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割れても直る「自己修復ガラス」、き裂が完治する「自己治癒セラミックス」

2017-12-29 | 科学・技術
 割れても直る「自己修復ガラス」
 東京大学の相田卓三教授、柳沢佑氏らの研究グループが、世界初の自己修復ガラスを開発した(12月18日発表)。
 自己修復ガラスは、ポリエーテルチオ尿素と呼ばれる高分子材料からなる。この高分子物質は生体分子の表面に強く接着する「分子糊」と名付けた高分子物質を合成するための中間体として設計されたが、研究グループはその過程で、固くさらさらした手触の表面をしていながら、破断面を互いに押し付けているとそれらが融合する特別な性質を示すことに気づいた。温度・圧縮応力を精密に制御できる装置を用いて修復能を評価したところ、室温における数時間の圧着で機械的強度が破損前と同等の値にまで回復した。
 窓ガラスは損傷や破壊が不可逆的で、加熱溶融しないかぎり再利用ができないため、割れると廃棄される。本ガラスは、室温で破断面を押し付けておくと修復・再利用が可能になる初めての素材となる。

 き裂が完治する「自己治癒セラミックス」
 物質材料研究機構と横浜国立大学の研究グループは、自己治癒セラミックスが、骨の治癒と同じく炎症・修復・改変期という3つの過程で治癒することを発見した。さらに骨の治癒の仕組みをヒントに、セラミックスの治癒を促進する物質を結晶の境目に配置することで、航空機エンジンが作動する1000℃において、最速1分で、き裂を完治できる自己治癒セラミックスの開発に成功した(12月21日発表)。
 本研究グループは、自己治癒セラミックスにき裂が入ると、き裂から侵入した酸素と、セラミックスに含まれる炭化ケイ素が反応して二酸化ケイ素が合成され(炎症)、セラミックスの母体であるアルミナと二酸化ケイ素が反応してき裂を充填し(修復)、結晶化して強度が回復する(改変)という三段階で治癒が進むことを明らかにした。さらに骨の治癒を促進する体液ネットワークをヒントに、セラミックスの治癒を活性化する酸化マンガンを、アルミナの粒界に極微量配置することで、従来材では1000℃で1000時間かかっていたき裂の治癒時間を、最速1分程度で完治させることに成功した。

 このブログを見て下さった方々へ
 今年もありがとう。来年も本ブログをよろしく。

2016年度にわいせつ行為で処分を受けた公立学校の教職員は226人

2017-12-28 | 受験・学校
 文部科学省の調査で、「2016年度にわいせつ行為で懲戒処分などを受けた公立学校の教職員は全国で226人」(12月27日)。調査を始めた1977年度以降で過去最多で、数年前から200人超えだった。
 処分を受けた教職員の所属先は、小学校68人、中学校79人、高校67人、特別支援学校12人。
 わいせつ行為などの相手は、自校の児童生徒が109人(前年より18人増)、自校の教職員が38人などとなっている。
 処分のうち、免職が129人、停職が50人、免職の数は過去最多だった。
 体罰で処分された教員は654人(前年度よりも67人減)。大阪市立桜宮高の体罰事件を受けて2013年度には4000人近くまで増えたが、近年は減少傾向にある。

 朝から晴れ。気温が低いので、昨日に積もった雪は融けない。畑も一面の雪景色。
 小さな庭に、小さな”カルーナ・ブルガリス”が植えられている。緑緑の葉の木と、紅葉した木がある。
 エリカの近縁種であるが、”カルーナ・ブルガリス”は針葉樹のような葉である。生息地は冷涼で湿潤な荒地に沢山のカルーナが生えて草原のように見えるようだ。
 ”カルーナ”には、主に花を楽しむタイプと紅葉を楽しむタイプがありと言う。この”カルーナ”はどちらなのかな。
 カルーナ・ブルガリス
 別名:ヘザー、御柳擬き(ぎょりゅうもどき)
 学名:Calluna vulgaris
 ツツジ科カルーナ属
 耐寒性常緑落葉低木(多年草)
 原産地はシベリア、ヨーロッパ、北アフリカ
 開花時期は8月~10月、紅葉時期は11月~3月


10月の衆院選、18・19歳の投票率は40%、全体の投票率は53%

2017-12-27 | 社会・経済
 総務省は、10月22日に投票の衆院選で、18~19歳の投票率が40.49%だったと発表(12月26日)。有権者全体の投票率は戦後2番目に低い53.68%だった。
 国政選挙の選挙権が「18歳以上」に引き下げられたのは昨年(2016年7月10日投票)の参院選が初めてで、10月の衆院選は全国一斉の国政選挙としては2回目となる。参院選における18~19歳の投票率は46.78%(18歳は51.28%、19歳は42.30%)だった。
 総務省は20歳以上の年齢別投票率も一部の有権者を抽出して調査した。年齢が上がるにつれて投票率が高まる傾向にあった。
 18~19歳は40.49% 20代に比べると投票率が高い
 20~24歳は30.74%
 25~29歳は36.90%
  ・
 60~64歳は70.33% 60代・70代は7割を超える
 65~69歳は73.42%
 70~74歳は74.16%
 75~79歳は70.26%
 ◆10代の投票率
 2017年衆院選(10月22日)
 全体    53.68%
 18~19歳  40.49%
  うち18歳 47.87%
  うち19歳 33.25%
 2016年参院選(7月10日)
 全体    54.70%
 18~19歳  46.78%
  うち18歳 51.28%
  うち19歳 42.30%

 朝は雲があったが雪は降っていない。朝日がぼんやりと見える。
 15時頃までは雪、時々雪が止む。風が強く、道がホワイトアウトとなる。


日本学士院新会員に宮園氏ら5人が選ばれる

2017-12-26 | 学問
 日本学士院は、がんの増殖や転移の仕組みを解明した宮園浩平・東京大教授ら5人を新会員に選んだ(12月12日)。
 学士院会員は、学術上の功績が顕著な科学者から選ばれる特別職の国家公務員。会員数は人文科学60人、自然科学74人の計134人となった。
 新会員の主な業績(敬称略)
 揖斐高(いび・たかし):成蹊大名誉教授。71歳。漢詩人柏木如亭や頼山陽らの研究を通じ、近世日本文学の研究を深めた。
 渡辺浩(わたなべ・ひろし):東京大名誉教授。71歳。江戸・明治時代の日本の政治思想史研究で、朱子学・儒学の独自の展開を社会的文脈に着目して明らかにするなどした。
 瀬川信久(せがわ・のぶひさ):早稲田大教授。69歳。民法の解釈論・立法論が依拠すべき基礎の構築に貢献した。
 安元健(やすもと・たけし):日本食品分析センター学術顧問。82歳。魚介類の食中毒に関する研究で常に世界をリードしている。
 宮園浩平(みやぞの・こうへい):東京大教授。61歳。がん進展に関与するタンパク質の受容体などの研究で世界をリードした。
 ◆日本学士院(にっぽんがくしいん)
 日本学士院は、文部科学省の特別の機関である。会員は、学術上の功績が顕著な科学者から選ばれる特別職の国家公務員。
 法第1条でその目的を、「学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関とし、学術の発達に寄与するため必要な事業を行う」と定めている。
 毎月定例の研究会を開催し、そこで研究発表が行われ、また研究成果は「日本学士院紀要」として公刊される。また、恩賜賞や日本学士院賞、エジンバラ公賞、日本学士院学術奨励賞の授賞も行っている。
 学士院会員は終身で、定員は150名である。死亡により欠員が生じた分科ごとに各部分科会員の投票により毎年12月に新会員が選定される(常に全欠員が補充されるわけではない)。
 1879年(明治12年)に東京学士会院として発足。その後、帝国学士院に改組され、太平洋戦争後に日本学士院となる。

 今日の天気は曇~晴れ、一時雨(強く、土砂降り状)。
 散歩道に、まるまるとした実を沢山付けた”トウネズミモチ”を目にする。実は多くの樹ではもう鳥に実を食べられているが、沢山残っている樹がある。今年は実が豊作なのかな。
 ”ネズミモチ”と”トウネズミモチ”は葉・花・実とも良く似ており、判別はチョット難しい。簡単な判別は葉の葉脈で、葉を裏から日に透かして見ると、ネズミモチの側脈は見えないか不明瞭でトウネズミモチは明瞭に見える。遠くからは樹枝で、”ネズミモチ”は灌木で”トウネズミモチ”は樹木のようだ。
 名(トウネズミモチ:唐鼠黐)の由来は、文字通り中国から来た”ネズミモチ”から。
 トウネズミモチ(唐鼠黐)
 モクセイ科イボタノキ属
 常緑高木(樹高は15m~20m)
 中国中南部原産、明治初期に渡来
 開花時期は6月~7月
 枝先に沢山の白い花を付ける、花は径数mmで長さ3~4mm
 実は径1cm位のほぼ球形で、10月~12月に紫黒色に熟し、実の表面に白い粉を帯びる


2017年は猫の推定飼育数が犬の数を上回る

2017-12-25 | 日記
 ペットフード協会は、2017年の全国犬猫飼育実態調査で、猫の推定飼育数が952万6千匹・犬の飼育数は892万匹と、猫が1994年の調査開始以来初めて、犬を上回ったと発表した(12月24日)。
 同協会は「犬は(動物愛護法改正による規制強化で)繁殖業者が減り、価格が高騰している」などと背景を分析。犬を飼わない理由として「十分に世話ができない」との回答が多く、猫に比べて手間がかかるイメージも影響したとみられる。
 犬の飼育数は2014年に971万3千匹だったが、3年連続で減少。これに対し、猫は900万匹台でほぼ横ばいに推移し、今回は昨年より約22万匹増えた。
 因みに、私の家には猫(名はレモン)がいた。でも、糖尿病が悪化し19歳で家族とお別れ。さみしい。

 早朝は雨。日の出の頃には雨は止んだ。今日の天気は、曇で時々晴れ。風が強い。
 小さな”キンギョソウ”が咲いている、と思って寄って見たら、”ネメシア”(宿根メネシアと思う)だ。8月のブログで紹介したが、”メネシア”と小さな”キンギョソウ”を間違ってしまう。”ネメシア”には、一年草(一年で枯れる、秋に種をまいて春に花を楽しむ)と多年草(毎年花が咲く、宿根ネメシアとも呼ぶ)がある。この”ネメシア”は宿根ネメシアかな。
 ネメシア
 別名:海蘭擬き(うんらんもどき)
 学名:Nemesia
 ゴマノハグサ科ネメシア属
 常緑多年草・秋まき一年草
 原産地は南アフリカ
 開花時期は4月~7月(一年草)、4月~11月(多年草)
 花径は2cm~3cm
 花色は、赤・ピンク・赤紫・紫・青・白


尿に含まれるマイクロRNAを検査しガンを発見

2017-12-24 | 医学
 国立がん研究センターなどは、血液1滴で13種類のがんを早期発見する新しい検査法を開発した。検査法は、細胞から血液中に分泌される、微小物質「マイクロRNA」を活用する。早ければ3年以内に国に事業化の申請を行う。
 名古屋大学の馬場嘉信教授、安井隆雄助教のほか、九州大学の柳田剛教授、国立がん研究センター研究所の落谷孝広分野長、大阪大学の川合知二特任教授らの共同研究グループは、「尿に含まれる”マイクロRNA”を極細のワイヤ(ナノワイヤ)で調べて肺がんや膵臓(すいぞう)がんなど5種類のがんを発見する技術を開発した」と発表した(12月21日)。同グループは実用化を目指しており、採尿だけで主ながんの早期発見が可能になると期待されている。落合分野長らは、血液から13種類のがんのマイクロRNAを調べる検査法を開発しているが、尿を使うことができればより簡単な検査法が登場することになる。
 共同研究グループは、大きさがナノメートル単位(ナノは10億分の1)の極細針のようなワイヤを使って尿に含まれるマイクロRNAを集める器具を作成した。これまでの検出法では尿20ミリリットルから300種類のマイクロRNAを検出するのが限界だったが、この器具では尿1ミリリットルから1000種類以上検出できることを確認した。
 これにより、共同研究グループは肺、膵臓、肝臓、膀胱(ぼうこう)、前立腺のがん患者と健康な人の尿を調べてそれぞれのがんに特有のマイクロRNAを特定。それぞれのがん患者で増減しているマイクロRNAを発見し、新たな腫瘍(しゅよう)マーカーになる可能性が高いことが分かった。
 ◆マイクロRNA(miRNA 、microRNA)
 マイクロRNAは、ゲノム上にコードされ、多段階的な生成過程を経て最終的に20~25塩基長の微小RNAとなる機能性核酸である。
 この鎖長の短いmiRNAは、機能性のncRNA (non-coding RNA,ノンコーディングRNA,非コードRNA:タンパク質へ翻訳されないRNAの総称) に分類されており、ほかの遺伝子の発現を調節するという、生命現象において重要な役割を担っている。
 miRNAの発見は、1993年、C.elegans (Caenorhabditis elegans, 線虫) で、R. C. Leeらが最初のmiRNAを発見した。このときはmiRNAではなくstRNA (small temporal RNA, 小分子RNA) と呼んでいた。miRNAという学名は、2001年に発行されたScience誌の論文で提唱された。

 今日の天気は晴~曇、風は穏やか。
 春~初夏に実を付けた”ビワ”に花が咲いている。開花時期は冬(11月~12月)で、半年後には熟した果実が見られる。
 ”ビワ”の原産は中国で、日本へは9世紀には渡来していたと考えられている(日本自生説もある)。現在日本で栽培されている品種は、江戸時代末期(天保~弘化)に中国からの大果品の種子から育成されたもの。「唐枇杷」と呼ばれる品種から改良されて、現在の二大品種(茂木と田中)が生まれたと言う。
 名(ビワ:枇杷)の由来は、葉の形が楽器の琵琶(びわ)に似ているから。古くからの民間薬(大薬王樹と呼ばれる)で、”ビワ”の葉は関節痛に効き(産毛のある葉裏を擦って貼る)、葉を煎じて「せき止め・利尿など」に効く、と言う。
 ビワ(枇杷、比波)
    果実もビワと呼ぶ
 英名:loquat
 学名:Eriobotrya japonica
 バラ科ビワ属、常緑高木
 原産地は中国
    6世紀には栽培されていたようだ
 開花時期は11月~12月
 花は白い五弁花、葯には毛が密に生えている
 花は両全花なので自家受粉が可能
 果実の成熟は5月~6月、黄橙色の実となる


2017年の出生数は94万人と2年連続で100万人を下回る

2017-12-23 | 社会・経済
 厚生労働省は、2017年の人口動態統計の年間推計を発表した(12月22日)。国内で生まれた日本人の赤ちゃんは94万1千人で、100万人を2年連続で下回った。統計を始めた1899年(明治32年)以降、最少となるようだ。死亡数は戦後(昭和20年、1945年)最多の134万4千人となり、出生数が死亡数を下回る「自然減」も初めて40万人を超る。
 日本人の出生数は、1947~49年生まれの団塊世代で、49年には最多の269万6638人を記録した。1953年からは100万人台で推移し、1971~74年に生まれた団塊ジュニアの時期に200万人台に回復したが、その後はほぼ一貫して減少した。
 資料:厚生労働省「人口動態統計」 (内閣府のHPから)

 少子化の影響で20~30歳代の女性の数が減り続けているのが主な要因で、今後も出生数は減る見通し。女性が一生で産むと見込まれる子どもの数を示す合計特殊出生率も、2016年は1.44と人口を維持できる2.07を大きく下回る。
 社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の人口部会では、将来推計人口を公表した(4月10日)。
 50年後の2065年の日本の人口が8808万人になる。
 安倍政権が掲げる50年後の人口1億人維持へのハードルは高い。「超高齢化社会」を乗り切るには、現役世代の所得増や女性や高齢者の働き手を増やす環境づくりといった社会保障を支える側を強化する政策の推進も必要、と言う。

 今日(12月23日)は天皇誕生日。国民の祝日で「天皇の誕生日を祝う」。
 玄関前の門柱の傍に”アリッサム(スイートアリッサム)”が咲いている。開花期間が長く、早春から晩秋まで咲いている様に見える。小さな花が球状に纏まり、この球状花が集合し、這うように広がって咲いている。花には甘い芳香があり、スイート・アリッサム(Sweet alyssum)と呼ばれる。
 花はアブラナ科に特徴の4弁花。花色には白花が多く、ピンク・赤・紫などもある。
 スイートアリッサム
  (Sweet alyssum、Alyssum)
 別名:庭薺(にわなずな)
 流通名はアリッサム
  (アリッサムとして栽培されているのはロブラリア・マリティマの園芸品種)
 アブラナ科ロブラリア属
 多年草、園芸では1年草と扱う
 地中海沿岸原産、渡来時期は不詳
 開花時期は3月~6月と9月~11月


ボタン電池を乳幼児が誤飲、5年間で939件

2017-12-22 | 社会・経済
 電池工業会による初の全国調査で、「玩具や体温計などに広く使われているボタン電池を乳幼児が誤飲する事故が、2011年~2015年の5年間に939件あった」ことが分かった。このうち15件で食道に穴が開くなどの重い後遺症が出た。
 慈恵医大の協力で、今年1月、子どもの事故の救急対応を担う全国202病院にアンケートを行い、116病院から回答があった。ボタン電池の誤飲939件の内訳は、直径2cm前後の薄い「コイン形」が133件、それより小さめの「ボタン形」が806件だった。誤飲したボタン電池は、内視鏡などで取り出すが、その後に手術が必要な重い後遺症が出た事例がコイン形で14件、ボタン形で1件あった。
 特にコイン形は大きめなので食道にひっかかりやすい。電圧もボタン形より高いため、短時間でも深刻な損傷につながる。食道に引っかかり、食道に穴が開いたり、食べ物がつかえたりするなどの障害が起きた。
 同大小児外科の大橋伸介医師は「ボタン電池の誤飲は、処置までの時間が勝負だ。子どもがのんだと思ったら、迷わず救急車を呼んでほしい」と呼びかける。
 同工業会は、誤飲時の危険を減らす電池の安全基準作りや、乳幼児が素手で開封できないパッケージの導入を進めている。
 ◆ボタン電池
 コイン形:直径2cm前後で薄い
 ボタン形:コイン形より小さめの1cm がある

 今日の天気は晴れ。雲が少ない快晴、青空が広がる。今日(12月22日)は、冬至。明日から昼が長くなる。
 道路沿いのお庭に大きな”ピラカンサ”の木がある。たわわに赤い実が付いている、見事だな。”ピラカンサ”は、バラ科トキワサンザシ属(Pyracantha) の種類の総称である。日本では赤色の実の”トキワサンザシ:常磐山査子”、黄色の実の”タチバナモドキ:橘擬”、赤色の実の”カザンデマリ:花山手毬”の3種類が多く栽培されており、これをピラカンサと一括りで呼んでいる事が多い。赤いこの実は、”トキワサンザシ””カザンデマリ”の内、”カザンデマリ”と思う。
 ピラカンサ
 バラ科トキワサンザシ(ピラカンサ)属
 常緑低木
 開花時期は4月~6月
 花は小さく、白い5弁花
 果実は径2cm位で赤・橙・黄色に熟す、見頃は10月~12月
 ピラカンサと呼ばれる
  タチバナモドキ(橘擬)   学名:Pyracantha angustifolia
  トキワサンザシ(常盤山櫨子) 学名:Pyracantha coccinea
   果実は鮮紅色に熟す。カザンデマリと相似し区別しにくい
  カザンデマリ(花山手毬)   学名:Pyracantha crenulata
   果実は赤い。別名ヒマラヤトキワサンザシ


千島海溝の超巨大地震は切迫の可能性高い、今後30年で7~40%

2017-12-21 | 地質
 政府の地震調査委員会は、北海道東部沖の「千島海溝」で今後、大津波を伴うマグニチュード(M)8.8程度以上の超巨大地震について「切迫している可能性が高い」とする長期評価を公表した(12月19日)。
 千島海溝沿いにあり、道南東沖から北東に延びるプレート境界の3つの震源域を想定して、地震発生可能性についての長期評価をした。対象震源域では巨大地震が約400年前に発生し、大津波は海抜20メートルを超えた、と推定されることなどを確認。多くの分析資料などを検討した結果、約400年前のような超巨大地震が今後30年間に起きる確率を「7~40%」と推計した。確率に幅ができたのは、確率を絞り込む情報を十分得られないためという。
 調査委員会はまた、この超巨大地震よりは小さいが巨大地震と言えるM8前後の地震が今後30年間に起きる確率は、3震源域のうち「十勝沖」は7%、「根室沖」は70%程度、「色丹島沖・択捉島沖」は60%程度とそれぞれ推計した。
 千島海溝の地震長期評価は2004年以来の見直しだった。海溝型の巨大地震をめぐっては東海~九州沖に至る南海トラフで「M8~9級の超巨大、巨大地震が起きる確率は30年間に60~70%」とする長期評価が13年に出されている。
 調査委員会はこのほか、四国の主な活断層型地震の長期評価も検討。近畿から西方向に延びる「中央構造線断層帯」は四国を横切り、大分県まで及ぶ、などとする評価結果も公表した。
 ◆地震調査委員会
 地震・津波など
 http://www.jishin.go.jp/
 千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)

 天気は晴れ、雲が少ない快晴。風も穏やか。
 ”ヤツデ”に白い球状に集まった花が咲いている。”ヤツデ:八手”は名の如く大きく裂けた葉が特徴である。花は雄性先熟で、一つの花が始めに雄花(雄花期)となり、次に花弁と雄しべを落として雌花(雌花期)となる。一つの枝で雄性期と雌性期が同時になる事は少なく、雄性期と雌性期をずらして自家受粉を避けている。始めに咲く雄花には花弁が5枚おしべが5本あり、雌花はめしべが発達し、めしべのみの花となる。写真には雄花と雌花があるようだ・・?。
 原産地は日本。葉が掌状に7~11裂する葉を「手」に見立てた命名。「八」は”数が多い”という意味から。学名:Fatsia japonicaの”Fatsia”は日本語の”八”で、”八”は古い日本語の発音では「ふぁち」・「ふぁつ」とF音を使っていた。例えば、「母」の発音は「ふぁふぁ」・「ふぁわ」だった。”japonica”は日本産を意味する。
 ヤツデ(八手)
 別名:天狗の葉団扇(てんぐのはうちわ)
 学名:Fatsia japonica
 ウコギ科ヤツデ属
 常緑低木(丈は1.5m~3m)
 開花時期は11月~12月
 小花が枝分かれした柄の先にまとまる


今年(2017年)の十大ニュース、社会部長が選ぶ

2017-12-19 | ニュース
 新聞之新聞社主催の選考会が、在京新聞・通信7社の社会部長らが出席し、今年の十大ニュースを選んだ(12月18日)。在京新聞・通信8社とは、産経・毎日・日経・東京・共同通信など。
 1位に、「神奈川・座間で9遺体発見。27歳男逮捕。SNS接点」を選んだ。
 ◆2017年の十大ニュース
 1位 神奈川・座間で9遺体発見。27歳男逮捕。SNS接点
 2位 小池劇場都議選で圧勝。衆院選で失速
 3位 南スーダンPKO日報隠しが発覚、防衛相ら辞任
 4位 森友・加計問題、国会で首相追及。内閣支持率急落
 5位 北朝鮮のミサイル発射相次ぎ、緊張高まる
 6位 九州北部豪雨。福岡・大分で38人死亡・3人不明
 7位 天皇の退位特例法成立。2019年5月から新元号
 8位 電通過労死事件で有罪判決。働き方改革加速
 9位 改正組織犯罪処罰法成立。共謀罪の趣旨盛り込む
 10位 将棋界快挙相次ぐ。藤井四段29連勝、羽生永世7冠達成
 番外
  桐生が日本人初の9秒台。男子陸上100メートル
  上野動物園でパンダ誕生。名はシャンシャン。29年ぶり赤ちゃん公開
  ノーベル平和賞にICAN
  ノーベル文学賞はカズオ・イシグロ氏

 今日の午前は曇、午後から雪でなく小雨が降る。
 朝に空を見た。日の出付近の西の空が広く赤い。今日はいい天気かな、と思った・・。

沖縄・八重山津波の周期は600年

2017-12-18 | 地質
 津波は地震などで海底地形が急に変化して発生する。津波の波長は、数百キロメートルにもなることがあり、巨大な津波は、押し寄せる水の力で海底の物まで破壊して運ぶ。そして、津波は東日本大震災を起こした日本海溝の地震と同様に、一定の周期で繰り返す性質がある。
 大津波の威力を物語る国の天然記念物が、先島諸島の石垣島にある。津波によって打ち上げられた、いくつもの大きな「津波石」だ。差し渡しが10メートルを超える巨岩もある。石垣島を含む八重山列島の近くでは、1771年に「八重山地震」が起きた。津波石は、そのとき発生した八重山津波や過去の大津波で、打ち上げられたり移動したりしたと考えられている。八重山地震では石垣島を中心に津波の被害が大きく、約1万2000人が溺死した。八重山地震は、この地域の南側の「琉球海溝」で起きたとも考えられている。
 静岡大学防災総合センターの安藤雅孝客員教授らの研究グループは、石垣島と宮古島の計8か所で溝を掘って津波後の地層を確かめてみたが、農地改良などで古い地層が壊されていることが多かった。それでも見つけたのが、石垣島の牧場だった。ここに、深さ2m・長さ120mの、ほぼ海から内陸に向かう溝を掘り、そこに現われた地層を分析した。
 結果、海から運ばれたとみられる二枚貝を含んでいる4つの層が確認できた。生き物が死んでから現在までの年数を推定できる「放射性炭素年代測定」で調べたところ、いちばん新しい層は1771年の八重山津波に対応し、ほとんど同じ規模の津波が過去約2000年に計4回あったことが分かった。繰り返しの平均間隔は約630年だった。
 ◆天然の放射性元素の生成
 天然の放射性元素には、地球ができた時から存在するものと宇宙線で作られるものがある。
 地球に降り注ぐ宇宙線(主に太陽から)は、非常に大きなエネルギーを持ち、大気中の元素とぶつかり各種の放射性元素を作る(極めて微量)。生成された放射性元素は、エネルギー的に不安定であり、時間とともに崩変して安定元素(核種)となる。
 ☆生成される放射性元素
 生成放射性元素  最終元素  半減期(年)
  14C       14N    5.73*10^3   窒素から生成
  10Be       10B    1.51*10^6   窒素・酸素から生成
  26Al       26Mg    7.16*10^5   アルゴンから生成
    その他(3H、36Cl など)
 ☆炭素同位体の含有量
 自然界ではほとんどの炭素が12Cであり、宇宙線で生成された14Cは、極めて微量である。
 また、放射性元素は宇宙線で作られるので、照射量が変動すると元素量も変動する。
  炭素同位体    存在比
   12C       98.90%
   13C       1.10%
   14C(放射性)  約1兆分の1

 天気は晴れ。気温は低く、最高気温5℃・最低気温-2℃。畑を見たら氷が張ってた。
 散歩で見つけた”ピラカンサ”の実。まだ食べられずに残っている。”ピラカンサ”は、バラ科トキワサンザシ属(Pyracantha) の種類の総称である。日本では赤色の実の”トキワサンザシ:常磐山査子”、黄色の実の”タチバナモドキ:橘擬”、赤色の実の”カザンデマリ:花山手毬”の3種類が多く栽培されており、これをピラカンサと一括りで呼んでいる事が多い。この実は、黄色なので、”タチバナモドキ:橘擬”かな。
 ピラカンサ
 バラ科トキワサンザシ(ピラカンサ)属
 常緑低木
 開花時期は4月~6月
 花は小さく、白い5弁花
 果実は径2cm位で赤・橙・黄色に熟す、見頃は10月~12月
 ピラカンサと呼ばれる
  トキワサンザシ(常盤山櫨子) 学名:Pyracantha coccinea
   果実は鮮紅色に熟す。カザンデマリと相似し区別しにくい
  カザンデマリ(花山手毬)   学名:Pyracantha crenulata
   果実は赤い。別名ヒマラヤトキワサンザシ ピラカンサ
  タチバナモドキ(橘擬)   学名:Pyracantha angustifolia
   果実は橙(黄)色
   別名:細葉常盤山査子(ホソバトキワサンザシ)


2015年都道府県別の平均寿命、1位は男性が滋賀・女性は長野

2017-12-17 | 日記・エッセイ・コラム
 厚生労働省は、1965年から5年毎に地域別の平均寿命を公表している。平成27年(2015年)国勢調査による日本人人口(確定数)を基礎資料とした「2015年市区町村別生命表」である(12月1日公表)。
 平均寿命は前回2010年よりすべての都道府県で延びた。
  平均寿命  男性   女性
  2005年  78.79歳  85.75歳
  2010年  79.59歳  86.35歳
  2015年  80.77歳  87.01歳
 延びが大きかったのは、男性が長崎(1.50歳)、山口(1.48歳)、青森(1.39歳)。女性は鳥取(1.19歳)、群馬(0.932、兵庫(0.927歳)だった。
 厚労省の担当者は「上位の都道府県は糖尿病での死亡割合が低かったり喫煙者が少なかったりといった特徴があり、下位では食塩摂取量の多さや歩行数の少なさなどが見受けられる」と分析。(佐藤啓介)
 ◆2015年都道府県別の平均寿命
    男       女
   平均80.77歳  平均87.1歳
 1 滋賀81.78    長野87.67
 2 長野81.75    岡山87.67
 3 京都81.40    島根87.64
 4 奈良81.36    滋賀87.57
 5 神奈川81.32   福井87.54
 6 福井81.27    熊本87.49
 7 熊本81.22    沖縄87.44
 8 愛知81.10    富山87.42
 9 広島81.08    京都87.35
 10 大分81.08    広島87.33
 11 東京81.07    新潟87.32
 12 石川84.04    大分87.31
 13 岡山81.03    石川87.28
 14 岐阜81.00    鳥取87.27
 15 宮城81.99    東京87.26
 16 千葉80.96    奈良87.25
 17 静岡80.95    神奈川87.24
 18 兵庫80.92    山梨87.22
 19 三重81.86    香川87.21
 20 香川80.85    宮城87.16
 21 山梨80.85    福岡87.14
 22 埼玉80.82    宮崎87.12
 23 島根80.79    佐賀87.12
 24 新潟90.69    静岡87.10
 25 福岡80.66    兵庫87.07
 26 佐賀80.65    高知87.01
 27 富山80.61    三重86.99
 28 群馬80.61    長崎86.97
 29 山形80.52    山形86.96
 30 山口80.51    千葉86.91
 31 長崎80.38    山口86.88
 32 宮崎80.34    愛知86.86
 33 徳島80.32    群馬86.84
 34 茨城80.28    岐阜86.82
 35 北海道80.28   愛媛86.82
 36 沖縄80.27    鹿児島86.78
 37 高知80.26    北海道86.77
 38 大阪80.23    大阪86.73
 39 鳥取80.17    埼玉86.66
 40 愛媛80.16    徳島86.66
 41 福島80.12    和歌山86.47
 42 栃木80.10    岩手86.44
 43 鹿児島80.02   福島86.40
 44 和歌山79.94   秋田86.38
 45 岩手79.86    茨城86.33
 46 秋田79.51    栃木86.24
 47 青森78.67    青森85.93

 午前は曇で時々小雪が舞う。午後は晴れ、午前・午後とも少し風が強い。
 ”アシタバ”に実が付いている。花は10月頃に咲き、茎の先の散形花序の小さな白い花だ。花弁は5枚あり、内側へ曲がる。
 名(アシタバ)の由来は、葉は大きな羽状複葉で厚く柔らかく、発育が速く、摘んだ翌日には新しい葉が出るから、と言う。若い葉は、お浸しや酢の物に利用される食用植物である。・・少し、癖があるとか。
 房総半島から紀伊半島と伊豆諸島の太平洋岸に自生し、日本の原産である。江戸時代中期に貝原益軒の「大和本草」で八丈島の滋養強壮によい薬草として紹介されている、別名八丈草(はちじょうそう)。
 アシタバ(明日葉)
 別名:鹹草(あしたぐさ)、八丈草(はちじょうそう)
 学名: Angelica keiskei
 セリ科シシウド属
 多年草
 開花時期は8月~10月
 茎先の散形花序に小さな白い花が咲く
 花は白~緑色の5弁花


来春卒業予定の高校生の就職内定率77%、10月末時点で

2017-12-16 | 資格・転職・就職
 文部科学省の調査で、「2018年3月に卒業予定で就職希望の高校生の就職内定率(10月末時点)は、77.2%で、8年連続で上昇した」(12月15日)。1992年以来25年ぶりの高水準。文科省の担当者は「人手不足の影響で高卒者も売り手市場になっている」と指摘。
 全国の就職希望の高校生は18万7597人で、そのうち14万4732人が内定を得ていた。
  男子の内定率は78.1%(前年2.0ポイント増)
  女子の内定率は75.8%(前年2.8ポイント増)
  学科別では高い順に工業89.4%、商業83.2%、福祉81.4%、水産80.3%
  都道府県別では富山県が89.6%で最も高く、三重県が88.7%、愛知県が88.0%と続く
 内定率が最も高かった1990年度(84.3%)と比べると7.1ポイント低い。
 2002年・2003年では、50%以下

 12月も後半になり、年越しやら新年の準備で大忙しかな。当方は10月・11月に大忙しだった。
 ”シャリンバイ:車輪梅”に花が咲いている、黒く熟した実と一緒だ。開花時期は5・6月、だから時季外れの開花と言えるが、昨年も一昨年も咲いていた。季節は、様々な植物の開花などで感じるから、「時季外れ」だと、少しガッカリだな。
 名(シャリンバイ:車輪梅)の由来は、枝が車輪軸から放射状に出る様子と、白い5弁の花が梅に似ているから。別名は花木斛(はなもっこく)、モッコク(木斛、ツバキ科の常緑高木)に似ていて花がきれいだから。
 シャリンバイ(車輪梅)
 別名:花木斛(はなもっこく)
 バラ科シャリンバイ属
 常緑低木
 葉は厚く艶がある深緑色で楕円形、枝先に集まる
 開花時期は5月~6月
 枝先に沢山の白い花を付ける、花は五弁花
 果実は径1cm位の球形、秋から冬にかけて熟す黒紫色の液果


2017年間ベストセラーは「九十歳。何がめでたい」、日販調べ

2017-12-15 | 本と雑誌
 日本出版販売株式会社は、2017年間ベストセラー(集計期間:2016.11.26~2017.11.25)を発表した。
 これによると、1位は佐藤愛子著の「九十歳。何がめでたい」で、発売は昨年8月の発売、発行部数は23刷105万部に達した。他社(株式会社トーハン、e-hon)でも1位にランクされている。
 ◆2017年ベストセラー(日販調べ)
 順位 書名            著者   定価   出版社
 1位 九十歳。何がめでたい    佐藤愛子 1,296円  小学館
 2位 ざんねんないきもの事典 今泉忠明・下間文恵ほか 972円 高橋書店
 3位 蜜蜂と遠雷         恩田陸  1,944円  幻冬舎
    直木賞と2017年本屋大賞の授賞
 4位 日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学1年生
   日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学2年生
   日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル 小学3年生
   日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル 小学4年生
   日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル 小学5年生
   日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル 小学6年生  各1,058円  文響社
 5位 騎士団長殺し(1・2)  村上春樹  各1,944円  新潮社
 6位 儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇  ケント・ギルバート  907円  講談社

 今日の天気は、晴れ~曇。
 ”サザンカ”の花が咲いている。冬の季節に咲く花は少ないが、”サザンカ”は晩秋から初冬にかけて咲き始め、翌年の1月・2月までと長い間咲いている。花だけでなく咲く前の膨らんだ蕾も綺麗で可愛い。同じツバキ科ツバキ属のツバキ(椿)は2月頃より咲き出す。花の散り方は、”サザンカ”は花びらが1枚ずつ散る。
 ”サザンカ”を「山茶花」と書くが、「山茶花」は椿(つばき)の漢名なので誤用と言う。”サザンカ”の名は、山茶花(さんさか)→茶山花(ささんか)→さざんか、からと言うらしい。
 サザンカ(山茶花)
 別名:岩花火(いわはなび)、姫椿(ひめつばき)、藪山茶花(やぶさざんか)
 学名:Camellia sasanqua (sasanqua:サザンカ)
 ツバキ科ツバキ(カメリア)属
 常緑小高木
 原産地は日本
 開花時期は10月~翌2月
 花径は5cm~7cm、花色は白・桃・赤など
 沢山の園芸品種があり、サザンカ系、ハルサザンカ系、カンツバキ系の3大グループがある


2017年今年の漢字は「北」

2017-12-13 | 世相
 「今年の漢字」は、漢字一字で表すその年の世相。
 日本漢字能力検定協会が毎年年末に、全国からその年の世相を表す漢字一字を募集し、最も応募数の多かった漢字を「今年の漢字」としている。始まったのは、阪神大震災が起きた1995年。
 2017年「今年の漢字」に選ばれたのは「北」。
 協会によると選ばれた理由は、
  北朝鮮による脅威:弾道ミサイル発射や核実験強行など
  九州北部豪雨による被害
  天候不順で北海道産ジャガイモが不足し、ポテトチップスの一部が販売中止に
  プロ野球・北海道日本ハムの大谷翔平選手が米大リーグに移籍し、清宮幸太郎選手が入団
  競馬でキタサンブラックが活躍 など
 ◆獲得(応募数:15万3594票)
 1位 北:7104票
 2位 政:3571票
 3位 不:3323票
 4位 核:3138票
 5位 新:2958票
 6位 選  7位 乱  8位 変  9位 倫  10位 暴
 ◆台湾での「2017年を代表する漢字」
 聯合報が中国信託文教基金会と共催
 1位は、茫
 2位は、労
 3位以下は、憂・乱・虚・盪・滞・厭・変・惜

 天気は晴れ、青空が広がる。気温は低く、最高気温5℃。風が穏やかなので、厳しい寒さは感じない。
 空に青空が広がり、散歩道沿いの”マユミ”の実の赤が映える。実は殆どが弾き、残っているのは少ない。
 名(マユミ:真弓)の由来は、材質が白くて緻密・良く撓るので、この木を材料として弓を作ったから。こけしや将棋の駒も作る。因みに、果実は有毒(吐き気や下痢など)なので食べない。
 マユミ(真弓、檀)
 別名:山錦木(やまにしきぎ)、川隈葛(かわくまつづら)
 ニシキギ科ニシキギ属
 雌雄異株と言われる(不完全雌雄異株?)
 雌株のみでも果実は付く
 落葉小高木(樹高は3m~10m)
 原生地は日本、朝鮮半島、中国
 開花時期は5~6月
 花は淡緑色の小さな(径1cm位)4弁花
 果実は10月~11月に熟す。ピンク色の殻が弾けて赤い種子が見え、この様子がとても可愛い