文化庁は9月20日、「国語に関する世論調査」の結果を発表した。
結果によると、携帯電話や電子メールなどの普及による情報交換手段の多様化が日常生活に影響を与えているかを尋ねた所、
漢字を正確に書く力が衰えた 66.5%(H13調査は41.3%)
手紙やはがきは余り利用しないようになった 57.2%(H13調査は41.6%)
手で字を書くことが面倒臭く感じるようになった 42.0%(H13調査は31.9%)
口頭で言えば済むことでも、メールを使うようになった 29.5%(H13調査は17.2%)
過去の調査結果から多くの項目で選択する人の割合が増加している。20代~50代の7~8割が「漢字を正確に書く力が衰えた」を選択しており、過去の5割前後から大きく増加している。
世論調査では、慣用句の意味や認識・使用についても調べている。
◆慣用句の意味と回答率
注:(ア)は辞書などで本来の言い方とされるもの
煮え湯を飲まされる
(ア)信頼していた者から裏切られる 64%
(イ)敵からひどい目にあわされる 23%
・・・40代以下では3~4割が(イ)を選んだ
うがった見方をする
(ア)物事の本質を捉えた見方をする 26%
(イ)疑ってかかるような見方をする 48%
・・・全ての年代で3割弱が(ア)とした
にやける
(ア)なよなよとしている 14%
(イ)薄笑いを浮かべている 76%
・・・60代だけの2割が(ア)を選んだ
失笑する
(ア)こらえ切れず吹き出して笑う 27%
(イ)笑いも出ないくらいあきれる 60%
・・・30代以下では(イ)とした割合が8割前後
割愛する
(ア)惜しいと思うものを手放す 17%
(イ)不必要なものを切り捨てる 65%
◆慣用句等の認識と使用 どちらの言い方を使うか
「本心でない上辺だけの巧みな言葉」を
(a)口先三寸 56.7%
(b)舌先三寸 23.3%
・・・(b)が本来の言い方、30代以上の半数が(a)だった
「何かを食べたくなる、転じて、あることをしてみようという気になる」ことを
(a)食指が動く 38.1%
(b)食指をそそられる 31.4%
・・・(a)が本来の言い方、40代以下では2~3割がどちらも使わない
「ひっきりなしに続くさま」を
(a)のべつくまなし 32.1%
(b)のべつまくなし 42.8%
・・・(b)が本来の言い方、40代以上の5割が(b)だった
「世間の人々の議論を引き起こすこと」を
(a)物議を醸す 58.0%
(b)物議を呼ぶ 21.7%
・・・(a)が本来の言い方
「快く承諾すること」を
(a)一つ返事 46.4%
(b)二つ返事 42.9%
・・・(b)が本来の言い方、50代60代では(a)が多かった
◆国語に関する世論調査
文化庁が国語(日本語)施策の参考とし、国民の国語に関する興味・関心を喚起するため、平成7年度から毎年実施している。
国語に関する世論調査の結果について(平成7年度~平成23年度)
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/index.html
平成23年度の調査
調査対象:全国16歳以上の男女
調査時期:平成24年2月~3月
調査方法:一般社団法人中央調査社に委託し個別面接調査を実施
調査対象数:3,474人 有効回収数は2,069人(59.6%)
雨上がりでは木々や草花の緑が一段と映える。
サンゴジュは、真っ赤な光沢のある果実を実らせ、赤い花が咲いている様に見える。葉も厚くて大きいので、雨上がりでは緑と赤が鮮やかだ。
サンゴジュ(珊瑚樹)の名の由来は、この赤い果実が珊瑚のように見えることからである。厚く水分の多い葉が火災の延焼防止になると言われ、防火樹として庭木・生垣などに使われる。
サンゴジュ(珊瑚樹)
別名:藪珊瑚(やぶさんご)
スイカズラ科ガマズミ属
耐寒性常緑小高木
開花時期は6月~7月
花色は白、花径は数㎜で沢山咲く
花後に果実(8㎜程の楕円形)を付ける
果実の観賞期は9~12月
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