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骨の質や健康度を超音波で測る装置を開発

2019-07-12 | 健康・病気
 大阪大学中野貴由教授と石本卓也准教授らは古野電気と協力し、骨の質や健康度を超音波で測る装置を開発した(6月17日)。骨に含まれるアパタイト粒子がどの方向に、どれだけ並んでいるかを調べる。アパタイトの量である骨密度を測る検査と組み合わせれば、骨の状態をより詳しく調べられる。骨粗しょう症などの診断に役立つ技術として、5年以内の実用化を目指す。 骨の主成分はリン酸カルシウムの一種のアパタイトとコラーゲン線維である。力を加える向きにより強度が異なる。骨ではそれぞれ強度が高い方向を一致させた複合体を作る。アパタイトの配向性は骨密度と並び強度への影響が大きい。
 新装置は病院で使うエコー検査装置と同程度の大きさ。骨のすぐ上の皮膚に押し当てた測定部の端から超音波を出す。骨の中を伝わった超音波を、もう一方の端にある複数の検出器で受ける。人の脛(けい)骨を測り、配向性から健康度が分かると確かめた。
 ◆骨の強さは、骨密度と骨質
 骨粗しょう症の定義は、骨強度が低下し、骨折しやすくなる骨の病気とされる。「骨強度」には骨密度が70%、「骨質(こつしつ)」が30%関係している。
 人によって骨質に違いがあり、骨の微細構造・骨代謝回転の速さ・微小骨折の有無・石灰化の密度により示される。
 骨の強さに影響するコラーゲン架橋
 骨の体積の50%は、コラーゲンである。骨を鉄筋コンクリートの建物とすると、カルシウムはコンクリートで、コラーゲンはコンクリート内に埋まっている鉄筋となる。鉄筋(コラーゲン)の強さを左右するのは、鉄筋同士をつなぎとめるコラーゲン架橋で、これはいわば梁(はり)の役目をして、建物全体の強さにまで影響を及ぼしている。 さらに、このコラーゲン架橋には「善玉架橋」と「悪玉架橋」があり、悪玉架橋が増加すると、コラーゲン同士のつなぎとめが弱くなり、しなやかさが失われ、硬くてももろい、折れやすい状態となる。悪玉架橋は加齢とともに増え、糖尿病や慢性腎臓病などの生活習慣病によっても増える。

 朝は雨、とても強い雨。10時ごろには止み、曇り空となる。
 畑では”カボチャ”が花を咲かせ、実が付いている。この”カボチャ”はひょうたん形の小型南瓜で、”バターナッツ”と呼ばれている。長径10~15cm、重さ1Kgほどで、果皮は黄褐色でツヤがある。果肉は濃黄色。
 ”カボチャ”の名は、「カンボジア」を意味する Camboja (カンボジャ)の転訛からとされる。これは、東洋カボチャ(日本カボチャなど)は、天文10年(1542年)に日本(豊後国)にポルトガル人がカンボジアから持ち込んだからとの事。西洋カボチャは江戸期(1863年)に導入された。漢字表記「南瓜」は、南蛮渡来の瓜からである。
 現在、主に栽培されているのは、
  西洋種:Cucurbita maxima ・・現在の主流
  東洋種:Cucurbita moschata ・・極早生の小型品種で収量が多い
  ペポ種:Cucurbita pepo ・・果実の形や食味が変わったのがある
 余談。”カボチャ”を食べすぎると肌が黄色くなることがある。この黄色は、カボチャの色素が汗腺から排出されただけであり、人体に害はないと言う・・食糧難時代の話かな。
 カボチャ(南瓜)
   畑のカボチャは、モスカータ種の”バターナッツ”
 ウリ科カボチャ属
 原産地は南北アメリカ大陸
 メキシコの洞窟で、紀元前7000~5500年の地層から種が発見されている
 現在、主に栽培されているのは、
  西洋カボチャ:Cucurbita maxima 原産地:南米寒冷地
  日本カボチャ:Cucurbita moschata 原産地:中米熱帯地域
  ペポカボチャ:Cucurbita pepo  原産地:北米南部乾燥地
 開花時期は7月~10月


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