台風21号接近前の実習です。
実習船わかたかにロープを増し固定しました。
まず、新品のロープを航海専攻の生徒たちがクルマから船尾に送ります。
研修生の二人の手伝ってくれました。
船尾でコイル状に巻きます。
実は、ここまでした後、周りの船との話しで船尾のロープは張らないことに...
せっかく出したロープですが、クルマに戻しました。
その後、船首部分の固定ロープを増やしました。
生徒がやると先生のようにはできません。
先生から「遅いぞ!」と檄(げき)が飛んでいました。
研修生にわかたかの装備も勉強してもらいました。
今回は操船実習の機会が取れず残念でした。
Mさんは船酔い知らずだそうです。
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園長のつぶやき
台風や時化(しけ)の時には船を出せません。
これは仕方のないことですが、この天候不良による休業がバカになりません。
どのくらいバカにならないかと言うと...
定置網のような例外を除き、多くの沿岸漁業は年間の操業日数が100日以下です。
船が大型化する沖合漁業でも200日以下です。
働く日数が少ないのが沿岸漁業の良いところ!
・・・とは、単純に言えません。
最初から休漁日が決まっている訳ではないので、予定が立たないからです。
昔は漁に使う道具を、ほとんど漁師が手作りしていました。
だから、漁が休みになっても、やることがありました。
今は便利になって、道具も既製品を使います。
そのため、漁師の道具を作る技術も低下しています。
操業日数が少ないと言うことは、収入も少なくなります。
漁に出ない多くの日を、どの様に生産的に活用するか?
沿岸漁業の課題です。