文化庁は、2012年度の「国語に関する世論調査」の結果を公表した(9月24日)。
「国語に関する世論調査」は、文化庁が国語(日本語)施策の参考とするため、平成7年度から毎年実施している世論調査である。調査対象・規模は全国の16歳以上の男女で、平成17年度分から3,500人程(有効回収数2,000を目標)に調査を依頼している。
この中で、誤用が目立つ慣用句の意味を選択式で5つ出題したところ、4題で本来の意味ではない回答が本来の使い方を上回る結果だった。
◆慣用句の意味と回答率
噴飯もの
正 おかしくてたまらないこと 20%
誤 腹立たしくて仕方ないこと 49%
流れに棹(さお)さす
正 傾向に載って、ある事柄の勢いを増すような行為 23%
誤 傾向に逆らって、ある事柄の勢いを失わせるような行為 59%
役不足
正 本人の力量に対して役目が軽すぎること 42%
誤 本人の力量に対して役目が重すぎること 51%
気が置けない
正 相手に対して気配りや遠慮をしなくてよい 43%
誤 相手に対して気配りや遠慮をしなくてはならない 48%
◆外来語やカタカナ語について
普段見聞きする言葉に外来語やカタカナ語について
外来語やカタカナ語が多いと感じる 74.6%
多いと感じることはない 24.4%
日常生活で外来語・カタカナ語を使うことは
好ましくないと感じる 35.3%
好ましいと感じる 9.3%
別に何も感じない 54.0%
でも、意味が分からず困ったことがある人は、「たまにはある」の57.5%を含め78.5%
秋晴れの日が多くなってきた。でも日毎に朝晩に肌寒さを感じる様になってきた。いよいよ秋は深まる。
いつもの散歩道。道路脇のフラワーポットでキバナコスモス(黄花コスモス)が咲いている。明るい黄色・橙色が見事だ。夏頃から咲き出すが、涼しくなってくると花の色が一段と鮮やかになる。
名(キバナコスモス)の由来は、コスモスの仲間で黄色の花が咲くからと言う。
キバナコスモス(黄花コスモス)
別名:黄花秋桜(きばなあきざくら)
イエローコスモス(yellow cosmos)
キク科コスモス属
多年草(日本の市場では一年草)
メキシコ原産の園芸植物
大正時代の初めにヨーロッパから輸入された記録がある
開花期は主に7月~10月
花色は黄色・橙色、1960年代後半に赤色の品種”サンセット”が日本で作出されてから急速に普及