「生きる道」としての仕事を学ぶ環境づくり
次代を担う子どもたちの職業観や郷土を愛する心を育むため、教育委員会と協力し、本物の産業現場やプロの職業人からの学びを得て、「技芸を磨く実学」の大切さを知る「生きる道」としての仕事を学ぶ環境づくりを進める。
・・・と言う県の事業の難しい背景があるんですが、早い話、小学生の体験見学です。
掛川市立城北小学校5年生112人が午前と午後に分かれて学園に来ました。
分かれても一度に60人ですよ!学園生徒の3倍です。
その人数を相手にするのは学園でも未曾有(みぞう)のイベントです。
もう、職員だけはムリ!
生徒も総動員でやりました。
今回、学園の役割は漁師の仕事の紹介と体験です。
最初に、私がカツオ一本釣りを例にして、漁師がどんな仕事をするかを説明。
魚を釣り上げる以外に、たくさん仕事があることをお話ししました。
もう、研修室もいっぱいいっぱいです。
そして、飽きさせないことと、盛り上げることを狙ってクイズ!
これは盛り上がりすぎて、正解、不正解ではしゃぐ小学生を鎮(しず)めるのが大変でした。
みなさんは全問分かりますか。
Q1 船酔いする人は漁師になれますか?
Q2 シラスって、どんな魚?
Q3 キンメダイは深海魚?
Q4 海に落ちた時、助かるのは泳ぎがうまい人?
Q5 シーチキンの原料になる魚は?
Q6 漁師は男しかなれない?
Q7 港でロープを固定する結び方は?
Q8 カツオがつくジンベイザメは
どっち?
Q9 船長と機関長では、どちらがえらい?
Q10 インドマグロはなんで「インド」?
回答は二択。間違いの多かったのはQ1、Q7でした。
ジンベイザメも名前だけ知っている子が多かったです。
さて、この後は体験です。
ロープワーク、カツオ一本釣り、船の操縦です。
続きは来週。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
詳しくはホームページをご覧ください。
10月はAO入試がありますよ!受験を考えている人は事前に見学してくださいね!
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
園長のつぶやき
ここのところ、研修生が来たり、このイベントだったりと疲れている私です。
特に今回のような新規イベントは準備が多いし、とにかく気疲れです。
今回のクイズも、始めに作ったものを下見に来た先生方に試したら、ほぼ全滅。
我々の常識は、一般の方は大人でもご存じないことを思い知りました。
全面的に作り替えですが、ちょっと易しすぎたかも?
職員の準備も大変。
中でも実習の先生は、小学生の人数分のロープを時間をかけて用意してくれました。
ただし、今回は思った以上に生徒が大活躍してくれました。
なんだ、子供の面倒見が良いじゃん!
職員一同、感心した次第です。
生徒も、小学生と意気投合、と言うか打ち解けてお友達になっていました。
しょんないTVでは「やんちゃ坊主」と紹介された生徒も、すっかり小学生のアニキでした!
なにごとも、やってみないと分からないところがありますね。
小学生手強い。簡単に指示を聞いてくれません。
そんな状況で、私より生徒の方が上手に対応していました...