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ネコ用人工血液の開発に成功

2018-03-25 | ペット
 中央大学理工学部教授小松晃之の研究チームが、ネコ用人工血液の開発に成功した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、解析に使用した遺伝子組換えネコ血清アルブミンの結晶化にあたり、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟で行われている、タンパク質結晶化実験機会の提供と結晶化、構造解析を担当した。
 研究チームは、まず遺伝子組換えネコ血清アルブミンを産生し、X線結晶構造解析からその立体構造を明らかにした。さらに酸素輸送タンパク質であるヘモグロビンを遺伝子組換えネコ血清アルブミンで包み込んだ形の(ヘモグロビン-組換えネコ血清アルブミン)クラスター(製剤名:ヘモアクト-FTM)を合成した。これがネコ用人工酸素運搬体(赤血球代替物)として機能し、人工酸素運搬体は輸血液の代わりに生体へ投与できる人工血液となる。これは、ペットの健康増進に多大な貢献をもたらし、動物医療全体さらには我々人間の生活にも大きな波及効果を及ぼすものと期待される。
 ◆犬猫の数
 日本は犬猫飼育頭数1845万頭(イヌ:892万頭、ネコ:953万頭)のペット大国である。
 世界の犬猫飼育頭数を見ると、イヌは4億2500万頭、ネコは6億2500万頭と推計される。
 ◆猫の輸血
 ネコは自然発生の同種異型抗体を持つため、初回輸血時でも血液型不適合により死に至る状況に陥りかねない。
 人工酸素運搬体が実現すれば、輸血治療に大いに役立つが、(ヘモグロビン-アルブミン)クラスターをネコ用として使用するためには、ヘモグロビンに結合しているヒト血清アルブミンをネコ血清アルブミンに置き換える必要がある。
 ◆ヘモグロビン
 全動物(ヒトを含む)の血液中に存在する赤血球の中にあるヘムタンパク質。
 酸素分子を可逆的に結合する能力を持ち、生体内で肺から末梢へと酸素を運搬する役割を担っている。
 ◆血清アルブミン
 動物血清中に最も多く存在する単純タンパク質。ネコ血清アルブミンの分子量は65,800。
 血清中にあるタンパク質の約60%を占める。コロイド浸透圧の維持や各種内因性・外因性物質(代謝産物や薬物など)の貯蔵運搬という役割を担っている。
 ◆高品質タンパク質結晶生成実験
 国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟内の微小重力環境を利用して、高品質なタンパク質の結晶を生成する実験。JAXAがこれまでに蓄積してきた技術と経験を活かし、試料の性状評価・改善、高純度精製、結晶化条件の検討、宇宙での実験、帰還後の結晶観察、X線回折データ取得、構造解析まで、実験の一連のプロセスをサポートしている。

 天気は晴れ。段々と暖かくなる。
 アセビ”に花が咲いている。釣鐘のような小さな花だ。少し早く白花が開き、次いで赤い花が咲く。”アセビ(馬酔木)”の花は基本的に白色だ。園芸種に、より赤みが強い花の”アケボノアセビ(曙馬酔木)””ベニバナアセビ(紅花馬酔木)”があると言う・・まだ見たことはない。
 ”アセビ”は、葉・花・樹皮に強い毒(神経毒-アセボトキシン)を持つ有毒植物である。”アセビ”を「馬酔木」と書くのは、牛馬が葉などを食べると麻痺(酒を飲んだ様な酩酊状態)するからと言う。名(アセビ)の由来にも、足廃(あしひ、あしい)や悪実(あしみ)からなどの説がある。足廃(あしひ)とは足が病気になった状態で、これも誤食による麻痺から。
 アセビ(馬酔木)
 別名:馬酔木(あしび)、馬酔木(ばすいぼく)
 学名:Pieris japonica
 ツツジ科アセビ属
 原産地は日本
 常緑広葉樹低木・中高木
 開花時期は3月~5月


古代のイヌは約4万年前にオオカミから最初に分岐

2017-09-15 | ペット
 米ストーニーブルック大学(Stony Brook University)などの国際研究チームの発表。
 「古代のイヌは約4万年前にオオカミから最初に分岐した。」
 チームは、ドイツで発見された7000年前と4700年前の犬2匹の化石からDNAを採取し、全遺伝情報を分析した。これより、最初の犬は、4万1500年~3万6900年前にオオカミから分岐した考えられる。ただ、最初の犬が生まれた地域は特定できず、「もっと多くの化石の研究が必要」と指摘している。
 研究チームによると、原初のイヌは2万年前までに地理的に二分し、東アジア犬種、欧州・アジア中南部・アフリカなどの犬種に枝分かれしたと言う。因みに、豚や猫などの分岐は約1万年前とされる。
 ◆全国犬猫飼育実態調査(2014年)
 イヌの年齢分布
  0歳 3.4%
  1~6歳 40.1%
  7~9歳 18.7%
  10~12歳 19.7%
  13歳以上 15%
 イヌ・ネコの平均寿命(2014年時点)、13.2歳と11.9歳

 雲が多い晴れ、小雨がパラつく事もある。風が強い、台風の影響があるのかな。
 線路横で”キクイモ”の花が咲きだしている。”キクイモ”は、イモができる品種とできない品種(イヌキクイモ:犬菊芋と言う)があり、両者に外見にほとんど差異がない。両者は開花期が少し異なり、犬菊芋(いぬきくいも)は7月~8月頃の開花、菊芋(きくいも)は9月~10月頃開花。なので、この花は、イモができる”キクイモ”(・・と思う、自信なし)。10月末頃に地中に塊茎を作り、収穫できる。繁殖力はとても強く、掘り残した小さな芋でも翌年には大きく成長する。
 名(キクイモ:菊芋)の由来は、文字通り、黄色い菊の様な花が咲き、生姜に似た芋(いも・根茎)ができるから。
 キクイモ(菊芋)
 別名:唐薯(からいも)、八升芋(はっしょういも)
 学名:Helianthus tuberosus(菊芋)
    Helianthus strumosus(犬菊芋)
 キク科ヒマワリ属
 落葉性多年草(高さ2m前後と大型)
 原産地は北米大陸、ヨーロッパを経由し江戸末期に日本に伝来
   帰化植物、繁殖力が強く痩せた土地でも良く育つ
 開花時期は9月~10月
 茎頂に黄色の舌状花(10~15枚)、中央に黄色の筒状花
 10月末頃に茎葉が枯れ、根塊を収穫できる


猫の腎臓病治療薬を開発、農林水産省から承認を取得

2017-01-24 | ペット
 東レの発表(1月23日)。猫の慢性腎臓病治療薬として、ベラプロストナトリウムを有効成分とする経口プロスタサイクリン(PGI2)製剤「ラプロス」の製造販売承認を取得した。「ラプロス」は錠剤タイプの薬で1日2回投与し、腎臓病の進行を抑える。
 同社によると、「腎機能低下の抑制」を効能効果として承認を取得した薬剤としては初めてと言う。同製剤は2017年4月から動物医薬品大手の共立製薬を発売元として発売が開始される予定との事。売上げは、3年後までに年間3億~5億円を目指す。
 ◆猫の腎不全
 日本で飼育されている猫は約987万4千頭(平成27年全国犬猫飼育実態調査)と言われる。
 その平均寿命は15.75歳程と伸びているが、腎不全が原因で死亡する率が、他の動物に比べ高いことが知られている。
 近年は、5~6歳頃に尿管結石や腎炎などによる急性腎障害を罹った後、腎機能が完全に回復しないまま慢性腎不全、尿毒症となり15歳前後でなくなるケースが多くなっている。

 我が家の猫(名はレモン)は、平成10年7月生まれだ。今年の7月には19歳となる。17歳以上を長寿猫(超高齢期)と言い、人間で言えば90歳位かな。
 現在、糖尿病で毎日2回の注射をしている。腎機能も悪い様で、とても心配。

2015年の犬・猫の飼育数はともに1000万匹

2016-01-31 | ペット
 ペットフードメーカーの業界団体・一般社団法人ペットフード協会は、2015年の犬・猫の飼育実態調査の結果を公表した(1月29日)。推計飼育数は、犬が約991万7000匹(前年の4.1%減)、猫が約987万4000匹(前年の0.9%減)になった。
 犬の飼育数は2012年から減少傾向にあり、猫の飼育数はほぼ横ばい。協会は、「一人暮らしやシニア層が増え、犬の世話が難しくなっている。猫は散歩の必要もなく、支出面でも負担が比較的少ない」との説明。
 一般家庭での飼育された犬の平均寿命は14.85歳、猫が15.75歳、昨年と比べともに伸びていた。生涯必要経費は、犬が118万円、猫が70万円。
 因みに、国内世帯数(約5500万)に占める飼育率を調べると、犬が15.06%、猫が10.13%、次いで金魚4.9%、メダカ3.7%、熱帯魚2.3%、カメ2.2%、小鳥1.8%・・。

 雪は止んだ、でもまだまだ解けずに残っている。
 線路沿いの”キササゲ”の実が風に吹かれ、雪の中で揺れている。雪景色と揺れるキササゲは寒さより寂しさを覚える。
 名(キササゲ)の由来は、長いサヤを実らせる野菜のササゲ(大角豆)に似た実をつける木から”木ササゲ”と呼ばれる。仲間は世界に10種類程あり、日本には中国原産のキササゲ・トウキササゲとアメリカ東南部原産のアメリカキササゲ(ハナキササゲ)がある、と言う。
 キササゲ(木大角豆)
 ノウゼンカズラ科キササゲ属
 落葉広葉高木
 原産地は中国
 江戸時代の17世紀後半に渡来したとみられる
 薬用に移入され、野生化した帰化植物
 開花時期は6月~7月
 花は漏斗状の唇形で、淡黄色の内側に紫色の斑点がある
 果実はササゲの様な細長いサヤ果(20cm~30cm位)で、枝先に数~10本程付く


愛猫に還暦祝いしますか

2015-08-24 | ペット
 新聞を見ていたら、「猫の還暦祝いに首輪飾り」なる記事があった。我が家の猫(♀、名はレモン)は平成10年生まれだから今年(2015年)で17歳となる。猫の還暦は12歳、とあったが愛猫は還暦を超えた84歳位・・猫還暦の祝いはしていない。
 還暦(かんれき):満60歳。干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支に戻ること。
 人間でも長寿は”祝い事”となる。「首輪飾り」は、「水引細工のネコ用首飾り」との事で、水引を使ったお祝いの飾り。
 ◆水引細工のネコ用首飾り「AIWA(エイワ)」
 http://www.oohashitanji.jp/SHOP/457128329323.html
 ◆猫・人間の年齢換算(獣医師広報板、平成21年版)
 猫年齢  人間年齢
 10年    56才
 11年    60才
 12年    64才
 13年    68才
 14年    72才
 15年    76才
 16年    80才
 17年    84才
 18年    88才
 19年    92才
 20年    96才
 ◆犬・猫の飼育頭数
  2014年10月現在、ペットフード協会
 犬の飼育頭数:1035万頭(飼育率:15.1%世帯、平均頭数1.25)
 猫の飼育頭数: 996万頭(飼育率:10.1%世帯、平均頭数1.79)

 朝から曇り、時々小雨。雨の予想はなかったので、傘を持たずに出かけたら雨。お店で傘を購入・・傘が増える。
 お庭の一角で、”ナツズイセン”が咲いている。少し萎んだのがあるのでソロソロお終いかな。名(ナツズイセン:夏水仙)の由来は、葉・球根が水仙(すいせん)似で、夏に花が咲くからと言う。でも、この花はヒガンバナ科であり、花期には葉がない。この様な花茎と花だけの姿から、裸百合(はだかゆり)とも呼ばれる。「リコリス:Lycoris」とも呼ばれるが、リコリスは学名の”Lycoris(ヒガンバナ属)”なので、彼岸花・狐の剃刀・夏水仙などの総称でもある。
 花期は8月中旬頃で、1月ほど後に”ヒガンバナ”が咲く。
 ナツズイセン(夏水仙)
 別名:裸百合(はだかゆり)、リコリス
 学名:Lycoris squamigera
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
 多年草(球根植物)
 古い時代に中国から原種が渡来したと言う
 開花時期は8月
 春にスイセンに似た葉を出し、夏に枯れる
 葉が枯れると花茎が伸び、ユリ様の花を数個つける
 花色は淡紅紫色


猫の平均寿命は15歳、犬は14.2歳

2014-11-28 | ペット
 我が家には猫(♀)がいる。名はレモンである。平成10年7月生まれだから現在16歳である。糖尿病になり、現在毎日インスリンの注射をしている。
 雑誌を見ていたら、猫の平均寿命は15歳・犬は14.2歳(平成25年)とあり、我が家の猫は平均寿命を越えている・・家猫だから。人間にしたら80歳と後期高齢者。
 一般社団法人ペットフード協会による「平成25年度全国犬・猫飼育実態調査」によると、犬の飼育世帯率は15.8%、猫は10.1%。犬を飼う方が少し多いんだね。
 ◆平成25年度全国犬・猫飼育実態調査
 犬・猫        犬      猫
 推計飼育頭数 1087万頭   974万頭
 飼育世帯率  15.8%    10.1%
 平均飼育頭数 1.26     1.76
 平均寿命   14.19歳    15.01歳

 今日も昨日と同じに雲すくない晴天。気温も最高気温十数度で、風も弱い。
 雑木林が丘陵にある。雑木林の北面斜面の端に道があり、なだらかな上り坂となっている。その坂道を上っていると、陽の光が幾筋も地面を照らしている。木の葉が落ちたから、窓が開いたんだ。
 陽の光で、幾つものウバユリの茎が直立しているのが幻想的に見える。花も葉もなく、果実だけが付いている。花姿は鉄砲百合・高砂百合(花がほぼ水平に開く)に似ており、これが花茎に幾つも付いている。今年は(昨年も)花期に外出できなかったので見ていない・・残念。
 果実は秋に実り、裂開して種子を散布する。種子は半円形で扁平、周囲に膜質で半透明の翼がある・・沢山ある。
 名(ユバユリ:姥百合)の由来は、花が咲く頃に基部の根生葉(歯)がなくなるからと言う。でも実際には花が咲いている時には葉(歯)がある・・。
 ウバユリ(姥百合)
 英名:giant lily 、heartlear lily
 ユリ科ウバユリ属
 多年草。山地の森林に自生する
 地下に鱗茎(球根)をもつ
 種子からは開花までに6~8年かかる
 開花時期は7月~8月


ネコは飼い主の声を聞分ける

2013-04-17 | ペット

 今日(4月17日)の新聞に載っていた、「ネコは飼い主の声を聞き分ける 東大が実験で証明 」。
 東京大学の斎藤慈子(さいとうあつこ)講師らは、一般家庭で飼われる20匹のイエネコで実験し、ネコが飼い主の声を聞き分けることを証明した。実験は、飼い主と他人の声を順番に聞かせて反応を調べたもので、3/4のネコは他人の声に反応しなかったものの、飼い主の声には頭や耳を動かすなどの反応を示した。しかし、飼い主の声だけでは、鳴いたり尾を振るなど大きな動作はほとんどのネコがしなかった。飼い主が視界に入らないと呼びかけにあまり反応せず、「一般的に信じられてきた”ツレないネコ”の生態を科学的に証明した」と言う。

Neko30417
 我が家のネコ

 名はレモン(♀)
 現在14歳
 好物はカニカマボコ


 我が家の猫は、いつもエサを与えている妻の玄関に近づく足音だけでわかり、”お出迎え”することもある・・いつもじゃないけど。猫の大好物で呼ぶと何処にいても飛ぶように来る。記憶力や判断力もある、でもとても気まぐれ・・これがネコと言う感じの我が家の猫。


犬猫の飼育数

2012-02-25 | ペット

 今日は朝から雪。とても湿った雪で霙(みぞれ)状となっていた。積雪は13cmとの事、仙台市内としては少し多い。夕方には止み、車道の路面が見えている。仙台の最高気温は2℃だから上空の寒気が少し緩んできたのかな。・・春は近い。

Yukinohi0225
 雪を被ったニシキギ

 若芽・花芽もまだ見えない


 ここ2~3日、我が家の猫(名はレモン)の調子が悪そうで、食欲がない。動物病院で診察して貰った。GPT・血糖値がとても高かったが特に異常がなく、経過観察となった。現在13歳と人間にすれば70歳だ。この歳ともなると人間と同様、どこか調子が悪くなる。

Remon0225
 診察台のレモン

 まな板の鯉ならぬまな板の猫
 おとなしかった


 ペットとして飼われている犬猫は、約2150万頭(犬が約1194万頭、猫が約961万頭)と推計されている(ペットフード協会調べ、2011年10現在)。この数は、こどもの数(15歳未満人口)の1714万人(平成21年4月1日現在)より多い。因みに、東日本大震災による犬の被災頭数は約6,500頭、猫の被災頭数は約6,400頭と推計されるとの事。震災に関連して、福島原発の避難区域(半径20km圏内)では、牛4千頭、豚3万頭、鶏63万羽、馬100頭が飼育されていたと言われる。
 ペットフード協会調べによると、飼育されている犬の平均寿命は13.9歳、猫は14.4歳との事。
 犬は小型でも大型でも平均寿命は大きく変わらない。猫は家の外に出さないと15.8歳で、家の外に出る猫では12.3歳と3~4年寿命が違うようだ。外から貰う病気の有無のせいなのだろうか。