歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

オーボエ西沢澄博・ピアノ藤井朋美のコンサート

2017-11-30 | 音楽
 今日の天気、朝は曇、風が少し強い。気温は、朝玄関での温度計は6℃だった、だんだんと寒くなる。
 宮城野区文化センター・パトナホールの「第23回 ワンコインコンサート」に出かけた。オーボエ・西沢澄博さんとピアノ・藤井朋美さんの演奏である。
 楽しい曲・懐かしい曲・しっとりする曲などで、楽しく聴きました。
 プログラム
  オンブラマイフ    作曲:ヘンデル
  私を泣かせて下さい  作曲:ヘンデル
  オーボエソナタ    作曲:ドニゼッティ
  浜辺の歌       作曲:成田為三
  夏の思い出      作曲:中田喜直
  七つの子       作曲:本居長世
  赤とんぼ       作曲:山田耕筰
  月の光        作曲:ドビュッシー
  17世紀の主題によるフランス組曲 作曲:ビッチ

 演奏会場までは歩いて行く。梅田川沿いの道だ。渡り鳥が見えた。

支払1万超~5万円はカード派が54%、現金派を上回る

2017-11-28 | 社会・経済
 金融広報中央委員会(事務局・日銀情報サービス局)の、2017年の2人以上世帯の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、1万円を超えて5万円までの支払い手段について、クレジットカードと回答した割合は54.1%で、現金と回答した割合を07年の調査以来初めて上回った。調査は、全国8,000の2人以上世帯を対象に実施した。
 1万円超5万円以下の支払いの際に、
  クレジットカードを利用するとの回答は、
   2017年:54.1%(2016年の52.4%から1.7ポイント上昇)
  現金との回答は、52.9%(0.7ポイント減)
 現金を持ち歩かない「脱現金社会」が進む兆しといえそうだ。

 お天気は晴れ。最高気温10℃と低いが、風が穏やかなので寒さが厳しくない。
 散歩で、道横に植えられている菊。盛りとばかり咲いている。チョット長い距離に植えられているので、綺麗・素敵だ。この景色を見ると、秋も深まったな、と思う。
 キク(家菊:いえぎく)の原産地は中国で、中国で改良されたのが奈良時代中期の遣唐使などで渡来したとされる。この渡来説が有力で、日本発祥説もある。語源も中国説、日本説があり、「小さな花が纏まった花だから”くくる”花→キクとなる」とか。
 最初は食用・薬用としていたが、平安時代頃に中国から秋の重陽の節句とあわせて観賞する習慣となったと言われる。日本を象徴する花として、春の桜と秋の菊がある。これは、後鳥羽上皇(鎌倉時代初期)が菊の花の意匠を好み、「菊紋」を天皇家の家紋とした頃からと言う。
 因みに、日本で観賞用多年草植物として発展した品種群を和菊、欧州に渡り育種されて発展した品種群を洋菊と呼ぶ。一部の欧州諸国で白菊を墓参に用い、日本でもこの影響を受けて葬儀の献花に白菊が用いられることがある。
 キク(菊)
  (狭義のキク(家菊、栽培菊)として)
 英名:chrysanthemum (クリサンセマム)
   略して、mum (マム)
   鉢植え菊は、ポットマム (pot mum)
   枝先分かれ菊は、スプレーマム
 キク科キク属
 耐寒性常緑多年草(宿根草)
 開花時期は、10月~12月
 改良が重ねられ、多数の品種がある


車触媒の希少金属回収をレンジで大幅に効率化

2017-11-27 | 科学・技術
 山形大学の遠藤昌敏准教授(分析化学・環境化学)などでつくる研究グループは、セラミックを主体とする排気ガスの浄化装置に電子レンジのマイクロ波を当てることにより、プラチナ類を効果的に回収することに成功したと発表した(11月15日)。従来の作業時間を大幅に短縮し、レアメタル(希少金属)の再利用による市場供給が期待される。
 一般的に、浄化装置からプラチナ類を回収する場合、粉砕・溶解・製錬の工程が必要になる。大規模施設で処理するため、運送コストや、粉砕時にプラチナ類以外の物質が混在するといった課題があった。
 今回の方法は、粉砕せずにレアメタルを回収する。触媒の蜂の巣構造に酸を注入し、電子レンジで数十秒間、マイクロ波を照射。内部のレアメタルだけが溶けてできた液体に還元剤を加えると、レアメタルが粉末になって現れる。粉末にする際も、電子レンジでマイクロ波を照射すれば反応を促進できる。1cm四方の触媒から溶液を作ってレアメタルを回収するには、従来の方法では約27時間かかっていたが、新しい方法では10分以下に短縮でき、処理施設に運ぶ必要もなくなる。
 因みに、車1台分の触媒には、プラチナ約1gが含まれていると言う。

 朝から晴れ。最高気温9℃ほどだが、寒さを余り感じない。風が穏やかで、日差しがあるからかな。
 駐車場の隅に沢山の植木鉢がある。その中に、まだお花が咲いている鉢がある。茎は細く、粗く分枝しており、枝端に粗い散房花序を作り、絵筆状の小さい頭状花である。花径は1.5cm位。花色は橙赤(とうせき)色なので、和名:絵筆菊(えふでぎく)と呼ばれる。園芸ではこの種を”カカリア”と呼ぶが、かつてはカカリア属とされており、そのときの名残で”カカリア”と呼ばれる。現在はエミリア属に分類される。
 英語では、”Tassel Flower”で、花の状態が房飾りのように見えるから、とのこと。因みに、花言葉は「秘めたる恋」とあり、切ない花なのかな。
 エフデギク(絵筆菊)
 別名:カカリア、エミリア
    紅苦菜(べににがな)
 学名:Emilia sagitata
 キク科エミリア属
 一年草
 原産地は東部インド
 開花時期は5月~10月
 花色は鮮やかな赤紅色、園芸品種には黄色・オレンジ色がある


科学技術の発展に伴う不安、6割が「IT犯罪」

2017-11-26 | 世相
 内閣府は、「科学技術と社会に関する世論調査」の結果を発表した(11月25日)。調査は9月14日~24日、全国の18歳以上の男女3,000人を対象に面接実施。1,765人が回答した(有効回収率は58.8%)。前回調査は2010年。
 科学技術の発展に伴う不安を複数回答で聞いたところ
 「サイバーテロ、不正アクセスなどのIT犯罪」が61.0%
  2010年の前回調査(20歳以上を対象)より17.2ポイントの大幅増
  特に40~60代でその傾向が強く、サイバー犯罪への不安が浮き彫りになった
 「地球環境問題」が52.2%(前回より1.5ポイント増)
 「遺伝子組み換え食品、原子力発電の安全性」が49.5%(前回より0.7ポイント減)
 「クローン人間、兵器への利用など倫理的問題」が43.7%(前回より1.4ポイント増)
 今回初めて加えた設問では、人工多能性幹細胞(iPS細胞)など再生医療に関する科学技術革新によって治療技術が進歩するかどうかについて、「そう思う」「どちらかというとそう思う」が合計90.7%に達した。
 科学技術に関する政策の決定に、科学者や政府だけではなく、国民の関わりがより必要になるとする人も8割おり、関心の高さをうかがわせた。女性科学者を増やすために国が力を入れるべきことを複数回答で聞いたところ、子育てや介護中も研究が続けられる支援や、これらの理由で一度辞めた人の再就職支援を求める意見が多かった。
 現在の日本の科学技術が外国より進んでいると思う人は72.6%で、前回より6.9ポイント低下。10年後も進んでいるとする人は60.5%にとどまった。日本の科学の現状と将来を楽観していないことが浮かび上がった。

 朝から晴れ。昨日より少し暖かいかな。風は穏やか。今日も朝日が綺麗だ。

 近くの公園には様々な木々が植えられており、6月頃には”ソヨゴ”の花が咲いていた。秋になったから、と思って近寄ったら赤い実が付いていた。葉の上に乗っかるような姿だ。”ソヨゴ”は雌雄異株なので、この木は雌株。
 名(ソヨゴ)の由来は、風が吹くと葉などがこすれて音をたてて揺れる(→戦ぐ:そよぐ)さまから。別名に”フクラシバ”があるが、葉を熱すると膨れて音を立てて弾ける事から、岡山県では「ふくらしば」と呼ぶそうだ。
 ソヨゴ(冬青、戦)
 別名:フクラシバ
 モチノキ科モチノキ属
 常緑広葉樹、中高木
 雌雄異株
 原産地は日本
 開花時期は6月
 花色は白、花弁は5枚(4枚もある)で長さ2mm程
 果実は径8mm位で、秋に稔り、橙色~赤色に熟す
 果実の色に、黄色(キミソヨゴと呼ぶ)のものがある


JA仙台岩切ふれあいフェスティバル

2017-11-25 | まち歩き
 早朝は雨、路面が濡れていた。日の出の頃には雨が上がり、晴れ・曇が交互の天気。
 朝一番で「JA仙台岩切支店ふれあいフェスティバル 秋・大収穫祭」に出かけた。8時45分頃に会場に着いたが、もう駐車場がほぼ満杯、でも入れた。
   JA仙台岩切支店ふれあいフェスティバル 秋・大収穫祭
   期間:平成28年11月25日(土)~26日(日)
   場所:岩切倉庫
   時間:午前9:00~午後3:00(26日:午後2:00)
 農作物の販売などがある。農作物は市価より大分勉強している・・多量購入してる方もおり、大混雑。
 ポン菓子機(穀類膨張機)もあり、ポン菓子を売ってた。
  ポン菓子は小さい頃の思い出の菓子
  回転式筒状の圧力釜に生の米を密閉し、釜を回転させながら加熱、釜の圧力が上がったら(10気圧位)、弁を一気に解放して減圧、この時ボン(ポン)と鳴る、釜から膨張した米が飛び出る。これに糖蜜(砂糖水)を絡ませて味付けし「ポン菓子」ができる
 鉢植えのお花もある


OECD「学習到達度調査」の「協同問題解決能力調査」で、日本は2位

2017-11-24 | 学問
 経済協力開発機構(OECD)は、世界の15歳を対象に2015年に実施した「学習到達度調査(PISA)」の中で、複数人のチームで問題解決に効果的に取り組むための能力を測定した「協同問題解決能力調査」の結果を発表した(11月21日)。参加した52ヵ国・地域のうち、1位はシンガポール、2位は日本、3位は香港、4位が韓国、5位はカナダと上位4位までがアジア勢。点数分布を見ると、440点未満の成績下位層の割合は日本が10%で、参加した国・地域で最も小さかった。
 「学習到達度調査(PISA)」は3年毎に実施、2000年に始まった。知識や技能の活用力を評価するのが狙いで、テスト科目は、読解力・科学的リテラシー・数学的リテラシーの3分野が基本。2012年調査ではこの3分野以外に希望国に対し、コンピューターを使った「問題解決能力」をみるテストを実施した。2015年では、「協同問題解決能力調査」も実施した。
 日本での2015調査は、2016年に公表済みで、読解力は8位(前回4位)、数学的応用力は5位(同4位)、科学的応用力は2位(同4位)だった。
 今回の調査は、チーム内の関係性を維持しながら1つの目標に取り組む姿勢などが問われた。コンピューターで架空の人物とやりとりする中で、効率良く問題解決に向かうためにふさわしい会話を選ぶなどの形式。国立教育政策研究所の担当者は「日本人の特性である協調性も好スコアに影響したのではないか」との見方を示した。
 ◆主な国・地域の順位と平均得点
 順位 国・地域名  平均点
 1、シンガポール ※ 561
 2、日本    552(男子539点、女子565点)
 3、香港     ※ 541
 4、韓国    538
 5、カナダ   535
 5、エストニア 535
 12、ドイツ   525
 13、米国    520
 OECD平均 500(500を基準値とした)
 注:※はOECD非加盟

 朝は雨。時々はれるが、雲が多い。気温は、12月中旬位とかで、最高気温7℃。
 石垣の石の間から”イソギク”の花が咲きだしている。冬でも咲く花は貴重で、”イソギク”もその一つだ。”イソギク”は伊豆半島や房総半島等の海岸に自生する多年草で、私達が目にするのは、園芸種(野生種がそのまま園芸店などに流通)。名(イソギク)の由来は、海岸に咲く菊から名づけられた。
 葉や花が独特。葉は肉質で、葉裏の細かい毛で覆われて銀白色となっているのが葉表まで広がり、葉表の白い縁取りとなっている。花は沢山の小さな筒状花だけが集まって数mm程の大きさとなり、この集合体がさらに集まって散房状の頭花となっている。舌状花はない(まれに白色の舌状花がると言う)。
 イソギク(磯菊)
 別名:岩菊(いわぎく)
 キク科キク属イソギク種
 半常緑多年草
 地下茎で増える、茎は木化して越冬する
 原産地は日本(固有種)
 開花時期は10月~12月
 花は鮮やかな黄色
 キク属では珍しい筒状花だけの花


人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い認知症薬候補発見

2017-11-22 | 医学
 京都大iPS細胞研究所の井上治久教授(幹細胞医学)らの研究チームが、「アルツハイマー病患者のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った脳細胞に投与し、病因物質を約4割減らした」と発表した(11月」22日)。論文は22日の米科学誌「セル・リポーツ(Cell Reports 2012年創刊)で公開される。
 アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞で「アミロイドβ(ベータ):Aβ」というたんぱく質が作られ、過剰にたまることが主な原因とされる。症状を緩和する薬はあるが、Aβそのものを減らす薬は研究段階で、実用化されていない。薬の開発は臨床試験で副作用が判明して中止されるなど難航している。
 研究チームは、家族性の患者のiPS細胞から大量に大脳皮質神経細胞を作製。1,258種の既存薬から、培養皿での実験でAβ量を低下させる化合物129種を選び出した。更に相乗効果のある組み合わせを調べたところ、パーキンソン病とぜんそく、てんかんの3種の薬の組み合わせが最もAβを低減させることが判明した。家族性(遺伝的要因が大きい)5人、孤発性(遺伝的要因が小さい)4人の計9人のiPS細胞から作製した脳細胞に添加したところ、いずれの患者でもAβ量が平均約4割減った。
 井上教授は「臨床試験のように多様な患者の細胞で薬効を評価することができた。実際に投与する量などを今後、検討したい」と言う。

 今日は少し暖かい。最高気温11℃ほどとか。天気は晴れ、風は穏やか。
 我家の鉢植えの”シャコバサボテン(別名でクリスマスカクタス)”で花が咲き出した。開花はクリスマスの頃(12月中旬)と言うが、我家のは開花が少し早いのかな。鉢一杯(径70cm・高さ70cm)に大きく成長し、この鉢に咲く花はとても見事(・・連合い自慢の鉢植え)。
 ”シャコバサボテン”は着生(ちゃくせい)の森林性サボテンで、砂漠に生えているサボテンとは異なる。着生とは岩肌や樹木などに付着(根を張って)して生育する事で、寄生ではない。
 名の由来で、”シャコバサボテン(蝦蛄葉サボテン)”のシャコとは、茎の節ごとに一対の突起があり、蝦蛄(しゃこ、エビに似ている)の様であることから。デンマークで育種されたのを、デンマークカクタスと呼ぶことがあるが、大輪早生のもの指すようで、ほとんど区別がつかず、シャコバサボテンの別名としても良い、との事。
 シャコバサボテン(蝦蛄葉サボテン)
 別名:クリスマスカクタス
    デンマークカクタス
 サボテン科ジゴカクタス属
      (シュルンベルゲラ属)
 常緑多肉植物、非耐寒性(耐寒温度は5~10℃位)
 原産地はブラジルの山岳地帯
 19世紀初めヨーロッパに渡り、日本には明治に渡来
 開花時期は10月~翌年1月
 花は茎節の末端に付き、花径は3cm~5cm、長さ7cm位
 基本的花色は赤桃色で、ピンク・白色など


分解速度30倍の高性能光触媒を開発

2017-11-21 | 科学・技術
 信州大学工学部の錦織広昌教授と(株)アシスト&ソリューション(ビルメンテナス事業)は、高性能の光触媒を開発したと発表した(11月20日)。
 錦織広昌教授が開発したもので、光触媒は銅イオンが付いた酸化チタンの微粒子。コーティング剤として使えるように液体に入れると塊になり、光が微粒子の表面にあまり届かないため性能を発揮しにくい。教授は液体に微粒子が分散するように工夫して、課題を解決した。普通の部屋程度の明るさの中で有機物の分解実験をしたところ、分解速度が従来の光触媒に比べて30倍程度速くなった。
 ◆光触媒
 光触媒は太陽などの光が当たると、その表面で強力な酸化力が生まれ、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を除去することができる環境浄化材料。
 現在、実用化されている光触媒(光触媒活性物質)は、酸化チタン(TiO2)と酸化タングステンだけである。

 散歩道沿いのマンションの玄関先に”クサギ”が植えられている。9月頃に花が咲いた。花は枝端から伸びる大型の集散花序。萼は始め5角紅紫色の袋状で、これが5裂して中から花冠(かかん)が伸びてくる。花冠は白色で、花筒から細長い5裂片、やや反り返り気味に開く。この長い花冠から雄しべ4本と雌しべ1本の花柱が突き出る。
 今日の散歩で見つけた果実。萼(がく)は赤く、果実は藍色~黒色で、赤と黒の対比で目立つ(二色効果)。果実は鳥に食べられ、種子分散する。
 名(クサギ:臭木)は、葉・茎が傷つけられると悪臭がするから、と言う。でも悪臭と言うより独特な匂いと思うけど。花にはユリに似た芳香がある・・!!。
 クサギ(臭木)
 クマツヅラ科クサギ属
 日本全土に自生する落葉性小高木
 開花時期は8月~10月
 花冠は5裂、花色は白、雄蕊4本で雌蕊1本
 結実は10月~11月、秋に瑠璃色の丸い実が熟す、実の周りは赤色の萼


世界初、有機材料を使った蓄光システムの開発

2017-11-20 | 科学・技術
 蓄光材料は太陽光などの光を蓄え、数時間に渡って発光できる。時計の文字盤や非常誘導灯など、電力を必要としない光源として利用されている。しかし、蓄光材料は全てレアメタルを含む無機材料で構成されており、その合成には1000℃以上の高温処理・粒径制御・溶媒への分散といった多くの工程が必要となる。このようなレアメタルの資源的制約、複雑な合成プロセスによる経済的制約がある。
 九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センターの嘉部量太助教、安達千波矢 センター長らは、世界初の有機材料を使った蓄光システムの開発に成功した(10月3日公開)。この有機蓄光システムは、既存の無機蓄光材料には不可欠なレアメタルを一切含まず、簡便なプロセスで作成できるだけでなく、溶媒への可溶性・透明性・柔軟性といった機能を付与できるため、塗料や繊維など新しい用途への幅広い展開が可能となる。
 研究では、単純な構造の2つの有機分子(電子ドナー材料と電子アクセプター材料)を混合するだけで蓄光発光が得られることを見いだした。この有機分子の混合物は、光を吸収すると電子ドナー材料から電子アクセプター材料への電荷の受け渡しが起き、電荷分離状態が形成される。このように光によって電荷分離状態が形成される過程は有機太陽電池のメカニズムと同様である。一般的に、この電荷分離状態は不安定であると考えられているが、本研究では、電子ドナー材料を電子アクセプター材料中に分散させるという手法により、安定化することに成功した。この安定化された電荷分離状態は、一定の確率で最初とは逆向きの電子アクセプター材料から電子ドナー材料への電荷の受け渡しが起こることにより、再び発光可能な状態に戻り、光としてそのエネルギーを取り出すことが可能となる。このような電荷再結合による発光は有機ELの発光過程と同様。
 全て2つの有機分子内で、有機太陽電池のように光エネルギーを一度、電荷分離状態へと変換し、蓄積した後、有機ELのように電荷再結合により光エネルギーへと再変換する過程が行われる。その結果、この有機分子の混合物に光を当てると、光エネルギーを蓄積し、光照射を止めた後も長時間に渡って発光を取り出すことが可能となる。
 用いる2つの有機分子は簡便に合成できる上、混合するだけでよく、複雑なプロセスは不要である。また、今回解明した蓄光メカニズムに基づいて最適な分子設計を行うことで、容易に発光持続時間・発光効率の改善や発光色の制御が可能である。さらに、溶媒への可溶性、透明性、柔軟性といった既存の無機蓄光材料では実現困難な機能を付与できるため、蓄光材料の新しい用途を開拓することが期待される。将来的には1キロ数万円する無機蓄光材料の10分の1程度の価格を目指すと言う。

 今日の天気は曇。気温も低いので、空も湿っているようだ。
 散歩道沿いのお庭に植えられている”ヒメリンゴ”。葉は殆ど散り、赤い果実がまだ付いている。そのうち、鳥たちに食べられてしまう。
 ”ヒメリンゴ”の祖には、中国原産の犬林檎(いぬりんご)の別名説、犬林檎と蝦夷の小林檎(えぞのこりんご)の雑種説がある、と言う。
 ヒメリンゴ(姫林檎)
 別名:犬林檎(いぬりんご)、実海棠(みかいどう)
 バラ科リンゴ属
 耐寒性落葉小高木
 開花時期は4月~5月(桜より遅れる)
 花は5弁花、花色は最初薄桃で満開時に白色となる
 果実は小さなリンゴ似(径1cm~2cm位)で、秋に赤・黄色となる
 果実の観賞期は10月~11月


高年齢化するひきこもりの就労支援を拡充

2017-11-19 | 社会・経済
 厚生労働省は来年度から、高年齢化するひきこもりやニートの就労を後押しするため、39歳までを対象としている現在の支援制度を拡充し、40歳~44歳も含める方針を決めた(11月18日の新聞記事から)。
 バブル崩壊後の就職氷河期に困難を抱えた人が多く、NPO法人などが運営する全国の「地域若者サポートステーション」のうち10ヵ所程度をモデル地域に選定。専任スタッフを置き、就労に必要なスキルを身に付けてもらう。
 厚労省は来年度予算の概算要求に人件費4500万円を計上。「モデル事業を通じて効果的な手法や課題を探り、氷河期世代の職業的自立につなげたい」としている。
 ◆ニート(NEET:Not in Education, Employment or Training)
 ニートとは、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていないことを意味する用語。日本では、15歳~34歳までの非労働力人口のうち通学・家事を行っていない者を指す。
 内閣府が2010年に実施した初の引きこもり全国実態調査(15歳~39歳対象)では、引きこもりに該当する者は69.6万人おり、予備軍がおよそ155万人いると推計された。総務省の労働力調査で、15歳~44歳の無業者(仕事をせず、家事や通学もしていない人)は2016年時点で、約100万人で5歳毎の内訳では、40歳~44歳が約23万人で最も多い。

 天気は晴れ。全国的に寒気に覆われ、12月中旬並みの気温とか。最低気温は、7℃と低い。
 電車道横のお庭で、”ローズマリー”に淡青紫色の花が咲いている。”ローズマリー”には、半匍匐(ほふく)性・匍匐性種と立ち性種があり、この木は立ち性種。
 シソ科の常緑性低木で、瑞々しい細長い葉が特徴である。葉には芳香がある。消臭効果や抗菌作用などもあるので生葉・乾燥葉とも香辛料などとして用いられ、料理では肉の匂い消しなどに使われる。
 ローズマリー(Rosemary)
 別名:迷迭香(まんねんろう)
    万年朗(まんねんろう):葉っぱが冬も緑色だから
 シソ科ロスマリヌス属
 常緑性低木
 原産地は地中海沿岸
 花は年に数度咲くので何時も咲いている感がある
 花は1cm程の大きさで、枝の先端に付く
 ポピュラーな花色は青紫色だが、濃紫・ピンク・白などがある


スパコン京、3期連続でHPCG世界ランキング1位

2017-11-18 | 科学・技術
 理化学研究所と富士通株式会社は、スーパーコンピュータ京が、「HPCG(High Performance Conjugate Gradient):共役勾配法の処理速度を競う世界ランキング」において、3期連続で1位を獲得と発表(11月15日)。
 HPCGは、連立一次方程式の処理速度を競うLINPACKや、グラフ解析を競うGraph500とは異なる指標で性能を評価するベンチマークで、2014年から実施されている。因みに、Graph500でも1位である。
 今回の京は全計算ノード82,944台で602.7TFLOPSを達成。LINPACKのランキングで「京」より上位のスーパーコンピュータを超える性能を出していることから、CPU/メモリ/ネットワークなどを含めたシステム全体のバランスを重視して設計された京のほうが、産業利用で効率的かつ高性能を発揮できるとしている。
 HPCG 2017年11月のランキング
 順位 システム名称 設置場所・国名   コア数 HPLRmax(Pflop/s) TOP500Rank HPCG(Pflop/s) Fraction of Peak
 1   京      理研・計算科学研究機構・日本 705,024 10.510 10 0.603 5.3%
 2   天河2号   広州国立スーパーコンピューティング・中国 3,120,000 33.863 2 0.580 1.1%
 3   Trinity   ロスアラモス研・米国  979,072 14.137 7 0.546 1.8%
 4   Piz Daint  スイス・スーパーコンピューティングセンター・スイス 361,760 19.590 3 0.486 1.9%
 5   神威太湖之光 無錫スーパーコンピューティングセンター・中国 10,649,600 93.015 1 0.481 0.4%
 6   Oakforest-PACS 最先端共同HPC基盤施設・日本 557,056 13.555 9 0.385 1.5%
 7   Cori     ローレンス・バークレー研・米国 632,400 13.832 8 0.355 1.3%
 8   Sequoia   ローレンス・リバモア研・米国 1,572,864 17.173 6 0.330 1.6%
 9   Titan    オークリッジ研・米国   560,640 17.590 5 0.322 1.2%
 10   TSUBAME3.0 東京工業大学・日本    136,080 8.125 13 0.189

 今日は朝から曇空。今日の気温は最高気温15℃、明日からは低く、寒い冬がやって来る。
 塀に寄り掛かる”ナンテン”の赤い実・白い実。”ナンテン(南天)”は「難転・・難を転ずる」「成天」から厄除けの縁起木(吉祥木)として植栽される。栽培の歴史は古く、江戸~明治時代に100種以上の園芸品種が作られたと言われ、現在でも40種ほどが栽培されている。果実の色は多くは赤色であるが、実色が黄白色のシロミナンテン、淡紫色のフジナンテン、橙色のウルミナンテンなどの園芸品種がある。
 ナンテン(南天)
 別名:南天燭(なんてんしょく)、南天竹(なんてんちく)
 メギ科ナンテン属
 半常緑性の低木
 原産地は中国、日本で自生しているが古くに渡来した種が野生化
 ナンテンは紅葉も実も美しいので庭園に良く使われる
 開花時期は6月~7月
 花色は白色、花径は数mm
 果実は径6mm~7mm位、秋頃から


2017年度仁科記念賞は、武居・安達・甲元の3氏に

2017-11-17 | 学問
 仁科記念賞
 仁科記念賞は、故仁科芳雄博士(1890~1951年)の功績を記念し、原子物理学とその応用に関し、優れた研究業績をあげた比較的若い研究者を表彰することを目的とする。設立は1955年。これまでの受賞者からは、江崎玲於奈、小柴昌俊、小林誠、益川敏英、中村修二、梶田隆章の6氏のノーベル物理学賞受賞者を輩出している。
 原子物理学とは、原子・分子・原子核・素粒子はもちろんのこと、これらの関与する基礎的なミクロの立場に立った物理学であるが、直接原子物理学に係わるものに限らず、理学、工学、医学等あらゆる分野において原子物理学に深い関連のある研究を含む。
 仁科記念財団は、2017年度(第63回)の仁科記念賞を、武居弘樹(たけすえ ひろき)・NTT物性科学基礎研究所上席特別研究員(46)、安達千波矢(あだち ちはや)・九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター長(54)、東京大物性研究所で研究を続けた甲元真人(こうもと まひと)氏(67)の3人に授与することを決めた(11月15日)。授賞式は12月6日に東京都内で行われる。
 武居氏は、量子コンピューターの大型化に貢献。長さ1kmの光ファイバーの輪に特殊な光パルス2000個を流して順次演算する仕組みを作り、スーパーコンピューターを上回る能力を持たせた。
 安達氏は、スマートフォンの画面などに使われる有機EL(エレクトロルミネッセンス)の研究を深め、高効率化を成し遂げた。
 甲元氏は、トポロジー(位相幾何学)の概念を取り込んだ「トポロジカル量子物性物理学」について、先駆けとなる論文を発表して理論的な枠組みを作り、この分野を切り開いた。

 天気は晴れ。気温は低く、最低気温4℃、最高気温11℃と冬になってきた。
 天気が良いので、賀茂神社の”イロハモミジ”の紅葉を観に出かけた。毎年今時分が鑑賞の季節だ。
 賀茂神社は、京都の本社と同じく下賀茂と上賀茂の二社から成る。境内には、樹齢数百年と言われる”イロハモミジ”や”タラヨウ””アラカシ”などの巨木・古木がある。11月の紅葉の季節では”イロハモミジ”が鮮やかに色づく。青葉もある。
 ◆賀茂神社(仙台市)
 賀茂神社は、「杜の都・緑の名所100選・紅葉の名所 」に選ばれている。
 所在地:宮城県仙台市泉区古内字糺(ただす)1
 賀茂神社には、上賀茂神社・下賀茂神社 がある
  (両神社本殿は宮城県指定有形文化財)
 主祭神
  下賀茂神社:鴨建角身命・多々須玉依姫
  上賀茂神社:別雷命
 境内の樹齢数百年と言われる樹木
  宮城県指定天然記念物:イロハモミジ 2本
             タラヨウ 1本
  仙台市指定天然記念物:アラカシ 2本


パーキンソン病で新たな関連遺伝子を発見

2017-11-16 | 医学
 山形大学医学部は、手足の震えや体のこわばりが起こる難病「パーキンソン病」に関わる新たな遺伝子を発見したと発表した(11月6日)。
 9割をしめる親兄弟に発症者がいない原因不明の孤発性(非遺伝性)の患者の血液を検査した結果、約1割にミドノリンという遺伝子の異常が認められた。
 70歳の健常者100人と平均約65歳の孤発性パーキンソン病患者86人の血液を検査。健常者には異常がなかったが、患者の10.5%ではミドノリン遺伝子が減少していた。同遺伝子をラットのゲノム編集などで欠損させたところ、神経細胞の神経突起が伸びなくなるほか、パーキンソン病の原因遺伝子、パーキンの発現が抑制されることも判明、細胞内の不良タンパク質の蓄積が進み神経細胞のストレスとなってパーキンソン病の発症・進行につながっている可能性が出てきた。
 これより、同大では新たな発症メカニズムの解明、創薬につながる発見としている。
 研究成果は英科学誌サイエンティフィック・リポーツ(電子版)に掲載された。
 ◆パーキンソン病
 中脳の黒質神経細胞が徐々に減少する(変性)ため黒質で産生される神経伝達物質のドーパミンが減少し、運動の制御機構である黒質線条体系が働かなくなりパーキンソン症状がおこる。黒質変性の原因はまだわかっていない。
 主な症状は、
  動作緩慢(無動)、手足のふるえ(安静時振戦)、筋肉のこわばり(筋固縮)
 有病率は、10万人あたり100~150人。
 発病はほとんどが初老期(50歳台後半)で、一部が若年発症(40歳以前)で、一般的には(若年性の一部以外)遺伝しない疾患である。

 お天気は晴れ。気温は低く、最高気温11℃とか。いよいよ冬の寒さが到来か。
 お隣の畑で、お花が咲いている。コマツナの花かなと思ったが、”アスパラナ”の花とのこと。
 ”アスパラナ(アスパラ菜)”は中国野菜の花芽を食べる野菜で、「菜心(ツアイシン)」または「サイシン」と、「紅菜苔(コウサイタイ)」を交配させ育成された新しい品種とのこと。菜心・紅菜苔と同じく、とう立ちした茎葉と花芽を食べる野菜と言う。別名に”オータムポエム”との名は「サカタのタネ」が販売している名称、平成2年(1990年)に品種登録された。
 菜の花に似ているが、花芽より花芽が付いた若い茎を食べる感じで、味・食感ともアスパラに似た感じがすると言う(まだ食べたことがない)。
 アスパラ菜
 別名:オータムポエム
 アブラナ科アブラナ属 
 寒冷地と温暖な地方では栽培時期がずれる
  寒冷地では秋に、温暖な地方では春に収穫期を迎える
  露地栽培では春が旬の野菜


シリコーン組成モノリス型多孔体「マシュマロゲル」で、簡易な凍結胚運搬容器を開発

2017-11-14 | 科学・技術
 医学生物学の研究分野では、凍結胚・凍結精子の長期保存や輸送には-150℃以下を長時間保つ必要があるため、冷媒に液体窒素を用いている。凍結胚・凍結精子の輸送には、内部に液体窒素吸収材が埋め込まれた特殊容器(ドライシッパー)が使用されているが、高価で重量があるという問題点があった。このため、数十分から数時間内の少量輸送の軽量化小型化が望まれ、安価な研究器具のニーズが高くなっていた。
 東北大学早瀬元・助教は名古屋大学大矢康貴・技術職員とともに、市販魔法瓶水筒にシリコーン組成モノリス型多孔体「マシュマロゲル」を詰めることで作製可能な、簡易な凍結胚運搬容器(小型ドライシッパー)を開発した。-150℃以下を長時間保持可能な器具をDIYで作製可能であることから、動物胚や精子などを近隣施設へ運搬する際に活用されることが期待される。
 ◆マシュマロゲル
 マシュマロゲルは2011年に早瀬助教らが発表したシリコーン組成のモノリス型多孔体である。
 官能性および2官能性ケイ素アルコキシドを共重合して得られるシリコーン組成のモノリス型マクロ多孔体の総称。太さ数マイクロメートルの骨格と数十マイクロメートルの細孔から成るこの材料は、マシュマロのような柔軟性に代表される力学特性、表面の撥油性などさまざまな特徴をもつ。
 簡易なプロセスにより幅広い形状で作製可能であり、加えて、液体窒素中でもある程度の柔軟性を有することから、2013年の論文では液体窒素をスポンジのように吸収・圧搾するデモンストレーションを論文中で報告している。
 この材料を液体窒素吸収に用いれば長時間保持が期待できることから、今回の研究が行われた。

 朝から曇。昼頃、小雨が降る。
 垣根の”ベニシタン”、赤い実に熟している。”ベニシタン”はバラ科コトネアスター属(Cotoneaster)植物で、良く普及しているのはベニシタンである。このため、ベニシタンの別名としてコトネアスターと呼ぶことがある。
 ベニシタンの花は淡紅色の5弁花で、果実は球形の鮮明な光沢ある赤色になる。花の色が赤みを帯びた白色もあり、”シロシタン”と呼ばれ、枝変わり品種と言われる。
 ベニシタン(紅紫壇)
 バラ科シャリントウ属 (コトネアスター属)
 中国原産、昭和初期に渡来
 常緑小低木、常緑であるが関東以北では紅葉・落葉する
 枝が横に良く伸び、枝垂れてくる
 開花時期は5月~6月
 花は葉の脇に咲く、花径は数mm、5弁花で花色は淡紅色
 秋に球形の小果(径数mm)が光沢ある鮮紅色に熟して鈴なりにつく


今年(2017年)も干し柿を作る

2017-11-13 | 食・レシピ
 干し柿を今年(2017年)も作る。例年、11月中旬~下旬に作る、乾燥した寒い風があれば美味しい干し柿が作れる。一昨年は暖冬の故か、カビが発生したが、昨年は良くできた。今年はどうだろう、平年並みの寒さだから・・美味しい干し柿を期待。
 干し柿の作り方は、とても簡単
 1、美味しくなる干し柿となる柿を用意する・・当たりはずれがある
 2、柿の皮を剥く、成り枝の「T」の字枝を残してヘタが10円玉位の大きさまで剥く
 3、剥いた柿を紐などで吊るし、干す。吊るす場所は、風通しが良く雨が当らない所
 4、剥いた柿を時々揉む
 注意点は、カビの発生(気温・湿度が高いとカビが発生し易い。平均気温が10℃越えは要注意日)なので、風通しが良く雨が当らない所に吊るすのがポイント。表面は少し固いが中は軟らかく、表面に白い粉(柿霜:しそう)が吹き始めた頃が、美味しく出来上がった頃だ。干し過ぎると固くなる。
 柿は1個350g前後、剥いた状態では300g強、干柿では1/3の100g程となる。今年は大きな柿があり、420gだ。


 今日は雲が少ない、快晴。気温は低く、朝窓が結露していた。最高気温14℃位とか。
 線路と並行の道路脇、長い花茎に穂状に筒状の花”トリトマ”が咲いている。昨年は2花茎だったが、今年は3花茎。花色は赤味のオレンジで、花穂がとても目立つお花だ。
 ”トリトマ”には、熱帯アフリカ、南アフリカに約70種が分布し、多くは標高1000m以上の高地に分布する。日本では単に”トリトマ”と呼ぶのは、ウヴァリア種やそれを中心として改良された園芸品種を指すことが多い。
 トリトマ
 別名:赤熊百合(しゃぐまゆり)
   トーチリリー(torch lily)
 ユリ科シャグマユリ属
 多年草、丈は0.5~1.5m
 原産地は熱帯アフリカの高地
 日本には明治に渡来
 開花時期は6月~10月
 長い花茎に穂状に筒状の花が下向きに咲く
 下から上に咲き、つぼみは赤に近いオレンジ色で咲き始めると徐々に薄くなって淡い黄色となる