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2018年の世界平均気温が観測史上4番目に高く、今後5年間も同様の傾向が続くと予測

2019-02-16 | 気象
 世界気象機関(WMO)は、2018年の世界平均気温が観測史上4番目に高かったと発表した(2月6日)。米航空宇宙局(NASA)・米海洋大気局(NOAA)も同様に発表している。過去4年が史上最も暑かった年の上位を占め、温暖化傾向は続いている。英気象庁は今後5年間も同様の傾向が続くと予測しており「2014年から2023年は、史上最も暑い10年になるだろう」としている。
 WMOによると、2018年の世界の平均気温は産業革命前の基準とされる1850~1900年平均より1.0℃高く、14.68℃。観測史上最高の平均気温を記録した2016年ほどではないが、 同じ温度で 2番目、3番目となる15年、17年に次いで4番目に高かった。2015年から4年連続で記録的な高温が続いたことになる。また、観測史上気温が高かった年の上位20位がこの22年間に集中している。

夏の北極、15年間で約2℃上昇、ツンドラ域の乾燥化進む

2018-03-08 | 気象
 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)北極環境変動総合研究センターの鈴木和良主任技術研究員らの研究グループは、北極圏陸域の約8割の面積を占めるツンドラ域(以下「北極ツンドラ域」という)を対象として、衛星観測データと陸面再解析データの統計解析を行った結果、夏の気温が15年間(2002年から2016年まで)約2℃上昇していることを明らかにした。
 年平均気温には温暖化の兆候がないにも関わらず、北極海周辺に広く「夏季の温暖化」が進行していることを示した初めての成果である。
 温暖化に伴って北極ツンドラ域からの蒸発散量が増加し、過去15年間で水の高さで2cm(約1,106億t)の乾燥化を引き起こしていることも併せて明らかにした。北極ツンドラ域での乾燥化は湿地面積の減少により、地表面の温度を増加させ、温暖化を加速すると考えられる。
 永久凍土分布の異なる北極大河川を対象とした解析から、永久凍土の存在が水循環や温暖化の加速を緩和していることを明らかにした。
 本研究は夏季の北極温暖化の実態解明につながり、永久凍土の役割解明を通して、将来の北極域の災害予測及び水資源管理への寄与も期待される。さらに北東ユーラシア地域は日本の西側(風上)に位置するため、そこでの温暖化や水循環の変化は日本の気候にも影響を及ぼすことが予想される。
 ◆北極圏の陸地永久凍土
 北極圏の陸地面積は約700万km2、北極ツンドラ域は約553万km2とおよそ8割の面積を占めている。北極ツンドラ域は、地下に永久凍土が拡がる寒冷な湿原地域であり、その約8割は連続永久凍土帯となっている。
 永久凍土
 連続した2年間以上0℃以下の温度状態にある土地。
 表層は夏に融け、冬に凍る活動層となる。

 今日の天気は曇。気温は低く、最高気温数℃。彼岸までは、三寒四温か。
 川沿いの道を歩いていたら、ボーリング機械が動いていた。深さ7・8m程だから、これまで達する杭を設置するのかな。


南極から過去最大級の氷山が分離し漂流

2017-07-14 | 気象
 地球温暖化の影響を調べている英国の研究プロジェクト「MIDAS」のチームが、南極から過去最大級の氷山が分離し漂流を始めたと7月12日発表した。
 分離した氷山は、棚氷「ラーセンC」の一部である。1兆トン以上で、面積約5800平方キロと三重県とほぼ同じ。氷の厚さは200m~600mで、これまでに200Km以上の亀裂が観測されていた。亀裂は10年以上前から観察され、亀裂の拡大は2014年以来加速し、近く分離する確率は高いと言われていた。


 世界各国でつくる「南極研究科学委員会」の研究チームは「将来、氷山の分離はより頻繁に起きるだろう。生態系への影響調査が欠かせない」との声明を出した。
 ◆ラーセン棚氷(英:Larsen Ice Shelf)
 棚氷(たなごおり、氷棚(ひょうほう)とも呼ぶ)とは、陸上の氷河または氷床が海に押し出され、陸上から連結して洋上にある氷を指す。その上面は多くの場合、平坦な形状となっている。
 ラーセン棚氷は南極半島の東岸にあり、1990年代まではA・B・Cの3つの部分に分かれていた平坦な氷の塊で、2000年以上の歴史を持つと推定されている。急速に進む温暖化の影響で、棚氷Aは1995年に消失。その7年後の2002年には、棚氷Bがわずか6週間で崩壊し、残るのは棚氷C。今回での分離は、棚氷C面積の12%程。

 早朝に霧が出てた。道の奥が霞み、幻想的。今日一日の天気は晴れ。湿度もあり、暑い。
 ”シモツケ”の花は濃紅色で、小さな五弁花が散房花序に多数集まり半球状となって咲く。見つけたのは、 白花。命名は、白花を咲かせる”シモツケ(下野)”から”シロバナシモツケ(白花下野) ”。
 ”シモツケ”は、シモツケ(下野、現在の栃木県)で、ここで初めて見つけられたから。でも、栃木だけでなく北海道から九州にかけての山地に幅広く自生し、中国・朝鮮の山野にも自生する。
 シロバナシモツケ(白花下野)
 英名:Japanese spiraea。
 学名:Spiraea japonica f. albiflora
 バラ科シモツケ属
 落葉低木
 株立ちする(地際から沢山の枝を出して広がる)
 開花時期は6月~8月
 花色は濃紅色、淡紅色、白色
 小さな五弁花が散房花序に沢山集まり半球状となる
 花径は数mm
 似ている花に、下野草(バラ科シモツケソウ属)


大雨・洪水警報の5段階の色分け危険度のマップを公表、気象庁のHPで

2017-04-29 | 気象
 気象庁は、豪雨災害の恐れがある時などに出る大雨・洪水警報など、発表の判断に用いる指標を改善し、精度を高めると発表した(4月28日)。浸水害や洪水の恐れを、1キロ四方単位地域での危険度を5段階に色分けし、一目で分かるようにした。防災情報の提供をホームページ上で始め、7月上旬から実施する。
 危険度は高い順から
  濃紫:極めて危険
  薄紫:非常に危険
  赤:警戒
  黄:注意
  青または白:今後の情報等に留意
    表示は10分ごとに更新される
    浸水では1時間後まで、洪水では3時間後までの予想を基に表す
 浸水害の警報は現在、一定時間に降ると予測される雨量のみを基に出すかどうかを判断しており、水はけ程度などは考慮されていない。7月からは予測雨量に代えて新たに開発した「表面雨量指数」を判断指標にする。「表面雨量指数」は地面の状態・地質・傾きなどをもとに「降った雨が地表面にどの程度たまっているか」を数値化。この指数は、短時間の局地的大雨による浸水害の発生と関連性が強く、危険度の予測により適している、と言う。

 散歩は車が余り走らない通りを選ぶ。大きな街道を歩くことは少ない。
 10日程前の、”ギンヨウアカシア”の花。大きな街道(利府街道)沿いの大きな木、花は満開。花色は輝く黄色、1cm程の球状の花が幾つも集まり、この集まりが集まり、とても迫力ある黄花のかたまりだ。
 ”ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)”のギンヨウ(銀葉)とは、葉が偶数2回羽状複葉(小葉が葉軸の左右に羽状に並ぶ)で白い粉を被った様な銀緑色だから。同じ様な花を咲かせるフサアカシア(房アカシア、ギンヨウと同科同属)は、ギンヨウより葉・花とも大きい。特に葉は、ギンヨウの小葉は8~20対位だがフサの小葉は30~40対位である。
 ”ギンヨウアカシア”、”フサアカシア”は”ミモザ”と呼ばれる事があるが、本来の”ミモザ”は”オジギソウ(オジギソウ属の学名)”のことである。
 ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)
 別名:ミモザアカシア
 マメ科(ネムノキ科)アカシア属
 原産地はオーストラリア
 常緑樹(樹高は5m~10m)
 開花時期は2月~4月
 花色は輝く黄色、小さな球状の花が塊となって咲く
 実は沢山の豆果、枝から垂れ下がる