歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

遺跡から出土した臼歯のDNA情報から縄文人の顔を復元

2018-05-13 | 歴史・考古
 国立科学博物館は、約3800年前の縄文時代人の全ゲノム解析を行い、現代人と同じレベルで解析されたDNA情報から、顔の表現型に関係する遺伝子情報に基づいた縄文時代人女性の復顔像の作成に成功したと発表した(3月13日)。復元された顔は、同館特別展「人体-神秘への挑戦-」6月17日まで一般公開される。
 本成果は、国立科学博物館と金沢大学・山梨大学・国立遺伝学研究所の共同研究グループによるもの。
 復元されたのは1989年に北海道・礼文島の船泊(ふなどまり)遺跡から出土した、約3800年前の40代と推定される縄文人の女性。研究チームが臼歯約0.2グラムから抽出したDNAを分析し、全ゲノムを解析した。肌や瞳の色など顔の特徴は、ゲノムに含まれる遺伝子9個から得られ、顔の表現型に関する遺伝子の解析に成功した。
 これより、
 肌の色は濃く、シミができやすい
 毛髪は細くちぢれている
 瞳の色は明るい茶色
 その情報を従来の骨の形などを利用した復元方法に加え、より正確に女性の顔を復元した。
 ほかに、全ゲノムから、
 この縄文人女性は血液型がA型である
 アルコール分解酵素を持っている ことも分かった
 チームを主導した同館の篠田謙一副館長は「ほんの数グラムというわずかな骨からでも、DNAさえあれば古代人の顔の復元が可能となった。標本を見て、現在のゲノム研究のレベルを実感してほしい」と話している。

 散歩道で、塀越しの”ベニバナトキワマンサク”の木の花を見る。冬でも落葉しない樹で、葉は赤紫色、花は紅色の細い紐状。早春の”マンサク”の花は黄色の細い紐状、この花は紅色の細い紐状、良く似ている。でも”マンサク”はマンサク科マンサク属で、”トキワマンサク”はマンサク科トキワマンサク属と属が異なる。”ベニバナトキワマンサク”は”トキワマンサク”の変種。
 ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)
 別名:赤花常盤万作(あかばなときわまんさく)
 マンサク科トキワマンサク属(ロロペタルム属)
 耐寒性常緑小高木
 原産地は日本、中国南東部、インド北東部
 マンサク科トキワマンサク属の 「トキワマンサク(常盤万作)」の変種の紅花品種
 開花時期は4月~5月
 トキワマンサクは白花、ベニバナトキワマンサクは赤花


最新の画像もっと見る

コメントを投稿