベルン)で開催された「第24回国際生物学オリンピック」に参加した生徒4名が、金メダル1・銀メダル3を獲得したとの連絡を受け、報告した(7月21日、共同発表:国際生物学オリンピック日本委員会)。
 本大会には、62か国・地域から240名の生徒が参加した。昨年(シンガポール大会)は、59か国・地域から236名の選手が参加し、日本の成績は銀メダル4名であった。
 ◆日本のメダル獲得者(2013年)
 金メダル:新宅和憲(広島・広島学院高3年)
 銀メダル:真田兼行(兵庫・灘高2年)、中村絢斗(埼玉・大宮高3年)、横山純士(東京・都立西高2年)
 ◆国際生物学オリンピック(IBO)
 高校生を対象とする生物学の理論問題と実験問題のコンテスト。
 第1回は1990年に開催され、日本は2005年から参加した。
 メダルの授与は参加者全体の順位による
  金メダル:参加者全体のトップ8%に対して授与
  銀メダル:参加者全体のトップ25%に対して授与
  銅メダル:参加者全体のトップ50%に対して授与

 

 マサキの花が満開だ。花は小さく灰緑色で目立たないが沢山咲いていると白いベールを被った様に見える。花の数が昨年よりとても多い感じがする。
 果実は秋に熟し、裂開して橙赤色の仮種皮におおわれた種子が見え、これがとても可愛い。今年の秋が楽しみだ。

Masaki307231  マサキ(柾、正木)
ニシキギ科ニシキギ属
原産地は極東アジアの日本・朝鮮・中国
耐寒性の常緑低木
丈は2m~5m
開花時期は6月~7月
花は数mm程の4弁花、花色は淡緑白色
果実は朔果で、径5~8mm程の球形
熟すると果実は3~4つに割れ、赤橙色の仮種皮に包まれた種子が見える


Masaki307232 Masaki307233


人間国宝に4人答申(2013年)

2013-07-22 | ニュース

 文化審議会は19日(7月19日)、重要無形文化財保持者(所謂、人間国宝)に、今藤政太郎さんらの4人を認定するよう文部科学相答申した。また、重要無形文化財に指定されている「雅楽」の団体・宮内庁式部職楽部の構成員に多(おおの)忠純さん(21)の追加認定も求めた。
 答申者は、
 長唄三味線の今藤政太郎(本名・中川昇一)さん(77)
 清元節三味線の清元梅吉(本名・松原清之介)さん(80)
 白磁の前田(まえた)昭博さん(59)
 漆芸の技法の一つ「蒟醤(きんま)」の山下義人さん(61)
 ◆重要無形文化財保持者
 通称:人間国宝
 人間国宝とは、日本の文化財保護法に基づき、文部科学大臣が指定した重要無形文化財の保持者として各個認定された人物を指す通称である。
 ◆蒟醤(きんま)
 蒟醤は、下塗・中塗・上塗と丹念に塗り重ねた漆の表面を特殊な刃(けん)で模様を線彫りし、その窪みに色漆を象嵌(ぞうがん)する技法。
 朱塗り、黄塗りと各色ごとに模様を彫り上げ、漆を充填させる作業を繰り返し、すべての充填が終了すると、表面を平らに研ぎ出し、さらに手で時間をかけて磨きあげる。漆塗りの最高峰とも言える技法。

 

 午前は曇り。午後から雨。週間予報では今日から曇りと雨で梅雨明けはまだまだ。
 オオキンケイギクが所々でまだ咲いている。とても綺麗なキク科の花だが、外来種として野外に定着して問題となり、現在は特定外来生物に指定され栽培が禁止されている(2006年)。その理由は、繁殖力が強く、特に荒地に強いことから、河原で繁茂し、在来の植物に対して大きな影響を与えるからとの事。なるほど、花後の種を見るととても大きく、種子生産量は1平方メートルあたり数千粒と言われる。
 オオキンケイギクは大きなキンケイギク(金鶏菊)の意味。名(キンケイギク)の由来には諸説があり、花色を金鶏(黄色の鳥)に見立てた説、花の形が鶏冠(とさか)で花色が金色に輝いている説などがある。

Ookinkeigiku307221 オオキンケイギク(大金鶏菊)
キク科ハルシャギク属
多年草
原産地は北アメリカ
1880年代に鑑賞用に導入された帰化植物
開花時期は5月~7月
花径は6cm前後
花はキバナコスモスに似るが、赤みはなく鮮やかな黄色


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意識調査で70歳以上が高齢者

2013-07-21 | 日記・エッセイ・コラム

 内閣府が昨秋に団塊の世代6000人を対象にした調査(3500人の回答)。
「何歳から高齢者か」との質問で団塊世代の回答は、
  70歳以上が42.8%
  75歳以上が26.1%
  80歳以上が10.4%
 高齢者のイメージのトップは、「心身が衰え健康面での不安が大きい」が挙げられる。団塊の世代は65歳でもまだまだ元気だからこの様な回答になったのかな。
 ◆高齢者のイメージ
 年齢・加齢に対する考え方に関する意識調査 内閣府資料(平成16年)
 心身が衰え健康面での不安が大きい    72.3%
 経験や知識が豊かである           43.5%
 収入が少なく経済的な不安が大きい    33.0%
 時間にしばられず好きなことに取り組める 29.9%
 古い考え方にとらわれがちである      27.1%

 

 今日は曇り時々晴れ。陽射しは強く、暑い。昼近くに参議院選挙の投票に出かけた。
 投票の帰り道で、国道沿いの建物の敷地に植えられているエゴノキに灰緑色の実が沢山付いていた。遠くからは、小さな花が咲いている様に見える。春に白い可憐・清楚な小さな花を沢山つけ、花後には花数と同じ位の球状の実を付ける。
 エゴノキは果実などに有毒なエゴサポニンを含み、その味が”えぐい”ので「エゴノキ」の名前の由来と言う。
 ◆エゴサポニン
 サポニン (saponin) とは、水に溶けて石鹸様の発泡作用を示す物質の総称。サポニンは界面活性作用があり、この作用は細胞膜を破壊する性質がある。このため、血液に入ると赤血球を破壊(溶血作用)する。
 エゴノキの果皮は多量のエゴサポニンを含むので水に溶かすと石鹸のように泡立つ、通称「石鹸の木」と呼ばれる。

Ego307211  エゴノキ
別名:萵苣の木(ちしゃのき)
   轆轤木(ろくろぎ)
エゴノキ科エゴノキ属
落葉小高木、丈は10m位
開花時期は5月末~6月初
(開花期間は1週間位と短い)
花は側枝の先に白い花(径2.5cm位)が下向きに咲く
花は良い香りがする
実(径1cm程度)は楕円に近い球状で灰緑色、秋に果皮がめくれて種子が見える


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国際物理オリンピックで5名の高校生が受賞

2013-07-15 | 学問

 第44回国際物理オリンピックがデンマークのコペンハーゲンで開かれ、日本代表として参加した5名の高校生がメダルを獲得した(7月14日)。国際物理オリンピックは世界の高校生が物理分野の知識と思考力を競うもので、世界81ヶ国・地域から374名が参加した。
 日本のメダル獲得者は、銀メダルが2名、銅メダルが3名である。この中、榎さんは3年連続、大森さんは2年連続のメダル獲得である。
 ◆日本のメダル獲得者(2013年)
 銀メダル:榎優一(兵庫・灘高3年)、大森亮(兵庫・灘高3年)
 銅メダル:上田研二(京都・洛南高3年)、江馬英信(兵庫・灘高3年)、澤岡洋光(大阪星光学院高3年)
 ◆国際物理オリンピック(IPhO: International Physics Olympiad)
 高校生を対象とする物理学の理論問題と実験問題のコンテストである。各国から最大5名が出場できる。
 第1回は1967年にポーランド開催され、日本は2006年のシンガポール大会から参加した。
 メダルの授与は参加者全体の順位による
  金メダル:参加者全体のトップ8%に対して授与
  銀メダル:参加者全体のトップ25%に対して授与
  銅メダル:参加者全体のトップ50%に対して授与
 最高スコア者(Absolute Winner)には、金の授与に加え特別表彰される
 ◆国際科学オリンピック
 国際科学オリンピックは、中等教育課程の生徒(中学生・高校生)を対象にした科学技術に関する国際コンテストである。毎年開催される。
 国際数学オリンピック(1959年~、1980年は開催せず)
 国際物理オリンピック(1967年~、1973年・1978年・1980年は開催せず)
 国際化学オリンピック(1968年~、1971年は開催せず)
 国際情報オリンピック(1989年~ )
 国際生物学オリンピック(1990年~ )
 国際地学オリンピック(2007年~ )

 

 先日(7月12日)畑で咲いたエリンジューム(和名:松笠薊)を紹介した。ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)と似ていると紹介したので、これを紹介する。小さな花が集合した球状の花序が特徴的である(写真はまだ花が開いていない)。
 エリンジュームと見た目が違うのは、球状の花序が少し大きい、花序の付根に襟巻様の葉がない、葉の裏が白い、葉の形など、である。ルリタマアザミに似た花に、ヒゴタイ(平行帯、キク科ヒゴタイ属)があるが、私はまだ見た事がない。

Echinops307151 ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)
別名:エキノプス(Echinops)
   裏白平行帯(うらじろひごたい)
キク科エキノプス属
多年草
丈は0.5m~1.5m
開花時期は6月~8月
花序径は4cm~6cm
花色は青紫・白


Echinops307152Echinops307153


若い男性の痛風患者には特定の遺伝子変異がある

2013-07-14 | 健康・病気

 防衛医科大学校の松尾洋孝講師らの研究グループ(防衛医科大学校・東京薬科大・東京大との共同研究)は、若い男性の痛風患者の9割に主要な原因遺伝子の変異を見つけた。変異があると痛風の発症リスクが約22倍高くなるという。成果は、英科学誌Scientific Reports(サイエンティフィック・リポーツ)に掲載された(6月18日付)。
 研究グループは大阪・東京の病院で男性痛風患者705人を対象に遺伝子変異を調べた。痛風を発症した10代・20代患者の9割に「ABCG2」遺伝子に変異があった。以前に痛風・高尿酸血症の主な原因遺伝子が尿酸の排泄に働く尿酸輸送体ABCG2遺伝子と突きとめており(2009年)、ABCG2の遺伝子変異により腸管からの尿酸排泄機能の低下が高尿酸血症をもたらすと発見したものである。
 痛風の既往がない血清尿酸値が正常な男性1887人と比較すると、ABCG2遺伝子に変異がある場合、20代以下の発症リスクは最大22.2倍高く、20代以下で発症した痛風患者の約9割にABCG2の遺伝子変異が見られた。また遺伝子変異があると、どの年代でも発症リスクが高い。
 ◆痛風
 痛風とは文字通り”風が当たっても痛い”激しい関節痛の病気で、体の中に尿酸が大量にたまる病気である。血液中の尿酸値が高くなると、激しい関節痛の痛風だけでなく高血圧・腎臓病・心臓病・脳卒中などの危険因子となることが知られている。
 日本人男性の60~70人に1人が発症すると言われる。中年以降の男性に多く発症するが、最近では20代~30代での発症も見られる。

 

 道沿いの所々の空き地でムラサキツユクサが咲いている。5月の末頃から花が咲き始め、蕾が沢山あるからまだまだ咲きそうだ。花がずっと咲いている様に見えるが、沢山の蕾が順次咲く一日花だ。
 鑑賞用に良く見かけるムラサキツユクサは園芸品種で、アンダーソニアナ(学名:トラデスカンティア・アンダーソニアナ)との事。ツユクサと名が付くが、日本に自生するツユクサとは属が異なる(ムラサキツユクサはトラデスカンチア属、ツユクサはコンメリナ属)。

Murasakituyukusa307141 ムラサキツユクサ(紫露草)
ツユクサ科トラデスカンチア属
     (ムラサキツユクサ属)
多年草
原産地は北アメリカ
草丈は50cm~100cm
開花時期は6月~10月
花は径3cm位の3弁花、花弁は丸い
花の中央の雄蕊(おしべ)が目立つ
花色は紫が基本で、赤紫・白色など


Murasakituyukusa307142 Murasakituyukusa307143


夢メッセで住まいの耐震博覧会

2013-07-13 | まち歩き

 今日の天気は曇り時々雨。雨は小雨。各地での豪雨ニュースを聞くと被害が無いと良いなと思う。豪雨被害も怖いけど地震被害も怖い。で、夢メッセみやぎでの「住まいの耐震博覧会」に行って来た。
 この企画は住宅関連メーカー・商社・木材建材販売店・工務店などが地震に強い家づくりに関する情報を提供し、耐震性に不安のある住宅の耐震改修などの相談に応じるとの事。

Jyutaku307131
 開催:2013年7月13日(土)・14日(日)
 場所:夢メッセみやぎ(宮城県仙台市)
 時間:10:00~17:00(日曜は16:00終了予定)


Jyutaku307132 Jyutaku307133


Jyutaku307134
 リホームゾーン

 リホームに関するコーナーがあった


Jyutaku307135
 地盤診断

 住宅地の地盤データが検索できる

 調査機器(サウンディング機)が
 展示されていた


 

 線路沿いの道で塀に絡みついているノブドウ(野葡萄)を見つけた。葉が深く切れ込んでいるのでキレハノブドウ(切葉野葡萄)だ。キレハノブドウはノブドウの変種でノブドウと分けることが多い。両者の違いは葉のみで、花や実は同じ。
 昨年は実を見つけ、今年は花を見つけた。ノブドウの花はヤブガラシ(薮枯らし、ブドウ科ヤブガラシ属)にとても良く似ている。ヤブガラシの葉には切れ込みが無く、実をほとんどの場合付けないことで区別できる。

Kirehanobudou307131 キレハノブドウ(切葉野葡萄)
ブドウ科ノブドウ属
落葉蔓(つる)性木本
樹木などに絡み付く
花期は7月~8月
花色は淡緑色、径3mm程の小花が沢山咲く
実は10月~11月に熟し、緑から光沢のある青・紫色などに色付く
実は綺麗だが食用とならない


Kirehanobudou307132


大腸がんを血液検査で高確率発見

2013-07-12 | 健康・病気

 血液検査で、大腸ポリープや大腸がんの患者を高確率で判別できると、三重大の楠正人教授・問山裕二助教らの研究グループが発表した(7月3日)。米医療機関との共同研究で、論文は6月に発行された米国立がん研究所の機関誌に掲載された。
 グループは、血液に含まれる大腸がん細胞から分泌される物質(マイクロRNAのmiR-21)に着目した。三重大病院の患者ら日本人約300人分(健常者・大腸がん患者・大腸ポリープ患者)の血液中のこの物質の量を比較した。この結果、この物質(マイクロRNA)の量が、がん患者は健常者の約5倍、ポリープ患者は約3倍だった。データ解析で、がん患者は92%以上、ポリープ患者は82%以上の確率で判別できるとの事。
 血液の量が0.5ミリリットル程あれば約3時間で判定可能との事で、初期の段階から患者の発見が可能となり、生存率向上につながることが期待される。
 ◆大腸がんの発見検査
 便潜血検査(便に混じった血液(ヘモグロビン色素)を調べる)や血液検査での腫瘍マーカー(CEA・CA19-9が有用)検査が一般的だが発見できる確率や精度が低かった。便潜血検査では、2日間(2検体)検査で進行がんがあれば約8割が陽性を示すと言う。
 その他の検査には、注腸検査(肛門からバリウムを注入してX線撮影)、内視鏡検査(内視鏡を肛門から挿入して全大腸を観察)、生検(がんが疑われる部位の細胞組織の一部を取って顕微鏡でがん細胞の有無を調べる)、CT検査、MRI検査、PET検査(陽電子放射断層撮影検査)などがある。

 

 朝から曇り。朝の気温は20℃チョットだから風に涼しさより冷たさを感じる。暑い日々の一休みかな。
 畑ではエリンジュームのトゲトゲの花が咲き出した。多年草だから昨年も一昨年も同じ場所で咲いた。
 種類は、花色や花の姿・咲き方などで色々とあり、100種類位と言われる。切り花としては、10種類程らしい。因みに、よく似た花にキク科のルリタマアザミ(瑠璃玉薊)がある。

Eryngium307121  エリンジューム
(Eryngium)
別名:松笠薊(まつかさあざみ)
セリ科エリンジューム属
宿根多年草
原産地はバルカン半島
花の大きさは3cm~10cm(種類による)
花色は白・青・紫


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冥王星の新衛星名は、ケルベロスとステュクス

2013-07-11 | ニュース

 「すいきんちかもくどってんかいめい(水金地火木土天海冥)」は年少の頃に念仏の様に記憶した言葉。これは、太陽を回る惑星の名前の一文字の羅列だ。でも最近惑星の定義を決めると、冥王星は”惑星と言う定義から外れ、小惑星と言う枠入る”とされ、国際天文連合は「準惑星」と定義した(2006年)。この様な事や、この言葉を思い出させるニュースがあった。
 国際天文学連合(IAU)は冥王星に5つ見つかっている衛星のうち、「P4・P5」の名称を発表した(7月2日)。P4はケルベロス(Cerberus)、P5はステュクス(Styx)。最初の衛星はカロン(1978年)、次いでこれより小さい2つの衛星ニクスとヒドラが発見(2005年)された。命名された衛星P4とP5は、2011年と2012年にハッブル宇宙望遠鏡によって発見されたもので、先に見つけた衛星よりさらに小さい。
 冥王星の衛星名はギリシャ・ローマ神話の冥界のエピソードに因むとされ、ケルベロスは三つの頭を持つ冥界の番犬、ステュクスは冥界と現世の間を流れる大河を支配する女神と言う。

 

 午前中は小雨、午後から曇り。蒸し暑いが昨日より気温が少し低いので少し凌ぎ易い。
 道路脇に植えられているナツツバキに白い花が咲いている。花はツバキ(椿)に似ている。朝に開花し、夕方には落花する一日花だ。名(ナツツバキ、夏椿)の由来は、花の形が椿の様で夏に開花するから。別名の沙羅の木(しゃらのき)は、沙羅双樹(さらそうじゅ)と勘違いして付けられたとか。成長した幹の樹皮は帯紅色で滑らかなので、別名「サルスベリ」と言うところもあるとの事。

Natutubaki307111  ナツツバキ(夏椿)
別名:沙羅の木(しゃらのき)
ツバキ科ナツツバキ属
落葉高木、樹高は10m~20m
葉は椿の様な肉厚で光沢のある葉ではなく、秋に落葉する
(ツバキ科の数少ない落葉樹)
開花時期は6月~7月
花色は白、花径は数cm
花弁は5枚で雄しべの花糸は黄色


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やきものファン拡大講座

2013-07-10 | まち歩き

 今日も暑い、むし暑い。散歩するのも命がけ・・チョット大げさ。でも体調不安定の身ならば、ホント。
 卸町の会場での「やきものファン拡大講座 in 仙台」に出かけた。会場はエアコンが効いていた、良かった。
 講義は午後からなので、卸町のF食品卸店に立ち寄った。室内にコーヒーノキの鉢植えがあり花が咲いていた。以前にコーヒーノキを育てたことがあり、ひさしぶりに花を見た。とてもなつかしい。

Kohinoki307101
コーヒーノキ
アカネ科コーヒーノキ属
常緑低木
葉は常緑で光沢を帯び、軟らかい
花の色は白、鮮赤~黄色の実をつける
この実の種子がコーヒーの原料となるコーヒー豆


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 講習会は「波佐見焼」についてであり、陶芸教室の生徒としてはとても楽しく勉強になった。
 ◆講座等
 講義 仙台市(伊達藩)と波佐見焼(大村藩)
 講義 やきものの歴史と波佐見焼
 講義 やきものの工程講義
 見学 実演・実技の見学
 講習 器の達人になる 楽しい・正しい器の使い方
 意見交換会 波佐見焼についての質疑応答etc
 ◆波佐見焼(はさみやき)
 波佐見焼は長崎県東彼杵郡波佐見町で焼かれる磁器である。
 大村藩主の大村喜前が朝鮮から陶工の李祐慶を連行し、彼が慶長3年(1598年)登り窯を築いたのが始まり。
 当初は青磁を生産し、やがて呉須での染付磁器を生産した。磁器の大量生産が奨励され、大衆向けの食器を巨大な連房式登窯で多量に焼いた。染付磁器の生産量は日本一だったと言われる。登窯(のぼりがま)は延長200m近くもあり巨大(世界一とか)だった。

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 圧力鋳込み成形
 (装置は実験用の小型)

 型は石膏製
 型に泥漿(でいしょう、粘性の強い泥水)を圧力で注入


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 機械ロクロ成形

 最初にタタラ(円形の泥の板)を作る
 機械で成形(高台も)
 少し乾燥させ、削りで整形


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 排泥鋳込み成形

 石膏製の型に泥漿を注入し、型の壁にある程度の厚さが出来たら余分な泥漿を排出する
 部品ごとに型を作り、これらの部品を組み立てる
 (写真は急須の組み立て)、


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 手ロクロ成形

 ロクロを使って器を作る
 実演は、朝長仁さん
   全技連マイスター
   波佐見焼伝統工芸士
   手ロクロ一級技能士


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資福寺で紫陽花が咲いた

2013-07-06 | まち歩き

 早朝の雨は上がり、湿気が強い曇り空、今日も蒸し暑い。今の季節、雨上がりで一段と色が映えるのはアジサイ。
 資福寺にアジサイ(紫陽花)を見に出かけた。資福寺は”あじさい寺”とも呼ばれ、今日あたりから見頃。
 コースは、先ず輪王寺(りんのうじ)の山門をくぐり、参道を通り、寺の横から裏手を通り、資福寺の裏道に至る。

Rinnouji307061  ★輪王寺
 嘉吉(かきつ)元年(1441年)に、伊達持宗が祖母の冥福を祈るために福島県伊達郡に建立。その後、伊達家居城の移動と共に米沢・岩出山などと巡り、慶長7年(1602年)に伊達政宗が居を仙台に移したので、現在(北山)の地に落ち着いた。
 輪王寺の禅庭園は東北有数の名園として知られており、”仙台市わがまち緑の名所100選”(北山界隈、輪王寺・資福寺・覚範寺・東昌寺・光明寺)に選ばれている。


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 輪王寺の参道でクリ(栗)の花が咲いていた。

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 クリ(栗)
ブナ科クリ属
落葉性高木
雌雄異花で、5月~6月に開花
雌花は径数mmで、栗特有のイガイガが見える
雄花は小さな花が集まった15cm位の穂状で、花の色はクリーム色を帯びた白
花に近づくと甘く独特の香りがする(芳香成分にスペルミンを含む)


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 資福寺は参道だけでなく、境内や寺横や裏の道でも紫陽花が咲いている。
 ◆資福寺
 鎌倉時代に山形県高畠に創建され、伊達家とともに岩出山・仙台と移り、1600年(慶長5年)に虎哉禅師が現在地に中興開山した。
 境内には仙台市保存樹木指定のハクモクレンがある。アジサイは、500株以上で6月下旬~7月中旬が見頃である。
 ◆紫陽花
 ユキノシタ科アジサイ属(アジサイ科アジサイ属)
 ガクアジサイ(萼紫陽花、額紫陽花)は日本原産、良く見かける球状(手まり咲き)のアジサイはセイヨウアジサイで、ガクアジサイの改良品種。
 花に見えるのは萼(ガク)で、その色は様々(紫・白・青・ピンクなど)である。この色は土の酸性度とアルミニウムイオンおよびアジサイの助色素(遺伝)により、概ね、酸性土壌→ 青色、アルカリ性土壌→赤色 となる。

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