歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

藤川の上流端標柱

2012-01-26 | まち歩き

 藤川の最上流付近に架かる橋の傍に上流端の標柱がある。地形的に橋は段丘崖の上に架かっている。段丘崖の下部では湧水が見られる事が多く、この湧水場所付近が上流端となっているようだ。
 藤川は梅田川の支流で、梅田川は七北田川(ななきたがわ)の支流である。藤川は小松島(青葉区)の小松島沼、蟹沢(宮城野区)の与兵衛沼などを水源とし新田大橋付近で梅田川と合流する。
 川は多数の支流が集まって本流となる。本川の流末は河口で、上流端は支流群の源流である。川を管理する場合、河口・上流端の位置が確定していないと不便である。従って、河川法によって位置を決められている(改訂で位置が変わる事がある)。
 上流端の決め方は、以下の条件等を参考にして決定するようだ。
 ●慣例で決めている場所
 ●湧水場所、最初の一滴が浸み出る場所
 ●水が安定して流れる水路の最上流の場所
 ●谷の最上流の分水嶺の場所
 ●湖や沼など

Umedar01261
 上流端の標柱
 仙台市宮城野区原町小田原字中川原
 市道安養字(寺?)橋下流

 写真左:七北田川水系二級河川藤川
 写真右:下流からの市道安養字橋


Umedar01262Umedar01263


 河川の長さは、河口から上流端までの実測値などから大凡の距離を割り出しているとの事。些かアバウトだが地形は変化するから現実的なのかな。

 ナンテンは常緑の木である。と思っていたら紅葉・黄葉する。果実が赤色のは紅葉し、黄白色のシロミナンテンは黄葉している。全部が紅葉・黄葉する訳でなく緑の葉も多い。

Nantenha01261  紅葉の南天
 (果実は赤い)

メギ科ナンテン属
半常緑性の低木、樹高は1m~3m
開花期は6月~7月
花色は白色、花径は数mm
果実径は6mm~7mm位、秋頃から赤くなる


Nantenha01262
 黄葉の南天
(果実は黄白色)


年賀状のお年玉

2012-01-22 | 日記・エッセイ・コラム

 朝から雲り。昨夜からの雪が降り積もっている(日積算降水量12.5mm)。今日の最高気温は4.7℃とここ暫くではチョット高い。日中は路面・歩道とも雪が融けだしてベチャベチャだ。
 今日は年賀状お年玉当選番号の発表日だ。発表番号を見た、まだはがきの番号は確認していない。ゆっくり見よう。
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 平成24年(2012年)お年玉年賀はがき当選番号
 賞品の引換期間:平成24年1月23日(月)から7月23日(月)まで
 当せん番号:各組共通
 1等:030625
 2等:153787
    071658
    675457
 3等:下4けた 2511
 4等:下2けた 27、44
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 4等の番号は下2けたが2本だから当る確率は100枚に2本となる。発行されたはがきは約36億7千万枚だから約7300万枚が4等当選か・・当らないようでも当っている。

 

 先日紹介したアオキは葉が緑一色のものである。今日のアオキは斑入の葉である。
 アオキの葉には薬効があると言う。葉を焙ってガーゼの様にはり、火傷・腫物・虫刺されなどの外用薬としたとの事。葉の煎じ汁は便秘薬ともなると言う。

Aoki0122
 斑入の葉のアオキ(青木)

ミズキ科アオキ属
常緑低木、樹高は1~3mほど
枝は緑色、葉は厚みと光沢がある
花は3月~5月に咲く


年賀状の枚数

2012-01-21 | 日記・エッセイ・コラム

 本年の年賀状の元日配達数は前年より全国で7.6%減となったとの事。東北3県(岩手・宮城・福島)では約6129万通と21.3%減と大きかった。転居していて出せない、挨拶を見合わせたなどの理由からと思われる。・・震災の影響はまだまだ大きい。
 因みに、明日1月22日(日)には「平成24年用年賀お年玉くじ抽せん会」が行われる。当りをそんなに期待している訳ではないが、期待してる。毎年のお年玉の切手シートが楽しみだ。

 

 冬でも青々とした葉の常緑のアオキ。枝も青い。実も付いているがまだ青い。赤い実は散見する程度だ、もう少ししたら赤くなる。雌雄異株だから実がついているもの(雌株)とないもの(雄株)がある。学名(属名)は”Aucuba japonica:アウクバ ヤポニカ”とあるように、日本の古来種である。名の由来はアオキバ(青木葉)からと言う。

Aoki01211  アオキ(青木) ミズキ科アオキ属
常緑低木、樹高は1~3mほど
枝は緑色、葉は厚みと光沢がある
花は3月~5月に咲く
雌雄異株で、枝先に紫褐色の小さな花が咲く。雄花は雄しべが4本、雌花は雌しべが1本ある。
果実は雌株に付く。実は1~2cm程の楕円形で深紅色となる。


Aoki01212 果実が黄色のキミノアオキ、白色のシロミノアオキがあると言う。
葉は、濃緑色一色だけでなく斑入の葉の園芸種もある。


船のトン数

2012-01-19 | 日記・エッセイ・コラム

 連日、1月13日(金)に発生したイタリアのクルーズ客船「コスタ・コンコルディア 」の座礁事故について報道している。座礁したのは、イタリア中部の西方のティレニア海のジリオ島の浅瀬である。座礁によって浸水・横転し死者・行方不明者が出ているとの事。座礁の理由はまだ不明だが、船乗りが陸に対して行う挨拶の風習「インキーノ」をするに接近しすぎたのでは、との指摘がある。
 豪華客船の海難事故で有名なのは、1912年4月14日のタイタニック号の事故である。本年はこの事故からちょうど100年目である。何か因縁めいたものを感じた乗客もいたとの事。
 「コスタ・コンコルディア」は2006年7月に就航した11万2,000トンの大型客船である。”海の摩天楼”と呼ばれる程の大きさで、船の全長:290m、全幅:36m、デッキは14層、客室数:1,430室、乗客定員:3,800名、乗組員数:1,100名、巡航速力:20ノットである。
 船の大きさは重さの単位である”トン”で表されている。このトン数表示は、重量(重量トン数)と容積をトンに換算したもの(容量トン数)とがある。また各トン数でも使う目的によって種類があり、その意味も異なる。
 客船は積荷重量より容積が重視される。客船の総トン数は、容積換算トン数である。容積は除外(二重底・上甲板から上の室など)場所を含まない総容積(閉囲場所)で、100立方フィート(約2.83m3)を1トンと換算したものである。11万2千トンを総トン数とすると、112000X2.83≒317000m3---68.2m立方となる・・大きいな。純トン数はこれから機関室・乗組員室・バラストタンク等を除き、船客・貨物に供される容積である。

 

 マンリョウ(万両)はセンリョウ(千両)とともにお正月の縁起物である。マンリョウは葉の下方に実を付け、センリョウは葉の上方に実を付ける。名の由来は、センリョウより実が沢山で重いから、マンリョウ(万両)との事らしい。因みに、ヒャクリョウ(百両、別名は唐橘(からたちばな)、ジュウリョウ(十両、別名は薮柑子(やぶこうじ)、イチリョウ(一両、別名は蟻通(ありどうし)もある。いずれも縁起物だ。

Manryou01191  マンリョウ(万両)
ヤブコウジ科ヤブコウジ属
常緑性の低木
樹高は0.3m~1.0m
花は7月~8月頃咲く
花は1cm足らずと小さい
花色は白色で赤の点々がある
実は0.7cm位、晩秋に色付く


Manryou01192 別名は藪橘(やぶたちばな)

赤色の実が基本種である。
実の色が白のシロミノマンリョウ、黄色のキミノマンリョウがある。
葉に斑があるものなどの園芸品種もあるとの事。


井戸のある風景

2012-01-18 | まち歩き

 広瀬川沿いの道路に面したお家の庭に井戸があった。滑車を使うつるべ井戸だ。つるべ(釣瓶・釣る瓶)とは井戸から水を汲み上げる時に使う桶の事である。井戸からの水くみ上げは、つるべに付けた縄と滑車を使う方法、つるべに付けた縄と天秤様の竿を使う方法がある。
 まだ使われているのかなと思って井戸底を見たら埋まっていた。もう使わないで埋めたようだ。
 道路脇から見た「井戸のある風景」はとても情緒があり絵画的だ。このお家から見たら、広瀬川・川岸の林などの借景でもっと素晴らしいと思う。

Turubeido0118
 つるべ井戸

 井戸枠は大谷(おおや)石
 滑車は見えるが縄はない


 最近、昨年の地震(3.11)での断水で難儀したので井戸設置をした・考えている方が増えているとの事だ。トイレの水では苦労しましたよ。適当な設置場所と水が出る場所であれば欲しい・・庭木の水やりにも使える。
 機械(ボーリングマシン)で掘削して井戸設置したマンションや自分の庭に一人で井戸設置した方などがTVで紹介されていた。前者での設置費用は25万位から、後者は材料費のみ(自分1人で10日かかった)で3000円との事だ。揚水ポンプ費用は入ってない、と思う。
 井戸の手掘り方法には2方法がある。1つは、スコップなどで掘って井戸を作る(掘り抜き井戸)方法だ。深さは数m以上・径は作業できる程度の1~2mなので複数者の作業となる。もう1つは、小径の孔をパイプ打ち込みで掘って井戸を作る(打ち抜き井戸)方法だ。上総(かずさ)掘りとも言われる方法で浅い井戸(深さ10m前後)なら1人でも可能な方法だ。紹介されたのはこの方法だ。


おみくじを引いたら小吉

2012-01-17 | まち歩き

 散歩中に榴岡天満宮に立ち寄り参拝した。現在社殿を修復中なので仮設足場の外での参拝となった。
 神社に参拝するとどうしても”おみくじ”を引きたくなる。

Tutujitenm01171
 榴岡天満宮に掛けられた絵馬(えま)

 時節がら合格祈願が多いかな
 祭神は学問の神様の菅原道真だ


 おみくじは天神さまとの縁結びと書いてあり、12種類の”おみくじ”が置いてあった。その中の「開運とんぼ玉根付入りおみくじ」を引いた。小吉だった。元日の塩釜神社でも小吉だった。今年は小吉の年かな・・書かれている運勢はチョット異なるけど。

Tutujitenm01172 Tutujitenm01173


 おみくじ(御神籤、御仏籤)は神社・仏閣で神・仏のご意志を占う”くじ”である、と考えられている。
 おみくじには運勢の説明と吉凶 が書かれている。吉凶 は神社によって異なるが7~12段階の吉凶 で示され、段階の表示も神社ごとに違う。
 良く使われる段階は、最良は大吉中吉小吉(←半吉)←末吉(←末小吉)←(←小凶)(←半凶)(←末凶)←最悪の大凶となる、( )内は12段階で使われる。各段階での出る確率は神社ごとに違うようだ。浅草寺では、「大吉は全体の17%、凶は30%」との事。
 おみくじには運勢の説明も書かれている。運勢とはおみくじを引いた人の生活指針であり、この指針を尊べば”大吉”となる。尊ぶ事=神と縁を結ぶ事・・との事。成程ね。

 

 川沿いのお家の玄関脇のお庭で地植えのセンリョウが黄色い実を付けていた。果実の見頃は11月から翌2月頃だが1月頃には鳥たちに食べられてしまう。お花屋さんでは赤い実を置いている事が多く、黄色を見つけたのは”縁起”が良い。
 センリョウ(千両)は名前がめでたく、マンリョウ(万両)とともにお正月の縁起物だ。

Senryou01171  センリョウ(千両)
センリョウ科センリョウ属
耐寒性常緑小低木
樹高は0.5m~1.0m
開花は6月~8月、花色は黄緑色
花には花被(かひ:萼片と花弁の総称)がない。花軸から一つの雌しべと一つの雄しべが直接出てる。雌しべがふくらんで果実となる。


Senryou01172
 実が黄色のキミノセンリョウ
        (黄実の千両)

 千両と万両の違い
 千両:センリョウ科センリョウ属
    葉の上方に実を付ける
 万両:ヤブコウジ科ヤブコウジ属
    葉の下方に実を付ける


乾燥注意報

2012-01-16 | 日記・エッセイ・コラム

 今朝のTVで乾燥注意報について話していた。東京では湿度25%とサハラ砂漠の30%より低いとの事だ。東京砂漠だ。
 そう言えば、太平洋沿岸部での降水量は、2011年12月14日から2012年1月12日(30日間)で、仙台9.5mm、東京1.5mm、高知1.5mmと極めて少ない。平年比でも低い。東京での乾燥注意報は32日間継続中で、最長記録の24日間を更新中との事だ。予報では太平洋沿岸部での降雨は当分期待できないようだ。冬の乾燥は気付かないうちに脱水症となる恐れがあると言う。脱水症だけでなく、血液ドロドロで心筋梗塞・脳梗塞もを起こしやすくなる。
 乾燥注意報と部屋の湿度管理に注意しよう。

Onsitukei0116
 自室の温度・湿度計

 今朝の測定なので、室温が低い
 タオルの部屋干しで湿度が高い
 (結露はある)


 注)乾燥注意報
 乾燥注意報とは気象注意報の一つで、「空気の乾燥により災害(火災)が発生するおそれがあると予想」したときに発表される。各自治体によって発表基準が若干異なる。宮城県基準は、
 ○最小湿度(*4)45%以下で実効湿度(*5)65%以下かつ風速7m/s以上
 ○最小湿度35%以下で実効湿度60%以下
  *4 最小湿度:日最小湿度(日界は0時)
  *5 実効湿度:木材の乾燥の程度を表す指数(数日前からの湿度を考慮して計算)
 注)快適湿度
 一般に快適温度・湿度は、18~25℃、40~65%と言われる。
 (温度・湿度計に表示してる)
 冬は湿度が高いと結露する。となると冬はやや低めの40~50%となろう。

 

 今日の天気は雪はチョットちらついたが概ね雲り。風は弱いが寒い(最高気温3℃?)。
 梅田川沿いに歩いていたら渡り鳥が見えた。白鳥と白鷺と雁と・・判らない、私は鳥を判別できない。

Umedagawa01161Umedagawa01162


ハウスのホウレン草

2012-01-15 | 園芸

 今日は雲あるが晴れ。風があり、強いととても寒く感じる。
 ここ2・3日は体調不良につき散歩せずに自宅にて引きこもった。今日はお天道様(おてんとさま)を拝む。
 畑に立ち寄る。ハウス内はお天道様のお陰で外気温数℃であるが10数℃となっていた。
 去年に播いたホウレンソウがだいぶ大きくなってきた。

Hourensou0115
 ホウレンソウ(菠薐草)
 アカザ科ホウレンソウ属
 雌雄異株
 ビタミンAや葉酸が豊富な野菜


 

 散歩道には雪が融けずに残っている。そこに黄色・赤色のクチナシの実が花の様に見えている。
 12月ごろはまだ固かったが今日は軟らかくなっている。割って見ると小さな赤橙の種が沢山ある。実の汁が皮膚に付くと黄色となる。なかなか落ちない。

Kutinasimi01151
 クチナシ(梔子、巵子)の実

アカネ科クチナシ属
常緑低木、丈は0.5m~3m
花期は6月~7月
花は強い芳香を出す
花色は純白、次第に乳白色
花が一重の品種が果実を付ける


Kutinasimi01152
秋に赤黄色の果実が付く。
果実の特徴は、先端に刺状のもの(萼片のなごり)が6本付いており、側面に刺につながる様に角(かど)が出ている。


成人の日

2012-01-09 | 日記・エッセイ・コラム

 今日1月9日(月曜日)は成人の日で祝日である。各地で成人式がとり行われる。
 私も約半世紀前は紅顔の美青年(と思う)であった。1月15日の成人式には一張羅の学生服(背広ではない)を着て出席した。主催者(市長)の祝辞は残念ながら忘れてしまった。ただ社会への責任が重くなったなと思った記憶がある。
 本年の新成人(2012年1月1日に20歳)は122万人(男性62万人、女性60万人)である。新成人が最多の年はベビーブームと言われる昭和45年(1970年)の246万人である。本年はこの時の人口の半数と少子高齢化社会の到来を示している。
 因みに、辰年生まれは1022万人(男性496万人、女性526万人)である。また、生産年齢(15才~64才)人口はおよそ8千万人と1995年をピークとする8700万人から継続して低下する。

 

 新成人の皆さん おめでとう 夢と希望に向かって頑張って


七草

2012-01-08 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は正月の8日。昨日は7日である。昨日食べようと思っていた七草粥、1日遅れの七草粥となった。
 七草(ななくさ)は、人日(じんじつ)の節句・七草の節句と言われ、7種の野菜が入った粥を食べる風習である。この日に七草粥を食べると邪気を払い、万病を除き、無病息災で過ごせると言う。
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 七草(春の七草)は、次の植物である。
 せり(芹):セリ科の多年草
 なずな(薺):別名ぺんぺん草、アブラナ科
 ごぎょう(御形):別名母子草、キク科
 はこべら(繁縷):別名ハコベ、ナデシコ科
 ほとけのざ(仏の座):別名小鬼田平子、キク科
 すずな(菘):蕪のこと、アブラナ科
 すずしろ(蘿蔔):大根のこと、アブラナ科

Nanakusa0107
 七草のセット

 七草を揃えるのは大変だ。
 と思っていたらパックで一式売ってた。
 代用の物もある・・キク科のどれがどれだろう。


 

 玄関前の鉢にハツユキカズラが植えられている(H23.8.13ブログで紹介)。ハツユキカズラはテイカカズラの斑入りの園芸種で葉の色が変化する。新芽の時の赤・ピンク、次第に白みが強くなり白と緑色の斑点の葉となる。その後緑色となるが、秋から冬に紅葉する。葉色の変化が成長段階毎に違うので面白い。

Hatuyukikadura01081  ハツユキカズラ(初雪葛)
キョウチクトウ科テイカカズラ属
常緑蔓性低木
耐寒性ある
つる長は10cm~30cm
別名はフイリテイカカズラ


Hatuyukikadura01082
 紅葉したハツユキカズラ


澱不動尊の板碑

2012-01-07 | まち歩き

 宮城県知事公館から新坂を下り、澱橋方向に行くと、坂下に澱不動尊がある。
 時々通る道だ。この不動尊に立ち寄った。正面左に板碑が立っている。

Yodomifudou01071
 澱(よどみ)不動尊
 (仙台市青葉区広瀬町)

 正面左に板碑がある


Yodomifudou01072  左手に文永十年板碑

 板碑は昭和11年(1936年)にこの付近で発見され、ここに建てられたとの事
 建立は留守家3代家広かと言われる
 留守氏は鎌倉時代から岩切城を拠点に活動した。その後16世紀前半頃に伊達氏の傘下となる。


Yodomifudou01073
 板碑の説明

 作られたのは文永10年
    (西暦1273年)
 材質は粘板岩

 仙台市指定有形文化財


 ☆板碑(いたび)
 板碑は主に中世仏教で使われた供養塔である。板石卒塔婆(いたいしそとば)・板石塔婆のことである。
 鎌倉時代から安土桃山時代(13世紀~16世紀)に作られた。盛んに作られたのは、鎌倉時代から室町時代前期である。江戸時代に入ると廃れ、墓石が普及する。
 ☆粘板岩(ねんばんがん)
 泥(粘土)は高い圧力を受けると脱水し硬くなる。泥(粘土)→固結粘土→泥岩→頁岩→弱い変成を受け粘板岩の順である。
 粘板岩は堆積面で板状にはがれる性質がある。屋根瓦(スレート)や硯に使われる。硯での雄勝石(産地:宮城県石巻市雄勝町)は有名である。


仕事初め

2012-01-06 | まち歩き

 正月4日または5日に仕事初めとする会社が多い。私の生活でも今日から仕事初め・・ではなく病院初めだ。
 朝まちを歩いていると普段より消防自動車の通行が多い。勾当台公園市民広場付近を通ったら消防自動車が集合していた。新春恒例の仙台市消防出初め式が開催されるのだ。10時から11時30分までなので、残念ながら私には見ることができない。見たかった。

Shoubou0106
 出初め式は終わっていた

 でも、はしご車が見れた


 仙台市消防出初式では消防関係者約1150人が参加し、消防車の観閲行進・消防階子乗りの演技披露・特別機動救助隊による訓練披露・消防車による一斉放水などが行われたとの事。今日は小寒(二十四節気の一つで、寒さが本格化するころとされる)だ、寒い時期の行事御苦労さん。

 

 赤いホオズキの実が枯れ草の中で輝いて見える。ホオズキの実には小さい頃の思い出がある。そう、実の皮袋を口で音を鳴らすなどして遊んだ記憶がある。姉たちが遊んでいるのを見てる事が多かったけど。
 ホオズキの名は、口の中の実で音を鳴らすため頬を膨らます様子から”頬突き”と呼ばれるとの事。遊びの様子が花の名になっている・・楽しくなるね。

Hooduki01061  ホオズキ(鬼灯、酸漿)
ナス科ホオズキ属 、多年草
丈は60cm~80cm位
花期は6月~7月、花色は淡黄白色
花弁は五角形で五枚
花が咲きおわると萼(がく)が伸びて果実を包む袋状となる。袋は最初は緑色だが次第にオレンジ色になる。


Hooduki01062
 別名は輝血(かがち)、酸漿(ぬかづき)など

      枯れホオズキ →

 萼(がく)の脈がレース編みの様


本年の十二支は辰

2012-01-05 | 日記・エッセイ・コラム

 私に届いた年賀状に書かれている絵・文字の大部分(9割位)は、本年の十二支の”辰”を題材としている。斯く言う私も、平成24年の年賀状に”辰”を使った文面にしている。
 干支(えと:十干十二支のこと)は殷時代の甲骨文に見られる。この時代での干支は日付として使う紀日法(干支紀日法)であった。年は順序数(1~12)を使用し、月も順序数を基本としていた。十干は卜旬(ぼくじゅん:10日毎に占う)からの順序記号で十二支と併せると60日が記録できる。
 十二支の動物は、王充(おういつ:後漢(紀元1世紀)の思想家)の論衡(ろんこう)で記述したのが始まりとされる。十二支の動物(十二生肖:じゅうにせいしょう、と言う)は広く伝わり、日本には6世紀には伝わっていたと見られる(もっと以前からとも考えられる)。地域的には中国・日本だけでなくモンゴルやロシアなど、タイ・ベトナム・インドなどにも十二支はある。しかし、使われている動物は各国によって様々に違う。中国・タイでは亥は豚、ベトナムでは卯は猫、アラビアでは辰はワニ、・・など。
 ☆殷(いん)の時代
 紀元前17世紀頃~11世紀頃に存在が確認された中国での最初の王朝である。商(しょう)若しくは商殷とも言われる。
 殷は祭政一致の神権政治である。祖先の霊や自然界の神々への祭祀は王にとって政治と不可分であった。祭祀の占い(卜い)には最古の漢字である甲骨文字(亀甲獣骨文字:きっこうじゅうこつもじ)が使われている。この時代後半に作られた青銅器にも甲骨文字の後にあたる文字”金文”が使われている。
 農耕文化では祭祀=五穀の豊穣を祈る農耕儀礼と言って良いであろう。この祭祀にとって太陽の運行である暦は重要であり、発展した(太陰太陽暦が基本)。

 

 最近の寒さと今日の朝からの雪にもシッカリと咲いているイソギク(磯菊)。葉や花が独特だ。名のとおり日本の磯などに自生するキク科の植物だ。でも咲いているのは展示場の庭だ。園芸種・野生種とも流通しているとの事。

Isogiku01051  イソギク(磯菊)
キク科キク属
多年草、地下茎で増える
茎は木化して越冬する
原産地は日本(固有種)
丈は0.3m~0.6m
(1m位になることもある)


Isogiku01052 名は磯に咲く菊からの命名
開花は10月~12月
花は鮮やかな黄色で茎先端に咲く
キク属では珍しい筒状花だけの花
小花が沢山集合し数mmの大きさとなり、この集合花が集まって散房状の頭花となっている


Isogiku01053 葉は肉質で、白い縁取りがある
葉裏には細かい毛が密生し銀白色


年賀状ありがとう

2012-01-03 | 日記・エッセイ・コラム

 今年も年賀状が元旦・2日・3日と届いた。1年に1回の消息確認の方も多いので1枚づつ確認しながら見るのが楽しい。出した方其々に個性があり、その個性を見せた年賀状は面白い。でも中には名前も住所も無いのがある。困った。字体や癖から判断するしかない。
 年賀状の始まりは平安時代の公家社会からで、年始の挨拶周りの習慣と1月2日の書初めのコラボの様だ。明治初期に郵便葉書が発行されたので葉書の年賀状が普及したとの事。現在では40億枚の年賀葉書が発行されている。

 本年のお年玉付年賀はがき(平成24年・辰年年賀状)は、2011年11月1日(火)から発売され、追加発行を含め約36億7千万枚との事。発行数は、終戦からの昭和時代には増加傾向だったが平成では40億枚前後と横ばい状態だ。
 年賀葉書の発行枚数(総務省、日本郵便より)
 昭和(年用)   25   30   40   50   60   64  平成2年
 発行(億枚)   1.8  5.8  10.9   27  31.6  34.3   39.0
 過去最多の発行は平成12年用の42.5億枚で、パソコンの普及率が50%を超えた年との事。判るな・・宛名書きは大変だったから。

 

 この時期になるとお庭のナンテンの赤い実が良く目につく。ヒイラギ・ヒイラギナンテンと共に玄関付近に植えられている。ナンテン(南天)は「難転・・難を転ずる」から厄除けや縁起の良い木(吉祥木)として植栽されるからだ。お正月の飾り付けで、ナンテンの実と福寿草の花の組み合わせは「災い転じて福となす」の縁起物との事。
 ナンテンの花(H23.7.29ブログで紹介)は地味で余り目立たない。花より秋から冬に赤い色となる実を鑑賞するものだろう。今年はナンテン(難転)に肖って、難なく実り多い良い年でありますように。

Nanten01031  ナンテン(南天)
メギ科ナンテン属
半常緑性の低木
樹高は1m~3m
開花期は6月~7月
花色は白色(中央は黄色)、花径は数mm
果実径は6mm~7mm位、秋頃から赤くなる
実色が黄白色のシロミナンテン、淡紫色のフジナンテン、橙色のウルミナンテンなどの園芸品種があると言う


Nanten01032  別名には南天燭(なんてんしょく)、南天竹(なんてんちく)、山南天(やまなんてん)など。
 南天の果実はアルカロイド(窒素を含む特殊な植物塩基の総称、少量でも動物に強い生理作用を及ぼすことがある)であるイソコリジン・ドメスチン・プロトピン・ナンテニンなどの成分を持つ。含まれるドメスチンには鎮咳作用がある。このため漢方の咳止め薬の原料とされる。


仙台初売り

2012-01-02 | まち歩き

 今日は天気も良く風も冷たくないのでお出かけ日和だ。と言う事で昼近くから仙台駅前の中央通り・一番丁通りと初売り散策に出かけた。勿論、お買い物もした。
 仙台初売りは仙台藩時代からの伝統行事である。このため特例として他地域より豪華な景品を付けることが可能になっている(公正取引委員会事務総局東北事務所より)。・・この豪華景品でつい買ってしまう。
 現在の仙台初売り日は1月2日であるが1月3日の時もあった。
 実施日の経緯(仙台商工会議所の説明から引用)
  ・藩政時代(「初買い」「買初め」)⇒年始事始めの正月2日
  ・S50年~H6年(20年間)⇒正月3日初売り定着(従業員の労務対策等)
  ・H7年⇒正月2日実施(消費者を含めて不評)
  ・H8年⇒正月3日実施(2日、3日の分裂開催)
  ・H9年~H14年⇒正月2日実施(全市的に足並み揃う)
  ・H15年~現在⇒正月2日実施(元旦の通常営業を容認)

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 大賑わいの通り

 人出は七夕と同じ位かな


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 初売りの福袋 
 残り少なかった、でも買えた

 昨年は新鮮なホヤ(海鞘、老海鼠)・カキ(牡蛎、牡蠣)は食べれなかった。
 今年はどうだろうか。


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 お花屋さん

 春を感じさせる、スイセンとクモマグサ
 クモマグサ(雲間草)は通称で、園芸品種だからセイヨウクモマグサ(西洋雲間草)が本名