北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

guruten(19日まで)

2006年03月18日 00時06分12秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 なぜか最近学生の展覧会が多いコンチネンタルギャラリーですが、今週は「札幌大谷短期大学専攻科美術1年総合造形コースグループ展」です。けっこうがんばっています。全体としては、若者らしい破綻はなく、手堅い感じですけど。

 田中歩「白い街」(アクリル)
 田園都市を甘美なタッチで俯瞰した、よくあるタイプの絵だなあと思って見ていると、意外と惹かれて、じーっと見てしまう。描きこんだぶん、じわっと魅力がしみだしてくる絵。ほかに「home town」。
 福村ななえ「Map out ground-1」「Map out ground-2」
 地図をテーマにした作品。「2」は、5枚の5万分の1(だと思う)地図を、トレーシングペーパーに手描きで正確にトレースした、ご苦労さまな作品です。ただし、地名は(川や湖沼も)すべて除かれているので、道路や海岸線が、形象として純粋に浮かび上がっています。筆者は、それぞれの地図が、大沼附近、札幌、小樽、戸井附近のものであることはわかりましたが、左端のがわかりませんでした。浜益?
 「1」は、トレースした地図(七重、大野町附近)をアクリル板や銅版に転写したもの。
 富樫麻美「gungun」
 鉄とガラスによる立体。有機的な曲線が、元気の良い作品。ほかに「seek」。
 堀野萌子「浮ついた気持ち」「私だけの宝の地図(欠片)」
 墨汁による抽象作品。とくに後者は、支持体が、ちぎれた古い地図のように3つに分かれていて、見る人を空想にいざなう。
 
 ほかに
渡辺裕美「卵」「黒い星」(絵画)
大久保慶子「街」「個室」(絵画)
清水美穂「サイン」「ダンス」(写真)
志村美紀「-」(写真)
下重美加紗「場所・2」「場所・3」(絵画)
松村飛鳥「water room」「樹」(絵画)
金丸菜月「ここから、どこかへ」(立体)
奥平千香「水・砂・火・雲」(人形)
宮下萌「父」「母」(彫刻)  

 3月14日(火)-19日(日)10:00-19:00
 コンチネンタルギャラリー(中央区南1西13、コンチネンタルビル地下=北洋銀行のビル 地図C)


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (shino)
2006-03-18 08:15:46
コンチは学割制度があるようです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。