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国際生物学オリンピックで、日本代表4名全員が銀メダル

2017-07-31 | 受験・学校
 文部科学省は30日、英国で開かれた国際生物学オリンピックで、日本代表の高校生4人全員が銀メダルを獲得したと発表した(7月30日)。
 日本代表の2017予選では、3,849名(女性:2,099名、男性:1,750名)が挑戦した。
 ◆受賞者
 日本代表の高校生4人全員が銀メダルを獲得
 池田(いけだ)亘孝(のぶたか)さん 筑波大学附属駒場高等学校(東京都)3年(18歳)
 江口(えぐち)彩花(あやか)さん 桜蔭高等学校(東京都)2年(17歳)
 佐藤(さとう)源気(げんき)さん 滋賀県立膳所高等学校(滋賀県)3年(17歳)
 津島(つしま)彰悟(しょうご)さん 武蔵高等学校(東京都) 2年(16歳)
 ◆参加国数と人数
 64ヵ国・地域 241名
 ◆開催地と会期
 イギリス(コヴェントリー)
 平成29年7月23日(日曜日)~29日(土曜日)

 今日の天気は曇~晴れ。最高気温が30℃程と暑い。台風が日本列島に接近している、雨が心配。
 畑のお隣は、雑草の花畑。”ハキダメギク”が群生し、花を咲かせている。”ハキダメギク”は冨栄養(有機物が多い)地に生える植物、畑は冨栄養土。名”ハキダメギク:掃溜菊”の命名者は牧野富太郎博士、ゴミを掃き捨てる”掃溜め(共同ゴミ収集所)”で咲いている事から、との事。
 花は小さく(径数mm)、葉は大きい。花弁は白色で5枚の先端が浅く3裂している。この舌状花と中心の多数の黄色の筒状花からなる。
 ハキダメギク(掃溜菊)
 キク科コゴメギク属
 一年生植物
 原産地は熱帯アメリカ
 大正時代に渡来と言われる帰化植物
 丈は15cm~60cm
 開花時期は6月~11月
 葉・茎に短毛がある
 花は径数mm、白色で5枚の先端が浅く3裂している舌状花と中心の多数の黄色の筒状花からなる


宅配便40億個越え、前年度の7%増と過去最高

2017-07-29 | 社会・経済
 宅配各社は人手不足で採算が悪化し、ヤマト・佐川・日本郵便など値上げの動き。
 国土交通省は、2016年度の宅配便の荷物数が前年度比7%増の40億1900万個だったと発表(7月28日)。航空便を除くトラック運送による荷物数は39億7779万個。
 最大手のヤマト:18億6756万個 前年度比8%増 市場シェアは47%
 2位は佐川急便: 12億1821万個 前年度比2%増 市場シェアは31%
 3位は日本郵便: 6億3242万個 前年度比23%増 市場シェアは16%
 ◆宅配便取扱個数の推移(百万個)
 2016年度 4019
 2015年度 3745
 2014年度 3614
 2013年度 3637
 2012年度 3526
 2011年度 3401
 2010年度 3220
 2009年度 3137

 朝から雨。少し強い雨と小雨、時々曇り。
 散歩は雨の中。木々も草花も雨に濡れている。白い大きなお花が見える。”ユリ”の花だ。
 ”ユリ(百合)”とは、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属(学名:Lilium)の多年草の総称である。北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布する。原種は100種以上、品種は約130品種(アジア71種、北アメリカ37種、ヨーロッパ12種、ユーラシア大陸10種)との事。日本には15種があり、7種は日本特産種で、山岳地帯を含む森林や草原に自生することが多いが、数種は湿地に自生する。
 英国王立園芸協会(1964年)の園芸分類によると
  アジアティック・ハイブリッド
  アジア原産のユリを中心に交配された品種群。エゾスカシユリ、イワトユリ、ヒメユリ、イトハユリ、マツバユリ、オニユリなどを親とする。
  ロンギフローラム・ハイブリッド
  タカサゴユリや日本原産のテッポウユリなどをもとに作られた品種群。
  マルタゴン・ハイブリッド
  マルタゴンリリー、タケシマユリ、クルマユリなどを親とした品種群。日本では一般的でない。
  トランペット・ハイブリッド
  中国原産のキカノコユリ、リーガルリリー、ハカタユリなどを中心とした品種群。
  オリエンタル・ハイブリッド
  ヤマユリやカノコユリ、タモトユリなど森林のユリを交配して作られた品種群。香りのある優雅で華麗な花が魅力で、「カサブランカ」が有名。
  その他の交配種群
 今日のお花は、多分”カサブランカ”でしょう。
 日本の百合を元に掛け合わせて作られた種類の百合の中で、真っ白で大輪の花を咲かせる百合の中の種類。
 カサブランカ
 別名:オリエンタルリリー
 ユリ科ユリ属
 交配種(カノコユリ×ヤマユリ) 学名:Lilium Casa Blanca
 球根植物
 開花時期は6月~8月
 花径は20cm~25cm
 花色は、白・ピンク・薄紫・赤紫・オレンジ・黄・クリーム黄


男女とも過去最高の平均寿命、女性87.14歳・男性80.98歳

2017-07-28 | 社会・経済
 厚生労働省の調査で分かった、「2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳で、いずれも過去最高を更新した」(7月27日)。前年に比べ女性が0.15歳、男性は0.23歳延びた。国際比較では男女とも香港に次いで世界2位となった。
 ◆国・地域別の平均寿命(歳)
 厚労省資料から作成。カッコ内は前年の順位。スペイン、韓国、スイスは15年、キプロスは14年の数値。
 女性
 1(1) 香港 87.34
 2(2) 日本 87.14
 3(3) スペイン 85.42
 4(6) フランス 85.40
 5(4) 韓国 85.20
 男性
 1(1) 香港 81.32
 2(4) 日本 80.98
 3(12) キプロス 80.90
 4(2) アイスランド 80.70
 4(2) スイス 80.70
 ◆2016年生まれの年齢ごとの生存率(%)
 出所:厚生労働省
    男性  女性
 40歳 98.3  99.0
 65歳 89.1  94.3
 75歳 75.1  87.8
 90歳 25.6  49.9
 95歳  9.1  25.2
 ◆死亡原因
 簡易生命表によると、16年生まれが亡くなる際の死亡原因の首位は「がん」
  死亡確率は男性が29.14%、女性が20.35%と分析
 死亡確率の2位は男女とも心臓病。3位は男性が肺炎であるのに対し、女性は老衰としている。

 天気は晴れ。雲が多い。最高気温が30℃以下と、猛暑の様な暑さではない。
 車道と歩道の間に緑の塊がある。寄って見たら、アオイで、小さな少しピンクの白い花が咲いている。雑草となった、”ゼニバアオイ(銭葉葵)”のようだ。葉の形は丸く、これを銭に見立てて”ゼニバアオイ(銭葉葵)”と名付けられた、と言う。
 ゼニバアオイ(銭葉葵)
 アオイ科ゼニアオイ属
 二年草
 原産地はヨーロッパ
  1954年軽井沢で採集、雑草となった帰化植物
 開花時期は5月~9月
  葉はほぼ円形で浅く5~7裂、裂片の先は円い
  茎は叢生し、四方に広がる
  花は径約1.5㎝、ピンクの筋の入った白花


ネオニコチノイド系農薬でミツバチの寿命縮まる

2017-07-27 | 健康・病気
 カナダのチームが、実験結果を6月30日付米科学誌サイエンスに発表した。
 ミツバチの大量死との関連が指摘される「ネオニコチノイド系」と呼ばれる農薬を、農場周辺で検出されたのと同程度の低い濃度でミツバチに与えると、寿命が2割ほど短くなったり女王蜂の数が減ったりした。
 ◆ネオニコチノイド系農薬
 ネオニコチノイド系農薬とは、ニコチンに似た成分(ニコチノイド)をベースとする、現在世界でもっとも広く使われている殺虫剤で、1990年代から市場に出る。
 一般にネオニコチノイドと呼ばれる化合物は、アセタミプリド、イミダクロプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、チアクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラムの7種類あり、これらを主成分とする農薬・殺虫剤は様々な用途や製品名で販売されている。また、「ネオニコチノイド系農薬」という場合は同じ浸透性農薬であるフィプロニルを含む。
 ネオニコチノイド系農薬は脊椎動物より昆虫 に対して選択的に強い神経毒性を持つため、ヒトには安全とされ、ヒトへの毒性の高い有機リン系の農薬に代わる効率的な殺虫剤として、2000年代から農業を始め家庭用の害虫駆除剤やペット用に幅広く商品展開が行われた。さらに、水に溶けて根から葉先まで植物の隅々に行きわたる浸透性殺虫剤として、作物全体を害虫から守れる効果的な農薬という宣伝のもと、現在では農地や公有地などで大規模に使われている。
 現在、国内では7種類のネオニコチノイド系農薬が使用されている。水田でのカメムシの除去などの目的で使われており、最近は1年間で約1万8000トン・キロリットル程度が国内で出荷されている。欧米でミツバチの大量失踪が話題になり始めた2008年ごろからもその使用量はほぼ横ばい。
 ◆欧州連合(EU)の域内で3種類のネオニコチノイド系農薬の使用を禁止
 EUは2013年12月、域内で3種類のネオニコチノイド系農薬の使用を禁止した。
 その理由は、ミツバチの生態への影響の懸念。域内の研究者がミツバチの巣外での大量死はネオニコチノイド系農薬の影響とする論文を発表し、欧州委員会は「リスクを払拭できない」と禁止措置に踏み切った。さらに、EUの専門機関がヒトへの影響を指摘する見解も出した。
 EUと違った見解で、農林水産省農薬対策室は「農薬による全滅が広範に起こっているような緊急性はなく、今すぐに対処しなくてはいけないことではない」と言う。今後、データを取り、養蜂業への被害が具体的にどの程度なのか解析を続ける方針、とのこと。

 天気は晴れ。猛暑ではないが、暑い。
 畑の横に植えられている”コムラサキ”に小さい花が咲きだした。根元から順次開花し、先端に咲き向かい、花後は追っかけて小さい実(秋に綺麗な紫玉、径3mm程)を沢山着ける。
 名(コムラサキ:小紫)の由来は、実が紫式部を小さくしたものから。紫式部はやや背が高くて果実は小紫よりやや大きく、比較的パラパラとした実の付き方である。小紫(こむらさき)の果実は小さく、纏まって付く。
 コムラサキ(小紫)
 別名:小式部(こしきぶ)
 クマツヅラ科ムラサキシキブ属
 落葉低木、丈は2m~3m
 枝は垂れ、これに花・実が付く
 開花時期は6月~8月
 花色は薄紫、実(径3mm程)は緑から紫色となる
 成実は9月~12月
 果実が白色のものがあり、シロミノコムラサキ(白実の小紫、別名:白式部)


2017年国際物理オリンピックで日本代表5人が金2銀3のメダルを獲得

2017-07-26 | 学問
 文部科学省・物理オリンピック日本委員会が、発表した(7月23日)。
 世界の高校生が物理の実力を競う第48回国際物理オリンピック(IPhO 2017、国際物理五輪)が7月17日~23日までインドネシアで開催され、日本代表として高校生5人が参加し、2人が金メダル、3人が銀メダルを獲得した。金メダルの、渡邉明大君は高校1年次から3年連続の獲得。また、成績上位者である金メダル受賞者の中でも総合成績と実験試験問題のいずれでも最高得点で、世界1位の参加者に贈られる「Absolute Winner 絶対勝者」に輝いた。いずれも日本選手初の快挙。
 参加は、86国・地域から395人。理論と実験の問題に5時間ずつ挑戦し、成績上位者の約8%に金、次の約17%に銀、次の約25%に銅メダルが贈られる。
 金メダル
  東大寺学園高校(奈良)3年の渡邉明大(わたなべ あきひろ)さん(18) 3年連続の金メダル
  灘高校(兵庫)2年の吉見光祐(よしみ こうすけ)さん(17) 昨年(2016年)は銀メダル獲得
 銀メダル
  埼玉県立大宮高校3年の小宮山智浩(こみやま ともひろ)さん(17)
  大阪星光学院高校2年の氏野道統(うじの みちと)さん(16)
  大阪府立北野高校3年の中江優介(なかえ ゆうすけ)さん(17)

 今日は晴れ。最高気温29℃と高いが大層な暑さは感じない、湿度が低いからかな。
 先日の日曜日は雨だった。この日は東北歴史博物館に出かけ、特別展と今野家住宅も見てきた。今野家(こんのけ)住宅は宮城県指定有形文化財で、東北歴史博物館の正面前にある。宮城県石巻市北上町橋浦から移築された江戸時代中後期の建築物である。
 今野家住宅の敷地や周辺には、色々な木や草が植えられている。この日に見たのは、”アカツメクサ”の花。雨に濡れた緑緑の葉と赤い花が印象的だった。
 花は花色がピンク色で、白い花の白詰草(クローバー)と良く似ている。でも白詰草は花の直ぐ下に葉がなく、アカツメクサ(赤詰草)は花の直ぐ下に葉がある。アカツメクサ(赤詰草)に白い花を咲かせる「白花アカツメクサ」があり、セッカツメクサ(雪花詰草)という名前で呼ばれている・・紛らわしい。
 「ツメクサ」は「爪草」ではなく「詰草」。江戸時代に、オランダからのガラス器などの緩衝材として使われた「詰め草」からと言われている。
 アカツメクサ(赤詰草)
 別名:紫詰草(むらさきつめくさ)
 マメ科シャジクソウ属
 多年草
 原産地はヨーロッパ、西アジア、北西アフリカ
 日本には明治以降にシロツメクサと共に牧草として移入され、現在では野生化
 開花時期は5月~9月


乳がんのリンパ節転移を手術不要で診断する

2017-07-25 | 医学
 大阪急性期・総合医療センターのチームは、「乳がんがわきの下のリンパ節に転移しているかどうかを、手術をせず診断する手法を開発した。コンピューター断層撮影装置(CT)と磁気共鳴画像装置(MRI)を組み合わせた画像解析で分かる」(7月20日発表)。
 かつては早期の乳がん患者には、転移を防ぐためにわきの下のリンパ節を全て切除する「郭清」という手術が行われた。近年では「センチネルリンパ節」と呼ばれるリンパ節の一部を摘出して転移を調べる生検で無駄な郭清をなくす方法が取られている。しかし、手術が必要であり、手足がむくむ浮腫など後遺症の恐れがあった。
 新手法では乳がんの摘出前に、腫瘍の近くにCT用の造影剤を注射し、リンパ管を通じてわきの下のリンパ節に取り込ませ、センチネルリンパ節の場所をCTで特定する。MRI用の造影剤も注射するが、がんが転移した場所には取り込まれない特性があるため、両方の画像をあわせて分析することで転移の有無を判断できる。
 乳腺外科の元村和由主任部長によると、100%近い正診率が得られている。同センターでは既にこの手法で転移がないと判断した場合は手術をしない臨床試験を開始。患者の負担軽減が期待される。

 空は曇ったり、雨が降ったりと忙しい。今年の降雨は異常だな。
 道路の街路樹で見つけた”ヤブガラシ”。小さな花が咲き、花の中心がオレンジ色・・花弁はすぐに落ちてしまう。ノブドウの花にとても良く似ている。両者の違いは、葉の形で、ノブドウはブドウ特有の葉の形。小さな花(径数mm)は薄緑色の花弁4枚と雌蕊1本と雄蕊4本、ノブドウの花弁も薄緑色であるが花弁5枚。両者とも花弁の色が薄緑なので目立たない。目立つのは、雌蕊が立っていた橙色の花盤(盤状の花托)で、この橙色の花盤が小さな花に見える。
 ヤブガラシ(藪枯らし)は、名の通り藪を覆って枯らしてしまう程に生育・繁茂する。別名にビンボウカズラ(貧乏葛)とあり、この植物に絡まれた家は貧乏に見える、とかこの植物が生えると貧乏になる、等の意味の解釈がある。
 ヤブガラシ(薮枯らし)
 別名:貧乏葛(びんぼうかずら)
 学名:Cayratia japonica
 ブドウ科ヤブガラシ属
 蔓性多年草
 繁殖は地下茎、(および種子)
 開花時期は7月~9月
 花は散房状の集散花序につき淡緑色の小さな花(径数mm)が沢山咲く
 多くは実を付けないが、一部(2倍体株)は小さなブドウ様の果実を付け紫黒色に熟す


特別展「漢字三千年--漢字の歴史と美--」を観る

2017-07-24 | 催事
 漢字の特別展「漢字三千年--漢字の歴史と美--」が、10月から全国5か所(東京・京都・新潟・仙台・群馬)で開催される。宮城展に行ってきた。
 東京展:東京富士美術館 2016年10月20日(木)~12月4日(日)
 京都展:京都市美術館(別館) 2017年3月24日(金)~4月21日(金)
 新潟展:新潟県立近代美術館 2017年4月29日(土)~6月11日(日)
 宮城展:東北歴史博物館 2017年6月24日(土)~8月11日(金)
 群馬展:高崎シティギャラリー 2017年8月20日(日)~9月10日(日)
 3200年前の先祖の祭を占う文字が刻まれた牛骨、2500年前の「通行・免税証明」となる内容が象嵌された青銅器や、2000年前の「最古の処方箋」が書かれた絹布など、古代中国を生きた人たちの生活や文化を垣間見ることができる漢字の文物を見ることができる。
 注目は、「漢字の刻まれた兵馬俑」。秦の始皇帝が亡くなった時に墓に納めるために作られた「兵馬俑」。この兵馬俑の兵士の体や鎧の一部に漢字が押印されたり刻まれたりしているものがある。記されている文字(不)は兵馬俑を作った工匠の名前ではないかと言われている。




 昨日は雨。今日も雨。明日も雨の予報。
 昨日、東北歴史博物館に出かけ、特別展と今野家住宅も見てきた。今野家(こんのけ)住宅は宮城県指定有形文化財で、東北歴史博物館の正面前にある。宮城県石巻市北上町橋浦から移築された江戸時代中後期の建築物である。
 今野家住宅の敷地には、”ナツメ”が植えられている。柳の様な枝に沢山の花が咲いている。これが緑の果実(長さ2cm~3cmの楕円形)となり、秋には暗赤色に熟す。生でも食べられ、リンゴの様なサックトした食感で、酸っぱくなく、甘くもない、とか。多くは、暗紅色に熟した果実を、生で食べたり、甘味を加えて煮たりする。
 名(ナツメ)の由来には、夏に新芽がでるから夏芽(ナツメ)の説、お茶に使う抹茶入れのナツメに果実が似ている説があると言う。
 ナツメ(棗、夏芽)
 別名:大棗(たいそう)
 クロウメモドキ科ナツメ属
 落葉高木
 原産地は中国~西アジア、日本への渡来は奈良時代以前とされる
 開花時期は5月~7月
 葉腋に緑色の小さな花が付く。5枚の萼片が開いて星型となり、その間から小さな花弁が出る
 8月~10月に結実し、楕円形の緑色の実となる
 実は成熟して赤褐色となる



2017年国際数学オリンピック、日本代表6人が金・銀・銅メダル各2個獲得

2017-07-23 | 学問
 文部科学省は、ブラジルのリオデジャネイロで開催された「国際数学オリンピック」で、日本代表の高校生6人が金・銀・銅メダル2個ずつを獲得したと発表した(7月22日)。
 111国・地域から615人が参加し、7月18日19日に計9時間かけて6問を解いた。国別順位では1位が韓国で、中国、ベトナムが続く。日本は6位。
 メダル獲得者
 金メダル
  開成高(東京都)3年の高谷悠太(18) 昨年(2016年)も金メダルを獲得
  灘高(兵庫県)2年の黒田直樹(17)
 銀メダル
  筑波大付属駒場高(東京都)3年の窪田壮児(17)
  海陽中等教育学校(愛知県)6年の神田秀峰(18)
 銅メダル
  広島大付属福山高(広島県)3年の岡田展幸(18)
  筑波大付属駒場高(東京都)2年の清原大慈(16)

 今日は小雨、時々曇り。湿度が高く、蒸し暑い。
 畑に植えた”チョコレートコスモス”が咲いている。多年草だから、同じ所で昨年も咲いた。花色がチョコレート色、香りは弱いチョコレートの香り・・美味しそうな花だが食べない。
 因みに、キバナコスモスとの交雑種で、”ストロベリーチョコレート”が開発された、とか。
 チョコレートコスモス
 学名:Cosmos atrosanguineus
 キク科コスモス属
 多年草
  (地中に塊根ができる)
  (繁殖は挿し木で)
 原産地はメキシコ
 日本には大正時代にやって来た
 開花時期は6月7月と9月10月(2種類ある)
 花は一重咲き、花色は黒紫色(チョコレート色)


人間国宝に4人答申(2017年)

2017-07-22 | アート・文化
 文化庁の文化審議会は、重要無形文化財保持者(所謂、人間国宝)に、大倉源次郎氏ら4人を認定するよう文部科学相答申した(7月21日)。認定となれば、人間国宝は115人(重複認定者が1人)となる。政府は9月にも認定を告示する。
 ◆重要無形文化財保持者
 通称:人間国宝
 人間国宝とは、日本の文化財保護法に基づき、文部科学大臣が指定した重要無形文化財の保持者として各個認定された人物を指す通称である。
 ◆人間国宝に答申した4人
 能囃子方(はやしかた)小鼓の大倉源次郎(59)
 組踊音楽太鼓の比嘉聡(65)
 小石原(こいしわら)焼の福島善三(57)
 人形浄瑠璃文楽人形の吉田和生(69)

 曇り。午後2時頃より雨となる。少し強い雨で、青森県では豪雨になっているようだ。被害が出ない事を祈るのみ。
 暑い日には涼しげなお花が良い。”ハツユキソウ”の花が咲いている。葉に白い縁取り(覆輪:ふくりん、縁取る様に見える斑の一種)が入り、縁の白との対比が美しく、雪を被った様な姿で、花も小さい白花。この美しい斑入り葉から、涼しげな名の”ハツユキソウ(初雪草)”と呼ばれる。
 切り花にする時、葉・茎の切口から出る乳白色の液(アルカロイド)に注意。皮膚に炎症を起こすことがある。
 ハツユキソウ(初雪草)
 別名:ユーフォルビア
 英名:ghost weed、Snow on the mountain
 学名:Euphorbia marginata(ユーフォルビア・マルギナタ)
 トウダイグサ科ユーフォルビア属
 (非耐寒性)一年草
  一度植えると、毎年のようにこぼれ種で芽が出る
 原産地は北アメリカ
 開花時期は7月~10月
 花色は白色、花径は数mm、
 花より葉色(緑と白)を鑑賞する


国際化学オリンピックで金1銀3獲得、日本代表全員がメダル

2017-07-21 | 学問
 文部科学省が発表(7月14日)。
 世界の高校生らが参加してタイで開かれた「第49回国際化学オリンピック」で、日本代表として参加した4人の高校生が金メダル1個、銀メダル3個という成績を上げ、全員がメダルを獲得した。
 今年は76国・地域から297人が参加し、それぞれ5時間の実験問題と理論問題に挑んだ。参加者の上位約1割に金メダル、同約2割に銀メダル、同約3割に銅メダルが授与される。2021年は日本(大阪府)で開催される。
 因みに、昨年(2016年)の国際化学オリンピックジョージア大会で、坂部さんは金メダル、海士部さんは銀メダルを獲得している。
 金メダル
 海陽中等教育学校(愛知県)6年の坂部圭哉(さかべ けいや)さん(17)
 銀メダル
 灘高等学校(兵庫県)3年の海士部佑紀(あまべ ゆうき)さん(18)
 岡山県立岡山朝日高等学校3年の守田脩究(もりた しゅく)さん(17)
 愛知県立岡崎高等学校3年の柳生健成(やぎう けんせい)さん(17)

 朝から晴れ。明日から数日曇り~雨の予想。今日の晴れを大切に・・でもやっぱり暑い。
 熱い夏には涼しいモノが欲しい。白と緑の葉、白い花、散歩で見つけた”ハンゲショウ”・・涼しい景色。特徴的な白い葉は、8月下旬頃には緑色の葉となってしまう。
 名(ハンゲショウ:半夏生、半化粧、片白草)の由来には、半夏生:開花時期が半夏生(太陽の黄経が100°の日、夏至から11日目)の頃だからの説、半化粧:葉の一部が白く変化(化粧)するからの説、片白草:葉の表は白く葉裏は淡い緑と半分だけ白いからとの説、などがある。古和名には片白草とある。
 ハンゲショウ(半夏生、半化粧)
 別名:片白草(かたしろぐさ)
 学名:Saururus chinensis
 ドクダミ科ハンゲショウ属
 原産地は日本(北海道除く)、朝鮮・中国
 開花時期は6月~7月
 花は長さ10数cmの穂状花序で、小さな白い花をたくさん咲かせる


バリトン成田博之・ピアノ門脇磨美子のコンサート

2017-07-20 | 音楽
 朝は曇。温度は平年並みで、最高気温29℃、でも少し蒸し暑い。
 宮城野区文化センター・パトナホールに出かけ「21thワンコインコンサート バリトン成田博之・ピアノ門脇磨美子」を聞いてきた。出演者が変わったけど、豊な声量と迫力ある歌声で、楽しく聴きました。
 演奏
  バリトン:成田博之
  ピアノ:門脇磨美子
 プログラム
  オ・ソラ・ミーオ     作詞:ジョバンニ・カプーロ
               作曲:エドゥアルド・ディ・カプア
  荒城の月         作詞:土井晩翠
               作曲:瀧廉太郎
  初恋           作詞:石川啄木
               作曲:越谷達乃介
  つれない心(カタリカタリ)  作詞:リッカルド・コルディフェッロ
                 作曲:サルバトーレ・カルディッロ
  帰れソレントへ      作詞:ジャンバッティスタ・デ・クルティス
               作曲:エルネスト・ヂ・クルティス
  忘れな草         作詞:ドメニコ・フルノ
               作曲:ルネスト・デ・クルティス
  禁じられた音楽      作詞:フリック・フロック
               作曲:ガスタルドン


 先日(7月18日)は雨上がりに虹が見えた。二重の虹(Double Rainbow)で、幸運の前兆のようだ。
 左の虹(下側)を「主虹」と言い、右の虹(上側)を「副虹」と言う。


アルコール過剰摂取は怪我の元

2017-07-19 | 健康・病気
 筑波大学医学医療系吉本尚講師らの研究グループは、3大学の学生を対象とした調査により、短時間での多量飲酒(ビンジ飲酒)を年1回以上経験している学生は、そうではない学生と比べて過去1年間のアルコール関連外傷の経験が25.6倍となることを多施設横断研究によって明らかにした。
 アメリカやノルウェー、スペインの先行研究で報告されている、月1回以上のビンジ飲酒などの短時間での多量飲酒を行っている学生のアルコール関連外傷は3.9~8.9倍増加という数値と比べると、先行研究よりも少ない頻度(年1回以上)にもかかわらずきわめて高い値である。・・日本人は欧米人よりアルコールに弱いと言う報告があるようだ。因みに、多量飲酒を無自覚の学生が7割超とか。
 ビンジ・ドリンキング(短時間での多量飲酒)の世界標準指標はないが、
 日本
 三重大学の吉本尚先生が、2時間で男性が50g、女性40gとして学生の調査をしている
 英国
 研究者は、1度に男性なら8ユニット(64g)、女性なら6ユニット(48g)を超える量を飲むこと
 米国
 血中濃度が0.08%に達するアルコール消費
 1度に、男性なら5杯(70g)以上、女性なら4杯(56g)以上を約2時間以内に飲むこと

 晴れ。朝は早朝に雨があったようで、少し涼しい。陽が上がると暑い。
 駐車場の隅で”アザミ”が花・蕾を付けている。とても大きく、ドラム缶程だろうか。
 ”アザミ”とはキク科アザミ属の多年草の総称で、日本には100種以上(世界では250種以上)あるとされる。どれもよく似ており分類が難しいと言う。このアザミは春~夏に咲く”ノアザミ”・・と思う。
 名の由来には諸説あり、沖縄八重山方言の「トゲ」を意味する「アザ」からの説、綺麗な花の傍の葉に近ずくとトゲに刺される→あざむく、からの説、などがある。
 別名に刺草(しそう)。花は美しいが触ると葉・総苞にトゲが多いので痛い。この花はスコットランドの国花で、「夜の闇にまぎれて攻撃しようとした敵兵が薊のトゲを踏み、その痛さ声を出したのでスコットランドの人々が攻撃を察知した。」との事からの由縁。因みに、イラクサ(刺草・蕁麻)は、イラクサ科イラクサ属の多年生植物の一種、または総称である。
 アザミ(薊)
  アザミの仲間で春~夏にかけて咲くのは”ノアザミ”
 キク科アザミ属
  種は、世界に250種以上、日本では100種以上あるとされる
 多年草、丈は0.5m~1m
 開花時期は5月~8月
 花は小さい管状花の集まりで、頭花と言う
 小さな実(痩果)の先端に綿毛(冠毛)が付いて、風で遠くまで飛ぶ


セシウムの吸収を大幅に低減できるイネを開発

2017-07-18 | 園芸
 秋田県立大学、筑波大学及び農業・食品産業技術総合研究機構の共同研究グループはセシウムの吸収を大幅に低減できるイネの開発に成功した。本研究成果は、2017年7月5日(水)に、国際学術誌「Plant and Cell Physiology」に受理され、7月8日にオンライン掲載された。
 セシウム(caesium、原子番号55、元素記号Cs)とカリウム(Kalium、原子番号19、元素記号K) は性質がよく似ているため、カリウムの輸送経路を通して植物はセシウムを吸収していると長らく考えられてた。しかしながら、植物の生育にとって非常に重要な栄養であるカリウムは吸収経路が数多く存在し、どの経路が取り込まれているか不明だった。
 研究グループは、突然変異を誘発させた10000個体近くのイネ変異体(遺伝子組換えでない)を栽培した結果、その中に極端にセシウムを吸わない個体があることを発見した。この個体の遺伝子解析の結果から、カリウム輸送体の一つ(OsHAK1)が、イネの根が土壌からセシウムを吸収するときの最も重要な輸送経路であり、その他の輸送体を経由した吸収は極わずかにすぎないことが明らかになった。
 この遺伝子の機能を失ったイネは根からセシウムを大幅に吸わなくなり、現地圃場での栽培試験の結果、玄米についても放射性セシウム濃度が親品種(あきたこまち)の10%以下と、放射性セシウムを大幅に低減できることが証明された。開花期の若干の遅れなどの影響もみられるが、収量については現在までの栽培試験で親品種とほぼ同等に維持されている。
 今回得られた成果は今後、米への放射性セシウムの吸収抑制策として活用されることが期待される。
 ◆セシウム
 2011年3月11日に起きた東日本大震災とそれに伴う福島原発の事故によりセシウム134とセシウム137が放出された。これら二つを総称して放射性セシウムと呼ぶ。
 放射性セシウムが発する放射線のエネルギーは時間と共に減少し、約30年で半分となる。これを一般的にセシウムの半減期と言う。

 午前は小雨、少し涼しさを感じる。午後からは曇、蒸し暑さが戻る。
 畑の空地で、”フユアオイ”の花が咲きだした。畑では食用としている”フユアオイ”の変種の”オカノリ”を植えた記憶がない・・ので、この花はフユアオイの花、と思う。
 茎は直立し、高さ1.5m程。葉は互生で、長い柄があり、円形で五裂し、縁(へり)に鈍い鋸歯(きょし)がある。葉腋(ようえき)に径1cm程の白色五弁花。
 中国・朝鮮半島では古くから葉を野菜としている。日本では上代の文献(万葉集、源氏物語)名がみえるが、あまり普及しなかったようだ。
 名(フユアオイ:冬葵)の由来は、冬でも枯れずに青々としてる、冬でも花が咲くから、とされる。
 フユアオイ( 冬葵)
 学名:Malva verticillata
 アオイ科ゼニアオイ属
 多年草
 原産地は東アジア
   日本には平安時代に渡来、葉を食用とするために栽培
 開花時期は4月~10月


空気噴射により瓦礫を浮上乗越える索状ロボットの開発

2017-07-17 | 生活
 東北大学の田所諭教授、昆陽雅司准教授、多田隈建二郎准教授、安部祐一特任助教、八戸工業高等専門学校の圓山重直校長、国際レスキューシステム研究機構らのグループは、空気噴射によって瓦礫踏破能力を飛躍的に向上させた索状ロボット「空気浮上型能動スコープカメラ」の開発に成功した。 (2017年6月12日のプレスリリースより)
 内閣府総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジ(プログラム・マネージャー:田所諭)の一環である。
 索状ロボット「空気浮上型能動スコープカメラ」は、倒壊家屋内の捜索や調査を目的として、空気噴射ノズルを先端に搭載した空気浮上型能動スコープカメラを開発、段差踏破性能と操縦性能を飛躍的に向上させた。
 今後、これまで同プログラムで開発してきたさまざまな感覚機能を統合することによって、大規模地震や土砂崩れなどで被害を受けた建物内における被災者探索、災害調査の高度化が期待される。

 天気は晴れ。時々小雨がパラパラと。気温は高く、夏日~真夏日・・やれやれ。
 お家の前に置かれている、鉢植えの”フクシア”。花が咲いている。
 花は下向き、と言うより垂れ下がっている。この様な花姿から、”貴婦人のイヤリング(レディー・イヤドロップス)”とも呼ばれる。沢山の品種が作りだされ、花形(一重咲き、八重咲き)や花の大きさ(1cm~8cm超)、萼・花弁の色、などと多種多様。
 フクシア
 別名:釣浮草(つりうきそう)、ホクシャ(Fuchsia)、レディー・イヤドロップス
 アカバナ科フクシア属
 常緑低木(丈は20cm~200cm)
 南米の熱帯・亜熱帯原産
 開花時期は4月~7月、10月~11月(2度咲き)
 花は下向きに咲く
 萼は基部が筒状で先端が四つに分かれ、花弁の様に見える
 花弁の色は白・赤・ピンク・オレンジ・紫や複色
 萼と花弁の色とは同じでなく、フリルの付いた2色の花に見える


路面を傷つけずに水道管周辺の土壌を調査し、腐食リスクを推定

2017-07-16 | 科学・技術
 産業技術総合研究所(産総研)物理探査研究グループ神宮司元治主任研究員は、路面を傷つけずに、地盤の比抵抗を測定できる高周波交流電気探査装置を開発した。この技術は、路面下に敷設された水道管周辺の地盤の比抵抗を測定して、その水道管の腐食リスクを推定する。
 老朽化した水道管の劣化リスクを評価する技術が喫緊の課題になっている。水道管(鉄管)の腐食は、地盤の環境、特に地盤の比抵抗に依存し、例えば比抵抗が低い塩分を含む粘土質土壌ほど腐食が進行しやすい。路面を掘削して土壌試料を採取して比抵抗を測定する調査があるが、コスト・時間・労力がかかり、これらを低減できる技術が必要とされている。
 本調査技術は電気探査である。電気探査技術は、これまで資源探査から土木調査まで幅広く応用されてきた地盤調査技術であり、近年では、地下の比抵抗断面図を取得できる2次元探査から、より広域の比抵抗の3次元立体構造を取得できる3次元探査が可能なまでに発展してきた。
 開発した電気探査測定装置は、高周波を送信する送信機と送信ダイポール、受信する受信機と受信ダイポールで構成される。新たに考案したのは、通電能力が高い小型のローラー電極で、超吸水スポンジを用いて地表面への密着度を高める。このローラー電極を送信ダイポールとして用いて地中に高周波交流電流を効率的に流せるようにした。受信ダイポールにも同様のローラー電極を用いて、お互いに独立した送受信機間でGPS信号により完全に相互同期した直交同期検波により極めて微弱な電位差を検出できる。また、この電気探査測定装置は、極めてノイズ耐性の高い直交同期検波による信号検出を行っているため、同時にさまざまな電気ノイズが発生しても高い耐性を持つ。ローラー状の電極を用いるため前後方向への可動性(移動性)が良くなるとともに、スポンジ素材の電極が路面の凹凸や勾配を埋めるなどして良好な接地性が得られた。
 開発した電気探査測定装置で比抵抗を測定する際には、送信ダイポールと受信ダイポールを路面上に配置し、受信ダイポールと受信機を一定間隔で移動させて、送信ダイポールI(電流送信)と受信ダイポールV(電位差計測)の間隔を変えて測定する。それぞれの電極間隔で計測された電位差と電流値から、地下の見かけ比抵抗を算出する。その後、電極間隔と見かけ比抵抗から逆解析によって、深度ごとの比抵抗を求める。この深度と比抵抗の関係の図から、水道管が埋設されている深度の比抵抗を推定する。推定した比抵抗を地盤の腐食性評価基準の指標のうち比抵抗に関する評価点数から、水道管の腐食リスクを判定できる。
 ◆水道管の腐食に関する標準的な評価基準
 調査項目には、比抵抗(Ω・cm)・pH値・Redox電位(mV)・水分・硫化物がある。
 最も大きいのは比抵抗(Ω・cm)で、合計点数が10点以上になれば腐食性の土壌と判断する。
  比抵抗(Ω・cm)
  測定値  評価点数 
  <1500    10
  1500~1800  8
  1800~2100  5
  2100~2500  2
  2500~3000  1
  >3000    0

 朝は雲が多い晴れ。午後から小雨が降りだした。今日も暑い日となる。
 畑に行ったら、”ラッカセイ”に花が咲きだしている。種を数粒程入手して、芽を出し、苗に育てた”ラッカセイ”だ。作るのは始めてで、とても嬉しい。
 名(ラッカセイ:落花生)の由来は、花が受粉して落ち、地中で実を結ぶからと言う。花が受粉後の花が地面に垂れ下がり、子房が地中に潜って結実する。つまり落花生は、地面の中で実がなる。
 ”ラッカセイ(落花生)”には色々な呼び方がある。ある人の説によると、
  落花生:殻がついたもの
  南京豆:殻なしで薄皮が付いたもの
  ピーナッツ:薄皮を剥いたもの・・・とか、特に根拠なし、とのこと
 日本に来たのは東アジア経由で1706年で、”南京豆(唐人豆)”と呼ばれた。現在での栽培種はこの舶来種ではなく、明治維新以降に導入された品種(初めて栽培は1871年、神奈川県大磯町の渡辺慶次郎)。
 ラッカセイ(落花生)
 別名:南京豆(なんきんまめ)、唐人豆、ピーナッツ
 英名: peanut、groundnut
 学名: Arachis hypogaea
 マメ科ラッカセイ属
 一年草(地下結実性)
 原産地は南アメリカ大陸
  最も古い出土品は、紀元前2500年前のペルー、リマ近郊の遺跡から出土した大量のラッカセイの殻
 開花時期は6月~7月
 食用になる種子は、10月~11月に収穫