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7月の訪日外国人、初めて100万人超えた

2013-08-30 | 社会・経済

 政府観光局の推計によると、本年(2013年)7月に訪日外国人旅行者数が100万3100人となり、初めて月間100万人を超えたとの事(8月21日発表)。前年同月と比べて18.4%増え、円安や東南アジア諸国の旅行客に対する査証(ビザ)の発給要件が7月からの緩和が要因と見られる。この様な状況が継続すれば、年間の外国人旅行客は1000万人ぎりぎりになるとの見通し。「観光立国」を目指す政府は、訪日外国人旅行者数の達成目標として、2010年1000万人、2013年1500万人、2016年2000万人を掲げていた(現在は、13年に1000万人が目標)。因みに、日本人海外旅行客数は年間1600万人前後である。
 ◆国・地域別での増減
   (前年同月との比較)
 韓国 :24万4000人(28.6%増)
 台湾 :23万8500人(48.7%増)
 タイ :3万200人(84.7%増)7月から観光客のビザが免除
 マレーシア:9900人(25.2%増)
 中国 :14万人(31.5%減)
 香港 :8万5300人(65.7%増)
 ベトナムは59.4%増、マレーシアは25.2%増

 

 朝は雨だったがすぐに止む。雨上がりの晴れは湿度が高く蒸し暑い。
 近所の空き地でキンミズヒキが咲いていた。細長い細茎の先に、穂状に黄色の小さな五弁花を咲かせている。花はもう終わりなのか実が沢山付いている。この果実の表面には鍵形の棘があり、小動物や衣類などに付着するので、ヒッツキグサ(引っ付き草)とも呼ばれる。
 名(キンミズヒキ:金水引)の由来は、草姿がミズヒキ(水引、タデ科ミズヒキ属)に似ており、花の様子が黄金色の金糸に見えるからと言う。・・でも余り似ていないと思うけど。

Kinmizuhiki308301 キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属
多年草、丈は0.4m~1.5m
原産地はアジア、日本など
開花時期は7月~9月
花は径数mm~10mm程、黄色の5弁花で細長い花穂に沢山付く
花後に果実ができる。果実は宿存咢の内側にでき、咢の縁には内側に曲がった刺毛があり、この刺毛が衣類などに附着する。


Kinmizuhiki308302 Kinmizuhiki308303 Kinmizuhiki308304


すい臓ガン早期発見への検査技術を開発

2013-08-29 | 健康・病気

 ガンは日本人の死亡原因第1位である(2位心疾患、3位肺炎)。ガンは進行性の病気なので、早期発見・早期治療によって生存率が高くなる。下表に、ガンと診断されてからの5年生存率(%)を示す。すい臓ガンの生存率がとても低いことが判る。すい臓ガンは初期症状が特になく、早期発見し難く、約8割の患者は切除不可能な進行状態で見つかるとの事。
  ◆ガンと診断されてからの5年生存率(%)
         男性   女性
  すい臓   7.1    6.9
  肺     25.0   41.0
  胃     64.2   61.5
  大腸    70.3   67.9
  前立腺  93.8
  乳房          89.1
 神戸大学の吉田優・准教授は、すい臓ガンの早期発見となる検査技術を開発した。
 血液中に含まれる代謝物を分析する”メタボロミクス(あるいはメタボローム解析)”によって、すい臓ガン患者と健常者(計200人弱)の血液中に含まれる代謝物を比較した。すい臓ガンの患者は4つの代謝物の量が健常者と大きく異なっていた。この4代謝物によってすい臓ガンの発見の検証実験をしたところ、手術の適用が可能な早期段階でも約80%の確率で見つけられた。慢性すい炎と誤って診断する確率は20%程。すい臓ガンの腫瘍マーカー(CA19-9やCEA)での判別できる確率は50%程、3~4割は慢性すい炎と誤っていた。
 今後、島津製作所との共同研究で実用化を計り、通常の血液検査並みの費用で検査できるようにするのが目標との事。

 

 今日も暑い日が予想されたので早朝に畑の雑草取りに出かけた。そろそろ秋野菜の準備をしなくては。
 暫くニラ(韮)の収穫をしていなかったら白い小さな花が咲いていた。種も付き出している。
 ニラは各種ビタミンが豊富な緑黄色野菜で、ニラの種(韮子:きゅうし)も漢方薬となると言う。ニラには独特の臭気(原因物質はアリシンなどの硫黄化合物)がある。名(ニラ:韮)の由来は、この臭いから、においきらう(香嫌)→ニラとなった説、食べれば美味しいから、久々美良(くくみら)など→みら→ニラとなった説がある。

Nira308291  ニラ(韮、韭)
ユリ科ネギ属
多年草
東アジア原産(中国原産)
日本自生説もあるが、早くから日本に伝わっていたされ、古事記・日本書紀に記載がある
開花時期は8月~10月
花は30cm~40cm程の花茎を伸ばし、半球形の散形花序で白い小さな花を沢山着ける
花は花弁が6枚の様に見えるが、花弁は3枚で苞が3枚。子房は3室


Nira308292


9月からの3ヶ月予報、厳しい残暑と多雨

2013-08-28 | ニュース

 気象庁は9月~11月の3ヶ月予報を発表した(8月22日)。
 9月
 太平洋高気圧の勢力が強い。平均気温は、北日本(北海道、東北)と東日本(関東甲信、北陸、東海)で平年より高く、西日本(近畿、中四国、九州)と沖縄・奄美も高い傾向。降水量は東日本と北日本で平年より多雨傾向、西日本でやや多雨傾向。
 10月
 平均気温は、全国的に高い傾向。降水量は東日本、北日本の太平洋側、沖縄・奄美で平年並みだが、北日本の日本海側でやや少雨傾向、西日本でやや多雨傾向。
 11月
 平均気温は、沖縄・奄美がやや高い傾向で、他は平年並み。降水量は、沖縄・奄美を除き、平年並み。

 

 今日も晴れて暑い1日。でも朝夕には風に幾分涼しさを感じる。畑作業と散歩は朝夕が良い・・昼は涼しい場所に避暑。
 今日の散歩で見たフジ(藤)の果実。藤棚が作られているから沢山ぶら下っている。見事だね。
 果実はソラマメ似の狭披針形の莢果、平たくて産毛の様に短毛が密生し、手触りが良い。長さは15cm~20cm程。莢(さや)には碁石の様な豆ができる。この豆は食べる事ができるか?と聞かれたら、煎じて下剤に使われるようです・・との答えとなる。

Fuji308281
フジ(藤)
マメ科フジ属
フジはフジ属の総称で、一般にフジと呼んでいるのは、ノダフジ(野田藤)を言う事が多い。
つる性の落葉木
開花期は4月~6月
ノダフジ(野田藤)はつるが右巻き、ヤマフジ(山藤)はつるが左巻きで花穂が短い(球状)。両種とも日本固有種。


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ツルムラサキを収穫

2013-08-27 | 園芸

 早朝は激しい雨、直ぐに止み晴れ。朝の風に涼しさを感じ、秋が近づいている。日中の残暑も厳しくなくなっている。
 雨上がりの畑でツルムラサキ(蔓紫、ツルムラサキ科)の新芽を収穫した。葉も食べれるが新芽(脇芽)が美味しい。新芽の先端20cm程を採り、茹でてゴマドレッシングやマヨネーズで食べるのが好きだ。特徴はモロヘイヤの様な粘り気があり、ホウレンソウに似た味だ。
 ツルムラサキには、ツルが赤紫色の品種と緑色の品種がある。赤紫色の品種(赤茎種)は花が美しく観賞用に栽培されることがある。食べて美味しい(と思う)のは緑色の品種で、畑のツルムラサキはこの品種。栄養価が高く、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄などのビタミンやミネラルを豊富に含むとの事。

Turumurasaki308271 ツルムラサキ(蔓紫)
ツルムラサキ科ツルムラサキ属
蔓性一年生草、蔓は2m以上
熱帯アジア原産、江戸時代に中国から伝来
日本で食用としたのは最近
開花期は7月~9月
新芽だけでなく、葉・蕾・花も食べれる


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17世紀の小型計算機、競売へ

2013-08-26 | ニュース

 先日(8月24日)の新聞に、「17世紀の持ち運び可能な計算機、ロンドンで競売へ」とあった。
 競売大手クリスティーズの発表(8月23日)で、17世紀後半に作られた“ポケットサイズ”の機械式計算機の競売を10月10日にロンドンで行うとの事。”持ち運び可能な機械式計算機としては最も初期に作られたもの”で、現存している同型機は世界で数個のみの珍品と言う。同社は落札価格を7万~10万ポンド(約1080万~約1540万円)と予想している。
 計算機は木製の箱状で、縦14.5cm、横32.5cm、ふたの内側には24個の回転式ダイヤルが付いている。1671年代にフランスで製造され、足し算や掛け算などの四則計算ができると言う。
 ◆機械式計算機
 機械式計算機は1623年にヴィルヘルム・シッカートが発明(Calculating Clock と呼ばれた)。1645年にブレーズ・パスカルが発明(Pascalineまたは Machine Arithmetique と呼ばれる)。1672年にゴットフリート・ライプニッツが歯車の回転によってステップ回転をするドラム(段付歯車)による計算機を発明(Stepped Reckoner)。

 

 丘陵地にある住宅地の道でマメガキを見つけた。道肩の下が3m程低くなっているので木の中頃が目の高さとなっているからだ。
 春に小さな花が咲いていた様な気がしたけど良く判らなかった。今頃は、普通の柿は数cmとなっているが、この柿は1.5cm位ととても小さく可愛い。もちろんまだ未熟で、秋には柿色~黒紫色に熟し、霜が降りる頃(黒紫色)には渋が抜けて食べられる。でも、主に未熟果が柿渋の採取に用いられると言う。最近では柿渋を使ったのを見る事がないから、このマメガキは食用?鑑賞用?。

Mamegaki308261 マメガキ(豆柿)
別名:信濃柿(しなのがき)
   葡萄柿(ぶどうがき)
山梨県では”あまんど”と呼ぶとか
英名:date plum
カキノキ科カキノキ属
落葉小高木、高さ10m位
雌雄異株
(食用の柿は雌雄同株)
東北アジア原産、古くに中国から渡来
開花期は6月
花は淡黄白色


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NPO活動、7割が「参加したいと思わない」

2013-08-25 | 社会・経済

 内閣府は、「NPO法人に関する世論調査」について発表した(8月24日)。NPOに関する調査は今回が2回目(前回は平成17年8月)で、6月に全国の成人男女3000人を対象に個別面接方式で実施した。有効回収率は59.5%。
 これによると、社会のニーズや課題に市民が自主的に集まって取組むことについて、「大切」との評価が91.6%(前回より11.9%増)。しかし、活動に参加したいと思う人は17.5%(前回より26.4%減)、参加に消極的は71.6%(前回より22.7%増)だった。
 活動に参加したいと思わない理由(複数回答)は、
 時間がない 43.6%
 機会がない 29.9%
 関心がない 24.1%
 NPO法人の活動に寄付したいかは、
 思う     23.3%
 思わない  62.4%
 寄付したいと思わない理由は、
 寄付後の効果が見えにくい  37.0%
 経済的に余裕がない      35.8%
 ◆NPO(Non Profit Organization)
 民間非営利団体のことで、公益的活動をするが非営利(利益は非分配、配当しない)の組織。特定非営利活動促進法に基づく法人格を持った団体は「NPO法人(特定非営利活動法人)」と呼ばれる。

 

 グリーンカーテンには蔓性の植物が適当である。散歩で見つけたルコウソウもその一つだ。
 ルコウソウには幾つかの品種があるが、このルコウソウは”ハゴロモルコウソウ”と呼ばれるものだ。細い葉のルコウソウ、丸い葉のマルバルコウソウ、ルコウソウに似た葉だが葉が少し幅広のハゴロモルコウソウと葉の形で見分けられる。花は小さなアサガオの様だが花の形が少し違い、ルコウソウは星形でマルバルコウソウとハゴロモルコウソウは五角形。

Rukousou308251 ルコウソウ(縷紅草、留紅草)
別名:細葉縷紅草(ほそばるこうそう)
ヒルガオ科イポメア(サツマイモ)属
つる草、つる長は1m~3m
多年草だが寒さに弱いので1年草と扱う
熱帯アメリカ原産、江戸時代に渡来
開花期は6月~9月
花は星形、色は深紅
 (花色が白の種類がある)
ハゴロモルコウソウ(写真 →)
  (羽衣縷紅草)
ルコウソウとマルバルコウソウ(丸葉縷紅草)との交配種


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好きな野菜の1位はトマト、嫌いなのはゴーヤ

2013-08-24 | 食・レシピ

 カルビーの「大人の野菜に関する意識調査」によると、好きな野菜の1位はトマト、嫌いな野菜の1位はゴーヤ(8月23日発表)。
 5月下旬にWebで実施したもので、20~60歳代の男女400人への調査。
 ◆調査結果
 好きな野菜
 1位 トマト(57%)
 2位 キャベツ(51%)
 3位 ジャガイモ(46%)
 嫌いな野菜
 1位 ゴーヤ(28%)
 2位 セロリ(22%)
 3位 春菊(18%)
 8月31日は「やさいの日」。これに因んで、タキイ種苗が昨年(2012年)に「野菜と家庭菜園に関する調査」を実施している。この調査(全国の20歳以上の男女600人)で、好きな野菜は、1位トマト(19.0%)、2位じゃがいも(10.5%)、3位スイカ(7.0%)。嫌いな野菜は、1位セロリ(11.2%)、2位ゴーヤ(10.5%)。
 この結果を見ると、クセがないのが好まれ、独特の香りが苦手のようだ。
 ***スイカは野菜***
 生産統計では「木に成るものは果物、苗を植えてから1年以内に収穫するのが野菜」と分類。とするとスイカは野菜。いちごも野菜。

 

 早朝に雨が残ったが直ぐに晴れ。気温も上昇し、今日も暑い1日となった。
 陽射しが強い季節には”グリーンカーテン”が有効だ。グリーンカーテン(緑のカーテン)とは、蔓性の植物の葉で部屋の遮光などをするもので、ゴーヤは最適である。植物の葉だから天然の空調機能があり、成った果実は食用となり、一石二鳥だ。
 ゴーヤはウリ科のツルレイシやニガウリの名称であるが、沖縄料理の普及から、沖縄での「ゴーヤ」の名で知られている。花はウリ科であるので雌雄異花だ。未成熟な果実には苦みがあるが、熟すと黄色となり甘くなる。食材としては独特な苦みを持つ未熟な実を用いる。果実はイボイボだらけのキューリの様で、未成熟果実の色は暗緑・緑・緑白、形はズングリ・細長などと色々な品種がある。

Goya308241 ツルレイシ(蔓茘枝)
通称:ゴーヤ
別名:苦瓜(にがうり)
英名:Bitter melon
ウリ科ニガウリ属
原産地はインド(熱帯アジア)
つる性の一年生草本
雌雄異花。雌花は中央の蘂(しべ)が黄緑色でチビニガが付いている。雄花は中央の蘂が黄色(花粉)、咲いても夕方には花が落ちる。果実は開花後、2~3週間位で収穫できる


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最も人口が多い村、滝沢村が滝沢市へ

2013-08-23 | ニュース

 全国の町村で最も人口が多い岩手県滝沢村が来年(2014年)1月1日、滝沢市となる。総務省の8月23日付官報の告示で正式決定する。
 滝沢村は人口では市・町への要件を満たしているが、県条例が定める要件「官公署の5以上設置」等を満たせず頓挫していた。県は今年2月に要件緩和に前向きの姿勢を示し、これにより町を飛び越して”市”となる。人口要件で、市へは人口5万人以上(ただし市町村の合併の特例等に関する法律の規定が適用されれば3万人以上)、町へは当該都道府県がそれぞれ条例で定めるが1万人~3000人(5000人とする県が多い)である。
 滝沢村の人口は、5万4953人(7月末現在)。滝沢市が誕生すると人口最多となるのは、町では広島県府中町の5万1632人(8月1日現在)、村のみでは沖縄県読谷(よみたん)村の4万540人となる(7月末現在)。全国の市町村数は、栃木県岩舟町が2014年4月5日付で市町村合併により同県栃木市に編入され、2014年4月5日時点で1,718(790市、745町、183村)となる。

 

 今日(8月23日)は二十四節気の処暑(しょしょ)。処は「やむ」のことで、暑さが峠を越えて後退し始めるころとされる。立秋を過ぎて半月、文字通りの”処暑”となって欲しい。
 早朝の散歩は日が昇るまでの短い時間が快適だ。この散歩で咲き始めたハナトラノオを見つけた。長い穂の形の花穂で花・蕾が沢山付いている。この様な花穂の形が虎の尾に似ているのを”トラノオ”と呼び、花が美しいので ”ハナトラノオ(花虎の尾)”の名前となったと言う。名が○○トラノオ(○○虎の尾)の花には、蓼(たで)科の伊吹(いぶき)虎ノ尾・春(はる)虎ノ尾 、桜草(さくらそう)科の岡(おか)虎ノ尾 、ゴマノハグサ科の瑠璃(るり)虎ノ尾などがある。科が違うのに結構似た形があるから区分が難しい・・。

Hanatoranoo308231 ハナトラノオ(花虎の尾)
別名:角虎ノ尾(かくとらのお)
   フィソステギア(学名から)
シソ科ハナトラノオ属
宿根草
北米東部原産、大正時代に渡来
開花時期は、7月~9月
花は長さ3cm程の唇形の花。これが4列となっており、花穂を咲き上がる
花色は桃紫色~白色


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8月中旬の気温は平年より2℃以上と暑い

2013-08-22 | 日記・エッセイ・コラム

 連日の猛暑に日本列島は熱中症。
 気象庁のまとめによると、8月中旬(8月11日~20日)の平均気温は沖縄・奄美を除いて、平年より2℃以上と暑く、統計史上1位の暑さだった。日照時間も東日本・西日本は平年の約1.6倍で統計史上最も多かった。このため、降水量は平年比で、東日本が30%、西日本が5%と少雨だった。
 ◆2013年8月中旬の気温・降水量
       気温(平年差)    降水量(平年比)
 北日本   +2.7℃(1位タイ)   129%
 東日本   +2.4℃(1位)     30%
 西日本   +2.3℃(1位)     5%
 沖縄・奄美 +0.6℃        119%

 

 公園の横の空き地で、今年もボタンクサギの花が咲いている。昨年より少し増えた様で、鬱蒼(うっそう)としてきた感じ。
 蕾は紅色で花はピンク色と鮮やかで綺麗。5弁花の小さな花が手鞠形(半球状)に集まって咲いている。花は良い臭いだが枝や葉には臭気がある。名(ボタンクサギ)は、牡丹の様な花で臭木からと言う。

Botankusagi308221 ボタンクサギ(牡丹臭木)
学名:Clerodendrum bungei
別名:クレロデンドルム(学名から)
   ヒマラヤ臭木(ひまらやくさぎ)
   紅花臭木(べにばなくさぎ)
クマツヅラ科クサギ属
原産地は中国南部
落葉低木、樹高は1m~2m
開花時期は7月~9月
花は小さなピンク色の五弁花を多数集合させた半球状(15cm~20cm)で咲く
花には芳香があるが、枝・葉には独特の臭気がある


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都道府県別の平均寿命ランキング1位は長野県

2013-08-21 | ニュース

 厚生労働省は、平成22年(2010年)国勢調査による日本人人口(確定数)を基礎資料とした「2010年市区町村別生命表」を発表した。国勢調査の実施年に合わせて5年に1公表しており、平成12年・平成17年・平成22年と今回で3回目となる。
 これによると、平均寿命は、男性79.59歳(前回調査では78.79歳)、女性86.35歳(前回調査では85.75歳)で、前回調査より平均寿命が延びている。
 都道府県別では、長寿県は男女ともに長野県で、男性80.88歳、女性87.18歳。最下位県は男女ともに青森県で、男性77.28歳、女性85.34歳。 
 ◆都道府県別平均寿命ランキング
      男性          女性
      平均寿命        平均寿命
  全国  79.59      全国  86.35
 1 長野  80.88    1 長野  87.18
 2 滋賀  80.58    2 島根  87.07
 3 福井  80.47    3 沖縄  87.02
 4 熊本  80.29    4 熊本  86.98
 5 神奈川 80.25    5 新潟  86.96
 6 京都  80.21    6 広島  86.94
 7 奈良  80.14    7 福井  86.94
 8 大分  80.06    8 岡山  86.93
 9 山形  79.97    9 大分  86.91
 10 静岡  79.95   10 富山  86.75
 ・
 38 栃木  79.06   38 福島  86.05
 39 山口  79.03   39 秋田  85.93
 40 鳥取  79.01   40 大阪  85.93
 41 大阪  78.99   41 群馬  85.91
 42 高知  78.91   42 埼玉  85.88
 43 長崎  78.88   43 岩手  85.86
 44 福島  78.84   44 茨城  85.83
 45 岩手  78.53   45 和歌山 85.69
 46 秋田  78.22   46 栃木  85.66
 47 青森  77.28   47 青森  85.34

 

 早朝は晴れたが少し涼しかった(24℃位)。で、朝飯前に畑に行き、雑草取り。でも直ぐに気温上昇し、ギブアップ。
 畑では色々な作物の花が咲いている。トウガラシの花も咲いており、未熟な緑色の実も付いている。トウガラシは唐辛子と書くが、中国原産ではなく、「唐」は外来の意味で、辛は「味が辛い」、子は「果実や種子」の意味。日本にはポルトガルからインド・中国を経て16世紀に渡来した。
 ◆七味唐辛子
 七味唐辛子は1625年(寛永2年)に江戸薬研堀(やげんぼり)で、からしや徳右衛門が売り出したのが始まりとされる。これが全国に普及し、地域によって構成する薬味がアレンジされた。
 七味唐辛子は、トウガラシ(唐辛子)と幾つかの薬味で構成
 山椒(さんしょう)の実
 胡麻(ゴマ)の実
 麻子仁(ましにん):麻(あさ)の実
 陳皮(ちんぴ):干したみかんの皮
 罌粟子(おうぞくし):芥子(けし)の実
 紫蘇子(しそし):紫蘇(しそ)の実
 生姜(しょうが)
 青海苔(あおのり)
 菜種(なたね)
 因みに、唐辛子のみの香辛料は「一味唐辛子(いちみとうがらし)」

Tougarasi308211 トウガラシ(唐辛子)
ナス科トウガラシ属
熱帯では多年草、温帯では1年草
南アメリカ原産
開花時期は7月~9月
花は径2cm程で白色。花後に内部に空洞のある細長い数cmの果実が成り、果実は熟すると赤くなる
辛味成分のカプサイシンは、種子の付く胎座で作られるため胎座に最も多く含まれる。果皮にも含まれるが胎座ほどではない。種子にはカプサイシンがほとんど含まれないので辛味がない


Tougarasi308212 Tougarasi308213


陸稲で深根性遺伝子を発見、干ばつ対策作物に期待

2013-08-20 | 園芸

 (独)農業生物資源研究所、国際熱帯農業研究センター(コロンビア)、名古屋大学、(独)農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所は、稲の根を深い方向に伸ばす遺伝子(深根性遺伝子)を深根性陸稲から発見し、根の張り方が浅い(浅根性)稲にこの遺伝子を導入すると根が深くまで伸長し、深い所の水分を吸収できるので干ばつに強くなったと発表した(8月5日)。
 深根性遺伝子「DR01」を、遺伝子組み換えではなく交配によって浅根性の水稲に導入すると、根が2倍以上深く張った。深根性遺伝子「DR01」と似た遺伝子はトウモロコシやオオムギなどにもあることが判明。干ばつが起きやすい地域でもこの遺伝子の導入によって干ばつに強い作物の開発が期待される。尚、干ばつ耐性をこれほど飛躍的に高めた例はなく、世界で初めてとの事。
 ◆重力屈性
 植物の芽や根は重力に対してある方向に伸びる性質がある(重力屈性)。芽は重力に対して反対方向に伸び、根の先端は重力と同方向に伸びようとする。
 深根品種と浅根品種の根の長さが同じ場合、深根品種は土壌深層中の水分を獲得するのに浅根品種より有利となる。

 

 晴れた暑い日が続く。でも激しすぎる雨(集中豪雨)の地域もあり、日本列島は異常気象となった・・地球温暖化の影響かな。
 今日は朝から雨、午後は時々雨の曇り。チョット涼しくなったが、蒸し暑さが増したかな。
 「ヒマワリと電車」のテーマで写真を撮ろうと思ったが電車が早すぎて、ヒマワリだけの写真となった・・残念。ヒマワリは、”日まわり”花が太陽に向いて咲くから、太陽の動きに連れて動くと言われるが花首が柔らかい時期だけ。花言葉には、「私の目はあなただけを見つめる」「あこがれ」とか「にせ金貨」など。

Himawari308201  ヒマワリ(向日葵、日回り)
別名:日輪草(にちりんそう)
   日車(ひぐるま)
英名:Sunflower
   (太陽の花)
キク科ヒマワリ属
一年草
北米原産、16世紀に英国に伝わり、日本には17世紀に伝わる
開花時期は7月~9月
花は、頭状花序(多数の花の集合)で、大きな花の形となっている


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アトピー性皮膚炎発症のメカニズムを発見

2013-08-13 | 健康・病気

 兵庫医科大学と三重大学の共同研究グループが、「皮膚で作られるたんぱく質「インターロイキン33(IL―33)」がアトピー性皮膚炎を起こす仕組みを解明した」と発表した。研究成果は米科学アカデミー紀要(電子版)に8月6日掲載。
 兵庫医科大学の山西清文教授らは、表皮細胞に存在する「インターロイキン33(IL―33)」というたんぱく質に注目した。”IL―33”は皮膚表面の細胞内に存在し、皮膚にダニなどの刺激があると、細胞から出て白血球などと結合し、アレルギーを引き起こす様で、アトピー性皮膚炎の患者には”IL―33”が多いが、発症との関係は不明だったとの事。
 研究グループは、”IL-33”を通常の約10倍作るマウスを遺伝子操作で作製した。清潔な環境下で飼育しても、生後6~8週で全て(100%)のマウスに皮膚が厚くなるアトピー性皮膚炎の症状(顔、手、尻尾などに痒みが出る)が表れた。組織の採取などで調べたところ、かゆみの元になるヒスタミンを分泌する肥満細胞が野生型の約3倍に増加しており、特殊な自然リンパ球も増え、炎症性たんぱく質”IL-5”を作り出していた。”IL-5”の作用を中和させる抗体を投与すると、皮膚炎の症状は緩和された。

 

 今日も良い天気でとても暑い。昨日は高知県四万十市で国内観測史上最高の41.0℃を記録したとの事。・・こんな異常気象とは、日本列島はどうなったんだろう。
 昨日は畑の枝豆、今日は同じ豆科のハナズオウ(花蘇芳)の実。春に塀越しに見えたお庭のハナズオウ(花蘇芳)の紅白の花。花後に実が付いていた。マメ科の植物だからキヌサヤインゲンを短くしたような平たい豆鞘が沢山垂れ下がっている。まだ緑色で熟していないが秋には熟して褐色となる。

Hanazuou308131  ハナズオウ(花蘇芳)
別名:蘇芳(すおう)
マメ科ハナズオウ属
落葉低木、樹高2m~5m
原産地は中国、江戸時代初期に渡来
開花時期は4月~6月
花は1cm~2cm位の蝶形
花色は紅紫色・白色
花後に数cm~10cmの豆果が付く
秋から冬に黒褐色に熟す


Hanazuou308132 Hanazuou308133


最も良好な水質河川、川辺川など9河川

2013-08-12 | 日記・エッセイ・コラム

 暑い日が続いてます。今日も暑い、明日・明後日も暑い予想。いつもの事ながら、暑い日のお墓参りとなる。
 暑い日には、「涼しさを呼ぶ河川」の話。
 国土交通省は、全国163の1級河川(観測地点938)について、BOD(生物化学的酸素要求量)で評価した2012年の水質ランキングを発表した(8月2日)。
 これによると、複数の調査地点のBOD平均値が0.5mg/L以下で、「最も水質が良好な河川」とされたのは9河川だった。因みに、生活排水などで汚染されていない水質とは1mg/L、清流の魚(イワナ、ヤマメなど)の生息に適した水質は2mg/L以下である。
 ◆最も水質が良好な河川とされた9河川
  尻別川(北海道、4年連続)、後志利別川(北海道、4年連続)
  荒川(福島)、庄川(富山)、北川(福井)、高津川(島根)
  吉野川(徳島)、仁淀川(高知)
  川辺川(熊本、7年連続)
 最も水質の悪かった調査地点は、猪名川の利倉(大阪府豊中市)のBOD=9mg/L、利根運河の合流前(千葉県流山市)の8.2mg/L、中川の飯塚橋(東京都足立区)の6mg/Lだった。
 ◆BOD(Biochemical oxygen demand)
 水質汚濁として、過剰な有機物の腐敗による酸欠がある。水中の酸素(溶存酸素)が減少すれば魚類等が生存出来なくなり、終には所謂「水が腐る」状態となり悪臭等が発生する。
 BODは、生物化学的酸素要求量・生物化学的酸素消費量と呼ばれる最も一般的な水質指標で、水中の有機物などの量を、その酸化分解のために微生物が必要とする酸素の量で表したものである。従って、一般にBODの値が大きい程水質は悪いと言える。(単位は、mg/L:ミリグラム/リットル)

 

 暑い日の散歩は遠慮して、今日は畑を見るだけ。
 畑では枝豆(えだまめ)の花が咲いていた。種は時期をずらして播いたもので、7月初めに播いた。
 枝豆とは、未成熟な大豆(未成熟な種子)を収穫したもので、大豆(完熟した種子)とは収穫時期が異なるだけである。でも品種として、成熟させて収穫するのに適した品種、枝豆として未成熟時に収穫するのに適した品種は別個に存在する。この品種は、香りが良く枝豆に適した「仙台香」との事。
 未成熟な大豆を塩茹でで食べる習慣は奈良平安時代には既にあったとされる。これが「枝豆」と呼ばれるようになったのは江戸時代らしく、枝についたままの状態で茹でたものを「枝付き豆」または「枝成り豆」と呼んで売られており、これが「枝豆」の名前の由来とされている。
 因みに、未成熟な大豆(枝豆)は野菜類に分類されるとの事・・知らなかった。

Edamame308121 ダイズ(大豆)
枝豆は、英名:Green soybean、 Edamame
マメ科ダイズ属
大豆は弥生時代に水稲と同時期か少し遅れて日本に入ったようだ
花は5月~6月頃に咲く


Edamame308122 Edamame308123


国の借金が1000兆円を超えた

2013-08-11 | 社会・経済

 財務省は、「国の借金(国債、借入金、政府短期証券など)」の残高が、2013年6月末時点で1000兆円を突破したと発表した(8月9日)。残高の内訳は、国債:830兆4527億円、借入金:54兆8071億円、政府短期証券(一時的な資金不足を補う):123兆3683億円で、計1008兆6281億円。借金は今年度(2013年)末には、1107兆円になる見通し。
 昨年度末(2013年3月)から3ヶ月間で約17兆円増え、前年同月末に比べて32兆円超増えた。国の借金は1981年度に100兆円を超え、19年近くかかって2000年に500兆円を超え、その13年後に1000兆円を超えた。・・借金の増加速度がアップしている。
 総務省の人口推計(7月1日時点、1億2735万人)で単純計算すると、国民1人あたり約792万円の借金を抱えていることになる。また、対国内総生産(GDP)比率は先進国中最も高い水準で、2014年には230%に達すると見られる。
 ◆債務残高の国際比較(対GDP比)
   財務省のHPより
   (出典)OECD "Economic Outlook 92"(2012年12月)
       2012年   2013年
 日本    214.3%   224.3%
 米国    109.8    113.0
 英国    105.3    110.4
 ドイツ    87.6    86.2
 フランス  105.1    108.2
 イタリア  127.0    129.6
 カナダ    85.8     85.5

 

 今日は仙台市の市長選挙。今日も暑い日となる予想なので、涼しいうちに、と出かけたが投票所まで着かないうちにもう暑さがやってきた。
 トリトマ。オレンジの花穂がとても目立つお花だ。思わず暑さを忘れる程・・・ではない、それほど昨日も今日も暑い日なのだ。
 咲いている場所は昨年と同じだから、今年もと思ったら咲いていた。日本でトリトマと言うと、ウヴァリア種やその園芸品種を指すことが多いとの事。

Tritoma308111 トリトマ
別名:赤熊百合(しゃぐまゆり)
   トーチリリー(torch lily)
ユリ科シャグマユリ属
多年草、丈は0.5~1.5m
原産地は熱帯アフリカの高地
日本には明治に渡来
開花時期は6月~10月
長い花茎に穂状に筒状の花が下向きに咲く
下から上に咲き、つぼみは赤に近いオレンジ色で咲き始めると徐々に薄くなって淡い黄色となる


Tritoma308112


世界最高の屈折率の透明ガラスが開発される

2013-08-10 | ニュース

 東京大学生産技術研究所らの国際共同研究チームは、屈折率2.2を超える無色透明な2種類のガラスの開発に成功したと発表した(8月3日)。
 無容器法(容器を使わず物質を空間に浮かせた状態で合成を進める方法)を用い、これまでガラスにならないと考えられていたランタン酸化物(La2O3)とニオブ酸化物(Nb2O5)のみからなる組成の新しい2種類のガラスの開発に成功した。開発した2種類のガラスはLa2O3の含有量が多いものとNb2O5の含有量が多いものとがあり、いずれも無色透明、かつ極めて高い屈折率(2.1~2.2)を示した。
 国際共同研究チームは、高エネルギー放射光X線と中性子線による回折実験と計算機シミュレーションを組み合わせた構造解析研究の結果、ガラスに含まれている元素のイオン性が極めて高く、かつそれらが隙間無く密につまっていることが、高い屈折率の直接的な原因であることを解明した。その高密度状態が、一般的なガラスとは全く異なる局所構造によって実現されたものであることを原子レベルで明らかにした。
 今回の成果は、これまでのガラス科学が想定していなかった元素の組み合わせでもガラスになる、そしてそれらのガラスが極めて高い特性を持つことを原子レベルで原理的に示した。本研究の成果は、カメラの超高精細化・高解像度化や、内視鏡用のレンズの小型化に向けた製品開発につながると期待されるとの事。
 ◆屈折率   
 屈折率は、真空中の光の速度と透過物質中の光の速度との比率である。光の波長により多少異なるので、波長がλ=589.3nm(ナトリウムのD線)での値を示すのが慣習である。
 物質         屈折率
 空気(乾燥、常温)  1.0003
 水(20℃)      1.333
 氷(0℃)        1.309
 水晶(18℃)     1.544
 ダイヤモンド     2.417
 ルチル(金紅石)   2.616~2.903
 光学ガラス      1.43~1.74
 クリスタルガラス   1.545~1.74
   注)1気圧、光の波長589.3nm

 

 住宅地の空き地で2~3本纏まって咲いていたオオセンナリ。空き地は先(3.11)の地震で損傷したお家があった所だ。どうしてこの花だけが咲いているのだろう。
 オオセンナリの花は、風船の様な萼(ガク)の先にアサガオの様な淡青紫色の花だ。風船の様に発達した萼(ガク)は、フウセンカズラ(風船葛、ムクロジ科)やホオズキ(鬼灯・酸漿、ナス科ホオズキ属)などがある。オオセンナリはこのホオズキに似て、沢山の果実を付けるので別名はセンナリホオズキ、でもオオセンナリの果実(黄色)は有毒との事。また、ハエが嫌いな臭いを出すのでシュー・フライ(英名:shoo-fly plant)とも言う。

Oosennari308101  オオセンナリ(大千成)
別名:千成酸漿(せんなりほうずき)
   シュー・フライ
   アップル・オブ・ペルー
   (Apple of Peru)
ナス科オオセンナリ属(ニカンドラ属)
一年草
原産地は南米(チリ、ペルー)
江戸末期に渡来し、野生化した帰化植物
丈は50cm~1m程、開花時期は7月~9月
花は風船様の咢から出て、花色は淡青紫色、花径は3cm前後
風船様の咢の側面に5個の翼が付いている
実は風船様の咢の中にでき、球形の液果(中身に液をたくさん含む果実)である


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