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閏年、閏日、閏秒

2012-02-22 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は2月22日で、後1週間程で2月末日となる。2月末日とは、閏日(うるうび)の1日多い2月29日である。今年は西暦2012年(4の倍数年、オリンピック開催の年)の閏年(うるうどし)である。・・+1日は儲けとなるのかな。
 現在私達が使っている暦は、太陽暦である。1年(1太陽年、1回帰年)は365日丁度でなく平均約365.2422日(約365日5時48分46秒)である。調整せずに1年を365日のままだと長い期間では暦と季節が一致しなくなる。この調整が閏年を設ける事である。
 因みに、太陽年(回帰年とも言う)は太陽が黄道上の春分点を出て再び春分点に戻るまでの平均周期である。平均とは年によって周期が異なるからだ。
 ★閏年での調整(西暦年が計算の基準)
 4年に一度閏年とする⇒365+0.25=365.25
 100年に一度は閏年とせず平年とする⇒365.25-0.01=365.24
 400年に一度は平年とせず閏年とする⇒365.24+0.0025=365.2425
   端数がまだ残っている⇒西暦3200年?に補正

 地球は太陽を1年で回り(公転)、自らも回転(自転)している。
 1日は地球の自転を基本として24時間(24X60X60=86400秒)と定めていた。しかし、1958年より極めて精度の高いセシウム(133Cs)原子時計を用いて計測すると、地球の自転は一定でない(1日の時間が一定でない)事が判明した。これより、1秒の定義を地球の自転を基本とせず、極めて一定精度の高い原子時計での定義とした。1秒は、「セシウム133原子の基底状態の二つの超微細準位間の遷移に対応する放射の周期の9192631770倍の継続周期」となった。
 この定義での秒で計測すると、1日は年々長くなっている事が判った。長くなった分を入れる事・・閏秒(うるうびょう)の挿入だ。閏秒の挿入は1972年7月1日より本年(2012年7月1日)の挿入を含め25回となる。地球の自転速度が遅くなる理由は、地球の中心部が液体である、潮の干満と海底との摩擦などと考えられている。1958年から1日が35秒遅くなっているとの事だ。将来はもっと遅くなるかもしれないとの予測だ。


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