歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

老後に備えて移住の意向は2割

2016-04-29 | 社会・経済
 TVなどで、都市から地方への移住番組が良く放映されている。移住希望者がどの程度なのか調べてみた。
 内閣府の「国土形成計画の推進に関する世論調査」で、老後に備えて移住の意向があるか聞いたところ、「別の地域へ移住したい」6.8%、「どちらかといえば別の地域に移住したい」12.3%、合わせても19.1%だった(2015年10月17日まとめ)。調査は2015年8月20日~30日に全国の成人男女3000人を対象、回収率は58.6%だった。この調査結果から、移住したくない人は8割りとなる。
 住居希望は、
  現在の地域に住み続けたい:57.0%
  どちらかといえば現在の地域に住み続けたい:22.2%
   ・・今の居住地に住み続ける意向が多い
 大都市部での住居希望は、
  移住したい:9.7%
  どちらかといえば移住したい:15.2%
 移住の意向がある人に希望する移住先を聞くと
  地方都市部:55.2%
  農山漁村地域:20.3%
  大都市部:14.0%
  海外:9.6%
   年代別では移住希望者は20代が最も多く、20代の移住先は「地方都市部」:47.9%
 居住地を選ぶ上で重視する条件は、
  医療・介護の環境が整っている:65.1%
  商業施設があり買い物が便利:61.8%

 今日は「昭和の日」、日本の国民の祝日。昭和天皇の誕生日で、趣旨は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」。・・日本の昭和は「激動の日々」でした。
 昨日の雨は上がり、今日の天気は曇り~晴れ。
 塀に絡まって”カラスノエンドウ”が繁茂し、あたかも”カラスノエンドウ”塀の様だ。所々に花が咲いている。
 ”カラスノエンドウ”は雑草で、道端や野原などでごく普通に見られる。利用の歴史は古く、古代では栽培作物として利用されたと言う(考古学的資料より)。現代でも若芽・花の部分・豆果は食用になると言う・・食べたことはない。特に、先端の若芽と花の部分は天ぷらにするとマメ科特有の風味があり、美味しいとの評。
 名(カラスノエンドウ)の由来は、サヤ・種が烏(カラス)の様に黒く、野にあって豆(マメ)が実るからとの説がある。”カラスノエンドウ”は”ヤハズエンドウ”とも言われるが、植物学的な標準名は”ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)”に統一されている。”ヤハズエンドウ”の名は、葉の先が少しくぼんでおり、矢筈(やはず、弓矢の弦を受ける部分)形からの由来。因みに、似たもので、同属の”スズメノエンドウ(雀野豌豆)”がある。これは小さな花(白花)を咲かせることからの名付け。
 カラスノエンドウ(烏野豌豆)
 別名:矢筈豌豆(やはずえんどう)
 マメ科ソラマメ属
 丈は60cm~100cm(大きいのは150cm位)
 開花時期は2月~6月
 花色は紫紅色、まれに白色


動物の精子を常温で長期保存する技術を開発

2016-04-28 | 医学
 新聞記事から(2月22日)
 順天堂大学の多田昇弘准教授らは動物の精子を1年以上にわたって常温で長期保存する技術を開発した。
 長期保存には、液体窒素で凍結保存する、フリーズドライで乾燥する方法もある。これらの冷凍・冷蔵の管理が不要となれば、希少動物の精子を設備の故障で失うリスクが減る。この技術を、先ず実験動物で5年以内に実用化し、将来は希少動物に適用したい。
 精子の水分を糖の分子に置き換え、構造を保ったまま乾かす。糖(トレハロース)の分子が、精子の中の水分子と置き換わってガラスのような状態になる。カテキンの分子を混ぜて酸化を抑える。水に浸すと元に戻る。約500日間保存したマウスの精子の実験では、正常な子供が生まれた。

 朝から雨。時々強く降る。予報では、明日も雨。
 散歩道で”シロヤマブキ”の花が咲いているのを見つけた。花の横には黒い実がまだ残っている。”シロヤマブキ”は白花のヤマブキ”ではなく、前者はバラ科シロヤマブキ属であり後者はバラ科ヤマブキ属と属が異なる。”ヤマブキ(山吹)”はヤマブキ属の一属一種の落葉低木で、花色は黄色(山吹色)で5弁花。”シロヤマブキ”は4弁花。
 ”シロヤマブキ(白山吹)”の名は、花の様子がヤマブキ(山吹)似の白花から付けられた。因みに、実がなるのは”ヤマブキ”も”シロヤマブキ”も花が一重(ひとえ)だけ。
 シロヤマブキ(白山吹)
 バラ科シロヤマブキ属
 落葉低木
 開花時期は4月~5月
 花は花弁4枚(径3cm~5cm)で白色
 果実は痩果で、1花に光沢がある黒色の実が4個付く
 4個の実は熟すと黒色となる
 シロヤマブキの葉は対生で、ヤマブキは互生


乗用車8社の2015年度の国内生産台数は、866万台

2016-04-27 | 社会・経済
 乗用車8社の2015年度の国内生産台数は、866万1345台(14年度比4.1%減)だった(4月26日まとめ)。前年度実績を下回るのは2年連続で、900万台を割り込むのは東日本大震災の影響を受けた2011年度以来4年ぶりである。
 国内ではトヨタ自動車がトップで、海外でもトップで2015年度(2015年4月~2016年3月)の世界販売台数が1009万台(前年度比0.7%減)であった。世界首位だったフォルクスワーゲンは、995万台に留まっている。
 ◆自動車主要8社の2015年度の生産・輸出
  会社  国内生産  輸出   海外生産
 トヨタ  317万1757 175万9012 575万9078
 マツダ   98万9401  78万7183  58万1798
 スズキ   86万919  11万3679 209万393
 日産   84万9356  49万385  437万7042
 ホンダ   76万899   9万6825 397万851
 富士重   71万4879  57万6483  23万5979
 ダイハツ  66万1168   6848  49万4011
 三菱自   65万2966  43万2322  55万1842
 合 計  866万1345 426万2737 1806万994

 晴れ、午後から曇り、夜には雨の予報。
 小さなお庭で”オオアマナ”の花が咲いている。そう言えば、我が家の鉢植えの”オオアマナ”も咲きだしている。花は日が当たると開き、陰ると閉じる。だから、早朝に見た時には閉じていた・・。
 ”オオアマナ(大甘菜)”は和名で、学名:Ornithogalum(オーニソガラム)が知られている、・・かな。”オーニソガラム”は種類が多く、大別すると寒さに強いヨーロッパ原産と寒さにやや弱い南アフリカ原産がある。秋に植えて春に開花する秋植え球根で、夏は地上部が枯れて休眠する。
 名(オオアマナ:大甘菜)の由来は、アマナ(ユリ科アマナ属の多年草、食用できる)に花が似ているから。ただし、これは有毒なので食べられない
 オオアマナ(大甘菜)
 別名:Ornithogalum(オーニソガラム)、スターオブベツレヘム(star of Bethlehem)
 学名:Ornithogalum umbellatum
 ユリ科オーニソガラム属
 原産地はヨーロッパ、南西アジア
 日本には明治時代の末期に渡来
 開花時期は4月~6月
 株の中央から花茎を伸ばし、頂部に総状花序を付ける
 花は径3cm程で6花被片からなる


D-アミノ酸を好む深海微生物を発見

2016-04-26 | 生物
 海洋研究開発機構 海洋生命理工学研究開発センターと京都大学は共同で、有人潜水調査船「しんかい6500」、無人探査機「ハイパードルフィン」等により深海から採取した堆積物から、D-アミノ酸を好んで食べて増殖する微生物を発見した(4月21日発表)。
 研究グループは、2001年から2008年にかけて相模湾の水深800~1500mから採取した深海堆積物から、D-アミノ酸を利用して増殖する微生物を計28株分離することに成功した。また、もっとも効率良くD-アミノ酸を利用する微生物について、その利用能を浅海から単離された近縁株と比較したところ、殆ど遺伝子上の違いがないにも関わらず、今回深海から単離した微生物のみが効率良くD-アミノ酸を利用する能力をもつことが分かった。
 一般的に生物が圧倒的に多く生産するL-アミノ酸ではなく、D-アミノ酸をわざわざ選んで取り込むという驚くべきこの性質は、深海のような栄養に乏しい極限環境で生き残るための生存戦略として急速に獲得されていったものである可能性が示唆される。こうした深海微生物の性質をさらに詳しく調べ、未だ謎の多いD-アミノ酸の機能が明らかにされ、新たな医用技術やバイオテクノロジー開発へ応用されることが期待される。
 ◆D-アミノ酸(英:D-amino acid)
 タンパク質を作るアミノ酸は不斉炭素原子を持つため、LとDの光学異性体(鏡に映るように向かい合った左右対称の立体構造)を持つ。通常のタンパク質には、L型のアミノ酸が使われる。
 生体を構成するアミノ酸20種のうち、グリシンを除いた19種には光学異性体2種類存在する。生物では、L-アミノ酸によって構成されている。しかし、近年の分析技術の向上により、高等生物体内にもD-アミノ酸の存在・利用が分かった。特に哺乳類で、D-アミノ酸の一種であるD-セリンが脳の様々な高次機能を制御していることが発見され、D-アミノ酸の生理機能や代謝経路が非常に注目を集めている。

 晴れ、風も弱い。日差しが強くなった来た。
 散歩道沿いのお庭で、”アマドコロ”の花が咲いている。・・多分、近縁種(同属)のナルコユリ と良く似ていると言うが、私には分からない。
 地下茎の先から、1本の稜がある茎を出し、葉腋から2個ずつ下垂して花が咲いている。花は鐘形で、花色は緑白色、先の方が緑がかっている。茎や根茎には甘みがあり、山菜として食用にされる。根茎は特に晩秋が旬とされ、テンプラが美味しいと言う。
 名(アマドコロ:甘野老)の由来は、根茎に甘味があり、根茎の形がヤマイモ科のオニドコロ(鬼野老)に似ているから。
 アマドコロ(甘野老)
 ユリ科アマドコロ属
 多年草
 原産地は日本、朝鮮半島、中国
 開花時期は4月~5月
 花は筒状で、長さ1.5cm位、緑白色で、先端は緑色を帯びる。2個ずつ垂れ下がる
 果実は球形(径1cm位)で、熟すと黒くなる


社会意識の世論調査で、満足しているのは6割

2016-04-25 | 生活
 内閣府は、「社会意識に関する世論調査」の結果を発表した(4月9日)。調査は今年(2016年)1月~2月、全国で20歳以上の1万人を対象に面接方式で実施し、5877人から回答を得た(回収率は58.8%)。
 これによると、社会全体の満足度について、「満足している」+「やや満足している」が計62%(前回は59.3%)だった。質問項目にした2009年以来の最高となった。男女別では、男性が計63.5%、女性が計60.7%。年齢別ではもっとも高いのは70代以上では計67.2%で、40代は計60.4%、30代は計60%となり、年齢が下がるとともに満足度も下がる。もっとも低いのは、20代で59.8%だった。
 社会に満足している点を聞くと(複数回答)
  良質な生活環境が整っている:42.7%
  心と身体の健康が保たれる :27.0%
  働き方を選択しやすい   :17.3%
 満足していない点(複数回答)は
  経済的なゆとりと見通しが持てない:44.4%
  若者が社会での自立を目指しにくい:37.1%
  女性が社会での活躍を志向しにくい:23.5%
 「国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだ」と答えた人は33.9%(前回より2.5%増)で、現在の設問内容となった1991年以来、最も高かった。

 晴れ。今日もいい天気。気温も適度で良い。
 車で走っていたら、幼稚園のお庭で”ユズリハ”の花が咲いているのが見えた。遠くからも見える程に特徴的な花で、これは雄花。秋に見る実は、雌花に付く・・残念。
 名(ユズリハ:譲葉)の由来は、初夏に新葉が出ると古い葉が落葉するから。この様な新旧の世代の交代が絶えることなく続く「代をゆずる葉」から、縁起物として正月や祝い事の飾り物として使われる。でも、実や枝葉には有毒成分(アルカロイド、強毒ではない)があり、食べられない。
 ユズリハ(譲葉)
 別名:親子草(おやこぐさ)
 ユズリハ科ユズリハ属 (1科1属)
 原産地:中国、日本
 常緑高木(樹高は5m~10m)
 雌雄異株
 開花期は5月~6月
 結実期は10月~12月、果実の径は0.8cm~1.0cm位


世界の糖尿病人口が4億2,200万人、日本は950万人

2016-04-24 | 健康・病気
 世界保健機関(WHO)は、2014年段階の推計値で世界の糖尿病人口(18歳以上)が4億2,200万人に達したとする報告書を発表した(4月6日)。1980年の1億800万人と比べて4倍近くに大幅に増えている。チャン事務局長は報告書の中で「糖尿病人口の増加を止めるために、われわれ自身が毎日の生活習慣を見直し、健康的な食事や運動をして、過度の体重増加を避ける必要がある」と各国に糖尿病対策の実施を求めた。
 報告書によると、世界全体の18歳以上人口に対する糖尿病人口の割合は、1980年の4.7%から2014年には8.5%に増加。増加が目立つのは、アフリカ地域など中低所得国である。
 糖尿病による死者は2012年段階で1,500万人、高血糖による死者も220万人。これら死者の死亡年齢は43%が70歳未満だった。この調査結果から、WHO担当者は「糖尿病は防止できる」と強調、健康的な生活習慣と糖尿病の早期発見と適切な治療を行うための政策を各国に求めた。
 日本の状況は、「国民健康・栄養調査」2012年版によると、「糖尿病が強く疑われる人」は約950万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」は約2050万人と推計され、増加傾向にある。
 ◆糖尿病
 糖尿病は、血糖値(血液中のグルコース濃度)が病的に高い状態の病名である。
 高血糖が長期にわたると血中の高濃度のグルコースがそのアルデヒド基の反応性の高さのため血管内皮のタンパク質と結合する糖化反応を起こし、体中の微小血管が徐々に破壊されていく。これにより、目・腎臓を含む体中の様々な臓器に重大な障害(糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症の微小血管障害)を及ぼす可能性がある。糖尿病治療の主な目的はそれら合併症を防ぐことにある。
 ◆HbA1c(NGSP)と血糖値の評価
 指標(NGSP) 優     良  可(不十分) 可(不良) 不可
 HbA1c%   6.2未満 6.2~6.8 6.9~7.3  7.4~8.3  8.4以上

 晴れ。気温も低くなく、過ごし易い。
 近所の知り合いの玄関前の大きな鉢。クスノキ科の常緑高木、”ゲッケイジュ(月桂樹)”が植えられており、花が咲いている。”ゲッケイジュ(月桂樹)”は、雌雄異株で、春に黄色の小花が密集して咲く。雄花・雌花の区別は難しいが、実が付かなければ雄花、この花は雄花(・・花色が黄色なので・・と思う)。日本には明治に渡来して栽培され、雌木は少ない、と言う。
 枝を冠(かんむり)にした月桂冠は、古代オンピックでは名誉の象徴となっている。現代では、葉・実は月桂葉・月桂実と言い、香辛料などで用いられる。
 ゲッケイジュ(月桂樹)
 別名:ローレル(Laurel)、スイートベイ(Sweet bay)、Bay tree(ベイ・ツリー)
 学名:Laurus nobilis
 クスノキ科ゲッケイジュ属
 雌雄異株
 常緑高木(樹高:5m~10m)
 原産地は地中海沿岸
 開花時期は4月~5月
 日本には明治9年頃に入ってきた
 日露戦争(明治37年~38年)の戦勝記念に日比谷公園に植樹されたのがきっかけとされる


ネット通販の市場拡大潜在力、日本は5位

2016-04-23 | デジタル・インターネット
 国連貿易開発会議(UNCTAD:United Nations Conference on Trade and Development)は、インターネット通販の市場拡大に向けた潜在力を示す2016年「B2C電子商取引指数」を発表(4月22日)し、日本は調査対象137ヵ国・地域の5位だった。評価指数はインターネットやクレジットカードの普及率などから算出した。2015年に第1回調査で、日本の順位は12位だった。
 日本の大幅順位上昇は、ネット普及率が上がったこと、評価基準の見直しも順位の上昇に貢献した。今回は万国郵便連合(UPU)の郵便信頼度指数を参照し、この分野で2位の日本に有利となった。
 因みに、世界のネット通販の売上高は急激に拡大し、2014年は8000億米ドル(前年比で20%増)であり、2015年では1兆米ドルとなったかも。
 ◆2016年のネット通販潜在力 (括弧内は前回順位)
 1、(1)ルクセンブルグ
 2、(-)アイスランド
 3、(2)ノルウエー
 4、(4)カナダ
 5、(12)日本
 6、(3)フィンランド
 7、(8)韓国
 8、(9)英国
 9、(14)スイス
 10、(13)ニュージーランド

 晴れた良い天気。
 散歩道の沿いに、見つけた満開の”ハナズオウ”の花。枝の葉に先立って花芽を多数付けて咲く。花には花柄がなく、枝から直接に花が付く。花は長さ1cmほどの蝶形花。花色は、お祝いごとの様に紅白。白花と紅花の木が隣り合わせで咲いている。実は長さ数cmの豆果で秋から冬に黒褐色に熟す。
 名(花蘇芳、はなずおう)の由来は、花弁の色がスオウ(蘇芳:赤色染料とされた木)で染めた色に似ているからと言う。
 ハナズオウ(花蘇芳)
 別名:蘇芳(すおう)
 マメ科ハナズオウ属
 落葉低木(樹高2m~5m)
 原産地は中国、江戸時代初期(1695年ころ)に渡来と言う
 開花時期は4月~6月
 花は1cm~2cm位の蝶形、花色は紅紫色・白色
 花後に数cm~10cmの豆果が付き、秋から冬に黒褐色に熟す


今シーズンのスギ・ヒノキの花粉飛散は、5月中旬までに終息予測

2016-04-22 | 自然
 環境省は、今シーズンのスギ・ヒノキの花粉飛散は、最も遅い地域でも5月中旬までに終息するとの予測を発表(4月21日)。概ね、例年並みの終息時期。
 スギ花粉の飛散は、既に広い範囲で終息、若しくは飛散量が大幅に減少している。東北地方北部と甲信地方の一部では5月上旬までに終息する見込み。
 ヒノキの花粉の飛散は、関東・甲信・北陸・東海・近畿の各地方と中国地方の一部でやや多い飛散が続いているが、5月中旬までには概ね終息の見込み。
 スギ・ヒノキ花粉の総飛散量は、東北地方では例年より多かった。関東・北陸地方では例年並みとなっている地域が多い。このほかの地方では、例年より少ない府県が多かった。

 天気は曇り。気温が低くなく、寒くはない。
 いつもの散歩道に近いお庭で、もう”ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)”の花が咲いているかな、と思ったら咲き始めている。もう少しで満開だ。早春に咲く黄色の”マンサク(万作)”と花姿が似ているが、”マンサク”はマンサク科マンサク属であり、”ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)” はマンサク科トキワマンサク属であり属が異なる。また、前者(マンサク)は落葉樹であり、後者(ベニバナトキワマンサク)は常緑樹である。常盤(ときわ)とは常緑のことである。
 この”ベニバナトキワマンサク (学名:Loropetalum chinense var. rubrum)”は、トキワマンサク(花色は淡クリーム色)の紅色変種、との事。
 ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)
 別名:赤花常盤万作(あかばなときわまんさく)
 マンサク科トキワマンサク属(ロロペタルム属)
 耐寒性常緑の低木~中高木
 原産地は中国
 開花時期は4~5月
 枝先に細紐のような花が数個集まって付く
 花色は鮮やかな赤(紫赤・桃色がある)
 葉が赤紫色の銅葉、と緑色の緑葉がある


緑内障を抑える化合物開発、マウス実験で効果

2016-04-21 | 医学
 京都大の池田華子准教授(眼科学)と生命科学研究科の垣塚彰教授(創薬学)らの研究グループは、「独自に合成した低分子化合物に緑内障の進行を抑制する効果があることを、マウスを使った実験で確認した」と発表した(4月19日、英科学誌「ヒリヨン」に掲載)。失明の最大の原因となっている緑内障の、新たな治療薬の開発につながる可能性があると言う。
 研究グループは、目の病気「網膜色素変性」の治療のために池田准教授らが開発した低分子化合物「KUS剤」に注目。目からの光の信号を脳に伝える網膜の神経節細胞が、保持するエネルギーを失うのが緑内障で、「KUS剤」が網膜の細胞の変性・死滅を防止するなどして緑内障の進行を抑制することを、3種の異なるモデルマウスで確認した、と言う。
 池田准教授は、「神経保護、という新たな観点からの治療薬の開発につながる発見。他の病気への応用も期待できる」と言う。
 ◆緑内障
 緑内障は網膜神経節細胞が死滅する進行性の病気である。特徴的な視神経の変形と視野異常(視野欠損)となる。現時点では一度喪失した視野は回復させることが困難なため、失明の原因になりうる。日本での失明の原因は、糖尿病網膜症を抜き、1番目となっている。
 治療法は、進行を遅らせる対症療法と失った視神経を再生させる根本治療が考えられるが、2014年段階では対症療法(目薬や手術で眼圧を下げる等)が中心である。
 日本では、2003年の疫学調査から40歳以上の20人に1人が罹患しているという結果が報告されている (日本緑内障学会年)。有病率は年齢とともに上昇し40歳代では2%であるが70歳代になると10%を越える (2004年)。日本国内で治療中の患者は約30万人、潜在患者数は400万人とも言われる。

 曇り。夕方から雨の予想。畑にとってはありがたい雨、でも熊本ではありがたくない雨かな。
 散歩道沿いの”ハナカイドウ”の花が満開に近く一杯に咲いている。花は桜の花より大きく、枝に花が”たわわ”に付いている。昔から美人の代名詞として使われるほど綺麗だ。花は綺麗、咲く前の赤い蕾が垂れ下がっている様子も素敵だ。
 中国原産で、日本には江戸時代初期に渡来した。15世紀中頃に既に渡来していた海棠(実海棠:みかいどう)があり、花が美しいので「花海棠」と命名されたと言う。
 カイドウ(海棠)
 別名:花海棠(はなかいどう)、垂絲海棠(すいしかいどう)、南京海棠(なんきんかいどう)
 バラ科リンゴ属
 落葉小高木
 中国原産、江戸時代初期に渡来
 開花時期は4月~5月
 花色は淡紅色
 花後に林檎に似た小さな実が付くが、付かない事が多い


イネの栄養の吸収・蓄積を促進させる遺伝子を発見

2016-04-20 | 園芸
 農業生物資源研究所(生物研)は、「植物の主要な栄養素を含む複数の栄養素をバランスよく吸収し、蓄積を促進させるイネの遺伝子を発見した」と発表(3月29日)。
 本研究は、栄養素(窒素、リン酸、カリウム)を含む複数の栄養素をバランスよく吸収し、蓄積を促進させるイネの「RDD1遺伝子」を発見したもので、人為的に「RDD1遺伝子」を強く働かせたイネは、特別栽培米と同等の少化成肥料栽培での収量が普通のイネと比べ最大で約2割増加した。このような、複数の栄養素の吸収・蓄積をバランス良く促進させる遺伝子は初めての発見、と言う。
 植物の遺伝子機能を利用して肥料に含まれる栄養素の吸収を促進させる試みは、単独の遺伝子の働きを改変することで1~2種類の栄養素の吸収もしくは蓄積を促進させた例がある。しかし、特定の栄養素のみの吸収・蓄積を強化すると栄養素バランスが崩れるため、収量の増加にはつながっていなかった。
 生物研ではイネの水・栄養素を輸送する維管束に「RDD1」タンパク質の局在を見出しており、このタンパク質が栄養素をバランス良く輸送する鍵となっているのではないかとの研究を行っていた。研究では、人為的に「RDD1遺伝子」を強く働かせたイネは、温室での少化成肥料栽培(慣行栽培の半分、特別栽培相当)において、収量(もみ重)が親系統に比べて最大で約2割増加した。低栄養条件での水耕栽培(各栄養素が通常の半分以下)では、通常のイネと比べて肥料三要素である窒素、リン酸、カリウムに加え、塩素とマグネシウムの吸収と蓄積が促進された。これらの結果から、RDD1遺伝子を強く働かせたイネでは光合成および収量の増加に必要な栄養素の供給が増強されることが示唆された。
 今後、新たな品種や栽培技術の開発により、「RDD1遺伝子」の機能を強化することで、少ない肥料で通常と同様の収量を得ることが可能になり、低コスト化に加え、土壌に残った余分な肥料による環境汚染を防ぐなどのメリットが得られる、としている。

 晴れ、風が少しある。穏やかな天気、熊本を思い、この穏やかさを届けたい。
 散歩していたら知人に出会い、お庭で”ゲンペイモモ(源平桃)”が咲いているから、とのお話。早速お庭に出かけて鑑賞。植えてから数年程とのことで、花の数は多くない。でも、三色に咲いているのを見たら、綺麗・お見事。
 ”ゲンペイモモ”は、花を観賞する品種の”ハナモモ”と呼ばれる品種。1本の木から白・紅色の花が咲き、”サキワケモモ(咲き分け桃)”とか”ジツゲツトウ(日月桃)”とも呼ばれる。源平桃(げんぺいもも)の、源平は花色の白と紅からで、白色が源氏の旗から、紅色は平氏の旗からで、白・紅と咲き分けるからと言う。
 ”ゲンペイモモ”の花は、紅・白・中間の絞りの乱れ咲きは、年により白・紅のマダラ模様は一定でない、と言う。この花色の不規則さが面白く、また不確実さが楽しみでもある・・来年はどうだろう。
 ゲンペイモモ(源平桃)
 バラ科サクラ属
 落葉小高木
 原産地は中国、桃の字は中国から
 開花時期は3月~4月
 花は5弁花
 1本の木に、花色の桃色・白色・紅色が乱れ咲


リウマチの炎症抑えるシアル酸を付けた糖鎖を発見

2016-04-19 | 医学
 名古屋大学などの研究チームは、「関節リウマチの炎症が、糖鎖という物質の構造を変えることで抑えられる」ことを発見した(4月5日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載)。
 研究チームは、関節リウマチで認められる自己抗体(IgG)上の糖鎖構造が、リウマチの病態制御に関わっており、患者の血液中にシアル酸が少ないことに着目した。自己抗体(IgG)にくっついた糖鎖の末端にシアル酸を付加し、リウマチのマウスに投与したところ、炎症の程度が2分の1に緩和した。
 研究チームの名大大学院医学系研究科の大海雄介特任助教は「シアル酸を付けた糖鎖が自己抗体の機能を抑えたと考えられ、炎症を根本から止める薬の開発につながる」と言う。
 ◆リウマチ
 リウマチは、体内に入った細菌などを攻撃するべき抗体が異常(自己抗体)となり、自分の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患。手や足の関節が痛み、進行すると関節が変形する。
 発症年代のピークは40代で、次いで50代、30代である。患者の男女比は、男性1で女性は4、関節リウマチは比較的女性に多い病気と言える。
 患者数は年々増える傾向にあり、現在70万人と言われるが、すでに100万人を超えているという見方もある。

 午前は良く晴れたが午後からは雲が多くなる。気温は昨日と同じ位で暖かい。
 先日催事があった卸町で見た、市場近くの建物の小さな庭の”ミヤマシキミ”の花。花は4月の始め頃から咲き始めたので、そろそろお花は終わりかな。”ミヤマシキミ”は、雄花と雌花をつける株が異なる雌雄異株で、この花は雄花・・長いオシベ。枝先に円錐花序で小さな花が沢山付いている。花弁数は4枚、雄花は4つのシベとその先端に黄色の花粉を付けている。
 名(ミヤマシキミ:深山樒)の由来は、葉がシキミに似て山(深山)にあるからと言う。シキミとの名であるが、シキミはシキミ科、ミヤマシキミはミカン科である。両者の葉は似ているが花の様子は全く違う。同じなのは、両者とも有毒な植物。
 大きな赤い実を付け、センリョウやマンリョウに対して「億両(おくりょう)」と呼ぶらしい。
 ミヤマシキミ(深山樒)
 別名:橘木斛(たちばなもっこく)、スキミア
 英名:Japanese skimmia
 ミカン科ミヤマシキミ属
  (日本のミヤマシキミ属は、ミヤマシキミのみが確認)
 雌雄異株
 常緑低木
 開花時期は3月~5月
 花は枝先に円錐花序を出し、白色の花を沢山付ける
 花の花弁数は4枚、花径は1cm程、芳香ある
 秋に球状核果が赤く熟す
 葉はアルカロイドを含み有毒、果実も有毒
 類似種の幹が匍匐するツルシキミ(蔓樒)はミヤマシキミの変種


肝臓がんは遺伝子変異で6分類され、 生存率・治療後経過などに大差

2016-04-18 | 医学
 国立がん研究センターと理化学研究所などの共同研究グループの発表(4月12日)。
 「肝臓がんは、がん細胞のゲノム(全遺伝情報)変異によって6分類でき、それぞれ生存率や治療後の経過などに大きな差があることが分かった。」この分類の活用は、肝臓がんの診断、治療、治療開始後の経過観察方針決定などに役立つと期待される。
 共同研究グループは、日本人の患者300人のがん細胞のゲノムを、「次世代シーケンサー」と呼ばれる最新鋭装置等で解析し比較した。解析したDNAの塩基配列データは70兆。
 これにより、肝臓がんの発症に関連する新たな遺伝子変異が10以上見つかり、1つのがん組織中のゲノム異常は平均約1万もあることが分かり、これらを基に肝臓がんを6分類できることも分かった。具体的な違いの例として、ある遺伝子に変異がある患者の8割は、最初の治療後から5年経過しても再発や転移が起きていなかった。しかし別の遺伝子に変異がある患者は全員が再発し転移も見られた。また、がん抑制遺伝子の「TP53」に異常があると治療後の経過(予後)が悪く、5年生存率も低かった。生存率について5年生存率を見ると、6分類ごとに約80~0%もの大きな差があることが分かった、と言う。これにより、今回発見の遺伝子変異を標的にした薬の開発が期待される。
 ◆肝臓がん
 肝臓がんは、年間約4万人が診断され、3万人以上が亡くなっている。日本における部位別がん死亡者数で、男性では3位、女性では6位となっている。
 主な原因は、肝炎ウイルスの持続感染であり、慢性肝炎発症から肝硬変を経ると、高い確率で肝臓がんを発症する。発症要因は、B型肝炎ウイルス(HBV)またはC型肝炎ウイルス(HCV)の感染、アルコール摂取などがあり、日本の肝臓がんの主要因はHCV感染が約60%を占めている。発生頻度は世界各地域で異なり、欧米では、HCV感染に加えて、アルコール性肝障害や肥満でみられる脂肪性肝障害からの肝臓がんも多い傾向にある。

 今日は晴れて良い天気。気温も最高気温20℃と暖かい、薄い上着でいいかな。
 熊本ではまだまだ地震が収まらない・・早く終息して欲しい。願うのみ。
 散歩道沿いの小さなお庭で、”ハナニラ”が咲いていた。星形の花が可愛く、白色や淡青色なので清楚な感じがする。葉を千切ってみると韮(にら)の匂いがする。野菜の韮と同じ科だが属(野菜のニラはネギ属)が違い、花の姿も大きく違う。名(花韮 :はなにら)の由来は、可愛い花を付ける韮に似た葉からと言う。
 別名には、イフェイオン(Ipheion)、スプリングスターフラワー(Spring star flower)、セイヨウアマナ(西洋甘菜) があり、ベツレヘムの星・ダビデの星と呼ばれる事もある。
 ハナニラ(花韮)
 別名:西洋甘菜(せいようあまな)、イエイオン、英:Spring star flower
 ユリ科(ヒガンバナ科)イフェイオン属
 球根性多年草
 原産地は南米(アルゼンチン)
 明治時代に園芸植物として導入
 開花時期は2月~5月
 韮の様な葉から花茎を伸ばし、その先に6弁花で星形の花を1輪咲かせる
 花径は数cm程、花色は白・淡青紫・青紫


2016年春の卸町ふれあい市

2016-04-17 | まち歩き
 午前は雨、午後から晴れるが3時頃より小雨となる。
 午後に晴れたから「2016年卸町ふれあい市」に出かけた。やはり雨によるのか人出は少ないかな。例年なら桜の開花が見られるが、既に散っている。でも、”ハナミズキ”の花蕾が大きくなっている。街路樹に若葉が出始めた。
 ◆卸町ふれあい市
  開催日:平成28年4月16日(土)・17日(日)
  時 間:9:30~17:00 (17日(日)は16:00まで)
  場 所:卸町サンフェスタ、各問屋社屋(若林区卸町2-15-2ほか)
  駐車場:有り(無料)約2,000台


熊本地震の本震は16日午前1時半のM7.3、14日のM6.5は前震

2016-04-16 | 地質
 4月14日から九州熊本で地震が多発し、死者・家屋倒壊・地滑りなどの被害が大きくなっている。
 九州の熊本県・大分県を横断するように別府-島原地溝帯がある。この中に、今回の地震の震源となる日奈久(ひなぐ)断層帯や布田川断層帯、大分県には別府-万年山断層帯があり、中央には阿蘇山がある。
 4月14日21時26分頃に熊本県熊本地方を震源とする地震があり、熊本県益城町で震度7の揺れを観測した。地震の規模(M:マグニチュード)は”6.5(横ずれ断層型)”であった。その後、これより大きいエネルギーが発生したので、これを本震とした。
 前震
  4月14日21時26分 M6.5 震度7
 本震
  4月16日1時25分 M7.3 震度6強
 余震
  4月16日9時48分ごろ M5.4 震度6弱
  4月16日7時11分ごろ M5.3 震度5弱(大分県)
  震度6・5・4・3クラスの余震が多発している。
 熊本県での死者は29人(15時ころ)となり、熊本県33市町村では約7万人が避難している。今夜から強い雨が降ると言われ、地滑りなどの二次災害が発生しないことを願う。・・余震は怖い、怖かった。

 今日の天気は晴れ。
 散歩道で見つけた”ペチコートスイセン”、花が満開で咲いている。花の姿が独特だ。
 ”ペチコートスイセン”の名は英名「Hoop petticoat daffodil」からの訳名だろう。ペチコートとは「スカート状の」との事で、ラッパの様な副花冠の姿からの由来だ。副花冠が目立つが、花冠は外側の6枚の細い萼(がく)の様なヒゲの様で目立たない。別名はナルキスス・ブルボコディウム (学名:Narcissus bulbocodium)で、”Narcissus”はギリシャ神話の水に映った自分の姿に恋した美青年の名前からである。ナルシスト(自己陶酔型の人)の言葉で残っている
 因みに、ペチコートとは、現代では”スカートの下に装着する女性用の下着、ランジェリーの一種”である。しかし、19世紀初期以前では”スカート状ドレス”との事で、19世紀初期以前の命名なら納得。
 ペチコートスイセン(ペチコート水仙)
 ヒガンバナ科スイセン(ナルキスス)属
 原産地は地中海沿岸地方
 耐寒性多年草
 丈は10cm~20cm
 開花時期は3月~4月
 花は径4cm位、花色は黄色、円錐状の副花冠が特徴
 葉は細くほぼ筒状、暗緑色


九州熊本で震度7の地震・・頑張れ

2016-04-15 | 地質
 4月14日21時26分頃、九州(熊本県熊本地方)を震源とする地震があり、熊本県益城町で震度7の揺れを観測した。
 気象庁によると、
  震源:深さは11km
  地震の規模(M:マグニチュード):6.5 (横ずれ断層型)
  最大震度:震度7 この記録は2011年3月の東日本大震災以来
  各地の震度 震度7:熊本県益城町
        震度6弱:熊本市、熊本県玉名市、宇城市、西原村
        震度5強:熊本県菊池市
        震度5弱:宮崎県椎葉村
  余震:午後10時すぎに、余震と見られる震度6弱の揺れが観測
 この地震により、9名が家屋倒壊などで亡くなり、約1000人が負傷した。気象庁は、この地震を平成28年(2016年)熊本地震と命名。
 亡くなった方に合掌。震災を受けた方に、頑張って!!。

 地下鉄の出入口付近、”M”デパート前の”モクレン”の花が咲いている。昨年も同じ時期に咲いている。見上げて写真を撮っていたら通行の数人も写真を撮りだした。普通の歩行での視線より高い所で咲いているから気が付かなかったのかな。
 モクレン(木蓮)と言えばこの木で、白い花の”ハクモクレン(白木蓮)”と対比してシモクレン(紫木蓮)とも呼ぶ。花は上向きで、全開せず半開状(開ききらない状態)に咲いている。花弁6枚、萼3枚、雄しべと雌しべは螺旋状に多数が付く。良い香りがする。名(木蓮:もくれん)の由来は、花がラン(蘭)に似ているから「木蘭(もくらん)」、ハス(蓮)に似ているから”木蓮(もくれん)”と呼ばれるようになった、と言う。因みに、モクレン属は地球上で最古の花木と言われ、白亜紀(恐竜時代、約1億年以上前)の地層から化石が発掘されている。
 モクレン(木蓮)
 別名:紫木蓮(しもくれん)、もくれんげ(木蓮花、木蓮華、木蘭花)
    マグノリア(Magnolia)
 モクレン科モクレン属
 落葉高低木(樹高は3m~5m)
 原産地は中国
 開花時期は3月~5月
 新葉が出る前に、紫紅色で卵形の大きな花を咲かせる
 咲くのは、白木蓮より少し遅い
 花色は濃紅色(外側)・白色(内側)