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英情報誌「モノクル」で、「世界で住み良い都市ランキング」1位は東京

2017-06-30 | 社会・経済
 グローバル情報誌「モノクル(MONOCLE)」が、2017年版「世界の住みやすい街ランキング」を発表した。
「モノクル」は2007年から世界の住みやすい街ランキングを発表している。評価基準は、1年間で立てられた住戸数・進行中のインフラ整備事業など60を超える調査指標で「住みやすさ」を評価。ナイトシーン(夜遅くの買物など)やテロ発生件数なども指標にしている。
 ランキングの1位は東京で、3年連続で1位。東京に次ぐ2位はウィーン、3位にはベルリンとミュンヘンが並んだ。国内の都市では京都が12位(昨年9位)、福岡が14位(昨年7位)だった。
 因みに、東京のGDPについて
 ◆世界の都市別GDPで東京が世界一
 米国・ニューヨーク州:GDP 1兆40346億ドル
 東京圏:GDP 1兆6167億ドル
   東京都単体:GDP 1兆ドル
   ニューヨーク市:GDP 6108億ドル
 韓国:GDP 1兆3768億ドル
 カナダ:GDP 1兆5523億ドル
 ロシア:GDP 1兆3247億ドル

 今日の天気は曇。夕方か夜に雨の予想。だからか、湿度が高く歩いていても汗が出る。
 小さなお庭だが、小花が蝶のように広がって咲いている。花径は1.5cm程の”ロベリア”である。”ロベリア”とはロベリア属のことで、仲間は熱帯~温帯に約400種が分布する草花である。その中で、園芸では南アフリカ原産の”ロベリア・エリヌス(L. erinus)”とその園芸品種を指して”ロベリア”と呼ぶのが一般的。この花は、綺麗な瑠璃色の蝶に似ている。お庭での花は、”ロベリア・エリヌス”・・でしょう。別名には”ルリチョウソウ(瑠璃蝶草)””ルリチョウチョウ(瑠璃蝶々)”がある。
 ロベリア
 学名:Lobelia erinus
 別名:瑠璃蝶々(るりちょうちょう)、瑠璃蝶草(るりちょうそう)
 キキョウ科ミゾカクシ属
 多年草
 原産地は南アフリカ
 開花時期は4月~7月
 花の大きさは1.5cm程、5弁花(上:小さい花弁2つ、下:大きな花弁3つ、中心に白筋2本)
 花色には濃い青、紺、紫、白などがある。中心部分に小さな白い目が入るもの、2色咲きのものもある


昼夜間人口比率のトップは千代田区の14.61、最低は宮城県七ヶ浜町の0.69

2017-06-29 | 世相
  夜間人口:ある地域に常住する人口
  昼間人口:昼間だけ現存する人口
  昼夜間人口比率:夜間人口を100とし、昼間人口の比率(指数)
 日本の国勢調査では、通勤・通学先を集計した結果により算出される。昼間人口には夜間に勤務や通学する人も含み、昼間の買い物客などは含まない。
 一般に都心部では昼間人口のほうが多くなりベッドタウンでは夜間人口のほうが多くなる。昼間人口が夜間人口の2倍以上になる地域は日本で市区町村別に見たとしても10程度と少ない。

 ◆政令指定都市・東京都特別区部の昼間人口(2015年国土調査)
  地域    昼間人口  夜間人口  比率
 1、東京23区 12,068,800 9,272,565  130.2
 2、大阪市   3,555,100 2,691,742  132.1
 3、横浜市   3,418,000 3,726,167   91.5
 4、名古屋市  2,599,300 2,296,014  113.2
 5、札幌市   1,967,300 1,953,784  100.7
 6、福岡市   1,696,700 1,538,510  110.3
 7、京都市   1,611,500 1,474,570  109.3
 8、神戸市   1,571,200 1,537,860  102.2
 9、川崎市   1,294,600 1,475,300   87.8
 10、広島市  1,214,700 1,194,507  101.7
 11、さいたま市 1,174,400 1,264,253  92.9
 12、仙台市  1,149,900 1,082,185  106.3
 ◆自治体
 上位
 1、東京都千代田区 14.61
 2、大阪市中央区  4.88
 3、東京都中央区  4.31
 4、東京都港区   3.87
 5、名古屋市中区  3.64
 下位
 1、宮城県七ヶ浜町 0.69
 2、大阪市豊能町  0.70
 3、千葉県栄町   0.71
 4、山梨県西桂町  0.72
 5、富山県船橋村  0.73

 今日も天気は晴れ。梅雨入りしたのに雨が降らない。畑に水やりが必要となる・・。
 丘陵地を造成した団地を散策。”キンシバイ”の花を見つけた。やはり”ビヨウヤナギ”の花と良く似ているね。
 名(キンシバイ:金糸梅)の由来は、花の特徴からで、花色は黄色(金)・沢山の雄しべ(金糸)・花の形が梅に似る、から。
 キンシバイ(金糸梅)
 学名:Hypericum patulum
 オトギリソウ科オトギリソウ属
 半落葉(半常緑)小低木
 中国原産、渡来は1760年(宝暦10年)頃
 開花時期は6月~7月


化粧品材料を作る新たな遺伝子組換えカイコ作出に成功

2017-06-28 | 科学・技術
 京都工芸繊維大学の小谷英治准教授、農研機構生物機能利用研究部門の瀬筒秀樹ユニット長、名古屋市立大学の酒々井眞澄教授、静岡県立大学の若林敬二特任教授らの研究グループが、セリシンと呼ばれる保水力が極めて高いタンパク質だけでできた糸を吐くカイコの作出に成功したことを発表した。この成果は、米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)に掲載された。
 カイコは繭を作る際、後部絹糸腺で「フィブロイン」というタンパク質を、中部絹糸腺では「セリシン」と呼ばれるタンパク質を作る。「フィブロイン」は中部絹糸腺に送られ、周りが「セリシン」によってコートされ、前部絹糸腺に送られ、さらに吐糸口と呼ばれる所から糸が吐き出される。繭から糸を引く際、アルカリ性のお湯で繭を煮ることで「セリシン」を溶かすことにより、「フィブロイン」からできたシルクを引くことができる。
 「セリシン」は非常に保水力が高く、化粧品の材料として使われているが、繭をお湯で煮る際にセリシンが分解されるため、製糸の時に取り出されたセリシンは本来の保水力を失ってしまう。
 研究グループは、モンシロチョウが持つピエリシンのホモログをカイコの後部絹糸腺で作らせることで、フィブロインを作らず、「セリシン」のみの糸を吐く遺伝子組換えカイコの作出に成功した。これにより、温和な条件で保水力に優れた「セリシン」を取り出すことが可能となった。このセリシンは、ゲルやスポンジなどに加工しやすく、ES細胞やiPS細胞の培養やそれらの幹細胞から様々な細胞へ分化させるのにも優れた特性を持つことがわかった。
 この遺伝子組換えカイコは、京丹後市に完成した新シルク産業創造館で飼育され、得られた繭は化粧品材料や再生医療用材料として、蛹はさまざまな有用タンパク質を内包したPODSTM生産として利用する計画だとしている。なお、同大学では、このセリシン繭を使った化粧品開発等に関する共同研究を、日本触媒と実施していると言う。
 ◆カイコ
 養蚕の歴史は約5千年と長く、品種改良・飼育技術・家畜化が確立されている。幼虫・成虫ともに性質が穏やかで、1千頭/m2程度の高密度での大量飼育が可能である。
 飼育は、室温で可能、飼育設備投資の高騰を抑制している。エサは1頭当たり約2円(桑)~20円(人工飼料)と安い。また、遺伝学や生理学研究の実験昆虫としての知見の蓄積もある。2009年にはゲノム配列が解読されている。

 天気は晴れ。梅雨入りしたけど、雨が降らない。
 運動公園に植栽されている”ビヨウヤナギ”に花が咲き出している。この花の美しさは、細くて長い雄蕊(おしべ)で、黄色の花びらの中心から飛び出す様な美しさだ。
 良く似た花に”キンシバイ(金糸梅)”があり、遠くからだど区別できない程である。両者はオトギリソウ科オトギリソウ属であり、”ヒペリカム”と呼ばれる。”ヒペリカム”とはオトギリソウ属のラテン名であり、”ビヨウヤナギ””キンシバイ””コボウズオトギリ”も”ヒペリカム”である。
 ◆キンシバイ(金糸梅)
 学名:Hypericum patulum
 オトギリソウ科オトギリソウ属
 半落葉性小低木
 中国原産、渡来は江戸の中頃
 開花時期は6月~7月
 ◆ ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)
 学名:Hypericum chinense
 別名:美女柳(びじょやなぎ)、金線海棠(きんせんかいどう)
 オトギリソウ科オトギリソウ属
 半落葉性低木
 中国原産、渡来は江戸時代
 開花時期は6月~7月


カビの菌糸が伸び続ける仕組みを解明

2017-06-26 | 科学・技術
 筑波大学の竹下典男助教(研究実施時、ドイツのカールスルーエ工科大学)、カールスルーエ工科大学のReinhard Fischer教授、同大学のUlrich Nienhaus教授、筑波大学の高谷直樹教授らの研究グループは、「カビの有用性と病原性を特徴付ける菌糸の伸びる仕組みを、超解像顕微鏡注を含む蛍光イメージング技術により明らかにした」と発表した(2017年5月)。研究成果は、米国東部時間5月15日に米国科学アカデミー紀要(PNAS)オンライン版で公開された。
 カビは糸状菌とも呼ばれ、糸状の菌糸からできている。この菌糸の先端を伸ばし続けることで成長、その際にさまざまな酵素を出して有機物を分解する。これを発酵・醸造による医薬品・食品の生産に利用されているほか、土壌中の有機物分解にも欠かせず生態系の物質循環にも重要な役割を果たしている。
 研究グループは、菌糸細胞が伸びるのに必要な細胞膜の成分やたんぱく質がどのように菌糸の先端部に供給されるかを調べた。これらの成分の輸送に関わる菌糸の組織・成分をそれぞれ蛍光色素で染色して顕微鏡で観察した。
 菌糸細胞の伸長に欠かせないたんぱく質「アクチン」の重合化、酵素の分泌などが先端部で同調しており、これを繰り返すことによって細胞の伸長が周期的に起きていることが分かった。菌糸の成長にこうした周期的なリズムが生まれるメカニズムについても、細胞の機能を制御するカルシウムイオンの濃度変化との関係などについて明らかにした。
 研究グループは、周期的・段階的な細胞伸長は、化学・物理的な細胞内外の刺激により素早く応答し、対応することを可能にするという生物学的な意義が考えられる。
 今後、カビの伸びる仕組みを理解し制御が可能となれば、醸造・発酵食品分野での品質向上、抗生物質・有用酵素生産などのバイオ産業分野での生産量の向上、バイオエネルギー分野の発展など、カビが関わるすべての分野に貢献する、と期待している。
 ◆超解像顕微鏡
 本研究では、蛍光を一つずつ確率的に光らせる技術と、蛍光標識した分子の位置をナノメートルの精度で計測する技術を組み合わせることにより、光の回折限界(200-300ナノメートル)を超えた超解像顕微鏡法の一つであるPLAM(photoactivation localizationmicrscopy、回折限界;20-50ナノメートル)を使用した。因みに、超解像顕微鏡の開発者は、2014年ノーベル化学賞授賞者。

 天気は晴れ。朝から気温が高くなり、歩けば汗が出る。
 駐車場に2本植えられている、”キョウチクトウ”に花が咲きだした。花は一重の五弁花でとても薄い花弁、花色は白色とピンク色、蕾も白色と紅色。
 ”キョウチクトウ”は道路沿いの並木や公園樹として植えられる。大気汚染に強く強健で育て易いからと言う。優れた園芸植物ではあるが毒性がある。花・葉・枝・根・果実と全てに毒性(経口毒)があり、燃した煙や周辺土壌にも毒性がある。毒は強心配糖体のオレアンドリン(oleandrin)などで、オレアンドリンの毒性は青酸カリよりも強く、致死量は0.30mg/kgとされる。
 名(キョウチクチウ:夾竹桃)の由来は、葉は竹の葉の様に細く、花は桃に似ているからと言う。
 キョウチクトウ(夾竹桃)
 別名:半年紅(はんねんこう)、目膨木(みふくらぎ)
 キョウチクトウ科キョウチクトウ属
 常緑低木~小高木
 原産地はインド、中国を経て江戸中期に伝来
 開花時期は6月~10月
 花径は数cm、花弁は左右非対称で船のスクリューのようにねじれた形
 花色は赤・白、紫紅・桃色があり、一重・八重もある


スーパコン「京」がGraph500で5期連続で世界1位

2017-06-25 | 科学・技術
 大量のデータを処理して役に立つ情報を引き出すビッグデータ解析に関する性能ランキング(Graph 500)で、日本のスーパーコンピューター「京(けい)」が1位となった(6月21日の公開)。2位は計算速度ランキングで1位の中国の「神威太湖之光」。
 Graph 500はビッグデータ処理(大規模グラフ解析)における国際的なランキング。世界のスパコンの専門家が選定し、2010年から半年に1回大規模グラフ解析のランキングを発表している。「京」のGraph500での1位は、2016年11月に続き5期連続(通算6期)である。
 規則的な行列演算である連立一次方程式を解く計算速度(LINPACK)でスーパーコンピュータを評価するTOP500においては、「京」は2011年(6月、11月)に第1位、その後、2017年6月19日に公表された最新のランキングでは8位につけている。
 ◆Graph500
 順位 システム名称 設置場所・ベンダー・国名      ノード数 プロブレムスケール  GTEPS
 1位  京      理研・計算科学研究機構富士通・日 82,944    40        38,621
 2位 神威太湖之光  無錫国立スーパーコンピューティングセンター・NRCPC・中 40,768 40 23,756
 3位 Seqoia     ローレンス・リバモア研究所・IBM・・米  98,304  41       23,751
 4位 Mira4     アルゴンヌ研究所・IBM・米     49,152   40        14,982
 5位 JUQUEEN     ユーリッヒ研究所・IBM・独     16,384  38         5,848

 今週で6月もお終い。7月になったら、暑い暑い夏となる。
 今日は午後から雨の予想だったが、曇り。夕方・夜には降るかな。
 公園の近くのお家での鉢植えの花。チョット日陰に置かれている”イワタバコ(岩煙草)”。花径2cm程の星形(五角形)の花が幾つも咲いている。花は沢山付くが、1輪の寿命は3・4日とかで、残念。
 名(イワタバコ:岩煙草)は、葉がタバコに似るからと言う。若葉は食べれるので、:別名イワヂシャ(岩萵苣)とも言う。
 イワタバコ(岩煙草)
 別名:イワヂシャ(岩萵苣)
 学名:Conandron ramondioides
 イワタバコ科イワタバコ属
 多年草、草丈は5cm~20cm
   葉は冬に枯れ、新葉が縮んだ冬芽として越冬
 原産地は、日本列島(福島県以南)、台湾
 開花時期は6月~9月
 花は径2cm程、萼と花弁は5裂し雄蕊も5個
 花色は紫色、園芸品種では桃・白色がある


傷ついた脊髄の再生を促す手法を開発

2017-06-24 | 健康・病気
 九州大学の岡田誠司准教授らのチームは、傷ついた脊髄の再生を促す手法を開発した。損傷部に特殊なたんぱく質を注射して神経回路を修復するもので、実験ではマウスの運動機能が改善した。成果は米医学誌ネイチャーメディシン電子版に発表した。
 わが国では年間およそ5千人もの方が脊髄損傷を受傷し、慢性期脊髄損傷患者の人数は延べ20万人以上に達していると言われる。近年の脊髄損傷に対する集学的医療の進歩によりその平均余命は飛躍的に向上しているが、損傷脊髄そのものを治療する方法は、いまだ確立されていない。
 哺乳類の脳や脊髄の神経はいったん損傷すると、損傷部にかさぶたのような物体ができて再生を妨げるため、ほとんど元に戻らないことが知られている。
 岡田准教授らは物体が作られる仕組みを調べ、ある種のたんぱく質を投与すると物体は作られなくなることを解明した。マウスの脊髄を壊し、7日後に損傷部にたんぱく質を3回注射。注射しないマウスは足を引きずったが、注射したマウスは引きずらず、神経の再生効果が確認された。
 iPS細胞による急性期の脊髄損傷の治療を目指す臨床研究が2018年にも始まる予定。この新手法を併用すると、慢性期の患者も治療できる可能性が高まるという。

 天気が良い。気温は少し高く、最高気温26℃かな。
 近くの団地の庭を散策したら、暫くぶりに見る”ウチワサボテン”の花。地植えなので、とても驚いた。強健で放置でも生き延びると言われるが、東北の冬は”サボテン”にとっては厳しいと思うけど。
 茎は緑色、形が扁平な団扇形や円筒形で、表面に刺のある多肉植物である。初夏に雄シベを多数持つ黄色い花が咲き、花後に、赤紫色・黄色のカクタスペアーと呼ばれる果実を付ける。果実は食用となる。そう言えば、メキシコなどの原産国では重要な果樹であり家畜の飼料でもあると言う。
 名(ウチワサボテン:団扇サボテン)は、団扇の形に似ていることから名付けられた。
 ウチワサボテン(団扇サボテン)
 Opuntia sp.(オプンティア)
 別名:オプンティア(Opuntia)
 サボテン科ウチワサボテン属(オプンティア属)
 原産地はメキシコ
 開花時期は6月~8月
 花色は黄色
 花後の果実は赤紫色・黄色、長さは5cm~8cm


コボウズオトギリに花が咲き、赤い果実が付いている

2017-06-22 | 園芸
 お花屋さんで良く見かける、赤い果実が可愛い”ヒペリカム”。
 赤い実を”ヒペリカム”と呼んでいるのは、”コボウズオトギリ(小坊主弟切)”の果実。”ヒペリカム”類には”コボウズオトギリ”や”キンシバイ(金糸梅)””ビヨウヤナギ(未央柳)”などがある。コボウズオトギリは花より果実を鑑賞し、後者2つは花を鑑賞する。
 三者は良く似ている、特徴は
 キンシバイ(金糸梅):花は4cm位、オシベは短い、オシベを包む様な花姿
 ビヨウヤナギ(未央柳):花は少し大きい、オシベは長い、花びらは開いている
 ヒペリカム(ヒペリカム・アンドロサエマム 、コボウズオトギリ)
          :花は2cm位と小さい、オシベは長い、赤い果実が特徴的
 コボウズオトギリ(小坊主弟切)
 学名:Hypericum androsaemum)
   (ヒペリカム・アンドロサエマム )

 オトギリソウ科オトギリソウ属
 半常緑小低木、丈は30cm~1m
 原産はヨーロッパ西部~南部
 開花時期は6月~8月
 花色は黄色、径は2cm程
 花が咲くと同時に果実を付ける
 果実(1.5cm)の色は赤、後に黒色と変わる


スモークツリーに花が咲いた

2017-06-21 | 園芸
 今日の午前は晴れ、午後から雨。少し強い雨かな。
 午前の散歩。住宅地を通る道で見た”スモークツリー”。玄関前に植えられている。羽毛の様な花柄が”スモーク”で、触ると柔らかいフワフワした綿毛の感じである。羽毛の様な花柄は不稔花(ふねんか)が、糸状に伸びたもの。花も見え、径3mm程の小さな花だ。
 名(スモークツリー:煙の木)の由来は、不稔花の花柄が開花後に細長く伸びて、全体がもやもやとスモーク(煙)のようにみえるから。和名は”ハグマノキ(白熊の木)”で、花穂の様子をハグマ(ヤクのしっぽの白毛)で作られた仏具の払子(ほっす)に見立てた。
 スモークツリー
 別名:煙の木(けむりのき)、霞の木(かすみのき)、白熊の木(はぐまのき)
 ウルシ科ハグマノキ属(コティヌス属)
 落葉中低木、雌雄異株
  煙状となるのは雌株。雄株は花序が短く、煙状とならない。
  雌株の花後、不稔花(タネを作らない花)の花柄が伸びて羽毛の様になる
 原産地はヨーロッパ南部~中国南部
 開花時期は6月~7月
 花も少し付き、実も成る


省エネ性能ランキング「グリーン500」で、上位4位まで日本のスパコン

2017-06-20 | 科学・技術
 スーパーコンピューターの省エネ性能を競う国際ランキング「グリーン500」が発表された(6月19日)。「グリーン500」はスパコンの消費電力1ワットあたりの計算速度を競う。ランキングは、2007年に始まり、年に2回発表されている。
 1位(世界一)は、東京工業大学が今年8月に稼働する予定の「TSUBAME(ツバメ)3.0」。2位・3位・4位とも日本のスパコン。ツバメ3.0は、1ワットで1秒間に約141億回の計算を達成した。省エネ性能の高い米国製GPU(画像処理半導体)を使うほか、空気と水を組み合わせた最新の冷却システムを採用した。
 ◆2017年6月に発表された「Green500」リストの上位
 1位 14.110 (日本、東京工業大学、TSUBAME3.0)
 2位 14.046 (日本、Yahoo! JAPAN、kukai)
 3位 12.681 (日本、産業技術総合研究所、AIST AI Cloud)
 4位 10.603 (日本、理化学研究所・革新知能統合研究センター、RAIDEN GPU subsystem)
 5位 10.428 (英国、ケンブリッジ大学、Wilkes-2)

 今日の天気は晴れ。少し暑さを感じ、最高気温25℃程。
 近くの公園には様々な木々が植えられている。その中の”ソヨゴ”に花が咲いている。満開は終わったようで、萎んだ花もある。秋には、赤い実が付く。”ソヨゴ”は雌雄異株なので、この木は雌株。近くに雄株がある・・。
 名(ソヨゴ)の由来は、風が吹くと葉などがこすれて音をたてて揺れる(→戦ぐ:そよぐ)様から。
 ソヨゴ(冬青、戦)
 別名:フクラシバ
 モチノキ科モチノキ属
 常緑広葉樹、中高木
 雌雄異株
 原産地は日本
 開花時期は6月
 花色は白、花弁は5枚(4枚もある)で長さ2mm程
 果実は径8mm位で、秋に稔り、橙色~赤色に熟す
 果実の色に、黄色(キミソヨゴと呼ぶ)のものがある


アンモニア合成に新手法、200℃程度の温度でも合成できる

2017-06-19 | 科学・技術
 農作物など植物の生育には窒素(N)が必須で、その供給源としてアンモニア(NH3)が使われている。世界の人口は70億人を超え、この人口増加を支えるのが農作物の安定供給である。これには窒素肥料が必要で、肥料原料はアンモニアである。最近では、燃やしても窒素と水しか生成されないため、再エネと組み合わせた水素貯蔵媒体としても期待されている。
 アンモニア合成には高温・高圧を必要とし、エネルギーを大量に消費している。一般的には、アンモニアの生産は「ハーバー・ボッシュ法:1906年ドイツで開発」と呼ぶ技術で、400℃~600℃、数百気圧の条件で水素と窒素を反応させて作る。
 早稲田大学関根泰教授・中井浩巳教授らは日本触媒と共同で、化学肥料や医薬品の原料になるアンモニアを合成する新手法を開発した。
 研究チームはルテニウム(Ru)を使った触媒に直流電圧をかけると、水素イオンと窒素分子が反応し、同200度、9気圧程度でも効率よくアンモニアができることを突き止めた。この反応の原因を電子顕微鏡観察や赤外分光分析などを用いて解析した結果、直流電場中での水素イオンのホッピングが反応を誘起していることを突き止めた。この際、N2H+が中間体となっていることを明らかにした。
 研究グループのコメント。「固体触媒では従来報告のないN2H+中間体を経由するメカニズムで世界最高レベルのアンモニア合成速度を実現できた」。
 今後は開発したプロセスと再エネの電力を使用する水電解技術を併用することで、オンデマンドで1日に数10~100トン規模のアンモニア合成プラントの実現が期待できる。例えば遠隔地での肥料製造プラント、火力発電所における脱硝のためのアンモニア製造プラント、離島などの風力発電を活用したアンモニア燃料合成が考えられる、とした。

 今日の天気は晴れ。今日だけの晴れかな・・明日は雨の予想。
 空地で”ドクダミ”の花が満開の様に咲いている。”ドクダミ”の花が咲くと、初夏となった・・実感する。
 ”ドクダミ”は”ゲンノショウコ”と”センブリ”に並んで三大民間薬と言われる程に有名な薬草である。でも最近は民間薬そのものを見る機会がほとんどないが。
 名(ドクダミ)の由来は、「毒痛み」あるいは「毒ため」からと言われる。因みに、湿疹・かぶれには生葉をすり潰したものを貼り付けると良いと言う。
 ドクダミ
 別名:毒溜め(どくだめ)、魚腥草(ぎょせいそう)、地獄蕎麦(じごくそば)
   十薬・重薬(じゅうやく)
 ドクダミ科ドクダミ属
 多年草、地下茎を伸ばし増殖し群生する
 開花時期は6月~7月
 4枚の白い花弁のように見えるのは苞(ほう)で花弁ではない、萼(ガク)もない
 中心の淡黄色の部分、蕊(しべ)の様に見える部分は花(雌しべと雄しべのみ)
 ほとんどが一重の花であるが、八重もある


医療用ガンマ線可視化カメラ開発、手のひらサイズ580g

2017-06-18 | 科学・技術
 放射線映像は基本的に2次元静止画で、エネルギー情報(色など)は持たない。癌などの早期発見に有用なPET(陽電子断層撮影)も、511キロ電子ボルト(keV)のガンマ線を対象としており、画像は白黒である。任意のエネルギーのガンマ線を容易に可視化できれば、生体内に特性や集積箇所の異なる多種多様なマーカーを投与して同時に追跡することが可能となり、情報量が劇的に増加することが期待できる。
 早稲田大学の片岡淳教授らの研究チームが、大阪大学・量子科学技術研究開発機構・浜松ホトニクスと共同で、ガンマ線を可視化する世界最軽量の小型カメラ(装置の重さは580g、光を100万倍に増幅するセンサーで捉える)を開発した。3種の異なる放射性薬剤を投与した生体マウスの3D同時分子イメージングに成功した(研究成果は5月18日、英国のオンライン科学雑誌「Scientific Reports」に掲載)。
 生きたマウスに異なるエネルギーのガンマ線を放出する放射性薬剤を投与する。ヨウ素(131I)は甲状腺に、ストロンチウム(85Sr)は骨に、亜鉛(65Zn)は肝臓を中心として肺・心臓・膵臓などに取り込まれる。カメラで、10分きざみで体の周囲を12方向から撮影し、臓器に取り込まれている様子が分かった。
 投与された放射性物質が出す放射線でがんを殺す治療法への応用を目指す。このカメラを使えば、薬剤が病巣に届いているかどうかを確かめられる、と言う。

 雲が多い晴れ、風は弱い。気温は最高気温20℃程と高くない。
 玄関前の小さな庭で、素敵な葉が茂った”ラミウム”に花が咲きだしている。地面を這う様に広がっているが、立上がった茎の先に花穂を伸ばして花が咲く。”ラミウム”は観葉植物だが、この季節は葉も花も素敵だ。
 良くガーデニングに利用されるのは、赤紫色の花が咲く、ラミウム・マクラツム種(L. maculatum)由来の園芸品種と言う・・この種かな。
 ラミウム
 別名:踊子草(おどりこそう)
 学名:Lamium
 シソ科オドリコソウ属(ラミウム属)
 匍匐性常緑多年草
  (ラミウム・マクラツム:草丈20cm位、横へ広がるほふく枝を伸ばす)
 原種は地中海沿岸原産
 開花時期は4月~6月


リプトン-98の原子核はミカン型とレモン型が共存

2017-06-17 | 科学・技術
 原子核内の核子(陽子と中性子)同士は強い相互作用により結合し、一つの塊となって、原子核を形作っている。原子核の形は、内部の「対称性」と「エネルギー」によって決まる。例えば、陽子数、中性子数が「魔法数」の場合は、球対称の状態が最もエネルギーが低くなり、原子核は球形となる。球形の原子核から核子の数を変化させていくと、原子核の形は楕円体に変形し、ミカン型・レモン型・洋ナシ型・バナナ型などが現れる。
 ◆魔法数(まほうすう)
 魔法数とは、原子核が特に安定となる陽子と中性子の個数のことを言う。陽子数または中性子数が魔法数である核種を魔法核と呼ぶ。
 核構造では、殻(シェル)が「閉じている」状態(閉殻)は安定性が高く、崩壊や核分裂が起きにくくなる。計算上特定の値が該当し、魔法数となる。陽子と中性子はよく似ているので同じ値となる。現在、広く承認されている魔法数は 2, 8, 20, 28, 50, 82, 126 の7つで、原子番号がこれらにあたる元素は、周辺の元素に比べて多くの安定同位体を持っている。
 通常、原子核の形は一つだが、二つの形が混在することがある。
 理研を中心とした共同研究グループは、クリプトン-98(98Kr、陽子数36、中性子数62)に着目し、理研の重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」を用いて、98Kr原子核の励起準位を生成し、この励起準位から脱励起する際に放出するガンマ線のエネルギーを測定した。その結果、第一励起準位(0.329MeV)、第二励起準位(0.827MeV)、中間の励起準位(0.545 MeV)の存在が明らかとなった。中間の励起準位と基底状態とのエネルギー差はわずかなため、中間の励起準位には基底状態とは異なる形が混在している、すなわち形状共存状態であることを意味している。理論計算で原子核の形を調べたところ、基底状態はミカン型で、中間の励起準位はレモン型であることが分かった。

 今日の天気は曇り勝ちな晴れ。
 アスファルトの駐車場に細い溝が切られている。その溝で小さな花が咲いている。”ツタバウンラン(蔦葉海蘭)”の花だ。普段は溝の中を見ることはないが、今日は見た。
 ヨーロッパ原産で大正時代に鑑賞用として入り、その後逸出野生化した。匍匐性で地上を這い、花は葉腋から長い柄に付く。花冠は白色~淡青色で暗紫色の筋があり、上下2唇に分かれて、上唇はさらに2裂して直立する。
 ツタバウンラン(蔦葉海蘭)
 別名:海蘭葛(うんらんかずら)、蔦唐草(つたからくさ)、キンバラリア(学名から)
 オオバコ科ツタバウンラン属
 蔓性多年草
 開花時期は6月~8月
 花は唇形で、径1cm程
 葉は長い柄の先に、掌状に円形~扁円形で5~7浅裂


認知症で行方不明1万5千人、4年連続で増加

2017-06-16 | 社会・経済
 警察庁のまとめで、2016年に全国の警察に届け出があった行方不明者で、認知症が原因で行方が分からなくなった方は、1万5432人(前年の26.4%増)だった(6月15日)。12年の統計開始から4年連続で増え、過去最多を更新している。
 2016年の全体の行方不明者数は、8万4850人(前年の3.4%増)。年代別では10代と20代がそれぞれ1万7千人台、1万6千人台と多かった。9歳以下も1132人おり、70代は9589人、80歳以上は1万118人。
 認知症による不明者のうち、男性が55.8%で、女性を上回る。不明者の原因・動機は高齢層ほど認知症の割合が高まり、60代は人口10万人当たり7.3人、70代は48.1人、80代以上は74.3人となっている。
 認知症で行方不明者は、警察や家族などによって98.8%は年内に所在が確認されている。
 2016年に所在が確認された不明者は、15年以前に届け出を受けた73人を含め計1万5314人。最も多いのは、警察の捜索活動や通報で発見されたケースが63.7%、不明者の自力帰宅や家族による発見は32.3%だった。3.1%に当たる471人は死亡した状態で見つかった。
 所在確認までの期間は、届け出を受理した当日(72.5%)と2日~7日(26.0%)の1週間以内がほとんどを占めた。それ以降は8日~14日で0.4%、15日~1ヵ月で0.3%。
 警察庁の担当者は認知症高齢者に関する届け出数の増加について「社会全体として認知症への関心が高まっていることが背景にあるかもしれない」とし、「冬場は凍死などの恐れもある。自治体などと連携して、素早い立ち上がりを徹底したい」と強調した。

 朝は曇と思ったら急に土砂降りの雨、直ぐ止み、青空が広がる。
 昨日の散歩で見つけた”サンジソウ”の花。午後の3時頃の散歩で、黄色の”マツバギク”かなと思って見ていたら、お庭の方が””サンジソウ”だよ、と教えてくれた。”サンジソウ(三時草)”は、午後の3時ごろに開花するから、と言う。”ハゼラン(爆蘭:スベリヒユ科ハゼラン属)”も別名”サンジソウ(三時草)”と呼ばれることもある。
 サンジソウ(三時草)
 別名:照波(てるなみ)、ベルゲランサス
 ツルナ科ベルゲランサス属
 常緑宿根草(多肉植物)
 原産地は南アフリカ
 開花時期は5月~10月
 午後3時頃に開花し、開花時間は1日3時間ほど(後は花が閉じている)
 一つの花が咲いて、開閉を2週間ぐらい繰り返す


カフェイン中毒、5年で101人搬送、死者も

2017-06-14 | 健康・病気
 日本中毒学会の実態調査による。調査は全国の救急医療機関38施設を対象とし、「カフェインを多く含んだ眠気防止の薬や清涼飲料による中毒で、2011年度から5年間に少なくとも101人が病院に運ばれ、うち3人は死亡した。患者は13年度から急増し、97人は眠気防止薬を服用、コーヒーやエナジードリンクをあわせて飲んだ人もいた。エナジードリンクだけの中毒は4人だった。患者は若年が中心で、年齢の中央値は25歳、18歳以下が16人いた。
 調査を担当した埼玉医科大学の上條教授は、カフェインの摂取には注意が必要、と言う。
 ◆カフェイン中毒
 カフェインは比較的に安全な薬だと思われている。しかし、カフェインには興奮作用があるので、短時間のうちに摂取しすぎると、吐き気、激しい嘔吐が出たり、心拍数が上がって動悸を感じたりする。
 数時間以内にカフェインを1000mg(ミリグラム、=1gグラム)以上摂取すると中毒症状が起きる。
 ◆カフェインを含む主な製品や飲料
        1錠または1本当たりの カフェイン
        カフェイン量     1g相当量
 眠気防止薬
 (代類医薬品)
  トルメミン     167mg      6錠
  エスタロンモカ   100mg      10錠
 眠気覚ましドリンク
  強強打破(50ml)  150mg      6.7本
  メガシャキ(100ml) 100mg      10本
 エナジードリンク
  モンスターエナジー(355ml)142mg   7本
  レッドブル(185ml) 80mg      12.5本
 嗜好飲料(200ml)
  コーヒー      120mg      1.7リットル
  煎茶        40mg       5.0リットル

 雲が多い晴れ。気温が低く、最高気温20+℃。小雨の予報だが、雨は降っていない。
 コンビニの近くのお庭で、4月に”ジューンベリー”の花が咲いた。名(ジューンベリー)の如くに、6月(june:ジューン)に付いた実が熟す。写真撮影は6月の半ば(14日)だから、あと1週間~10日程で赤く熟す。
 ”ジューンベリー(June berry)”と呼んでいるのは、ザイフリボク属の同じ様な果実が付く種の総称である。”ジューンベリー”は”アメリカザイフリボク”とも呼ばれる。ザイフリボクとの違いは、ザイフリボクは雄しべが20個・雌しべの花柱が5個で下部が合着している、”アメリカザイフリボク(ジューンベリー)”は雄しべが18個、1つの花柱の先が5分裂している。
 ジューンベリー
 別名:アメリカザイフリボク
 バラ科ザイフリボク属
 落葉性広葉樹、低木
 原産地:北アメリカ北東部
 開花時期:4月~5月
 花は5弁で白色、果実は6月頃に熟す


サルの舌細胞を応用した高精度味覚センサーを開発

2017-06-13 | 食・レシピ
 東京農業大学の岩槻健准教授らは甘みやうまみを精度よく見極めるセンサー技術を開発した。
 生きた細胞を検出器に使い、様々な物質の味を判別する考えで、サルから舌のもとになる細胞を取り出して培養した。協力は京都大学霊長類研究所。
 味覚センサーは味を醸し出す物質を半導体などで検知する。舌の生きた細胞を使えば、人に近い味覚で評価できるとの期待がある。これまで、マウスの舌の細胞を培養する技術はあったが、霊長類とは味覚が大きく異なるのが課題だった。
 舌の細胞を培養し、約2週間後に0.05~0.2mmの塊になる条件を見つけ、甘みなどを感じる細胞ができていた。人工甘味料のアスパルテームをかけると、細胞の働きが活発になった。うまみ物質のグルタミン酸やイノシン酸でも働いた。反応した細胞を薬剤で光らせて観察した。細胞の塊を幾つも並べ、いろいろな物質を流して甘みやうまみを感じた細胞の光を検出する装置を想定している。今後、人の細胞でも挑戦し、数年後の実用化を目指す。

 晴れ、雲が多い。気温は高くなく、最高気温19℃程。
 田圃の中の道を歩く。比較的大きな道なので、道の両脇には雑草が生い茂っている。その中に、シッカリ・スッキリと花が咲いている”ヘラオオバコ”。初夏に高さ30cm~80cmの花茎を出し、先端に長さ数cmの円柱形の花穂をつける。
 名(ヘラオオバコ)の由来は、細長い葉が粘土細工に使う箆(へら)に似ているから。
 本草は、環境省指定の要注意外来生物類型2に指定されている。要注意外来生物とは、環境省が指定するもので、外来生物法で特定外来種には選定されていないが、被害に係る知見が不足しており、引き続き情報の集積に努める外来生物。
 ヘラオオバコ(箆大葉子)
 別名:イギリスオオバコ
 オオバコ科オオバコ属
 多年草、両性花で根茎でも繁殖する
 ヨーロッパ原産、江戸時代末期に侵入し雑草となった帰化植物
 分布は世界中で、コスモポリタン的雑草
 開花時期は6月~7月