畑近くのお家の庭で球果が付いている杉を見た。雄花も見えた。雌花は見つけられなかった。
スギ(杉)、ヒノキ科スギ属
常緑針葉樹
樹高は50m程、直径2m超に生長
日本の特産、多くの地域品種がある
県の木とされている
秋田県:秋田杉(あきたすぎ)
富山県:立山杉(たてやますぎ)
三重県:神宮杉(じんぐうすぎ)
京都府:北山杉(きたやますぎ)
奈良県:杉
高知県:魚梁瀬杉(やなせすぎ)
雄花
花粉を出すのはこの雄花
杉は起源が古い(中生代:2億4700万年前~6500万年前)時代の裸子(らし)植物である。中生代の初めは裸子植物が盛んで、後半は被子植物が盛んな時代である。
被子植物は昆虫に授粉させるが、裸子植物は昆虫が未活発だったので花粉は風まかせ(風媒花)である。このため開花すると大量の花粉を飛散させる事となる。
2月ともなるといよいよスギ花粉が飛散し始める。飛散時期は年初1月1日からの日最高気温の累積で予想される。累積気温が200℃を超えると花粉の飛散が開始され、350℃~400℃を超えると飛散ピークとなると言う。
1月27日の日本気象協会が発表した花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)の飛散予測によると、本春のスギ花粉は2月中旬から飛散始める見込みとの事。例年(過去10年)と比べて同じか遅くなると言う。宮城では3月上旬~3月中旬に飛散前線が来る様だ。
飛散量は大量飛散した昨年(2011年)より30~70%となる予想だ。仙台では昨年(2011年は約10000個/cm2の飛散量)の24%、例年の63%との事。少しは花粉症の方にとって朗報かな。
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