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2015年の国内特許登録数のトップ企業はトヨタ自動車

2016-03-30 | 社会・経済
 特許庁のまとめによると、2015年の国内特許出願件数は318,721件と前年(2014年)より2.3%減少した(3月29日)。しかし、出願の厳選が進んでいるためか、出願年別に見た特許登録率(特許出願件数に対する特許登録件数の割合)は増加傾向にある。国際的な出願動向は、2015年に日本国特許庁を受理官庁としたPCT国際出願件数は43,097件(2014年に世界全体で出願された特許出願件数は268.1万件)だった。
 企業別の登録件数を見ると、前年(2014年)に4位だったトヨタが4614件で首位となった。大学別では東京大が239件で前年に続いて首位。
 ◆平成27年の特許登録件数
 1位 トヨタ自動車 4614(前年の19.5%増)前年4位
 2位 キャノン   3717(▲19.1)    1位
 3位 三菱電機   3364(▲25.3)    2位
 4位 東芝     2514(▲26.2)    5位
 5位 パナソニック 2445(▲42.7)    3位

 晴れ。暖かい日、4月下旬の気温かな。
 道沿いのお庭で見かけた”シキミ”の鉢植え。お花が咲きだしている。シキミの枝は仏事に使用する木として知られ、寺院や墓地に良く植えられている。
 葉には良い香りがするので線香・抹香に利用する。でも、植物全体(花・葉・実・根までも)に毒があり、特に果実・種子は有毒物質(アニサチンなど)を含んでいる。果実を食べると死亡する可能性がある。なので、「しきみの実」は植物としては唯一、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。
 名(シキミ:樒)の由来は、有毒な実の「悪しき実」が転訛し、シキミとなったとされる。他には、季節に関係なく芽を出すので「四季芽」からシキミ、やや平べったい形をした実の形から「敷き実」からシキミ、などの由来説がある。因みに、「樒の花」は晩春の季語、とか。
 シキミ(樒、櫁)
 別名:ハナノキ、ハナシバ、コウシバ、仏前草
 シキミ科シキミ属
 広葉常緑樹の小高木、育つと樹高5m程
 原産地は、日本・中国
 開花時期は3月~4月
 花は両性花。でも、雄しべが閉じているときに雌しべが開き、雄しべが開いているときに雌しべは閉じている(雌性先熟)
 花色は黄白色。花弁と萼片が同色で同じ大きさなので見た目には区別がつかない


2015年の来日外国人の犯罪は1万4千件

2016-03-29 | 社会・経済
 警察庁のまとめで、昨年(2015年)に摘発した来日外国人(永住者らを除く)の犯罪は1万4267件、摘発人数は1万42人だった(3月28日)。前年より948件(6.2%)、647人(6.1%)の減少となった。来日外国人の犯罪は、2005年(平成17年)の4万7865人をピークとして減少し、2012年から横ばい状態となっている。
 国籍別の摘発人数は中国が最多の3637人(36.2%)、ベトナムが続いて1967人(19.6%)だった。刑法犯に限ると、中国が1848人で56人少なくなり、ベトナムは339人増の1475人だった。凶悪犯(殺人・強盗など)でも、中国の30人(前年比1人増)に対しベトナムは48人(27人増)と1989年以降、初めて中国を上回り、最多となった。

 晴れ。良く晴れた。気温も高くなり暖かさを感じる。・・春だ。
 庭の塀から飛び出して”ヒュウガミズキ”に花が咲いている。葉はまだ出ていない。オシベの色が黄色で、良く似た花の”トサミズキ”は赤い色。名にミズキとあるが、ミズキ科とは関係ない。
 名(ヒュウガミズキ:日向水木)の由来には諸説ある。自生地が丹波地方(京都北部)からの「日向守光秀」説、トサミズキより小さい花から「ヒメミズキ」転訛説、日向(宮崎県)に関連する説、など。
 ヒュウガミズキ(日向水木)
 別名:伊予水木(いよみずき)、姫水木(ひめみずき)
 マンサク科トサミズキ属
 落葉低木
 原産地は日本、東アジア
 開花時期は3月~4月
 花色は淡い黄色、花径1cm程、5弁花
 1つの花序に花数1~3個、土佐水木(トサミズキ)は7・8個


朝食抜きは脳出血リスク増、血圧上昇が原因か

2016-03-28 | 健康・病気
 磯博康大阪大教授と国立がん研究センターなどのチームが、「朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血の危険性が36%高まると」の論文を米医学誌に発表した(2月4日)。
 チームは全国8県の45歳~74歳の男女8万2772人を1985~2010年まで約13年間追跡調査した。その間、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)を発症した3772人と、虚血性心疾患(心筋梗塞、急性心臓死)を発症した870人について、朝食との関連を調べた。脳出血を発症したのは1051人で、調査開始時に朝食回数を週に0~2回と答えていた人は、毎日取る人に比べ脳出血になる確率が36%高かった。脳卒中全体の危険性も18%高かったが、脳梗塞単独では差はなかった。
 朝食を抜くと空腹によるストレスなどで血圧が上がることが知られている。高血圧は脳出血の大きな要因で、中でも早朝の血圧上昇がリスクを高めるという。磯博康大阪大教授は、「そうした背景が脳卒中を引き起こす原因につながっている可能性がある」と指摘する。

 晴れ。今日あたりから暖かくなる、との予想。
 散歩で見つけた”ツクシ”。小さく纏まって出ていた。”ツクシ”はスギナの胞子茎(胞子穂、胞子体とも言う)で、胞子茎(ほうしけい)とは胞子嚢(ほうしのう、胞子が入っている袋)をつける茎。ツクシの後に続いて、横から栄養茎(主軸の節ごとに取り巻くように細い線状の葉が付く)が出てくる・・これがスギナ(杉菜)。
 名(ツクシ)の由来は、スギナに付いているから付子(ツクシ)説、ツクヅクシ(突く突くし、突出している様子)の転訛のツクシ説、突々串〈つくつくくし、串の様に突き出ている)からの説、澪標〈みをつくし、航路標識:水から突きでた柱)からの説、などがある。漢字での「土筆」は、土から伸びる筆の姿を表している。
 因みに、ツクシは食用となると言い、「胞子のほろ苦さと茎の歯ざわりは最高」との評。
 ツクシ(土筆、付子)
 英名:horsetail(馬の尻尾)
 スギナ(杉菜)の胞子茎、スギナはトクサ科トクサ属
 出る時期は、桜の開花と同じ頃の3月下旬~4月上旬


ポプラの木質をイネの遺伝子で増強

2016-03-27 | 園芸
 木は、セルロース、ヘミセルロース、リグニンが主要成分で、細胞学的には二次細胞壁が蓄積したものである。これら木質は草本植物でも茎の乾燥重量の半分以上を占め、植物が直立するために欠かせない。
 近年、地球温暖化抑制や枯渇する化石燃料を代替するため、植物由来の燃料や材料の開発が進められている。しかし、現在の植物由来バイオエタノールやバイオマテリアルは、食糧生産との競合が問題となっている。このため、食糧ではない木質を原料とした第二世代のバイオエタノールやバイオマテリアルの開発と普及が期待されている。
 産業技術総合研究所などの研究グループが、イネの遺伝子を使ってポプラの木質を大幅に増強する技術を開発と発表した(1月29日)。ポプラは落葉広葉樹で、成長が速いが材質は柔らかく用途が限られていた。これにより、高い強度の木材や環境に優しい燃料・材料の開発につながると期待される。
 イネの木質(茎)の成長を制御している「OsSWN1転写因子」と呼ばれる遺伝子に、木などの木質生産を活性化する働きがあることに着目。この遺伝子をポプラに導入する技術開発に成功した。これにより、ポプラの木質の密度は約4割、強度は約6割高まった。
 この技術を世界の木質生産用樹木の約20%に適用し、バイオエタノールの生産効率を50%向上させることができれば年間約4,000万トンの二酸化炭素(CO2)を削減する効果がある、と言う。

 今日は雲が少ない晴れ。風も穏やかなので、日当たりのいい場所では小春日和。
 いつもの散歩道で見つけた”キブシ”の花。枝にはまだ葉がなく、淡黄色の花を沢山つけた穂状花序が垂れ下がっている。花は丸くプックリとしている。”キブシ”は雌雄異株で、外見で雌雄の区別は難しい。雄花は淡黄色、雌花はやや緑色を帯びる、と言うが分からない・・。因みに、キブシの花は早春の山菜として、おひたし・天ぷらにして食べることができる。
 名(キブシ:木五倍子)の由来は、果実をタンニンを多く含み染料の原料である五倍子(ふし、ヌルデの虫こぶ)の代用として使ったから。
 キブシ(木五倍子)
 別名:木藤(きふじ)、豆五倍子(まめぶし)
 キブシ科キブシ属
 落葉低木、雌雄異株
 日本固有種
 開花時期は3月~4月
 葉が出る前に、薄黄色の釣鐘型小花(1cm以下)が葡萄の様に垂れ下がって咲く
 果実は径1cm程の卵形・球形で、熟すと黄褐色になる


国の借金、2015年12月末で1044兆5904億円

2016-03-26 | 社会・経済
 財務省は、国の借金(国債、借入金、政府短期証券など)が2015年12月末で、1044兆5904億円だったと発表した(2月10日)。総務省の人口推計(1億2682万人、2016年1月1日)から、国民1人あたり823万円の借金に相当する。
 国の借金は、2013年6月末に1000兆円を超え、2014年度末では1053兆3572億円、今年(2016年)3月末では1087兆3000億円となる見込み。

 晴れ。風が強い。
 お隣の畑に越冬の”ハクサイ(白菜)”があり、とう立ち(薹立ち=抽苔)して花が咲き出している。とう立ちしても、まだ葉や薹花は食べれる。
 だんだんと暖かくなると、大根・白菜・蕪などの野菜は、とう立ち(薹立ち)する。お隣さんの畑だが、早く食べないと花畑になる。因みに、”ハクサイ”は日本料理の食材として多用されるが、日本で結球種のハクサイが食べられるようになったのは、意外にも20世紀に入ってから、との事・・なるほど。
 ハクサイ(白菜)
 英名:Chinese cabbage
 アブラナ科アブラナ属、二年生植物
  (日本では冬の野菜として好まれる)
 原産地は中国、明治初期に渡来
 春になれば黄色い花が咲く


2015年度芸術院賞に9人、坂東玉三郎さんら3人に恩賜賞

2016-03-25 | アート・文化
 日本芸術院は、優れた芸術活動を表彰する2015年度日本芸術院賞を、歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん(65)ら9人に贈ると発表した(3月23日)。坂東さん、小説家の辻原登辻原さん、日本画家の後藤純男さんの3人には、特に顕著な業績を認め恩賜賞も贈る。 授賞式は6月13日に日本芸術院会館で開かれる。
 ▽日本芸術院賞・恩賜賞
 坂東玉三郎(65):本名守田伸一。歌舞伎、女形を代表する活躍と演技。
 辻原登(70):本名村上博。小説、多年にわたる文学的業績。
 後藤純男(86):日本画、再興院展出品作「大和の雪」。
 ▽日本芸術院賞
 山田朝彦(72):彫塑、改組新日展出品作「朝の響き」。
 春山文典(70):工芸、改組新日展出品作「宙の河」。
 宇多喜代子(80):詩歌(俳句)、長年の実作、評論の業績。
 高橋章(81):能楽、優れた舞台と後進育成の業績。
 中村歌六(65):本名小川進一。歌舞伎、脇役を深く掘り下げる芸風。
 中村梅彌(58):本名中村光江。舞踊、優れた作舞、後進育成の業績。

 晴れ。気温は低く、風もある。3月並みの気温だが、体感温度は低い。
 小さなお庭で、”ショウジョウバカマ”の花が咲いている。葉は根本から多数出てロゼット状に平らに広がり、花茎はその中から出て、その先端に横向きに花が付いている。花の色は淡紅紫色、生育場所によって紫色・紅色・白色と変化する。開花期は低山では3月4月、高山では雪が溶けた6月7月となる。
 名(ショウジョウバカマ)の由来は、紅紫色の花を空想上の動物”ショウジョウ(猩々)”の顔に、葉がロゼット状に広がる様子を”袴”に見立てた、と言う。花の色が猩々の赤い髪や緋色の袴の色にいているからと言う説もある。
 ショウジョウバカマ(猩猩袴)
 別名:簪花(かんざしばな)
 ユリ科ショウジョウバカマ属
 原産地:日本、朝鮮半島
 常緑の宿根草、やや湿った場所を好む
 垂直分布が広く、田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで生える
 3年分の葉を持つ(当年葉、1年葉、2年葉)。2年葉の主脈の先端部に不定芽(無性芽)ができることがある
 開花時期は3月~4月
 白花もある(シロバナショウジョウバカマ


アンサンブル”パナ”の声楽会

2016-03-24 | 音楽
 晴れ。風が少し強い、体感温度が下がり寒い。
 寒さに負けず、宮城野区文化センター・パトナホールに出かけ「13thワンコインコンサート」を聞いてきた。
 アンサンブル”パナ”による声楽会である。~春、旅立ち~の曲、懐かしく、楽しく聴きました。
 アンサンブル”パナ”
  Vo 相澤優子さん、齋藤翠さん、ヒューレット・マリさん
  Pf 千葉祥子さん
 プログラム
  花の街    作詞:江間章子 作曲:團伊玖磨
  春のよろこび 作曲:バッハ
  早春賦    作詞:吉丸一昌 作曲:中田章
  春への憧れ  作曲:モーツァルト
  さくら    日本古謡
  春の唄    作詞:喜志邦三 作曲:内田元
  花      作詞:武島羽衣 作曲:滝廉太郎
  すみれ    作曲:アレッサンドラ・スカルラッティ
  春の歌    作曲:メンデルスゾーン
  ロンドンデリーの歌 アイルランド民謡
  故郷を離るる歌 ドイツ民謡
  蛍の光    スコットランド民謡

学歴別の平均年収、偏差値上位校でも低い!?

2016-03-23 | 資格・転職・就職
 平均年収ランキングの上位(~20位くらい)には、厳密に偏差値順とは言えないが、納得の有名大学が名を連ねている。仕事の能力は偏差値に比例するものではないが、過酷な受験を勝ち抜いてきた前向きな態度は、必ず仕事にも生きてくる。相対的に有名大学出身者が仕事で結果を残すケースが多くても、不思議ではない、と言う。
 ランキングは、2013年10月~2014年9月末に転職サービスDODAに登録した人の年収を基に作成した「卒業大学別平均年収」から。これに「2016年度用大学受験案内(学研)」を基に各校の偏差値を加えた。年収データは、DODA登録時の「現在の就労先の年収」で、現在各大学の卒業生が「いくらもらっているのか」が表れる。
 ただし、「どんな有名企業も、新卒時の初任給はほぼ横並び。20代後半から徐々に年収の差が開いていきます。調査対象者の平均年齢が33歳と比較的若いので、多くの人のイメージよりも全体に平均年収が低く、上位と下位の差も小さいのでしょう」との事。
 ◆卒業大学別 平均年収
  大学     平均年収  偏差値
 1、東京大学   631.5万円 67.5~72.5
 2、一橋大学   628.1   67.5~72.5
 3、東京工業大学 615.7   62.5~65
 4、京都大学   597.0   55~70
 5、慶応義塾大学 589.9   60~72.5
 6、電気通信大学 582.6   52.5~57.5
 7、首都大学東京 570.6   52.5~60
 8、北海道大学  560.6   55~67.5
 9、東北大学   555.7   52.5~67.5
 10、防衛大学校  551.9

 天気は晴れ、雲が多い。風が少し強くあり、寒さを感じる。
 今年も咲いてました道沿いの空地で、スズランの様な”スノーフレーク”。”スズラン”の様な”スイセン”の様な花。別名は鈴蘭水仙(すずらんずいせん)、スズランに似た白い花の花弁の先に緑色の斑点が特徴だ。緑色の斑点が内冠にある”スノードロップ”と取り違える事が多い・・何故だろう。
 スノーフレーク
 別名:鈴蘭水仙(すずらんすいせん)、大待雪草(おおまつゆきそう)
 ヒガンバナ科スノーフレーク属
 原産地は地中海沿岸
 多年草(秋植の球根草)
 開花時期は3月~5月
 地際から花茎を1~数本伸ばし、先端に花が数輪咲く
 花径は1.5cm程で釣り鐘状
 花色は白、花びらの先端に緑色の斑点


蜜入りリンゴのおいしさは香りに

2016-03-22 | 食・レシピ
 蜜入りのリンゴは「甘くておいしい」と人気があるが、糖の量や甘味度は蜜無しリンゴと差はなく、おいしく感じる理由は香りにあることを明らかにした。
 中央農業総合研究センター・農研機構・小川香料株式会社・青森県産業技術センターによる、プレスリリースから(3月17日)。
 「ふじ」・「こうとく」の蜜入り・蜜無しリンゴについて、メタボローム解析を行う。リンゴの香気成分と味を示す成分である呈味成分を分析した結果、蜜入り果ではエチルエステル類とメチルエステル類が増加していることが分かった。エチルエステル類はフルーティ、フローラル、スイートな香りを示すことが知られており、メチルエステル類はエチルエステル類と共存すると、香りに広がりを与えることが報告されています。これらのことから、エチルエステル類が、蜜入り果の好ましさを高める成分である、と言える。
 官能評価にて香りの強さを比較すると、蜜入り果の香りは蜜無し果より高くなる。次に、香りを感じないように鼻をつまんで試食すると、味の強さに蜜の有無による差はなかった。香りを感じられる条件で試食すると、蜜入り果はフルーティ、フローラル、スイートな、パイナップルに似た風味が強く、蜜無しより好ましいという評価になった。
 ◆用語
 エチルエステル類:エタノールと脂肪酸が縮合(エステル結合)して生成する化合物。揮発しやすく、フルーティ、フローラル、スイートな香りを呈する。
 メタボローム解析:広義には生体内の細胞や組織に存在する全代謝物質(メタボローム)の反応経路や動態を解析する研究手法。ここでは狭義に、あらかじめ分析対象成分を絞り込むことなしに、検出された水溶性・揮発性成分のすべてを対象に実施した分析を指す。

 天気は晴れ、雲が多い。朝日が綺麗だった。

 鉢植えの”セイヨウサクラソウ(西洋桜草)”の花が咲いている。早春の花が少ない時期に咲くので、春到来の花として人気がある。一般に”プリムラ(Primula)”と呼ばれる。”プリムラ”は、世界で600種以上あると言われる程に種類が豊富。これは、”プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides) 。
 原産地は中国(雲南省・四川省)で、イギリスで品種改良されたものが、日本へ明治末期~大正初期に渡来した。
 因みに、葉っぱには弱い毒(プリミン)があり、皮膚の弱い方はかぶれる可能性がある・・ご注意。
 セイヨウサクラソウ(西洋桜草)
 別名:乙女桜(おとめざくら)、プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides)
 サクラソウ科サクラソウ(プリムラ)属
 日本では半耐寒性一年草(二年草)
 原産地は中国、イギリスで品種改良
 開花時期は2月~4月
 花は、径1.5cm~8cm、 花色は白・赤・ピンク


第5回科学の甲子園全国大会、海陽中等教育学校が優勝

2016-03-21 | 受験・学校
 第5回科学の甲子園全国大会(科学技術振興機構主催)が3月20日に3日間の競技を終え、愛知県代表の海陽中等教育学校が優勝した。優勝校は、5月に米国で高校生の科学イベントに招待される。
 都道府県予選に出場したのは668校8261人で、いずれも過去最多だった。勝ち抜いた代表47チームが全国大会に進み、筆記競技、生物・物理の実験、工作物を作製して精度やスピードを競う実技競技に挑んだ。
 参加チーム
  668校 8261人 1179チーム
 代表チーム
  47チーム(公立校34チーム、私立校13チーム) 男子294名・女子66名
 ◆総合順位
 総合優勝 愛知県代表の海陽中等教育学校
 2位  神奈川県栄光学園
 3位  岐阜県立岐阜高校
 4位  千葉県渋谷教育学園幕張高等学校
 5位  富山県富山中部高等学校
 ◆科学の甲子園
 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が創設。平成23年度より。
 高等学校等(中等教育学校後期課程、高等専門学校を含む)の生徒チームを対象として、理科・数学・情報における複数分野の競技を行う取り組み。
 各都道府県の教育委員会が代表選考を開催する。代表チームは各都道府県内の高等学校等に所属する1~2年生の6~8名で構成される。
 筆記競技と実技競技の5競技
 筆記競技:理科、数学、情報の中から習得した知識をもとにその活用について問う問題で競われる。教科・科目の枠を超えた融合的な問題が出題される可能性もある。
 実技競技:実験、実習、考察等、および科学技術を総合的に活用した、ものづくりの能力、コミュニケーション能力等により課題を解決する力を競う。
 因みに、各競技毎及び総合によって評価される

 青空が広がる。気温は最高温度11℃とほぼ平年並み。
 散歩道沿いの小さな空き地で、”ヒマラヤユキノシタ”の花が咲いている。大きなシャモジの様な丸い葉で、花茎を伸ばしてピンク色の花径1cm程の花が纏まっている。常緑多年草ではあるが赤くなっている葉もある。
 ”ヒマラヤユキノシタ”が属するユキノシタ科ベルゲニア属は10種程が知られており、種間雑種も多い。”ヒマラヤユキノシタ”はベルゲニア・ストレイチー(Bergenia stracheyi)に付けられた名であるが、交雑種も含めてヒマラヤユキノシタと呼んでいる事が多いと言う。名(ヒマラヤユキノシタ:ヒマラヤ雪ノ下)の由来は、ヒマラヤ原産で雪の下科から、の説がある。
 ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪ノ下)
 別名:大岩軍配(おおいわぐんばい)、桜鏡(さくらかがみ)
   ウインター・ベゴニア(Winter begonia) 、ベルゲニア(Bergenia)
 ユキノシタ科ベルゲニア属
 耐寒性常緑多年草
 原産地はヒマラヤ山脈周辺、明治初めに渡来
 開花時期は3月~5月
 花色には赤色・白色がある


30代の6割が老後に備え資産形成

2016-03-20 | 社会・経済
 フィデリティ投信(FIL Investments (Japan) Limited)は、30歳代で老後に備えた資産形成を始めている人が62%に上るという調査結果を発表(3月17日)。1年前に比べ5ポイント上昇している。
 約1万2000人の勤労者を対象に、マイナス金利導入直後の2月下旬にWeb調査。
 全体では、老後に備えた資産運用・貯蓄をする個人は58%で、1年前に比べ2ポイント上昇。特に保有資産が100万~500万円の層が64%と5ポイント上昇した。若年層や金融資産の多くない層がマイナス金利の導入で老後資産に危機感を強めている、と言う。

 朝から曇り空、時々晴れ。風が少しあり、チョット冷たい。
 今日(3月20日)は春分の日。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」として制定された祝日。春分では、「昼夜の長さが同じになる」、実際には昼が夜より長い。日本付近では、約14分程とかで、昼夜がほとんど等しくなるのは、春分より3日前。またこの日は彼岸の中日でもある。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、寒さも和らぎ温和な気候になる・・そろそろ畑作業を始めよう。
 住宅地の丘陵斜面に”スイセン”が咲いている。八重の水仙だ。名(スイセン:水仙)は、漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」から。漢名の水仙は、中国の古典「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」からと言う。
 八重花は古くから存在し、野生種にも八重個体があり、園芸種の起源は芽条変異(がじょうへんい、枝変わり)と言われる。(芽条変異:一部の枝に突然変異が生じ、本来とは違う性質が生じる)
 スイセン(水仙)
 別名:雪中花(せっちゅうか)
 ヒガンバナ科スイセン属
 耐寒性多年草(球根植物)
 原産地:地中海沿岸、中国経由で日本に渡来
 開花時期:12月~4月
 花色:白色(花冠)と黄色(副花冠)
 全草に特に鱗茎(りんけい、所謂球根)毒があり食べると危険。


卒業予定の大学生の就職内定率は87%、5年連続の改善

2016-03-19 | 資格・転職・就職
 文部科学省は、今春卒業を予定する大学生の2月1日時点の就職内定率は87.8%と発表(3月18日)。前年同期比1.1%増で、5年連続の改善。2000年以降で最高だった2008年(88.7%)に次ぐ。
  調査対象人員は6,250人・・大学・短期大学・高等専門学校 5,690人
           ・・専修学校(専門課程) 560人
  調査対象学校は112校・・国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校
           ・・高等専門学校10校、専修学校(専門課程)20校
 大学の就職内定男子は、86.5%(前年同期比1.2%増)。大学の女子は89.3%(前年同期比1.0%増)。
 文系は87.3%(前年同期比1.1%増)、理系は90.2%(前年同期比1.5%増)。
 地域別では、関東地区:91.8%、中部地区:87.9%、近畿地区:87.7%、北海道・東北地区:87.3%、九州地区:80.9%、中国・四国地区:80.1%だった。
 厚生労働省が発表した高校生の就職内定率(1月末)は、93.6%(前年同期比0.8%増)で、6年連続の改善。2014年から3年連続で90%超えて23年ぶりの水準となった。求人数は12%増の約35万人。厚労省の担当者は「前年に続き、製造業を筆頭に採用意欲が高い状態が続いている」と言う。

 早朝は雨、直ぐに止んで曇り空。
 駅前の住宅展示場に家の横に小さな庭が作られている。その庭にミツマタの花が咲き出した。樹の高さは1.5m程と小さいが花が付いている。花の色は黄色で、橙色~朱色もあるがまだ咲いていない。この花木はアカバナミツマタ(赤花三椏、赤花三叉)と呼ばれ、愛媛県で発見さた園芸種と言う。
 花は良い匂いがする。良い匂いと言えば、この花が咲く時期には、ジンチョウゲ(沈丁花、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属)の花も咲く。名(ミツマタ:三叉)の由来は、枝が3つに分かれるからと言う。和紙の原料として、コウゾ・ミツマタ・ガンピの靭皮(植物の外皮の下にある柔らかな内皮)繊維が主に使われてきた。これは、繊維が長くて強靱だから。
 ミツマタ(三叉、三椏)
 ジンチョウゲ科ミツマタ属
 落葉低木、樹高1m~2m
 原産地は中国中南部・ヒマラヤ地方
 江戸時代初期に和紙原料とした記録がある
 開花時期は3月~4月
 花色は黄色が一般的、外側が白色で内側が黄色
 園芸種には、内側が赤いアカバナミツマタもある


世界の二酸化炭素排出量、15年は321億トンと前年と同じ

2016-03-18 | 環境
 国際エネルギー機関(IEA)は、2015年の世界の「エネルギー起源二酸化炭素(CO2)」の排出量は、321.4億トンと前年(321.3億トン)とほぼ同じだったと発表(3月16日)。世界経済が2014年に3.4%増、2015年に3.1%増と前年から3%以上成長しているが、CO2の排出量が変わらなかったのは「再生可能エネルギーの普及が進んだため」と言う。発電量の増加分の9割を占めたのは、再生エネルギーで、風力による発電量だけで増加分の半分以上を占めたと説明している。
 これより、「経済成長と排出量増加の関係性が弱くなっていることが改めて証明された」としている。
 ◆世界の二酸化炭素排出量(IEA調べ、2013年)
 中国   90.2億トン
 アメリカ 51.2億トン
 インド  18.7億トン
 ロシア  15.4億トン
 日本   12.4億トン
 ドイツ  7.6億トン
 韓国   5.7億トン
 カナダ  5.4億トン
 イラン  5.3億トン
 サウディアラビア 4.7億トン

 気温高く、天気は晴れ。・・風も穏やかなので、小春日和。
 緩い傾斜の丘陵地をなだらかに上り下りの道。道沿いにネコヤナギが植えられている。今年も花穂が銀白色で柔らかく、猫の尻尾の様に見え、花が咲き出した。花(尾状花序)の後に葉が出る。
 ヤナギ(柳)は、ヤナギ科ヤナギ属 の樹木の総称である。世界に約350種あると言われ、日本でも30種以上はあると言う。日本では、柳と言えばシダレヤナギ(枝垂柳、落葉高木)を指すことが多いが、ネコヤナギ(猫柳、落葉低木)も親しみ深い種の一つである。名(ネコヤナギ:猫柳)の由来は、花穂が銀白色で柔らかく、猫の尻尾の様に見える「猫の尾をした柳」からである。別名は、「猫の尾」ではなく「小犬の尾」に例えて”エノコロヤナギ(狗尾柳)”・・。
 ネコヤナギ(猫柳)
 別名:川楊(かわやなぎ)、狗尾柳(えのころやなぎ)
 学名:Salix gracilistyla
 ヤナギ科ヤナギ属
 落葉性低木
 雌雄異株
 原産地は日本・中国など
 早春、葉が出る前に大きな花穂を付ける
 開花時期:3月~4月
 花は尾状花序


2016年度日本学士院賞に森氏ら9人に、森氏は恩賜賞も受賞

2016-03-17 | 学問
 日本学士院は、優れた業績を挙げた研究者に贈る日本学士院賞の2016年度受賞者を発表した(3月14日)。細胞内の小胞体と呼ばれる小器官で壊れたタンパク質を修復する仕組みを解明した森和俊京都大教授ら9人。森氏には恩賜賞も贈られる。日本学士院エジンバラ公賞には、松岡信名古屋大教授が選ばれた。
 ○日本学士院賞・恩賜賞
 森和俊(57歳):京都大教授。分子生物学:細胞内の小胞体と呼ばれる小器官で壊れたタンパク質を修復する仕組みを解明。
 ○日本学士院賞
 森田浩介(59歳):九州大教授。物理学:原子番号113番の新元素を発見し元素の名称と記号の命名権を得た。
 河岡義裕(60歳):東京大教授。ウイルス学:インフルエンザウイルスを人工合成する技術を開発。
 河内良弘(87歳):京都大名誉教授。東洋史学:満州語辞書を完成。
 宮本憲一(86歳):大阪市立大名誉教授。環境経済学:戦後日本の公害史を分析研究。
 西田栄介(62歳):京都大教授。細胞生物学:細胞の増殖や分化を制御する酵素を発見。
 井上博允(73歳):東京大名誉教授。機械工学:感覚と知能を持つロボットの基盤技術の開拓を先導。
 北川進(64歳):京都大教授。錯体化学:有機分子と金属イオンを組み合わせた多孔性金属錯体材料を開発。
 三品昌美(68歳):立命館大教授。分子脳科学:脳の神経細胞間で情報を伝えるシナプスと記憶や学習の関係を研究。
 ○日本学士院エジンバラ公賞
 松岡信(60歳):名古屋大教授。作物遺伝育種:植物成長ホルモンと作物収量の関係を研究。

 天気は晴れ。気温は高く4月並みかな。
 擁壁の上から”オウバイ”が垂れ下がり、花が満開に咲いている。名(オウバイ:黄梅)に梅と付くが、梅(バラ科サクラ属)ではなくジャスミン(モクセイ科ジャスミン属)の仲間である。ジャスミン属ではあるが花に香りはない。
 名の由来は、黄色の花が梅に似る、咲く時期が梅と同じ頃、からと言う。花・姿が良く似ているものに、ウンナンオウバイ(雲南黄梅)とかオウバイモドキと呼ばれるのがあるが、これらは常緑樹・・オウバイは落葉樹。
 オウバイ(黄梅)
 モクセイ科ソケイ(ジャスミン)属
 落葉性半つる性低木
 中国北部原産、15世紀末に渡来していた記録がある
 開花時期は2月~4月、花期には葉はまだ出ない
 花色は明るい黄色、花径は2.5cm位
 花には一重と八重がある


クワの葉からプラントオパール、女子高生らが発見

2016-03-14 | 自然
 早稲田大本庄高等学院の筒井音羽(研究開始時高校3年、現早稲田大学政治経済学部2年)さん、坂本玲(研究開始時高校2年、現早稲田大学教育学部1年)さん、尾林舞香・山川冴子(ともに現高校3年)半田亨教諭、東京大学物性研究所松田巌准教授らの研究グループは、クワ(一ノ瀬クワ)の葉にプラントオパール(植物の宝石と呼ぶ)を発見した(2015年12月08日発表)。イネなどでは既に知られているがクワから確認されたのは世界初として、植物学の国際専門誌「Flora」の2月号に掲載された。
 2013年9月、蚕のエサとなる一ノ瀬クワの葉を顕微鏡で観察したところ、大きさ50マイクロメートル程の鉱物を発見。元素分析でプラントオパールだと判明した。クワの葉でのプラントオパールの観測は、本研究が世界で初めて。葉の中のプラントオパールの分布が不均一であることも突き止め、一ノ瀬クワの成長機構を明らかにした。
 プラントオパールはケイ酸の結晶。植物が水と共に取り込んだ土中のケイ酸塩から形成される。各植物による特徴的な形と物質の安定性から、植物分類学や考古学などに利用されている。葉の成長に伴って、プラントオパールの元素組成や形状の変化を分析することにより、植物が根から吸収した物質の循環を知ることができ、植物の成長のメカニズムの解明に寄与する。
 ◆プラント・オパール
 Phytolith、Opal phytolith、Grass opal などと言う
 植物の細胞組織に充填する非結晶含水珪酸体(SiO2.nH2O) 。
 含有量が高いのは、イネ科、カヤツリグサ科、シダ植物、コケ植物。
 特にイネ科植物はプラント・オパールが残りやすく、稲作の起源を探る研究が精力的に行われている。

 朝から小雨、午後には止む。気温は高くない。
 歩道の沿いに植えられている”ビワ”の木に花が咲き出した、遅咲きかな。一昨年に植えられたようで今年から花が付きだした。・・既に、店頭には熟した実が並んでいる・・花が沢山咲いているので実も沢山付くかな。
 ”ビワ”は実を結ぶまでが遅いと言われ、実生苗の結実には7年~8年の歳月を要する(一説には13年)とあり、この木はどうなんだろう。ことわざに「桃栗3年柿8年琵琶は9年でなりかねる」とある。
 ”ビワ”の原産は中国で、日本へは9世紀には渡来していたと考えられている(日本自生説もある)。しかし、現在日本で栽培されている品種は、江戸時代末期(天保~弘化)に中国からの大果品の種子から育成されたもの。この「唐枇杷」と呼ばれる品種から改良されて、現在の二大品種(茂木と田中)が生まれたと言う。名(ビワ:枇杷)の由来は、葉の形が楽器の琵琶(びわ)に似ているから。
 ビワ(枇杷、比波)
    (果実もビワと呼ぶ)
 英名:loquat
 学名:Eriobotrya japonica
 バラ科ビワ属、常緑高木
 開花時期は11月~12月
 蕾は毛で覆われている
 花は白い五弁花、葯には毛が密に生えている
 花は両全花なので自家受粉が可能
 果実の成熟は5月~6月、黄橙色の実となる