今回は富士宮地区の見学です。
まず、出発前に研修を終了するMさんからお別れのごあいさつ。
また研修報告会で来ていただきますが、しばしのお別れです。
そして、生徒たちは逆さ富士をイメージして作られた富士山世界遺産センターに。
逆さ富士の建物内を、下からグルグル登りながら富士山のことを勉強します。
一番上に行くと、富士山がドーンとそびえる展望台です。
しかし、あいにく雨男の引率職員の影響なのか晴天なのに富士山は雲の中でした。
この後、富士宮でも標高713mにある富士養鱒場に移動。
ここはニジマス養殖用の卵や稚魚の生産を行い、かつ水産技術研究所として遺伝子関連の最先端研究も行っている県の施設です。
アルビノの黄色いニジマス、試験魚のチョウザメなども見せてもらいました。
見学の後は、近くのニジマス業者さんがケータリングで昼食を用意してくれました。
ニジマスをふんだんに使ったメニューは、おそらく大赤字。
白糸滝養魚場さん、毎年ありがとうございます。
最後に、研修生のSさんが生徒にお別れのあいさつ。
彼女は、これから富士養鱒場での研修がスタートです。
学園での研修ご苦労様でした。
一週間で生徒とすっかり仲良くなってくれた研修生のSさん。
お別れはちょっと寂しいです。
残りの研修もがんばってください。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
詳しくはホームページをご覧ください。
10月はAO入試がありますよ!受験を考えている人は事前に見学してくださいね!
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
園長のつぶやき
学園の生徒で、入学時に希望漁業をはっきり持っている人は少数です。
でも中には「遠洋マグロ」「カツオ一本釣り」など具体的な希望を持って入学してくる生徒もいます。
ただし、最初から希望の漁業が決まっていても、それが卒業まで同じとは限りません。
学園に入ってから、漁業現場の実態を知り、希望を変更する人もいます。
今年も、現時点で迷いが生じている生徒がいます。
なぜ迷うかというと、一つには入学時に比較する漁業がなかったからです。
学園に入学後、自分が知らない漁業も見えてくる。
そうなると、他の漁業の方が良いかも?と思ってしまいます。
あるいは、漁業現場のことを知り、
「自分にできるのか?」「自分に適性(てきせい)があるのか?」
と迷いが生じます。
こんな時は、職員が生徒にアドバイスをします。
職員は漁業現場を知っているし、卒業生がどうなったかを見ています。
だから適性が判断できます。
漁業種類を迷うのは大丈夫です。
迷うのは良く考えていることの裏返し。
でも、そこで自分だけで判断せずに、アドバイスしてくれる職員に相談するのが大事です。