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  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

尿を使って発電、おむつ交換を知らせるバッテリレス尿失禁センサを開発

2020-05-20 | 生活
 2019年1月に東京ビッグサイトで開催された”nano tech 2019”で、nano tech 大賞 ライフナノテクノロジー賞に「尿を電解質として用いることで電池レスのセンシングが可能なおむつセンサシステム」が出展され、生活に密着した着眼点で実用的なデバイスを開発した点を賞す、とあった。
 発表者は、立命館大学理工学部電子情報工学科部教授道関隆国、特任助教田中亜実の研究グループ(論文は、2011.12.21)。
 育児・介護分野におけるセンサーネットワークの現状
 センサーネットワークの応用分野の1つに育児・介護があります。特に、病院等で行われている高齢者介護では、介護者が定期的に被介護者のおむつの状態を確認し、おむつの状態に応じておむつの取り替えを行っていました。被介護者の各おむつに尿もれセンサーを取り付け、センサーネットワークで各おむつの状態を把握できれば、介護者の不要な確認作業の負担を軽減でき、また、被 介護者の尿漏れによる不快感を軽減できます。し かしながら、既存の尿漏れセンサーは、電源コードが必要で被介護者の動作を束縛する問題や、無線型の尿漏れセンサーでは尿検出および無線に電池が必要で電池交換の必要性や小型化できない問題がありました。
 尿発電電池を用いた従来の尿漏れセンサーシステムの問題点
 前回(2009年11月)開発した電池不要のワイヤレス尿漏れセンサーシステムで、人間の尿で発電する尿発電電池を用いることにより、発電の有無で尿漏れ検出を行うとともに、得られた電力で送信機を駆動することにより、無線での尿漏れ検出を可能にしました。しかしながら、本システムでは、尿発電センサーをおむつに直接組み込もうとすると、センサーは小型ながら厚くて固く、尿発電電池のみをおむつに組み入れようとすると外部送信機とをつなぐ配線が必要になりました。
 おむつ用尿漏れセンサーの開発
 今回試作したおむつ用尿漏れセンサーは、おむつに適した尿発電電池として、フレキシブル・プラスチックシート上にアルミ電極シートと二酸化マンガンシートを張り合わせたフレキシブル尿発電電池(以下、フ レキシブル電池と呼ぶことにします)を開発しました。
 フレキシブル電池の長さは約30cm で、幅 は 9 mmです。特に、電池が尿の吸収を妨げないように、フレキシブル電池の幅を1cm 以内に設定しました。また、フレキシブル電池とおむつの外側の送
信機を直接接続することにより配線部をなくしました。
 開発した技術の特徴
 フレキシブル電池の電極側をおむつの吸収材側に向けて配置することにより、更には、おむつをはいた状態のときにフレキシブル電池が曲げられるとフレキシブル電池にかかる応力で電極と吸収材が密着するため、電池の発電電力が向上することを実証しました。また、電池の電極を送信機のアンテナのグランド面に活用することで、送信機の放射電力が向上することを実証しました。
 おむつ用尿漏れセンサーシステム
 おむつ用尿漏れセンサーと受信機からなる尿漏れセンサーシステム。人工尿80 cc(赤ちゃんの1回の平均排尿量)をおむつに投入した場合、5 m 離れた受信機におむつの ID付き尿漏れ情報を間欠的に送信し続けることに成功しました。
 活用例・応用例
  (2016年10月には特許を共同出願)
  高齢者の尿失禁治療への活用
  介護現場でのおむつ交換時期の自動検知
  小児の夜尿症治療に用いられる夜尿アラーム

 今日の天気は、小雨~曇り。昨日は一日中雨だった。畑へ良いお湿りとなった。沢山の作物やお花の芽が出て育つ。
 散歩道の沿い、”ヒメライラック”に花が咲き出した。花の近くに寄ると、とても良い香りがする。名(ヒメライラック)の如く、”ライラック”より花も房も小振りで木も小さい。和名は”ハシドイ”(ライラックと同属)より小さい(低木)ので”チャボハシドイ(矮鶏丁香花)”。
 モクセイ科だから香りも花形も”キンモクセイ(金木犀)”に似ている。花色は違うけど、「春の金木犀」と呼ぶ方がいる。
 ヒメライラック(姫ライラック)
 別名:矮鶏丁香花(ちゃぼはしどい)
 学名:Syringa microphylla
 モクセイ科ハイドイ属(シリンガ属)
 落葉低木、丈は1~1.5m位
 原産地は中国北部・東北部
 開花時期は4月~6月
 花は先が4裂したラッパ形
 この小花が密に付いている
 花色は薄紅~濃紅色を見かけるが、白・青・紫色種もある
 葉は円形に近い広楕円形で、葉柄を持ち枝に十字対生する


中性の電解水、コロナを死滅

2020-05-11 | 生活
 連日「コロナ」の話題が多いね。
 新聞(日本経済新聞朝刊)に、「食塩水の電気分解で得られる中性の電解水が、コロナウイルスを効果的に死滅させる」との記事があった。参考に紹介。
 北里環境科学センターより
 食塩水の電気分解で得られる中性の電解水が、コロナウイルスを効果的に死滅させることを確かめた。この電解水は消毒用アルコールや塩素系消毒剤に比べ皮膚などへの刺激が少ないのが特徴。新型コロナウイルス感染症予防の手洗いや医療施設の屋内噴霧用などに使えるという。
 実験にはネコの腸などに感染するネココロナウイルスを使った。有効塩素濃度が30、50、100PPMの電解水にウイルスを30秒さらすと、ウイルスの感染力を示す値がいずれも検出限界以下に低下した。
 電解水はプラントメーカーの日本テクノが食塩水に振動を加えながら電気分解する独自技術で開発。食品添加物と化粧品の認可を受けており、スキンケア製品やプールの消毒用などに使われている。これまで確認されていたインフルエンザウイルスや食中毒原因菌への作用に加え、コロナウイルスへの効果を今回新たに確かめた。

 朝は雲が多い晴れ、午後から雲少ない晴れ。気温は高く、最高気温27℃・最低気温24℃とか・・初夏の気温だよ。
 近所のお庭で見つけた、”エニシダ”の花が咲きだした。
 細かい葉が密生した枝に総状花序を作り小さな花が沢山咲く。花の姿は、マメ科特有の蝶形の両翼花弁、花色は黄色(黄金色)だ。マメ科の植物だから、果実はさやえんどう似ており、熟すと黒褐色となる。枝葉の形は、ほうき形、なので西洋では”エニシダ”の枝で箒(ほうき)を作り、魔女の箒はこの枝での箒?と言われる。因みに、枝・葉にアルカロイドが含まれ、食べると中毒を起こす。
 エニシダ(金雀枝、金雀児)
 学名:Cytisus scoparius
 マメ科エニシダ属
 半耐寒性常緑低木
 原産地は地中海沿岸
 日本には中国から江戸時代初め(1670年頃)に渡来
 開花期は5月~6月
 花は小さな蝶の形で、黄金色(黄色)
 白花や赤花がある
  ホオベニエニシダ(頬紅金雀枝):黄色の下地に、赤い紅を塗った様な斑が入る
  シロバナエニシダ(白花金雀枝):白花種
  アカバナエニシダ(赤花金雀枝):赤花種
  ヒメエニシダ(姫金雀枝):小さな黄色い花


認知症不明者が年毎に増加し1万7千人、6年で1.76倍

2019-06-21 | 生活
 警察庁のまとめ(6月20日発表)で、「2018年中に認知症か、その疑いが原因で行方不明になり、警察に届け出があったのは前年比1064人増の1万6927人だった。」
 統計を開始した2012年(9607人)からと比べ1.76倍になった。2012年以降、毎年増え、過去最多を更新している。
 大部分(99%の人)は、去年のうちに所在が確認されたが、197人は行方が分からないままだった。一方、認知症やその疑いがある人で過去に行方不明の届けが出され、去年死亡が確認された人は全国で508人であった。
 団塊世代全員が75歳以上になる2025年には認知症の高齢者が約700万人に達すると推計される。政府は今月18日、発症や進行を遅らせる「予防」に重点を置いた新たな大綱を決定した。行方不明者が増加している実態を受け、早期発見に向けた対策強化も課題となる。
 ◆認知症による行方不明者の人数と行方不明者との割合
  年  認知症に  行方不明者との割合
 2018年 16927人   19.2%
 2017年 15863    18.7
 2016年 15432    18.2
 2015年 12208    14.9
 2014年 10783    13.3
 ◆認知症が原因の行方不明者の状況
     届け出数  死亡確認
 大阪府  2117人   22人
 埼玉県  1782    28
 兵庫県  1585    23
 愛知県  1422    21
 神奈川県 1280    12
 東京都  1246    26

 朝から曇り、午前は時々小雨、午後から晴れない薄曇り。畑作業は、”ズッキーニ”の受粉作業、”トウモロコシ”の種まき、雑草取り・・これが午前中、午後はお花の写真撮り。
 近所のお庭に、鉢植えの”ジギタリス”に花が咲き出している。開花時期は春~初夏で、時期はずれに咲く花もある・・気候変動が心配?!。
 ”ジギタリス”は”ホタルブクロ(蛍袋)”に良く似た釣り鐘状の花である。違いは、”ジギタリス”には袋の内側に斑(まだら)模様が見える。ジギタリスには幾種類もあり、その中で広く普及しているのは”ジギタリス・プルプレア”で、普通ジギタリスと言うとこの種を指す、と言う。
 別名は狐の手袋(きつねのてぶくろ、英名:foxgloveの直訳)。
 ジギタリスは強心剤(鬱血(うっけつ)性心不全の特効薬)の薬効で知られている。薬(毒=薬)は葉に含むジギトキシンなどの強心配糖体である。この薬は今日では化学的に合成され、”ジギタリス”から抽出することはない。
 ジギタリス(Digitalis)
 別名:Fox glove(狐の手袋)
 学名:Digitalis purpurea
 ゴマノハグサ科ジギタリス属
 多年草、若しくは二年草
 全草に猛毒があり、取り扱いに注意
 ヨーロッパ原産、明治時代に渡来
 草丈は0.4m~1.8m
 開花時期は5月~7月
 釣鐘状の花を斜め下向き付ける
 花色は赤・白・桃・紫・黄色
 花の内側に斑点が付いている


女性に聞いた、子供の育児・世話や食事の準備は時給換算するといくら?

2019-06-01 | 生活
 ソニー生命保険は、「女性の活躍に関する意識調査2019」の結果を発表した(4月24日)。調査は3月15日~19日、全国の20歳~69歳の女性を対象にインターネットリサーチで行われ、1,000名(各年代200名)の有効サンプルを集計した。
 「日々の家事・育児や地域社会での貢献などを時給に換算するといくらになると思うか」を聞いたところ、「未就学児の育児・世話」が1,488円で最も高く、2013年調査(1,180円)から26%もの上昇率となった。
 ◆毎日の家事や地域での貢献を時給に換算するといくらになると思うか
                (平均額、円)
                 2019年 2017年 2015年
  未就学児の育児・世話     1488円 1413円 1305円
  小学生以上の子供の育児・世話 1230円 1174円 1066円
  PTA活動            1098円 1033円
  食事の準備・後片付け     1097円 1019円  999円
  掃除・洗濯           959円  919円  899円
  地域社会での貢献        865円  867円  827円
  買い物             878円  833円  814円
 次に有識女性619名に対し、今後(も)バリバリとキャリアを積んでいきたいかどうか尋ねたところ、
  「そう思う(計)」(非常に+やや):43.3% が回答
  年代別では20代が最も高く54.0%、子どもがいない人(40.4%)よりも子どもがいる人(47.5%)の方が高い。
 しかしながら、半数近くの女性がキャリアを積む意欲がある一方で、
  「女性が社会で働くには、不利な点が多い」:70% が感じている
   特に、子どもがいる有職女性の場合では、74.9% にものぼった
 また、本当は専業主婦になりたいかどうか聞いたところ、
  有職女性の3人に1人(36.7%)が「そう思う(計)」(非常に+やや)と回答
  年代別にみると、20代が53.2%と他年代を大きく上回り、20代女性はバリキャリ志向と専業主婦志向が同程度の割合であることがわかった。

 天気は晴れ。気温は最高気温23℃とか、夏日とはならない。
 散歩で見つけた、坂道の擁壁傍の”ニゲラ”、花が盛りかな。まだ種ができいない・・種は特徴的だから。
 花の色は白・淡青で、花弁のように見えるのは萼片(本当の花弁は退化)、細裂して紐状の葉(苞)が広がっている。雌蕊は5個、雄蕊は花糸が発達している。
 花後にはふくらんだ果実ができる。熟すと裂けて中から黒いタネが出てくる・・別名は黒種草(くろたねそう)。タネにはアルカロイドや揮発性の油が含まれており、薬として利用される。
 良く見かける種は、南ヨーロッパ原産の”クロタネソウ(Nigella damascena)”。
 ニゲラ(Nigella)
 別名:黒種草(くろたねそう)、黒種子草(くろたねそう)
 学名:Nigella damascena
 キンポウゲ科ニゲラ属
 一年草
 原産地は南ヨーロッパ、江戸時代末に渡来
 開花時期は4月~6月
 花は径2cm~3cm、花色は白・青・黄・ピンク
 花後にカゴに包まれたような膨らんだ果実ができ、中に黒い種がある
 名(黒種草)の由来は、この黒い種から
 ニゲラはラテン語のニガー(黒い)が語源


郵便の土曜配達廃止を9割が「容認」、消費者団体調査

2019-01-24 | 生活
 全国地域婦人団体連絡協議会は、総務省が検討する郵便の土曜配達休止について、9割近くの会員が容認するとのアンケート調査の結果を公表した(1月23日)。
 調査は2018年12月に会員や家族らを対象に実施。4,800枚の調査票を配り、回収したのは3,860枚(80.4%)。結果は23日の総務省の有識者委員会(情報通信審議会の郵便局活性化委員会)で明らかにした。
 郵便の土曜配達休止について
  やむを得ない:61.3%
  そうすべき:24.8%
  (制度を)変更すべきでない:10.2%
 同日の会合に日本新聞協会の川田幸雄販売委員長が出席し反対。川田氏は「土曜日の朝刊が(月曜日に)2日遅れで届くことになり、読者に不便を強いることになる」と訴え、慎重な検討を求めた。同協会によると、加盟社が発行する日刊新聞のうち、戸別配達の難しい山間部や離島などで3万部以上が郵送されている。
 ◆普通郵便の土曜配達休止などの制度改正
 日本郵便は、普通郵便の土曜配達休止などの制度改正が実現した場合、収支が年600億円改善するとの見通しを明らかにした(2018年12月7日)。総務省の有識者委員会で試算を示した。現状では郵便需要の減少などで2019年度以降、営業赤字が続く公算。20年度には370億円の赤字を見込むが、制度改正で休日や深夜の勤務が減れば230億円の黒字になると想定する。
 日本郵便では土曜配達のために約5万人が出勤。人手不足で超過勤務も増えているとみられる。
 海外の郵便制度について、欧州連合(EU)では配達義務は週5日で、加盟28ヵ国中週6日配達しているのは英国やフランスなど4ヵ国だけ(総務省の調査から)。北欧では配達を隔日にするといった動きもあるという。

 今日の天気も晴れ。朝、晴れているが小雪が舞う。気温は低く(最低気温3℃くらい)、風が強いので、寒さがジンと染む。 散歩で、赤い実がまだ沢山付いた””ピラカンサ”を見つけた。見つけた・・綺麗だ・・寒さを忘れる。
 ”ピラカンサ”は、バラ科トキワサンザシ属(Pyracantha) の種類の総称である。日本では赤色の実の”トキワサンザシ:常磐山査子”、黄色の実の”タチバナモドキ:橘擬”、赤色の実の”カザンデマリ:花山手毬”の3種類が多く栽培されており、これをピラカンサと一括りで呼んでいる事が多い。赤いこの実は、”トキワサンザシ””カザンデマリ”の内、”カザンデマリ”かなと思う。
 ピラカンサ
 バラ科トキワサンザシ(ピラカンサ)属
 常緑低木
 開花時期は4月~6月
 花は小さく、白い5弁花
 果実は径2cm位で赤・橙・黄色に熟す、見頃は10月~12月
 ピラカンサと呼ばれる
  タチバナモドキ(橘擬)   学名:Pyracantha angustifolia
   果実は橙(黄)色
  トキワサンザシ(常盤山櫨子) 学名:Pyracantha coccinea
   果実は鮮紅色に熟す。カザンデマリと相似し区別しにくい
  カザンデマリ(花山手毬)   学名:Pyracantha crenulata
   果実は赤い。別名ヒマラヤトキワサンザシ


新入れ歯用粘膜治療材が開発され、製造販売が承認される

2018-11-19 | 生活
 広島大学阿部泰彦准教授、北海道大学横山敦郎教授および産業技術総合研究所健康工学研究部門槇田洋二研究グループ長らの研究チームは、2015年に医療品・化粧品などの分野で広く応用され、その安全性がすでに確認されている「塩化セチルピリジニウム(CPC)」の抗菌活性を利用し、CPCが徐放して持続的な抗菌効果を発揮する「無機系抗菌剤CPC担持モンモリロナイト」を開発した。
 「無機系抗菌剤CPC担持モンモリロナイト(特願2015-038324;特開2016-160192)」と入れ歯用粘膜治療材「粘膜調整材(ティッシュコンディショナー)」を組み合わせた日本で初めての口腔に薬剤が徐々に放出する(徐放する)コンビネーション製品(薬物・機器組み合わせ製品)を開発し、平成30年10月9日付けで厚生労働大臣に製造販売(メディカルクラフトン株式会社)が承認された。本製品は、表面上で、カンジダ菌(口腔の日和見感染菌)、黄色ブドウ球菌(鼻腔の日和見感染菌)およびミュータンス菌(虫歯原因菌)の増殖を2週間に渡って持続的に抑制する。
 この製品は、製造承認され、今後、保険適用の申請を進め、2019年春の販売を予定している。
 背景
 600万人を超える要介護高齢者に対する在宅歯科医療では、入れ歯の治療が最も多く、中でも入れ歯で傷ついた粘膜の治療に「粘膜調整材」がよく使用されている。粘膜調整材は、微生物(細菌、真菌)が付着し易いため、口腔の環境を悪化させ、抵抗力のない高齢者の全身への持続的な感染源となり、誤嚥性肺炎発症のリスク要因となっている。この問題を解決するために、微生物が付着し難く、汚染・劣化を防止できる粘膜調整材の開発が求められている。
 研究成果
 粘膜調整材は、歯科医師が入れ歯の治療で使用し、医薬品医療機器等法の分類で「管理医療機器クラスⅡ(人体へのリスクが比較的低い)」となる。粉と液を混和して、入れ歯に裏打ちして使用する。使用期間は、1~2週間。
 製品の特長である抗菌性とは
 抗菌とは、「製品の表面上における細菌の増殖を抑制すること」。JIS(日本工業規格)では、抗菌成分を有さない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下である場合、その製品に抗菌効果があると規定している。本製品は、「使用目的又は効果」として、抗菌成分であるCPCによる治療効果は謳っていない。したがって、本製品から抗菌成分CPCが持続的に徐放されるが、生体に安全な量になるようコントロールする新しい技術を用いている。
 入れ歯治療に最も関係するカンジダ菌、黄色ブドウ球菌およびミュータンス菌の3菌について、抗菌剤無添加品との比較で、本製品を37℃の生理食塩水に漬ける前、1週間および2週間漬けた後に抗菌試験を行った。製品上での増殖を2週間持続的に抑制することを明らかにし、この点を製品の添付文書(使用説明書)に記載することが認められた。ただし、その他の菌に対する抗菌性や感染予防を使用目的とした評価は行っていないことを明記してある。
 しかしながら、医薬品としても使用されるCPCを口腔内に持続的に徐放させる医療機器、すなわち、口腔内へ薬剤を徐放するコンビネーション製品(薬物・機器組み合わせ製品)としては、厚生労働大臣に承認を得た日本で初めての製品となる。
 研究チームが開発した無機系抗菌剤は、医療分野のみならず産業界全体へ応用可能である。現在、本製品のように、その他の医療機器や衛生製品への応用研究を継続して行っている。国民の安全で衛生的な環境形成に貢献できるよう、今後も研究を進めてまいります。

 朝は曇り、午後から晴れてきた。
 街を歩くと、秋を感じる。塀に伝った”ツタ”の紅葉だ。紅葉すれば、やがて落葉し、冬となる。”ツタ”は夏緑性で秋には紅葉・落葉するので”ナツヅタ(夏蔦)”とも呼ばれる。艶やかな紅葉になるので、紅葉蔦(もみじづた)、蔦紅葉(つたもみじ)、錦蔦(にしきづた)、などの別名もある。アマズラ(甘葛)の別名もあるが、これは早春に蔓(つる)を切り、これからの樹液を煮詰めて甘味料を作ったから、と言う。
 因みに、冬でも葉が落ちず緑色なのがウコギ科の”キヅタ”で、”冬蔦”とも呼ばれる。
 名(ツタ)の由来は、巻きひげの先端の吸盤で樹木や壁を伝うので「伝う:つたう」から。
 ツタ(蔦)
 別名:夏蔦(なつづた)、錦蔦(にしきづた)、地錦(じにしき)、甘葛(あまずら)
 ブドウ科ツタ属
 落葉つる性木本
 開花時期は6月~7月
 花(数mm)は黄緑色で5枚の花弁
 果実は球形の液果(小さなブドウ様)で10月頃に黒紫色に熟す


ライフジャケットの装着は、津波犠牲者を激減させる可能性がある

2018-06-03 | 生活
 栗栖茜・海上港湾航空技術研究所の井上徹教・鈴木高二朗・海洋研究開発機構の菅寿美・小栗一将・大分工業高等専門学校のズデネクプロハースカの研究グループは、
  ○海上・港湾・航空技術研究所の大規模波動地盤総合水路を使って、等身大のダミーが人工津波に巻き込まれ水面に浮上できないことを画像的に実証し、また、ダミーの頭部の水中での軌跡を図示した。
  ○ライフジャケットを着けたダミーは水中に引き込まれることなく、水面にとどまることができた。
  ○実験結果は、今後の津波による溺死者を激減させる可能性の扉を開いたと考えられる。
 津波において、これまで、実際に人体が津波に巻き込まれたときに、水面あるいは水中で人体がどのような動きをするかについての研究はなされてこなかった。そのため、津波に巻き込まれてしまった人々が溺死するのをどうすれば減少させることができるかという喫緊の課題があった。
 研究によって、ライフジャケットを着けていないダミーが50 cmの人工津波に巻き込まれていったん水槽の底にまで引きずり込まれ水面に浮上できない。しかし、浮力7kg重のライフジャケットを着けたダミーは水中に引き込まれることなく、水面にとどまることができることを実験によって証明できた。
 本研究により、津波に巻き込まれてもライフジャケットを装着していれば、水面に浮上し続けられる可能性が示唆される。つまり、呼吸が確保され、溺死しないですむ。
 今後、一般的なライフジャケットの浮力がどの規模の津波にまで有効であるかの確認、さらにライフジャケットを着けて水面を漂流している人たちをできるかぎり短時間のうちに発見するための技術、ライフジャケットを普及させるための改良といった研究が課題となる。

 朝から快晴。風もほとんどない。気温は、最高気温25℃位かな。歩けば、汗が出る。
 梅田川の堤防で、”コンフリー”が纏まっており、花盛りだ。
 ”コンフリー”は昭和40年代に「栄養価が高い・糖尿病や高血圧などに良い」とされた健康食品である。畑・花壇やプランターなどに植えて手軽に食べられる野菜としてブームとなった。葉や茎を食べるもので、テンプラにしたり茹でたりした・・私も食べた・・美味しくはなかった。その後、発ガン性物質があると話題となり、肝機能障害(肝硬変・肝不全)を起こす弱い毒性もあることが判明し、摂取を控えるように厚生労働省から通達が出た(2004年6月)。ここで”コンフリー”は野菜ではなくなり、道端の雑草の如くに野生化した。でも薬草として古くから切り傷などに使われている。元来は観賞用にも栽培された植物で、お花は楚々とした雰囲気で素敵だ。
 ”コンフリー”の名は、コン・フィルマ(・・何語?骨を接合する、との意味)の転訛から、と言う。健康食品として、注目されたのは、コーカサスの長寿村の常食野菜だったから。
 コンフリー
 別名:鰭玻璃草(ひれはりそう)
 ムラサキ科ヒレハリソウ属
 多年草
 ヨーロッパ・コーカサス地方の原産
 明治時代に渡来
 開花時期は6月~8月
 花は釣鐘状、下向きに咲く
 花色は淡紅色で紫・白・ピンクがある


子供を乗せて駐輪し、保護者がその場を離れて転倒事故

2018-05-10 | 生活
 消費者庁は、自転車の転倒する事故が多いと、注意を呼び掛けている(5月9日)。
 幼児用座席に子供を乗せた自転車の事故で搬送された人数が、東京都内だけで2016年までの6年間に1349人に上ったと発表した。子供を乗せたまま駐輪し、保護者がその場を離れて転倒する事故が多い。同庁消費者安全課によると、幼稚園や保育所に送り迎えを始める4月~7月に事故が増える傾向にある。担当者は「子供に必ずヘルメットを着用させてほしい」と話している。
 同課は、夏に増える水の事故についても注意を呼び掛けた。海上保安庁の統計によると、14歳以下で海難事故に遭った人は2008~2017年に計574人だった。

 朝は時々小雨、2時頃から曇。
 畑に行く。畑にはミニミニ花壇を作っており、幾つかの花が咲く。
 ”ヒメキンギョソウ”の花が咲いている。茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、ピンク・白・黄色の唇状の花が付く。上向きの花びら(上唇弁)が縦に大きく2つに裂け、それがウサギの耳のようだ。
 名(ヒメキンギョソウ:姫金魚草)の由来は、少し小型で金魚草に似ているから。
 ヒメキンギョソウ(姫金魚草)
 別名:紫海蘭(むらさきうんらん)
    リナリア(Linaria)
     Spurred snapdragon
 学名:Linaria-bipartita
 ゴマノハグサ科ウンラン属
 一年草
 原産地:地中海沿岸地方、日本には明治時代の末期に渡来
 開花時期は3月~7月


最低賃金の全国平均は848円(現在より25円高い)となる

2017-08-18 | 生活
 厚生労働省の中央最低賃金審議会は7月下旬、2017年度の都道府県別最低賃金の改定額の目安を全国加重平均で時給25円引き上げるよう答申した。
 経済状況などに応じて都道府県を4ランク(A~D)に分け、26~22円の引き上げ目安額を示した。これに基づき、各都道府県の地方審議会が引き上げ額を決め、各地の労働局長に答申する。最低賃金とは、企業が従業員に最低限支払わなければならない賃金、厚生労働省の審議会が示す目安をもとに、都道府県ごとに労使による話し合いが行われる。
 改定額の答申が8月17日出そろった。全国平均は、848円(現在より25円高い)となった。
 時給800円以上の自治体が、15都道府県(前年は9都府県)となる。東京が最も高く 958円、次いで神奈川 956円、大阪 909円が続く。最も低いのは、佐賀などの8県の737円。
 因みに、韓国でも2018年の最低賃金が7530ウォン(約750円)に決まった。2017年現在の最低賃金は6470ウォン(約640円)で、韓国の文在寅政権は「2020年の最低賃金を1万ウォン(約1000円)にする」ことを公約に掲げている。

 今日の天気も曇り~小雨、時々晴れ。お日様が出る時間はとても短い。
 玄関前の車庫、”ブドウ”の房が撓わ(たわわ)に実っている。素晴らしい・・熟したらとても楽しみだろうな。お店には”ブドウ”が並び出した。季節がやって来た。
 ”ブドウ”には食用ブドウと酒造用ブドウがあり、食用はテーブルグレープ、酒造用はワイングレープと呼ばれる。
 ブドウ(葡萄)
 英名:Grape
 学名:Vitis spp.
 落葉つる性低木、その果実も
 ブドウ科ブドウ属
 開花時期は5月~6月
 ブドウの花房は小さい実の集合に見え、花穂(かすい)と言う


空気噴射により瓦礫を浮上乗越える索状ロボットの開発

2017-07-17 | 生活
 東北大学の田所諭教授、昆陽雅司准教授、多田隈建二郎准教授、安部祐一特任助教、八戸工業高等専門学校の圓山重直校長、国際レスキューシステム研究機構らのグループは、空気噴射によって瓦礫踏破能力を飛躍的に向上させた索状ロボット「空気浮上型能動スコープカメラ」の開発に成功した。 (2017年6月12日のプレスリリースより)
 内閣府総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジ(プログラム・マネージャー:田所諭)の一環である。
 索状ロボット「空気浮上型能動スコープカメラ」は、倒壊家屋内の捜索や調査を目的として、空気噴射ノズルを先端に搭載した空気浮上型能動スコープカメラを開発、段差踏破性能と操縦性能を飛躍的に向上させた。
 今後、これまで同プログラムで開発してきたさまざまな感覚機能を統合することによって、大規模地震や土砂崩れなどで被害を受けた建物内における被災者探索、災害調査の高度化が期待される。

 天気は晴れ。時々小雨がパラパラと。気温は高く、夏日~真夏日・・やれやれ。
 お家の前に置かれている、鉢植えの”フクシア”。花が咲いている。
 花は下向き、と言うより垂れ下がっている。この様な花姿から、”貴婦人のイヤリング(レディー・イヤドロップス)”とも呼ばれる。沢山の品種が作りだされ、花形(一重咲き、八重咲き)や花の大きさ(1cm~8cm超)、萼・花弁の色、などと多種多様。
 フクシア
 別名:釣浮草(つりうきそう)、ホクシャ(Fuchsia)、レディー・イヤドロップス
 アカバナ科フクシア属
 常緑低木(丈は20cm~200cm)
 南米の熱帯・亜熱帯原産
 開花時期は4月~7月、10月~11月(2度咲き)
 花は下向きに咲く
 萼は基部が筒状で先端が四つに分かれ、花弁の様に見える
 花弁の色は白・赤・ピンク・オレンジ・紫や複色
 萼と花弁の色とは同じでなく、フリルの付いた2色の花に見える


2016年度末、1円玉の流通額379億円と1994年以来の低水準

2017-05-16 | 生活
 新聞に「2016年度末、1円玉の流通額379億円と1994年以来の低水準」とあった。
 日銀によると2016年度末(2017年3月時点)の1円玉の流通額は379億円で1994年以来の低水準。ピーク時から約8%減った。5円玉は539億円、10円玉は1922億円でともに1990年以来の少なさ。50円玉も1996年以来の低い水準。増加傾向にあるのは、100円玉や500円玉で、特に500円玉は3月時点で2兆2083億円と年度末ベースで過去最高との事。
 ◆現行硬貨(1円玉~500円玉)の発行枚数
 和暦 西暦   1円玉  5円玉    10円玉    50円玉    100円玉   500円玉
 28年 2016年 574,000 35,064,000 198,064,000 46,064,000 461,064,000 221,064,000
 29年 2017年 未確定
 記念硬貨など、通常硬貨とデザインが異なるもの)は含まない
 通常硬貨と同デザインで表面仕上げが異なるもの(プルーフセット)は含む

 ようやく晴れ。畑は泥濘状態。
 散歩道で良く目にする”ニシキギ”に花が咲きだした。若葉が出て、この頃に咲く淡緑色の小さな花だから目立たない。
 ”ニシキギ”は、枝に表皮を破ってコルク質の2~4枚の矢羽状のもの(翼:よく)が伸長しているのが特徴だ。この特徴から矢の筈(はず、弓の弦につがえる矢尻の切り込みのある部分)に例えて、矢筈錦木(やはずにしきぎ)とも呼ばれる。また、発達した翼がカミソリの刃のように見えるため、カミソリノキ(剃刀の木)との呼ばれる。
 ”ニシキギ”の楽しみは、秋の真紅の紅葉と可愛い果実(実が割れて赤橙色の種子が見える)である。
 ”ニシキギ(錦木)”の名は、見事な秋の紅葉を錦に例えたからである。
 ニシキギ(錦木)
 別名:矢筈錦木(やはずにしきぎ)、剃刀の木(かみそりのき)
 英名:Winged spindle tree、Burningbush
 ニシキギ科ニシキギ属
 落葉低木、樹高は3m位
 開花時期は5月~6月
 花は淡緑色の小さな(径7mm位)四弁の花
 果実は熟すと割れて赤橙色の種子が見える
 紅葉は10月~11月(11月が鑑賞期)


女性のおやつ人気の1番はチョコレート菓子

2017-05-09 | 生活
 「大人のおやつ週間」についてのアンケートで、女性のおやつの1番人気は「チョコレート菓子」。
 調査は、リビングくらしHOW研究所が3月にインターネットで実施した。対象者は、女性1,595人。
 ◆対象者
  年代:30代 30.1%
     40代 33.7%
     50代 17.6%
  職業:専業主婦 33.5%
     フルタイムワーク 38.4%
     パート・アルバイト 22.4%
  独身:28.5%、既婚:71.5%
 ◆アンケート結果
 ○おやつの1番人気(複数回答)
  1、チョコレート菓子:81.0%
  2、クッキー・ビスケット類:60.4%
  3、米菓:53.6%
  4、スナック菓子:43.2%
 ○間食がプラスになると思うこと
  1、ストレス解消:63.3%
  2、リフレッシュ・気分転換:61.8%
  3、小腹を満たせる:57.6%
  マイナスは
  1、肥満の原因となる:70.5%
 ○女性のおやつ習慣について調べた
  ほぼ毎日:55.6%
  毎日2回以上:14.3%
  週4~5回程度:11.2%
  週2~3回程度:11.1%
  週1回程度:3.5%
  間食しない:2.8%
 ○間食するかた、家に自分用おやつを何種類常備してますか
  1、3~5種類:31.1%
  2、1~2種類:29.9%
  3、食べたいときに買うので常備はしていない:18.8%
 ○フルタイム・パートやアルバイトのかた、職場では
  1、1~2種類:35.8%
  2、食べたいときに買うので常備はしていない:33.7%
  3、3~5種類:15.6%
  4、職場で共同で用意するので自分用は常備してない:11.9%

 今日の天気は晴れ~曇り。昨日の強い風が残って、時々帽子を飛ばす。
 塀に”クレマチス”が巻き付き、沢山の花を咲かせている。満開に咲いておりとても見事。咲いている”クレマチス”は、花が重なる程に沢山で、花被片4枚、なのでモンタナ系(・・と思う、種名は判らない)。
 ”クレマチス”には、細い蔓のイメージからテッセン(鉄線)、花弁のイメージからカザグルマ(風車)の別名がある。その区別は、花被片数が6枚をテッセン(鉄線)、8枚をカザグルマ(風車) と言う。でも、花被片数が4枚や12枚、50枚ものもある。花色・開花様式・花被片数などの多様性から世界には約250種程あり、園芸品種でも120種以上ある・・別名での区分では分からない。
 クレマチス(Clematis)
 別名:テッセン(鉄線)、カザグルマ(風車) など
   テッセンは中国原産、カザグルマは日本原産
 キンポゲ科クレマチス属(センニンソウ属)
 蔓性耐寒性多年草
 開花時期は4月~10月
 花色は青・赤紫・桃・赤・白・緑
 花弁に見えるは花被片(萼片)


15歳の生活満足度、47ヵ国・地域で日本41位

2017-04-20 | 生活
 経済協力開発機構(OECD)は、学習到達度調査(PISA)の一環で、生徒の生活満足度を調べた結果を初めて公表した(4月19日)。調査は2015年に72ヵ国・地域の15歳を対象に実施し、47ヵ国・地域が回答した。質問「最近の生活全般にどのくらい満足しているか」に、0(全く満足していない)から10(十分に満足)の11段階で答えてもらった。
 OECDの平均は、7.3。日本の満足度の平均値は6.8で、比較可能な47ヵ国・地域で下から6番目だった。トップはドミニカ共和国でメキシコ、コスタリカなど中南米の国で、下位は韓国や香港など東アジアの国が目立った。日本の状況を分析した国立教育政策研究所は「日本人は控えめな評価をする傾向がある」と見ている。
 ◆15歳の生活満足度
 1、ドミニカ共和国:8.5(生活に十分満足:67.8%)
 2、メキシコ:8.3(生活に十分満足:58.3%)
 3、コスタリカ:8.2(生活に十分満足:58.4%)
 ・
 日本:6.8(生活に十分満足:23.8%、0~4:16.1%)
 台湾:6.6
 韓国:6.4
 トルコ:6.1(最下位)

 朝から晴れ。雲が多く、うす曇りの晴れ。風が強く、昨日の風が残っているのかな。
 塀の際で咲いている”キュウリグサ”の花を見つけた。”キュウリグサ(胡瓜草)”の花は、青色の5弁花で大きさは3mm程と小さい。”ワスレナグサ(勿忘草)”の花に良く似ている。
 名(キュウリグサ:胡瓜草)の由来は、葉っぱをもんでみると、キュウリのような匂いがする。
 キュウリグサ(胡瓜草)
 別名:胡瓜菜(きゅうりな)、田平子(たびらこ)
   春の七草の田平子と同じ名前だが違う花
 ムラサキ科キュウリグサ属
 一年草
 アジアの各地に分布し、日本全国の道端や畑などに生育
 ムギ作の伝来にともない帰化した古代帰化植物
 開花時期は4月~5月
 花色は澄んだ青色、中央に黄色の副花冠がある
 葉や茎に毛が多い


大規模倉庫28%が消防法違反、防火扉閉まらずが36%

2017-04-18 | 生活
 総務省消防庁と国土交通省は、埼玉県三芳町の事務用品通販アスクルの物流倉庫火災を受けた調査結果を発表した(4月12日)。調査は床面積5万平方メートル以上の施設(全国で219棟)を対象とし、2月28日~3月24日に実施した。
 大規模倉庫の28.3%(63棟)で消火器が適切な場所に置かれていないなどの消防法違反があったと明らかにした。このうち203棟で防火扉や防火シャッターの状況を検査したところ、36.0%の73棟は、一部が障害物などで正常に閉まらなかった。
 国交省建築指導課は「火災時に深刻な被害を防ぐためにも、不備を指摘された事業者は普段から万全の防火対策をしてほしい」と求めている。
 因みに、アスクルの倉庫火災では防火シャッターが閉まらなかったことが延焼の一因となった。

 昨日からの雨は朝早くに上がり、曇空。昼頃にはお日様が顔を出した。でも、風が強い。
 畑の”チューリップ”が咲きだした。黄色の花色が多く咲き、赤色系はまだ蕾が多い。
 古くはオスマン帝国で、そこからヨーロッパに伝わり、チューリップと言う名が付けられた。オランダのライデン植物園で育てられ大評判となる。チューリップバブルは、チューリップ球根の価格が異常に高騰・下降した期間である(1635年頃と1732年頃)。16世紀末にはイギリスで栽培が始まり、19世紀には多数の品種が生まれた。日本には、江戸時代後期に伝来し、大正時代に本格的な球根栽培が始まる。
 ”チューリップ”の品種改良は、花形・花色・草姿・葉の模様・ブルームの有無・香り・早晩性・耐暑性・耐湿性・多花性・繁殖力、切花では切花寿命・無花粉化・花茎の硬さなどで、驚く程の品種がある。
 チューリップ(Tulip)
 別名:鬱金草(うっこんそう)、鬱金香(うこんこう、うっこんこう)
 ユリ科アマナ(チューリップ)属
 球根性植物、多年草
 開花時期は3月~5月
 花弁が6枚に見えるが、萼(外側の花被片)3枚で花弁(内側の花被片)は3枚


日本語を母語とする人は、水色と青色を明確に区別する

2017-03-07 | 生活
 東北大電気通信研究所などの研究で分かった、「日本語を母語とする人は、他の言語を母語とする人と比較して水色と青色を明確に区別している。」
 多くの言語に共通する11の基本色(赤・緑・青・黄・紫・ピンク・茶・オレンジ・白・灰・黒)に加え、日本語では水色も基本色として言語化されていた。
 研究グループは、20~30代の男女57人に330色の色見本を示し、それぞれ何色かを聞いた。統計手法で解析した結果、11の基本色に加え、水・肌・抹茶・黄土・えんじ・山吹・クリーム・紺の8色についても名称を区別して指摘する人が多かった。特に水色は、ほぼ全員が青色とはっきり区別した。また、水色と青色を区別する人の割合は、同じ実験をした30年前に比べて増加していた。
 東北大の栗木一郎准教授(視覚科学)は「日本語の色の言語表現は変化し続けていることが分かった」と話す。

 天気は晴れ。気温は低く、最高気温8℃とか。寒気団が南下している。予想では明日・明後日も寒いようだ。
 散歩で、”フクジュソウ”の花を見つけた。春を告げる花の代表であり、春がやって来る。新春を祝う花でもあり、元日草(がんじつそう)とか朔日草(ついたちそう)と呼ばれる。南天(難転)の実と福寿草(招福+長寿)の花とで、”難を転じて福となす”の縁起ものである。
 江戸時代からの古典園芸植物で、多数の園芸品種が作られている。根・茎には毒(アドニンという成分)があり、芽が出たばかりの様子はフキノトウと似ており、間違えて食べると中毒を起こす。
 フクジュソウ(福寿草)
 別名:元日草(がんじつそう)、朔日草(ついたちそう)
 キンポウゲ科フクジュソウ属
 多年草
 開花時期は2月~4月
 花色は基本的に黄色(黄金色)、花径は数cm
 開花は光・温度に敏感で、日が陰ると直ぐに花はつぼむ