歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

深海デブリデータベースで、海底ゴミが見える

2017-04-30 | 環境
 海洋研究開発機構(JAMSTEC)国際海洋環境情報センター(GODAC)は、潜水調査船が撮影した海底ごみの映像や画像を集めたデータベース「深海デブリデータベース」を公開した(4月3日)。
 ◆深海デブリデータベース
  http://www.godac.jamstec.go.jp/catalog/dsdebris/j/
 海のごみ(海洋ごみ)には、
  海岸に流れ着く「漂着ごみ」
  海を漂う「漂流ごみ」
  海底に沈んだ「海底ごみ」 がある。
 データベースには、1,788件の海底ごみの映像や画像、種類、撮影日時と場所、周辺に生物がいるかどうかといった情報が盛り込まれている。これらは、JAMSTECの潜水調査船(「しんかい2000」、「しんかい6500」)や無人探査機が、深海の調査で撮影した映像や画像に“偶然映った”ごみである。
 海のごみについて、アメリカの海洋研究者によるサイト「DeepseaDebris.org」は、北米西海岸の深海の海底ごみをマップ形式で公開している。
 ◆北米西海岸の深海の海底ごみ
  http://www.deepseadebris.org/deep-sea-debris-map

 公園近くの散歩で見つけた”ライラック”の花。近寄ったらとても良い香りがする。香水の原料となる程だ。
 ”ライラック”の和名は紫丁香花(むらさきはしどい)、花色には淡紫色だけでなく、白色や赤色もある。この”ライラック”は白色。白のライラック(White Lilac)の花言葉は、「青春の喜び」「無邪気」とか。
 寒さに強く、北海道を中心とする北国の代表的な花木で、札幌市の花となっている。花が咲く5月中旬に札幌市の大通公園・川下公園で”さっぽろライラックまつり”が開催される。(2017年は大通会場が5月17日~5月28日、大通公園会場には約400本のライラック)
 ライラック(英:Lilac)
 別名:紫丁香花(むらさきはしどい)、リラ(仏:Lilas)
 モクセイ科ハシドイ属
 耐寒性落葉中木
 原産地はヨーロッパ南東部、日本には明治中期に渡来
 開花時期は4月~6月
 4弁花で密生して咲く、一重咲き・八重咲きがある
 花色は、淡紫・白・赤など
 芳香があり、香水の原料となる


大雨・洪水警報の5段階の色分け危険度のマップを公表、気象庁のHPで

2017-04-29 | 気象
 気象庁は、豪雨災害の恐れがある時などに出る大雨・洪水警報など、発表の判断に用いる指標を改善し、精度を高めると発表した(4月28日)。浸水害や洪水の恐れを、1キロ四方単位地域での危険度を5段階に色分けし、一目で分かるようにした。防災情報の提供をホームページ上で始め、7月上旬から実施する。
 危険度は高い順から
  濃紫:極めて危険
  薄紫:非常に危険
  赤:警戒
  黄:注意
  青または白:今後の情報等に留意
    表示は10分ごとに更新される
    浸水では1時間後まで、洪水では3時間後までの予想を基に表す
 浸水害の警報は現在、一定時間に降ると予測される雨量のみを基に出すかどうかを判断しており、水はけ程度などは考慮されていない。7月からは予測雨量に代えて新たに開発した「表面雨量指数」を判断指標にする。「表面雨量指数」は地面の状態・地質・傾きなどをもとに「降った雨が地表面にどの程度たまっているか」を数値化。この指数は、短時間の局地的大雨による浸水害の発生と関連性が強く、危険度の予測により適している、と言う。

 散歩は車が余り走らない通りを選ぶ。大きな街道を歩くことは少ない。
 10日程前の、”ギンヨウアカシア”の花。大きな街道(利府街道)沿いの大きな木、花は満開。花色は輝く黄色、1cm程の球状の花が幾つも集まり、この集まりが集まり、とても迫力ある黄花のかたまりだ。
 ”ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)”のギンヨウ(銀葉)とは、葉が偶数2回羽状複葉(小葉が葉軸の左右に羽状に並ぶ)で白い粉を被った様な銀緑色だから。同じ様な花を咲かせるフサアカシア(房アカシア、ギンヨウと同科同属)は、ギンヨウより葉・花とも大きい。特に葉は、ギンヨウの小葉は8~20対位だがフサの小葉は30~40対位である。
 ”ギンヨウアカシア”、”フサアカシア”は”ミモザ”と呼ばれる事があるが、本来の”ミモザ”は”オジギソウ(オジギソウ属の学名)”のことである。
 ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)
 別名:ミモザアカシア
 マメ科(ネムノキ科)アカシア属
 原産地はオーストラリア
 常緑樹(樹高は5m~10m)
 開花時期は2月~4月
 花色は輝く黄色、小さな球状の花が塊となって咲く
 実は沢山の豆果、枝から垂れ下がる


趙治勲名誉名人(囲碁)、史上初の1500勝達成

2017-04-28 | アート・文化
 囲碁の趙治勲名誉名人(60)が、マスターズカップ2回戦で片岡聡九段戦に白番中押し勝ちし、史上初の公式戦通算1500勝(821敗3持碁4無勝負)を達成した(4月27日)。趙名誉名人は平成23年12月に1364勝をあげ、林海峰名誉天元(74)を抜き単独1位となると、その後も勝ち星を重ね、プロ49年0ヵ月で達成した。
 現在の勝利数2位は林名誉天元の1409勝。将棋界では、大山康晴十五世名人(1923年~1992年)の1433勝。
 ◆趙治勲
 6歳で韓国から来日し、故・木谷実九段に入門。史上最年少の11歳9ヵ月で入段した。
 1983年に名人・棋聖・本因坊の七番勝負三タイトルを独占する「大三冠」を達成。
 1996年に2度目の大三冠、1998年に本因坊10連覇など、数々の記録を打ち立てた。
 通算タイトル獲得数74も史上1位。

 畑の一角で”チューリップ”の花が咲いている。その中に、”チューリップ”らしくない小さな”チューリップ”の花が咲いている。球根を植える時、品種が分からなかったので、この花の品種は分からなかった。
 草丈は一般的な”チューリップ”より低く、葉が細くて捩れている。花弁は大きく開いて反り返り、先が尖がり、花色は光沢のある赤い色。雌しべは黄色で柱頭は3裂し、雄しべの葯は褐色である。花の中心を見ると、”チューリップ”と思われた。調べて見たら、”原種チューリップ・リニフォリア(Tulipa linifolia)”と判明。・・こんな”チューリップ”もある。
 チューリップ・リニフォリア(Tulipa linifolia)
 ユリ科アマナ(チューリップ)属
 球根性植物、多年草
 開花時期は3月~5月
 花弁が6枚に見えるが、萼(外側の花被片)3枚で花弁(内側の花被片)は3枚
 チューリップは花期によって分類でき、
  3月中旬~下旬に開花:早咲き品種(プルケラ、フミリス、トルケスタニカなど)
  4月中旬頃開花:中生咲き品種(サクサテリス、バッケリー・ライラックワンダー、バタリニー、リニフォリアなど)
  4月下旬から開花:晩生咲き品種(タルダ、クルシアナ、クリサンサなど)


2017年の報道の自由度、日本は72位

2017-04-27 | 国際・政治
 国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」は、各国の報道の自由度に関する2017年の調査結果を発表した(4月26日)。
 日本は180国のうち72位と前年から順位が変わらなかった。
 調査は日本について「記者クラブ制度により、フリーや外国のメディアが冷遇されている」と分析している。
 因みに、韓国は朴槿恵前大統領の疑惑をめぐる報道で、「メディアが政権監視能力を発揮した」と評価され、前年の70位から63位に浮上した。
 ◆国境なき記者団(仏語:Reporters Sans Frontieres [RSF]、英語:Reporters Without Borders [RWB] )
 言論の自由(または報道の自由)の擁護を目的としたジャーナリストによる非政府組織。
 1985年、フランスの元ラジオ局記者ロベール・メナールによってパリで設立された。

 晴れ~曇り。最高気温17℃とか、でも暖かさを感じない。風が冷たいからかな。
 散歩道沿いの”ハナカイドウ”の花が満開に咲いている。花は桜の花より大きく、枝に花が下向きで「たわわ」に付いている。昔から美人の代名詞として使われるほど綺麗だ・・唐の玄宗皇帝が酔って眠る楊貴妃を例えた。花は綺麗、咲く前の赤い蕾が垂れ下がっている様子も素敵だ。
 中国原産で、日本には江戸時代初期に渡来した。15世紀中頃に既に渡来していた海棠(実海棠:みかいどう)があり、花が美しいので「花海棠」と命名されたと言う。
 カイドウ(海棠)
 別名:花海棠(はなかいどう)、垂絲海棠(すいしかいどう)、南京海棠(なんきんかいどう)
 バラ科リンゴ属
 落葉小高木
 中国原産、江戸時代初期に渡来
 開花時期は4月~5月
 花色は淡紅色
 花後に林檎に似た小さな実が付くが、付かない事が多い
 付いた小さな赤い果実は食べれる


 リクエストにより、赤い蕾の様子を


脳内で作られる特定の物質がうつ病に効果がある

2017-04-26 | 医学
 大阪大の近藤誠准教授らの研究グループが、「脳内で作られる特定の物質が、うつ病に効果があることをが明らかにした。」(4月25日発表)。研究成果は米科学誌電子版「モレキュラー・サイキアトリー」に掲載された。
 うつ病は、脳内で記憶などをつかさどる海馬(かいば)の神経細胞を増やすと、症状が改善される。運動によって増やすことができると知られていたが、薬剤を使って再現する方法は見つかっていなかった。
 研究グループは、脳で記憶をつかさどる海馬の神経細胞にある「セロトニン3型受容体」に着目。受容体を刺激すると「IGF-1」という物質の分泌量が増えて新しい神経細胞が生まれ、抗うつに効果があることが分かった。うつ状態で活動量が低下したマウスで実験した結果、翌日にはうつ状態が軽減された。
 世界保健機関(WHO)の発表では、2015年時点でうつ病を抱える人は世界で推計3億人超える。
 国内で最もよく使われる抗うつ剤「SSRI」は、神経伝達物質が少なくなることを防ぐ作用を持っている。この薬で完治する患者は5割に満たないとされる。近藤准教授は「難治性うつ病の新しい治療薬の開発が期待できる」と話している。

 今日の天気は、午前は曇~晴れ、2時頃より小雨がパラパラと。
 空地の”アオキ”にまだ赤い実が付いている・・まだ鳥たちが食べてない。赤い実があるけど花が咲いている。”アオキ”は雌雄異株で、この木は雌株・・花は雌花。
 ”アオキ”は、日本の古来種で、学名は”Aucuba japonica:アウクバ ヤポニカ”とある。名(アオキ:青木)の由来は、冬でも青々とした常緑の枝・葉からのアオキバ(青木葉)から。
 アオキ(青木)
 別名:青木葉(あおきば)、ダルマノキ
 ミズキ科アオキ属
 雌雄異株
 常緑低木
 枝は緑色、古くなると木質化し灰褐色
 開花時期は3月~5月
 枝先に紫褐色の小さな花が咲く
 果実は雌株に付く、実は1~2cm程の楕円形で深紅色となる
 果実が黄色のキミノアオキ、白色のシロミノアオキがある


「飛んでいる弾丸」と表現される約1cmの宇宙ごみは75万個

2017-04-24 | 環境
 宇宙ごみ(スペースデブリ)に関する会合が、ドイツ・ダルムシュタットで開幕した(4月18日)。
 会合での報告によると、過去60年間の宇宙探検の結果として地球の衛星軌道上に人工衛星や探査機を破壊するほどの大きさの宇宙ごみがこの四半世紀足らずで倍増している。この宇宙ごみは、宇宙空間での任務に影響を及ぼしていると警鐘を鳴らした。
 最高時速2万8000キロで地球の軌道を周回している宇宙ごみは、たとえ非常に小さな物でも、人工衛星や有人宇宙船の表面を損壊するほどの衝撃力を持っている。
 欧州宇宙機関(ESA)の宇宙ごみ問題に取り組む部署で責任者を務めるホルガー・クラッグ(Holger Krag)氏によると、1993年には地上のレーダー観測によって、地球軌道上に10cm以上の大きさの宇宙ごみが約8000個確認されたという。この大きさのものは、衝突時に壊滅的な被害をもたらす。
 しかし現在では、10cm以上のものは約2万個あり、1m以上の宇宙ごみも約5000個あるとクラッグ氏は話す。また「飛んでいる弾丸」と表現される約1cmの宇宙ごみは75万個に上り、1mm以上のものも1億5000万個以上あるとESAの予測モデルで示されている。
 ◆宇宙ごみが散乱しかねない状況を招いた2つの要因(クラッグ氏による)
 1、中国が同国の老朽化した気象衛星「風雲(Fengyun)」を対衛星兵器で破壊した2007年1月の実験。
 2、2009年2月にロシアの軍事通信衛星「コスモス2251(Cosmos 2251)」と米イリジウム・サテライト(Iridium Satellite、現イリジウムコミュニケーションズ)社の通信衛星との衝突。

 晴れ。気温は平年より2~3℃低いとか。やっぱり少し寒い。
 道沿いで、”ユズリハ”の花が咲いている。”ユズリハ”は雌雄異株で、この木は雄株で雄花が付いている。萼片も花弁も無い小さな花だ。赤い雄蕊の葯が破れると花粉が出て、葯は紫褐色となる。因みに、秋に見る実は雌株(雌花)に付く。
 名(ユズリハ:譲葉)の由来は、初夏に新葉が出ると古い葉が落葉するから。この様な新旧の世代の交代が絶えることなく続く「代をゆずる葉」から、縁起物として正月や祝い事の飾り物として使われる。でも、実や枝葉には有毒成分(アルカロイド、強毒ではない)があり、食べない。
 ユズリハ(譲葉)
 別名:親子草(おやこぐさ)
 ユズリハ科ユズリハ属 (1科1属)
 雌雄異株
 原産地:中国、日本
 常緑高木(樹高は5m~10m)
 開花期は5月~6月
 結実期は10月~12月、果実の径は0.8cm~1.0cm位


環境省は、海の絶滅危惧種リストを公表-シロワニなど56種

2017-04-23 | 環境
 環境省は、絶滅の恐れのある海洋生物を掲載したレッドリストを初めて公表した(3月21日)。
 絶滅危惧種にシロワニなど56種、絶滅種を小笠原諸島に生息していたオガサワラサンゴと判定した。
 絶滅危惧種の内訳は魚類16、サンゴ類6、甲殻類30、その他4。絶滅の危険性が最も高い「IA類」には、ゼブラアナゴなど17種を掲載。生息条件の変化で絶滅危惧種になる可能性のある準絶滅危惧種なども含めると、レッドリストに掲載されたのは443種。うち224種はランクを判定できない「情報不足」に分類され、詳しい情報が得られれば、絶滅危惧種に判定される可能性がある(環境省)、としている。
 水産庁も、マダイやヒラメなど資源評価を行っている種と小型鯨類の計94種を対象に絶滅の恐れを判定した。日本海などに生息するナガレメイタガレイを「情報不足」に分類したほかは、レッドリストに掲載する種はなかった。
 因みに、環境省は1991年から陸水域の野生生物を対象にレッドリストを作成。3596種(イリオモテヤマネコやニホンウナギなど)を絶滅危惧種としている。

 塀と木の間の樹陰に、”ヒトリシズカ”の花が咲いていた。通りからは隠れて見えない。
 4枚の葉の中心から花茎を突出し、白いブラシ状の花が1本咲いている。白い糸状は雄しべで、花弁や萼はない。雌しべは雄しべの根元にある。
 名(ヒトリシズカ:一人静)の由来は、花が咲いた草姿を源義経が愛した「静御前(しずかごぜん)」が一人で舞っている姿に見立てたことから。
 同じ仲間に、1本の茎から複数の花穂が出る”フタリシズカ”がある。
 ヒトリシズカ(一人静)
 別名:吉野御前(よしのごぜん)、眉掃草(まゆはきそう)
 学名:Chloranthus japonicus
 センリョウ科センリョウ属
 原産地は日本、朝鮮半島、中国
 開花時期は4月~5月


ビタミンDの継続的摂取は感染症の発症を2割減らせる

2017-04-22 | 健康・病気
 東京慈恵会医科大などの国際共同研究チームの大規模なデータ解析で分かった、「ビタミンDを継続的にとると、肺炎やインフルエンザなどの感染症の発症を2割減らせる。」
 研究チームは、ビタミンDの投与と呼吸器の感染症との関係を調べた世界の25の報告(2009~2016年)を統合し、0~95歳の約1万1000人のデータを分析した。この結果、ビタミンDの錠剤を飲んだグループは、飲んでいないグループに比べ、インフルエンザや気管支炎、肺炎などの急性の呼吸器感染症の発症が2割少なかった。特に、血中のビタミンD濃度が欠乏状態にある人では、ビタミンDを飲んでいたグループは発症が7割少なく、不足している人に予防効果が高かった。
 研究に参加した浦島充佳・東京慈恵会医科大教授によると、日照時間の短い冬場は血中ビタミンD濃度は夏の半分程度で、冬にインフルエンザが流行する理由の一つと考えられる。ビタミンD不足が、これらの感染症の原因にもなっているとみられる。適度に外を散歩したり、ビタミンDが豊富なサケやイワシなどの食品から補ったりしてほしい、と話す。
 ◆ビタミンD (vitamin D)
 ビタミンとは人体で合成できない微量栄養素という意味。
 ビタミンDは、ビタミンの一種であり、脂溶性ビタミンに分類される。ビタミンDはさらに2分され、ビタミンD2(エルゴカルシフェロール、Ergocalciferol)とビタミンD3(コレカルシフェロール、Cholecalciferol)。
 ビタミンD2は植物に、ビタミンD3は動物に多く含まれ、ヒトではビタミンD3が重要な働きを果たしている。

 今日は晴れ。まだ少し寒いかな。
 昨日の夕方の散歩で見つけた。梅田川堤防で咲いている”ヤマブキ”。花は黄色(山吹色)で、一重咲き。
 ”ヤマブキ”と言えば、太田道潅の「七重八重 花は咲けども 山吹の みの一つだに なきぞ悲しき」(後拾遺和歌集、卿兼明親王が詠まれた)を思い出す。八重咲きのヤマブキには実がならないが、一重の山吹には実がつく。
 ヤマブキ(山吹)
 別名:山振(やまぶり)
 英名:Japanese rose(日本のバラ)、と呼ばれる
 学名:Kerria japonica
 バラ科ヤマブキ属
 落葉低木(丈は1m~2m、枝は往々にして垂れる)
 開花時期は4月~5月、花色は黄色(山吹色)、一重・八重咲きがある
 山吹色は橙色に近い濃い黄色。小判の色をこれに例えることがある


2016年度の白物家電の国内出荷額は2兆3千億円、前年度比3.6%増

2017-04-21 | 社会・経済
 日本電機工業会(JEME)が、2016年度の白物家電(民生用電気機器)の国内出荷額は、2兆3279億円(前年度比3.6%増)で2年連続のプラスと発表(4月20日)。
 省エネや高付加価値製品を中心に、幅広い価格帯で売れ行きがよかった(調査統計課)、と言う。
 製品別では、洗濯機が前年度比11.6%増の3289億円と大きく伸びた。
 ◆主な家電(2016年度)
 家電     数量(千) 前年比  金額(百万円) 前年比
 ルームエアコン 8,528   104.4   693,868    103.3
 電気冷蔵庫   3,841   100.5   425,692    100.7
 電気洗濯機   4,605   110.6   328,929    111.6
 電気掃除機   5,022   98.4    107,699    100.3
 換気扇     6,400   101.6   118,381    102.0
 ジャー炊飯器  5,747   99.3    124,028    97.6
 ◆白物家電、黒物家電
 白物(しろもの)家電
 生活に深く関係する家電製品で、生活家電・家事家電とも言われる。台所で中心的に使う家電(洗濯機、掃除機など)を総称する。戦後の日本では家庭用電化製品が普及し、この商品に清潔感が求められ、白色製品が多かったので白物家電と言われた。
 黒物(くろもの)家電
 白物家電と対比させた家電の総称。リビングで中心的に使う家電や娯楽関係の家電で、テレビやPC類を言う。

 天気は晴れ。でも気温が低いようで、少し寒い。
 今年も”ジューンベリー”の花が咲く。花盛りは終わったようで、もう散った花もある。花後には実が付き、熟し収穫できるのは、6月(june:ジューン)・・これが名の由来。”ジューンベリー(June berry)”と呼んでいるのは、ザイフリボク属の同じ様な果実が付く種の総称で、果樹として改良交雑され様々な種があるから、と言う。
 ”ジューンベリー”は”アメリカザイフリボク”とも呼ばれる。ザイフリボクとの違いは、ザイフリボクは雄しべが20個・雌しべの花柱が5個で下部が合着している、”アメリカザイフリボク(ジューンベリー)”は雄しべが18個、1つの花柱の先が5分裂している。
 ジューンベリー
 別名:アメリカザイフリボク
 バラ科ザイフリボク属
 落葉性広葉樹、低木
 原産地:北アメリカ北東部
 開花時期:4月~5月
 花は5弁で白色、果実は6月頃に熟す
 秋の紅葉も見事


15歳の生活満足度、47ヵ国・地域で日本41位

2017-04-20 | 生活
 経済協力開発機構(OECD)は、学習到達度調査(PISA)の一環で、生徒の生活満足度を調べた結果を初めて公表した(4月19日)。調査は2015年に72ヵ国・地域の15歳を対象に実施し、47ヵ国・地域が回答した。質問「最近の生活全般にどのくらい満足しているか」に、0(全く満足していない)から10(十分に満足)の11段階で答えてもらった。
 OECDの平均は、7.3。日本の満足度の平均値は6.8で、比較可能な47ヵ国・地域で下から6番目だった。トップはドミニカ共和国でメキシコ、コスタリカなど中南米の国で、下位は韓国や香港など東アジアの国が目立った。日本の状況を分析した国立教育政策研究所は「日本人は控えめな評価をする傾向がある」と見ている。
 ◆15歳の生活満足度
 1、ドミニカ共和国:8.5(生活に十分満足:67.8%)
 2、メキシコ:8.3(生活に十分満足:58.3%)
 3、コスタリカ:8.2(生活に十分満足:58.4%)
 ・
 日本:6.8(生活に十分満足:23.8%、0~4:16.1%)
 台湾:6.6
 韓国:6.4
 トルコ:6.1(最下位)

 朝から晴れ。雲が多く、うす曇りの晴れ。風が強く、昨日の風が残っているのかな。
 塀の際で咲いている”キュウリグサ”の花を見つけた。”キュウリグサ(胡瓜草)”の花は、青色の5弁花で大きさは3mm程と小さい。”ワスレナグサ(勿忘草)”の花に良く似ている。
 名(キュウリグサ:胡瓜草)の由来は、葉っぱをもんでみると、キュウリのような匂いがする。
 キュウリグサ(胡瓜草)
 別名:胡瓜菜(きゅうりな)、田平子(たびらこ)
   春の七草の田平子と同じ名前だが違う花
 ムラサキ科キュウリグサ属
 一年草
 アジアの各地に分布し、日本全国の道端や畑などに生育
 ムギ作の伝来にともない帰化した古代帰化植物
 開花時期は4月~5月
 花色は澄んだ青色、中央に黄色の副花冠がある
 葉や茎に毛が多い


硝子体の代替となる長期埋込み可能な人工硝子体を開発

2017-04-19 | 医学
 眼球の中は硝子体(しょうしたい)で満たされている。硝子体は、目に入る光の情報を脳へ伝える網膜と接し、ゼリーのようなハイドロゲル状の組織で多くの水を含んでいる。
 網膜剥離など網膜が関係する多くの目の病気の手術では硝子体の代替材料が必要となる。これまでの材料は、シリコンオイルなど生体適合性が低く長期間使えない上、術後に除去が必要だった。さらに患者は1週間程度入院してうつ伏せ姿勢を維持しなくてならず、術後管理の負担も大きかった。
 東京大学の酒井崇匡准教授と筑波大学の岡本史樹講師(眼科学)らは、新しい分子設計技術を駆使して、生体内に直接注入可能な含水率の高い新しいタイプのハイドロゲル状組織の作製に成功した(平成29年3月発表)。これは、長期埋め込み可能な人工の硝子体となる。これを網膜はく離のうさぎの目に注入する実験を実施した。結果、1年以上長期間使用でき副作用もないことなどを確認した。人工硝子体は自然に分解されて体外に排出されるため術後の除去手術も不要と言う。
 研究グループは網膜の病気の日帰り治療も将来できるようになると期待している。

 朝は曇。昼前から晴れ。風がとても強く、突風が襲う。列車の運行が中止となった時間もある。
 畑の雑草の如くに、”ワスレナグサ”が纏まって咲いている。小さなお花で可憐な花だ、纏まって咲いていると花の美しさが引き立つようだ。特に植えた記憶もないが、昨年も一昨年も咲いていた・・こぼれ種が増えた。
 ”ワスレナグサ(勿忘草)”は、ムラサキ科ワスレナグサ属植物の総称。狭義には、ワスレナグサ属の一種”シンワスレナグサ(学名:Myosotis scorpioides)”の和名。園芸でワスレナグサとして広く流通しているのは、ノハラワスレナグサ(学名:Myosotis alpestris)、エゾムラサキ(学名:Myosotis sylvatica)とこれらの園芸品種。
 名(ワスレナグサ:勿忘草)の由来は、英名:Forget-me-notの直訳からの様だ。1905年(明治38年)に植物学者の川上滝弥によって初めて「勿忘草」「忘れな草」と訳されたとの事。
 ワスレナグサ(勿忘草、忘れな草)
 英名:Forget-me-not
 別名:蝦夷紫(えぞむらさき)
 二年草(夏枯れるので一年草扱い)
 ヨーロッパ原産、明治時代に渡来
 開花時期は4月~7月
 花は5弁花で径数mm
 花色は淡青紫でピンク・白がある
 花の中央には黄色・白色の小斑点


大規模倉庫28%が消防法違反、防火扉閉まらずが36%

2017-04-18 | 生活
 総務省消防庁と国土交通省は、埼玉県三芳町の事務用品通販アスクルの物流倉庫火災を受けた調査結果を発表した(4月12日)。調査は床面積5万平方メートル以上の施設(全国で219棟)を対象とし、2月28日~3月24日に実施した。
 大規模倉庫の28.3%(63棟)で消火器が適切な場所に置かれていないなどの消防法違反があったと明らかにした。このうち203棟で防火扉や防火シャッターの状況を検査したところ、36.0%の73棟は、一部が障害物などで正常に閉まらなかった。
 国交省建築指導課は「火災時に深刻な被害を防ぐためにも、不備を指摘された事業者は普段から万全の防火対策をしてほしい」と求めている。
 因みに、アスクルの倉庫火災では防火シャッターが閉まらなかったことが延焼の一因となった。

 昨日からの雨は朝早くに上がり、曇空。昼頃にはお日様が顔を出した。でも、風が強い。
 畑の”チューリップ”が咲きだした。黄色の花色が多く咲き、赤色系はまだ蕾が多い。
 古くはオスマン帝国で、そこからヨーロッパに伝わり、チューリップと言う名が付けられた。オランダのライデン植物園で育てられ大評判となる。チューリップバブルは、チューリップ球根の価格が異常に高騰・下降した期間である(1635年頃と1732年頃)。16世紀末にはイギリスで栽培が始まり、19世紀には多数の品種が生まれた。日本には、江戸時代後期に伝来し、大正時代に本格的な球根栽培が始まる。
 ”チューリップ”の品種改良は、花形・花色・草姿・葉の模様・ブルームの有無・香り・早晩性・耐暑性・耐湿性・多花性・繁殖力、切花では切花寿命・無花粉化・花茎の硬さなどで、驚く程の品種がある。
 チューリップ(Tulip)
 別名:鬱金草(うっこんそう)、鬱金香(うこんこう、うっこんこう)
 ユリ科アマナ(チューリップ)属
 球根性植物、多年草
 開花時期は3月~5月
 花弁が6枚に見えるが、萼(外側の花被片)3枚で花弁(内側の花被片)は3枚


日本の幸福度ランキングは51位

2017-04-16 | 国際・政治
 3月20日は「国際幸福デー」。
 この日に合わせ、国連などが世界各国の「幸福度ランキング」に関する報告書を発表した。
 国連の関連組織などが中心となって、155ヵ国・地域を対象とした。各国の1人当たりの国内総生産(GDP)や社会支援の在り方など、「今の生活がどのくらい幸せか」という質問を行い、直近の3年間で得られた回答を元にランキング化したもの。
 上位5ヵ国のうち4ヵ国を北欧諸国が占め、1位はノルウェー、前年首位のデンマークが2位、アイスランドが3位と続いた。報告書は「上位4ヵ国は、社会福祉や自由の度合いなど幸福に資する主な要因の全てで高評価だった」と指摘した。
 日本は51位で、2016年の53位から順位を上げた。

 今日は晴れて、暖かい。
 ”ユキヤナギ”の花が満開だ。白い小さな花の集合で、名の如く雪が降り積もった様見える。中国名でも”噴雪花”。
 名(ユキヤナギ:雪柳)の由来は、柳(やなぎ)の様な葉と枝(枝垂れ)に雪の様な白い花を咲かせるからと言う。名にヤナギと付くがヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属)の仲間ではない。柳の様な葉は細長い披針形(ひしんけい)で、別名に小米花(こごめばな)や小米柳花(こごめやなぎ)があり、この花の特徴を表している。
 ユキヤナギ(雪柳)
 別名:小米花(こごめばな)、小米柳花(こごめやなぎ)
 バラ科シモツケ属
 落葉低木、丈は1m~2m
 日本原産、中国原産説もある
 開花時期は3月~5月
 花は径7mm位と小さい
 花色は白
 ピンク色の蕾の”紅花ユキヤナギ(フジノピンク)”がある
 若葉が黄金色の”黄金ユキヤナギ”がある


2017年春の卸町ふれあい市

2017-04-15 | まち歩き
 今日の天気は千変万化。晴れ・曇り・雨と目まぐるしい。
 2017年春の卸町ふれあい市に行って来た。今年もいつもと同様に沢山の人出。
 開催日時
 平成29年 4月15日(土) 9:00~16:30
      4月16日(日) 9:00~15:00
 場 所:卸町サンフェスタ、各問屋社屋(若林区卸町2-15-2ほか)


 今日の卸町で見た、市場近くの建物の小さな庭の”ミヤマシキミ”の花。花は4月の始め頃から咲き始めたので、そろそろお花は終わりかな。
 ”ミヤマシキミ”は、雄花と雌花をつける株が異なる雌雄異株で、この花は雄花・・長いオシベ。枝先に円錐花序で小さな花が沢山付いている。花弁数は4枚、雄花は4つのシベとその先端に黄色の花粉を付けている。雌花は近所で見かけない・・赤くなった実が見られない。
 名(ミヤマシキミ:深山樒)の由来は、葉がシキミに似て山(深山)にあるからと言う。シキミとの名であるが、シキミはシキミ科、ミヤマシキミはミカン科である。両者の葉は似ているが花の様子は全く違う。同じなのは、両者とも有毒な植物。大きな赤い実を付け、センリョウやマンリョウに対して「億両(おくりょう)」と呼ぶらしい。
 ミヤマシキミ(深山樒)
 別名:橘木斛(たちばなもっこく)、スキミア
 英名:Japanese skimmia
 ミカン科ミヤマシキミ属
  (日本のミヤマシキミ属は、ミヤマシキミのみで確認)
 雌雄異株
 常緑低木
 開花時期は3月~5月
 花は枝先に円錐花序を出し、白色の花を沢山付ける
 花の花弁数は4枚、花径は1cm程、芳香ある
 秋に球状核果が赤く熟す
 葉はアルカロイドを含み有毒、果実も有毒


2017年本屋大賞、「蜜蜂と遠雷」恩田陸(著)に

2017-04-14 | 本と雑誌
 「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2017年本屋大賞」が発表された(4月11日)。
 全国466書店の564人による一次投票で候補10作が選ばれ、この中から大賞が選ばれる。本屋大賞は、書店員が”いちばん売りたい”本を選ぶ賞であり、100万部以上の売上になるとか・・
 大賞は「蜜蜂と遠雷」恩田陸さん。恩田さんは平成17年の「夜のピクニック」で本屋大賞を受賞しており、この賞では初めてとなる2回目の受賞となった。
 翻訳小説部門の大賞も発表され、オランダの作家、トーン・テレヘン著で、長山さきさんが翻訳した「ハリネズミの願い」(新潮社)が受賞した。
 因みに、大賞に選ばれた14作品のうち、この作品を含む10作品がこれまでに映像化されている。出版物の売り上げが年々減少する出版業界にとって、新たな読者を増やす絶好の機会となっている。
 ◆2017年(第14回)本屋大賞
 大賞:『蜜蜂と遠雷』恩田陸(幻冬舎)
 2位:『みかづき』森絵都(集英社)
 3位:『罪の声』塩田武士(講談社)
 4位:『ツバキ文具店』小川糸(幻冬舎)
 5位:『桜風堂ものがたり』村山早紀(PHP研究所)
 6位:『暗幕のゲルニカ』原田マハ(新潮社)
 7位:『i』西加奈子(ポプラ社)
 8位:『夜行』森見登美彦(小学館)
 9位:『コンビニ人間』村田沙耶香(文藝春秋)
 10位:『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和(サンマーク出版)

 朝から晴れ。気温も上昇し、最高気温20℃とか。
 散歩道でよく見かける”ヒイラギナンテン”。黄色の花が咲き始めた。夏過ぎには、付いた実が濃青紫色になる。今時分(春~夏)は青葉で、秋~冬は紅葉する。
 名(ヒイラギナンテン:柊南天)の由来は、ヒイラギ(柊)に似た葉とナンテン(南天)に似た実からと言う。でも葉はヒイラギより幅広、実は青紫色でありナンテン(南天)の赤・白と大分異なる。ヒイラギは葉に刺があり”魔よけ”の木、ナンテンは”難を転ずる”木、このヒイラギナンテンも”魔よけ・難を転ずる”縁起木とされる。
 ヒイラギナンテン(柊南天)
 別名:唐南天(とうなんてん)
 メギ科ヒイラギナンテン属
 常緑広葉低木
 原産地は東アジア、江戸時代に中国から渡来とされる
 開花時期は3月~4月
 房状花序に沿って小花が咲く、花色は黄色
 秋に小さな(径0.7cm位)藍黒色の実が熟す