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  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

森林科学分野のノーベル賞、東大・磯貝明教授ら日本人研究者3名に

2015-09-30 | ニュース
 東大の磯貝明教授ら日本人研究者3名に、スウェーデンの財団から「マルクス・バーレンベリ賞」が授与された(9月28日)。本賞は、「森林・木材科学分野のノーベル賞」とも呼ばれるもので、アジア初の受賞となった。スウェーデンでの授賞式はノーベル賞と同様にカール16世グスタフ国王夫妻が出席。磯貝教授ら3名に賞金計2800万円が贈られる。
 受賞者は、東大の磯貝明教授(60)の他に、東大の斎藤継之准教授(37)、フランス国立科学研究センター・植物高分子研究所の西山義春博士(43)。
 評価は、低コストで効率良く植物繊維をほぐす技術を開発し、木材などの繊維から作る、鉄の凡そ5倍の強度・重さ5分の1程度の次世代素材「新素材セルロースナノファイバー(CNF)」の実用化に道を開いたこと。
 ◆マルクス・ヴァレンベリ賞
  受賞者数(1981~2015年の実績、共同受賞者を含む)
 スウェーデン 9
 フィンランド 8
 カナダ    6
 アメリカ   3
 オーストラリア 2
 ドイツ    2
 フランス   2
 日本     1
 ノルウエー  1
 ブラジル   1

 晴れ。風が少し強く、涼しさより寒さを感じる。9月も末だから、秋になったね。
 お庭では秋に咲く花が多くなる。枝先に径2cm程の球状の頭花が咲いている、”センニチコウ”。”センニチコウ”は花期が長く、夏から秋まで花の紅色が褪せない。これより、”センニチコウ”は「千日紅」と書き、花期の長さからの由来だ。花が咲き続けている様に見えるが、花に見える部分は苞(ほう、葉の一種)の集まりである。
 センニチコウ(千日紅)
 別名:千日草(せんにちそう)
 ヒユ科センニチコウ属
 1年草
 原産地は熱帯アメリカ、江戸時代前期に渡来したとされる
 開花時期は7月~11月
 花色には、紫紅・白・ピンクなどがある


公的年金の世代間格差が広がる

2015-09-29 | 社会・経済
 厚生労働省は、世代間の公的年金の給付と負担に関する試算を発表した(9月28日)。
 「支払った保険料」と「生涯の年金受け取り額」を倍率で示したもので比較する。
 会社員が入る厚生年金では、70歳の世帯が保険料の5.2倍の年金を受け取るのに対し、30歳以下の世帯は2.3倍である。格差が、依然として大きいことが浮き彫りとなった。
 標準的なケースで見ると、
 70歳(1945年生まれ)の世帯は、保険料を計1000万円支払うのに対し、計5200万円の年金を受け取ることができる。
 30歳(1985年生まれ)の世帯は、支払う保険料は計2900万円で、受け取る年金は計6800万円にとどまる。倍率は、年齢が下がるにつれて低くなった。
 前回試算(2010年)では、1945年生まれの世帯の倍率は4.7倍で、今回の5.2倍よりも低かった。1985年生まれは、前回も2.3倍で変わらなかった。前回試算からの5年間で、世代間格差が広がったと言える。

 雲が多い晴れ。風が少し強い。
 玄関横に植えられている”メドーセージ”、青紫色の花を咲かせている。散っているのもあるけど花期は長い。20cm程の花穂に、10数輪の花が一方向に並んで咲いている。花は長さ4cm程で、先端が大きく口を開いたような姿である。
 日本では、「メドーセージ」の名で流通しているが、本名は「サルビア・ガラニチカ :Salvia.guaranitica」。これは「サルビア・ガラニチカ」を輸入した時、流通業者が「メドーセージ」と間違ったからと言われている。名の「ガラニチカ」は、原産地の南米・パラグアイの先住民族グアラニ族に由来する、との事。
 サルビア・ガラニティカ
  (Salvia.guaranitica)
 流通名:メドーセージ
 シソ科サルビア属
 宿根多年生植物
 原産地は南米
 開花時期は7月~11月
 花色は青紫色、先端が大きく口を開いた唇形


人気スポーツ選手調査で錦織圭(テニス)が1位

2015-09-27 | スポーツ
 世論調査などを専門とする中央調査社は、人気スポーツに関する全国意識調査の結果を発表した(9月25日)。第23回「人気スポーツ」調査は、7月中旬に全国の20歳以上の男女4000名を対象に行い、1,212人から回答を得た。
 ◆最も好きなスポーツ選手(2015年)
 1位 錦織圭 18.4%(n=911)
 2位 イチロー 12.8%
 3位 浅田真央 7.7%
 4位 羽生結弦
 5位 長嶋茂雄
 6位 澤穂希
 7位 大谷翔平
 8位 本田圭佑
 9位 王貞治
 10位 松山英樹
 ◆関心のあるスポーツ
 野球   38.7%
 サッカー 30.3%
 テニス  26.7%
 フィギアスケート 23.1%
 ゴルフ  17.9%
 相撲   16.0%
 ◆東京オリンッピク(2020年)で追加して欲しい競技
 1位 野球・ソフトボール  69.4%
 2位 空手 15.4%
 3位 ボウリング 9.8%

 天気は晴れ。まだ腰痛が思わしくないので、散歩は控えめ。
 先日の散歩で見た、”アゲラタム”の花。花期が長く、夏頃から咲いているが、何故か秋の到来を告げている様な花だ。花色には、青・白・紫・白・桃などがあるが、良く見かけるのは、淡紫青色。
 和名は「大霍香薊(おおかっこうあざみ)」とある。名の由来は、葉が薬草の霍香(カッコウ、シソ科のカワミドリ)の香に似て、花が薊(アザミ)に似ており、大きなカッコウアザミの様な花から。
 因みに、園芸ではアゲラタムに背の低いコニゾイデス(Ageratum.conyzoides、和名:カッコウアザミ)と背の高いホウストニアヌム(Ageratum.houstonianum、和名:オオカッコウアザミ)の栽培が多い。
 アゲラタム
 別名:大霍香薊(おおかっこうあざみ)
 学名:Ageratum
 キク科カッコウアザミ属
 原産地は中南米、明治はじめに渡来
 非耐寒性一年草(多年草、日本では冬に寒さで枯れる)
 開花時期は7月~10月
 小さなアザミのような花が咲く
 花色は淡紫・青・白・ピンクなど


イヌサフランに花が咲いた

2015-09-26 | 園芸
 今日の天気は、朝は雨、昼過ぎから曇り空。
 早朝の散歩は小雨が降っていた。近所のお庭で花を咲かせている”イヌサフラン”を見つけた。散歩から帰ったら、報道で「イヌサフランで食中毒、女性死亡」とあった。高齢女性が23日に食中毒で死亡したとの発表である。これによると、自宅の庭で栽培していたイヌサフランを生で食べた後、吐き気・嘔吐などの症状が表れ、医療機関を受診し、入院して治療を受けたが死亡した、との記事。合掌。食中毒には気をつけよう。
 厚生労働省の植物性自然毒 高等植物の説明では、
 イヌサフラン(別名:コルチカム)
  分類:ユリ目 Liliales、ユリ科 Liliaceae、イヌサフラン属 Colchicum
  (APG 分類体系ではユリ目、イヌサフラン科、イヌサフラン属 )
  学名:Colchicum autumnale L.
  英名:autumn crocus
  生育地:ヨーロッパ中南部~北アフリカ原産の球根植物
   日本には明治時代に渡来し、園芸植物として広く植えられる
  形態:多年生の球根植物
    球根は径3~5cmの卵形で、9月~10月に花茎を 15cm ほど伸ばし、
    アヤメ科のサフラン Crocus sativus L. に似た花をつける。
    室内に放置した球根からも開花する。翌春に 20 ~ 30cm ほどの葉を根生する。
    耐寒性が強く、何年も植えたままで開花する。
  毒性:全草に毒性あり
  毒性成分:アルカロイドのコルヒチン( colchicine )
    種子には 0.2%~0.6%、鱗茎には0.08%~0.2%含まれる
  鎮痛薬として使用されるが、嘔吐・下痢などの副作用を示す 。
  中毒症状:嘔吐、下痢、皮膚の知覚減退、呼吸困難、重症の場合は死亡することもある。
    ヒトの最小致死量は体重50 kgの場合、コルヒチンとして4.3mg程度。


ノーベル賞に2邦人が有力候補に、米調査会社予想

2015-09-25 | ニュース
 国際的な学術情報企業「Thomson Reuters:トムソン・ロイター」は、ノーベル賞発表に先駆け、「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞受賞者予測)を発表した(9月24日)。2015年のノーベル賞日程は、10月5日に医学生理学賞、6日に物理学賞、7日に化学賞、9日に平和賞、12日に経済学賞が発表される。文学賞の日程は後日。
 同賞はトムソン・ロイターの文献の引用数の定量観測(過去30年以上)をベースとして発表する。2002年以降毎年発表され、今回で14回目となる。
 今回の新たな有力候補として加えられたのは、「医学・生理学」で3トピック6名、「物理学」で3トピック4名、「化学」で3トピック5名、「経済学」で3トピック3名の合計18名である。18名の国別は、最多は米国の12名、日本とドイツが各2名、カナダとイギリスが各1名だった。因みに、本賞に2002年~2014年に238名が選ばれ、37名が受賞している。
 日本からは、
  医学・生理学分野で京都大学大学院理学研究所の森和俊教授
   小細胞内の変性タンパク質の検出とメカニズムを独自に発見
  医学・生理学分野で大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文教授
   制御性T細胞と転写因子Foxp3の特性と機能に関する独創的な発見

 朝から雨、曇り。まだ畑は湿ったままなので、この雨で乾くのが遅れる。でも、先日から畑作業で腰痛となったので、お休みとなる。
 畑までの散歩道では、あちらこちらで”シュウメイギク(秋明菊)”が咲いている。花色は白色と淡紅紫色だ。花色と言ったが、花弁に見えるのは萼片である。この様な花冠が無い花を、単花被花(monochlamydeous flower)と言う。単花被花には、イヌタデ(犬蓼)などがある。
 名の「秋明菊」は、開花時期が秋(8月~10月)だから、と言う。原産地は中国で古い時代(1500年頃)に渡来した。別名に”キブネギク(貴船菊)”があるが、は京都の貴船で多く見られたことから。名に「キク(菊)」とあるがキク科ではなく、キンポウゲ科イチリンソウ属(仲間にイチリンソウ、ニリンソウなど)である。
 因みに、全草が有毒で、切り口からの汁で皮膚炎を引き起こすことがある。
 シュウメイギク(秋明菊)
 別名:貴船菊(きぶねぎく)、主に花色が紅紫色を言う
 英名:ジャパニーズ・アネモネ(Japanese anemone)
 キンポウゲ科イチリンソウ属
 多年草
 原産地は中国、 古い時代に渡来
 開花時期は8月~10月
 花弁はなく、花弁に見えるのは萼片


保険加入世帯の年間生命保険料の平均は38万5千円と減少が続く

2015-09-24 | 社会・経済
 生命保険文化センターは、生命保険に関する2015年の全国実態調査の結果を発表した(9月17日)。調査は本年(2015年)4月~5月、全国の2人以上の世帯を対象に実施、4020世帯からの回答。調査対象は民間生保、かんぽ生命保険やJA共済なども含む。
 世帯主が保険に加入している割合
  89.2%(3年前の前回調査から1.3%低下)
 1年間に支払う生命保険料(個人年金保険を含む)
  平均は38万5千円(3年前の前回調査から3万1千円少ない)
 1世帯の普通死亡保険金額
  平均は2,423万円(3年前の前回調査は2,763万円)
 世帯年収は平均597万円

 土手に”ヒガンバナ(彼岸花)”が盛りとばかりに咲いている。地際から立つ茎の緑色と花の赤色が対比的でとても綺麗だ。この時期には葉がない、ヒガンバナ科の特徴だ。花が咲く頃は葉がなく、葉があるときは花がなく、花と葉が一緒の時期がない。故に”ヒガンバナ(彼岸花)”は葉見ず花見ず(はみずはなみず)とも呼ばれる。
 ヒガンバナ(彼岸花)
 別名:曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
 異名も多く、死人花(しびとばな)・地獄花(じごくばな)・捨子花(すてごばな)などと不吉さを表すものもある
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
 多年草(球根性植物)
 日本の固有種でなく、中国から伝来した史前帰化植物と考えられている
 開花時期は、9月(お彼岸の頃)
 花茎の成長はとても早く、花も数日で終わる


国際地学五輪、日本の参加高校生4名全員がメダル受賞

2015-09-23 | 学問
 文部科学省は、第9回国際地学オリンピック・ブラジル大会で、日本代表の高校3年の4名全員がメダル受賞したと発表した(9月21日)。
 ブラジル大会(2015年9月13日~20日: ブラジル国ポソス・デ・カルダスで開催)は、22ヵ国・地域から85人が参加した。因みに、来年の大会は8月20日~28日に三重県で開催される。
 金メダル
  辻有恒さん:灘高(兵庫県)3年
 銀メダル
  土井聖明さん:広島学院高3年
 銅メダル
  沖中陽幸さん:広島学院高3年
  茂木隆伸さん:筑波大付属駒場高3年
 ◆国際地学オリンピック・過去の大会
 第8回スペイン大会 (2014年)
  参加国:21ヵ国・地域82名
  金メダル3、銅メダル1
 第7回インド大会 (2013年)
  参加国:23ヵ国・地域90名
  金メダル1、銀メダル3
 第6回アルゼンチン大会 (2012年)
  参加国:17ヵ国・地域66名
  金メダル1、銀メダル3

 畑の一隅に”アスター”の種を植えた。主な開花時期がお盆の頃、なので夏の供花として良く利用される。茎は枝分かれが多く、沢山の花を次々と咲かせる。花色も豊富で、紫藤・紅・白・桃色など。
 原産地の中国東北部からフランスに渡り、フランス・ドイツからアメリカに渡り、日本に渡来したのは江戸時代中期(1719年、享保4年)とされる。
 名のアスターは、現在はカリステフス属(Callistephus)に分類されるが、古くにアスター属に分類されていたので、その名残でアスターと呼ばれている。
 アスター
 別名:蝦夷菊(えぞぎく)、薩摩菊(さつまぎく)
 学名:Callistephus chinensis
 キク科エゾギク属
 原産地は中国北部、日本に渡来したのは江戸時代中期とされる
 春まき一年草扱い
 開花時期は4月~10月
 非常に豊富な、花色・咲き方・大きさ・草丈など


世界ジオパークに北海道アポイ岳を認定、国内8地域目

2015-09-20 | 自然
 世界ジオパークネットワーク(GGN)は、世界的に貴重な地形や地質が残る自然公園「世界ジオパーク」に、北海道の「アポイ岳」を認定し、高知県の「室戸」が再認定された。鳥取市で開かれた国際会議で発表した(9月19日)。国内の世界ジオパークは、これで8地域となった。
 アポイ岳ジオパークは、北海道様似町(さまにちょう)のアポイ岳(810m)を中心とする364Km2の地域。この地域は、地殻(数Km~数十Km)の下にあるマントルが殆ど変質せずに固まった「かんらん岩」が露出する世界的に希少な場所である。また、冷涼な気候もあり、3000m級の特有の高山植物も分布する。
 ◆日本で認定された世界ジオパーク
 洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟)、山陰海岸(京都・兵庫・鳥取)、隠岐(島根)、室戸(高知)、島原半島(長崎)、阿蘇(熊本)、アポイ岳(北海道)
 ◆北海道様似町 アポイ岳ジオパーク
 http://www.apoi-geopark.jp/geopark/

 晴れ。風が少しあり、些か涼しく、日差しは強い・・秋を感じる。
 お隣さんの畑で、”シカクマメ”の花が咲き、実が付き出した。ササゲかなと思っていたら、花径数cm程の淡青色のスイートピーに似た花が咲き出している。
 若い莢だけでなく、花・葉も野菜となり、種子は「だいず」に似た栄養価がある、との事。肥大した塊根も食用になるとか。・・美味しかったら来年挑戦してみよう。
 シカクマメ(四角豆)は実鞘の断面がひだのついた四角形である。長さ10cm程の柔らかい時(1~2週間)に収穫し、少し経った(3~4週間)のは豆を食べる。この豆を沖縄では「うりずん豆」・「ウリズン」とも呼ばれるとか。莢に羽が付いている様に見えるから、英名は”Winged bean”。
 シカクマメ(四角豆)
 マメ科シカクマメ属
 多年草(一年草扱い、日本では冬に枯れる)
 新品種「ウリズン」は改良研究で、夏(7月~9月)に開花結実する
 旬(食べ頃)は、9月~10月


来春卒業の高校生の求人倍率は1.54倍と5年連続の改善

2015-09-19 | 資格・転職・就職
 厚生労働省の調査によると、来春卒業予定で就職を希望する高校生の求人倍率は7月末時点で1.54倍となったことがわかった(9月18日)。1994年卒(1.98倍)以来22年ぶりの高水準となり、5年連続の改善となる。
 求人数は約28万6千人(前年より19.9%上昇)、求職者数は約18万6千人(前年より0.2%減)。
 求人倍率は、全都道府県で改善し、39都道府県で1.0倍を上回り、就職環境の改善は地方にも広がっている。求人倍率が低い県は8県で、沖縄(0.70倍)・青森(0.78倍)・熊本(0.79倍)など。高いのは都市圏で東京(4.45倍)・大阪(2.47倍)・愛知(2.25倍)・広島(2.14倍)など。
 因みに、来春(2016年3月)卒業予定の中学生の求人倍率は0.73倍(前年より0.32ポイント上昇)。

 市場に行ったら”イチジク”の実が出ていた。出始めなのでまだ高いかな。野菜ものは全般に高く、天候不良の影響は大きい。

 散歩道は”イチジク”林の横を通る。まだ緑の実が多いが赤く熟しているものもある。実と言っているが、壺の形をした果嚢(かのう)である。花は袋で覆われ(これを花嚢(かのう)と言う)、外からは花は見えない、このため”イチジク”を漢語では”無花果”の字をあてた。
 名(イチジク)の由来には諸説あり、1ヶ月で熟す・毎日1個ずつ熟す「一熟」からの説、中国語の「映日果」での音読”エイジツカ”の転訛説などがある。
 イチジク(無花果、映日果)
 別名:伝来時に、蓬莱柿(ほうらいし)、南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)
 クワ科イチジク属
 落葉高木
 原産地はアラビア南部。不老長寿の果物とも呼ばれる
 栽培は6千年前からと言われ、旧約聖書にも登場する果物
 インドから8~9世紀ごろに中国へ、中国から日本に17世紀前半に渡来した
 雌雄異株だが、日本で栽培されているのは雌株のみ。受粉しなくても果嚢が熟す単為結実(たんいけつじつ)の品種である。


アトピーにはキスが効果的、イグ・ノーベル賞に日本の医師

2015-09-18 | 自然
 イグノーベル賞(英:Ig Nobel Prize)は、ノーベル賞のパロディ賞。受賞の選考基準等は、「いかに人々を笑わせ、そして考えさせてくれたか」である。受賞式はハーバード大学で行われ、旅費も滞在費も自己負担となっている。賞は1991年に創設され、日本人研究者の受賞は9年連続となる。
 イグ・ノーベル賞の受賞式は、米ハーバード大で9月17日行われた。「キスをするとアトピー性皮膚炎患者のアレルギー反応が弱まる」ことを示した大阪府寝屋川市の開業医、木俣肇院長(62)が医学賞を授賞した。キスに関する別の研究を行ったスロバキアのチームが医学賞を共同受賞。
 対象となった論文の実験では、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎を患う被験者それぞれ数十人に、恋人や配偶者と30分間キスをしてもらった。その結果、キスする前と比べ、ダニやスギ花粉に対する皮膚のアレルギー反応が大幅に抑えられたと言う。
 受賞は、ほとんどの哺乳類は体のサイズにかかわらず、排尿に要する時間が大差ないとする研究に物理学賞、ゆで卵の一部を生の状態に戻す研究に化学賞が贈られた。

 昼までは雨・曇り、昼から曇り・晴れの天気。
 歩いていると微風が頬に当たる。微かに”キンモクセイ”の香りがする。周りを見たら”キンモクセイ(金木犀)”の花が咲き出した。今年は咲き始めが早いようだ。いつもなら10月の上旬の開花だから。毎年の事だけれど、この香に心が弾む、・・良い思い出が多いからかな。
 花から強い芳香を放つ庭木の代表格は、このキンモクセイ(金木犀)、ジンチョウゲ(沈丁花、花期2月末~3月始め)、クチナシ(梔子、花期6月~7月)で、「花の三香木」との呼び方がある。
 キンモクセイ(金木犀)は雌雄異株。日本には雄株のみの渡来(中国が原産)なので結実しない・・残念だな。名(キンモクセイ:金木犀)の由来は、黄色(金色)の花を付け、樹皮がサイ(犀)の皮膚に似ているからと言う。
 キンモクセイ(金木犀)
 モクセイ科モクセイ属
 常緑小高木
 江戸時代初期に渡来(雄株のみ)
 開花時期は9月下旬~10月中旬
 花は淡いオレンジ色、花径は数mm程度
 枝にビッシリと大量に咲く
 散った多量の花びらがオレンジ色の絨毯の様に地面に広がる


訪日客数、9月10日時点で過去最高の昨年(2014年)を超える

2015-09-17 | 旅行
 田村観光庁長官は、今年の訪日外国人旅行者が9月10日時点で1342万4000人となり、過去最多だった昨年(2014年)の1341万人を上回ったとの推計を明らかにした(9月16日の記者会見)。2020年までに年間2000万人とする政府目標が早期達成なるか。
 日本政府観光局の推計によると、1月~8月の訪日客数は1287万5400人(前年同期の49%)だった。
 国・地域別では、
 1位 中国:334万7000人(2.2倍)
 2位 韓国:255万4100人(44%増)
 3位 台湾:246万8300人(30%増)

 朝は晴れていた、午後から曇り時々雨となる。何か、雨が降ると落ち着かなくなる。
 雨が降らない午前に畑を見る。”シソ”が大きくなり、花が咲き出している。”シソ”には葉が緑の青紫蘇(あおじそ)と葉が赤い赤紫蘇(あかじそ)があり、それぞれに葉が平らなものと縮れた(縮緬)ものがある。畑のは青紫蘇と赤紫蘇、ともに花が咲き出した。
 ”シソ(紫蘇)”は、葉だけでなく芽・花穂・実などを料理の彩・薬味に利用できる香味野菜である。青紫蘇は葉・花を香味とし、赤紫蘇は梅干しなどの色付などに使う。実も風味付けに使う。
 シソ(紫蘇)
  (葉色:青紫蘇と赤紫蘇)
  (葉縮れ:葉面は平らと縮れ がある)
 別名(古語):野荏(のらえ)、糠荏(ぬかえ)
 シソ科シソ属
 一年草(春まき)
 原産地は中国
 日本への渡来は縄文時代と考えられている
 奈良時代から薬用として栽培され、室町時代に食用として栽培される
 開花時期は9月~10月
 花は5枚の花弁が筒状になった合弁花


心臓病リスク低減には最高血圧を「120以下に」

2015-09-16 | 健康・病気
 米国立心肺血液研究所が発表した研究報告、「心臓病のリスクを減らすには、最高血圧(収縮期血圧)を「120以下」とすることを目指すべき」。報告は2017年の公表を目指していたが、一般の人の健康を維持する上で「重大な結論」として、前倒しで発表。
 研究は10~13年、50歳以上で血圧が高い男女約9千人を2グループに分け、「120以下に抑える」と「140以下に抑える」治療をして、その後の経過を比較した。より低く抑えた「120以下に抑える」グループでは、心臓まひや心不全などの割合が3分の1減り、死亡のリスクは約25%減った、との事。
 日本や世界の多くの高血圧診療指針では「140以上」を高血圧としている。今後、各国の高血圧の診断に影響を与える可能性もある、と言う。ギボンズ所長は「特に50歳以上の人の命を救うには有益な情報」としている。

 晴れ、でも雲が多く曇り空かな。
 水路横に赤い花の”ヒガンバナ”と白い花の”シロバナヒガンバナ”が植えられている。”ヒガンバナ”はまだ蕾で数日中には咲く。”シロバナヒガンバナ”は咲いている。
 ”シロバナヒガンバナ”の花は、伸びた茎の先端に6個の花、花弁は6枚で少し縮れたリボン状。花の色は白色だが少し黄色を帯び、淡黄白色となっている。
 ”シロバナヒガンバナ”は、赤花のヒガンバナ(赤花種二倍体変種)と黄花種のショウキズイセン(鍾馗水仙 )との自然交雑から生まれたと言う。花色は白色であるが、淡黄色・淡紅色を帯びた白色もある。これは、ショウキズイセンが何種類かあり、この組合わせによって花色が微妙に異なる、と考えられている。
 シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)
 別名:白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ)
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)
 多年草(耐寒性球根植物)
 開花時期は9月~10月


肝臓と肺がん、治療5年後の厳しい生存率

2015-09-15 | 健康・病気
 がん医療を評価する指標として世界的に使われているのは、「5年相対生存率」。がんと診断された場合、治療でどれくらい命を救えるかを示す。5年無事に経過するとほぼ治ったと言える事から。
 国立がん研究センターは、2007年にがん診療連携拠点病院でがんと診断され治療を始めた患者の5年後の生存率を公表した(9月14日)。データは、一定割合以上の患者の情報が集まり集計したもので、データ提供を求めた293病院のうち6割の177病院、約17万件。
 全てのがんを合わせると64.3%。乳がん・大腸がん・胃がんは比較的高く、肝臓がん・肺がんは厳しい生存率が明らかになった。
 生存率が高いのは、年齢の若い患者、早期にがんが見つかる割合が高い
 生存率が低いのは、進行がんで見つかる、手術ができなかったりする
 ◆がんの種類と5年生存率
 全てのがん  64.3%
 乳がん    92.2%
 大腸がん   72.1%
 胃がん    71.2%
 肺がん    39.4%
 肝臓がん   35.9%

 天気は晴れ、時々曇り。気温は高くなく、最高気温25℃位かな。
 白い花が咲き出した鉢植えの”ギボウシ”。地植えは良く見かけるが、鉢植えは多くはない。地植えで、良く見かける場所はお庭の少し奥まった所で、日陰が多い。
 幅広の葉が地際から出て放射状に茂る。葉の大きさが異なる種や模様入りの種があり、アジアに20種~40種が分布する、と言う。花も観賞されるが、主に葉を鑑賞する「リーフプランツ」として用いられる園芸種も多い。花は筒状で先端が膨らんで咲く。花色は白・紫が多い。花は短命で1日程で萎む。
 名の”ギボウシ”は擬宝珠(ぎぼうしゅ)の転訛で、蕾または包葉に包まれた若い花序が擬宝珠に似ているからと言う。「擬宝珠」は、橋の欄干の上の玉ねぎの様な形の装飾。
 ギボウシ(擬宝珠)
 別名:ホスタ(学名:Hostaから)
 ユリ(リュウゼツラン)科ギボウシ属
 耐寒性多年草
 原産地は東アジア、分布の中心は日本
 開花時期は6月~9月
 葉の観賞期は、3月~10月


女子が嫌う、オッサンくさい振る舞い

2015-09-14 | ブログ
 何からの記事だったか、「女子が嫌う!オジサンぽい行動1位」があった。
 (リクルートホールディングスが発行するマガジン「R25」からと思う、間違ってたらゴメン!)
 25~34歳の独身女性300人に調査した、「オッサンくさい振る舞いワースト10」。自分も、3位・4位・5位をしてた・・気を付けます。
 ◆オッサンくさい振る舞いワースト10
 1位 たんを絡ませてのどを鳴らす(カーっという音)(80.0%)
 2位 お冷でうがいをする(73.3%)
 3位 爪楊枝をくわえている(67.3%)
 4位 人前でゲップをする(57.0%)
 5位 おしぼりで顔を拭く(53.3%)
 6位 人前でオナラをする(53.0%)
 7位 ズボンをハイウエスト気味にはく(48.3%)
 8位 「最近の若いヤツは」「若い頃はオレも」トーク(46.0%)
 9位 駅のホームでゴルフスイング(45.0%)
 10位 電車でスポーツ紙のエロ面を読む(44.3%)

 畑に行ったらブドウ棚に”アカネ”が張り付き、花が咲き出していた。雨が多かったので、成長が速かったのかな。
 アカネはアカネ科のつる性多年生植物。つる性ではあるが巻きつかず、他の植物などに引っかかるようにして伸びる。四角い茎には細かいとげがある。葉はハート型で4枚輪生する様に見えるが、2枚は托葉が変化したものであり、実際は対生と言う(これは偽輪生)。
 花は枝の先や葉のわき(葉腋)から花序を出す。花冠は径4mm程で、目立たない黄緑色~白色の5弁花である。
 アカネは「赤根」の意で、その根を煮出した汁にはアリザリンが含まれ、これを使った草木染めが古くから行われている。これを茜染と呼び、その色を茜色と呼ぶ、との事。因みに、赤坂 (東京都港区) は古くは「茜坂」と呼ばれていた、これは”アカネ”が群生していたから、と言う・・成程。
 アカネ(茜、赤根、日本茜)
 別名:茜蔓(あかねかずら)
 アカネ科アカネ属
 蔓性多年草(冬には地上部は枯れる)
 草丈は茎長2m程になる
 開花時期は8月~10月
 花冠は径4mm程で、目立たない黄緑色~白色の5弁花
 果実は直径8mm程、液果で黒く熟す


第15回シルバー川柳の入選の発表

2015-09-12 | ブログ
 本年も、公益社団法人全国有料老人ホーム協会は、”第15回シルバー川柳”の入選作品を発表した(9月9日)。今年は11,899作品の応募があり、各会員ホームの入居者約350名の投票により、20作品を入選作として選出した。いつもながら作品には、実感・共感させられる。
 ◆応募状況
 応募総数:11,899作品
 応募者年齢:平均年齢71.4歳(40歳未満の応募者は全体の2.2%)
       最年長:102歳(女性) 最年少:13歳(女児)
 応募者男女比:男性53.2% 女性46.6% 性別不明0.2%
 (社)全国有料老人ホーム協会
    http://www.yurokyo.or.jp/
 ◆入選作品(20作品)     敬称略・順不同
 老いるとはふえる薬と減る記憶     黄昏迫子
 マイナンバー ナンマイダーと聴き違え 沢登清一郎
 徘徊もタスキかければパトロール    橋本澄子
 年賀状出さずにいたら死亡説      角森玲子
 長生きをほめる世間に子は疲れ     裏山子だぬき連合
 上向いて歩こう今では下見よう     らくちゃん
 想い出が身辺整理の邪魔をする     はなみづき
 壁ドンでズボンの履き換えやっとでき  伊藤敏晴
 老人会みんな名医に早変り       井上栄二
 三度目は聞こえたふりの半笑い     広瀬昌晴
 人生に迷いはないが道迷う       片上映正
 お互いにボケかトボケか気がつかず   小田島忠彦
 脳トレで信じたくない老いを知り    かまぼこ
 ハイタッチ腕が上がらず老タッチ    春十八番
 浪花節何のだしかと嫁が聞き      日比野勉
 もったいない気づけば我が家はゴミ屋敷 シニアリアン
 アルバムに遺影用との付箋あり     鈴木冨士夫
 俺だって死ねば弔辞で褒められる    山口義雄
 老犬とこぼしたおかず奪い合い     食い意地張る子
 うす味を愛だと知った四十年      中村和雄

 今日は久しぶりに朝から青空が広がる晴れ。でも、地面も草もまだ濡れて、昨日が残っている。
 朝の散歩で見た、鉢植えの”ショウキズイセン(鐘馗水仙)”。黄色の花が鮮やかに光っている。土から葉もなく急に生えた感じの黄色の彼岸花似の花である。写真で、花の周りに見える緑の葉は雑草の葉・・勘違いしそう。花は茎先に花径7cm程の6弁花を横向きに数輪つき、花被片の先は少しそり返り、雄しべと雌しべは花から突き出ている。
 名のショウキ(鍾馗)の由来は、花弁の波打っている様を鐘馗ヒゲに例えた、と言う。
 ショウキズイセン(鐘馗水仙)
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)
 耐寒性多年草(夏植え球根)
 日本自生、台湾・中国に分布
 開花時期は9月~10月