(承前。4月8日に会期終了日を追記しました)
このままでは、せっかくの2泊3日なのに初日に足を運んだギャラリーがゼロになってしまう。それは避けたい…。
ということで、遅めの夜8時まであいている「マーチエキュート神田万世橋」の JAPAN ART BRIDGE に行くべく、電車を秋葉原で降りました。
今回リストアップしていた会場は大半が7時までに閉まっているのです。
佐藤直樹さんはグラフィックデザイナーです。
2017年の札幌国際芸術祭では「バンドメンバー」の一員としてウェブサイトや公式グッズなど多方面に活躍しました。
色をさまざまに配置換えしても、一貫性を失わないデザインの妙味を、存分に感じさせるものでした。
一方で「札幌の色ってなんだ」と、市民とワークショップを事前に行うなど、融通無碍な活動ぶりだったと記憶しています。
その一方で、木炭画のプロジェクトにも取り組んでいます。
マーチエキュートのサイトから引用します。
つまり、今回は、完成したベニヤ板のうち4分の1ほど。
しかも真っすぐに展示するよりもたくさん並べられるよう、屏風状にしているわけです。
そこに、現地で佐藤さんが少しずつ描き足していくのです。
会期末が未定というのもあまり聞いたことがありません。
実際に会場を歩いてみると「鬱蒼としている」「増殖している」という形容がふさわしい感じです。
筆者は、自然が豊かな北海道に住んでいるので、都会人が自然を描くことについて冷淡になることが多いのです。
しかしこの屏風は、実際の植物を描いているというよりも木炭で植物のイメージを広げているという感じなので、なんだか架空のジャングルを探検しているかのような、不思議な感覚を得ました。
佐藤直樹さんはツイッター(現 X)で相互フォローになっていて、しかも時々「いいね」をくれるのです。
札幌国際芸術祭の当時は話をした記憶がほとんどないのですが、7年前の縁がいまでもなんとなく続いているのがうれしいというのも、見に行った理由です。
筆者が会場に行くと、佐藤さんはちょうど引き揚げるところでした。
上の気持ちを伝えると
「札幌国際芸術祭のことは気になっていて、今回は行けなかったけれど、ずいぶん評判が良かったようですね」
と話してくれました。
なお「万世橋駅」は、中央線快速の神田駅と御茶ノ水駅の中間に1912年(明治45年)から43年(昭和18年)まであった駅です。
たしかに神田と御茶ノ水の間は営業キロで1.3キロと近いため、廃止になってしまうのもムリはないと思いますが、往時は東京を代表する繁華街のひとつだったそうです。
近年に再開発され、プラットホーム跡にはレストランができているとのことです。
2024年3月22日~終了時期未定 午前11時~午後8時
※5月13日になりました! 4月8日を除き会期中無休
マーチエキュート神田万世橋 JAPAN ART BRIDGE(千代田区神田須田町1丁目25−4) S1・N2・N3区画
□https://satonaoki.jp/
□X(twitter)@naokisatoasyl
過去の関連記事へのリンク
札幌国際芸術祭、パブリックミーティングの大友良英さんの話が面白すぎる件について (2016)
・JR秋葉原駅(山手線、京浜東北線、総武線普通)電気街口から約400メートル、徒歩5分
・つくばエクスプレス秋葉原駅A1出口から約460メートル、徒歩6分
・地下鉄秋葉原駅(東京メトロ日比谷線)3番出口から約500メートル、徒歩6分
・JR神田駅(山手線、京浜東北線、中央線快速)北口から約600メートル、徒歩7分
・地下鉄銀座線(東京メトロ銀座線)6番出口から約280メートル、徒歩3分
・JR御茶ノ水駅(総武線普通、中央線快速)聖橋口から約530メートル、徒歩6分
・地下鉄御茶ノ水駅(東京メトロ丸ノ内線)2番出口から約730メートル、徒歩9分
・地下鉄新御茶ノ水駅(東京メトロ千代田線)から約540メートル、徒歩6分
・地下鉄淡路町駅(東京メトロ丸ノ内線)小川町駅(都営地下鉄新宿線)A3出口から約320メートル、徒歩4分
このままでは、せっかくの2泊3日なのに初日に足を運んだギャラリーがゼロになってしまう。それは避けたい…。
ということで、遅めの夜8時まであいている「マーチエキュート神田万世橋」の JAPAN ART BRIDGE に行くべく、電車を秋葉原で降りました。
今回リストアップしていた会場は大半が7時までに閉まっているのです。
佐藤直樹さんはグラフィックデザイナーです。
2017年の札幌国際芸術祭では「バンドメンバー」の一員としてウェブサイトや公式グッズなど多方面に活躍しました。
色をさまざまに配置換えしても、一貫性を失わないデザインの妙味を、存分に感じさせるものでした。
一方で「札幌の色ってなんだ」と、市民とワークショップを事前に行うなど、融通無碍な活動ぶりだったと記憶しています。
その一方で、木炭画のプロジェクトにも取り組んでいます。
マーチエキュートのサイトから引用します。
2014年に完成を想定せず描き始められ、今も収束せず伸び続ける木炭画《その後の「そこで生えている。」》。
300メートル幅に至った「東京ビエンナーレ2023」後、今回の公開制作展示では最新部分90枚程(82メートル強)のベニヤ板を屏風状に並べ、新たな「空間」をつくる。公開制作展示は描かれる場所自体の生成でもあり、場所から得られたものが描かれ、場所への応答として残される。
場所には必ず「そこ」にしかないものがあり、他の場所に持ち出されることはない。なくなった万世橋駅ができる前からあり、今もあるもの。行為は「そこ」から発生する。そうして行先不明の増殖を続ける。
つまり、今回は、完成したベニヤ板のうち4分の1ほど。
しかも真っすぐに展示するよりもたくさん並べられるよう、屏風状にしているわけです。
そこに、現地で佐藤さんが少しずつ描き足していくのです。
会期末が未定というのもあまり聞いたことがありません。
実際に会場を歩いてみると「鬱蒼としている」「増殖している」という形容がふさわしい感じです。
筆者は、自然が豊かな北海道に住んでいるので、都会人が自然を描くことについて冷淡になることが多いのです。
しかしこの屏風は、実際の植物を描いているというよりも木炭で植物のイメージを広げているという感じなので、なんだか架空のジャングルを探検しているかのような、不思議な感覚を得ました。
佐藤直樹さんはツイッター(現 X)で相互フォローになっていて、しかも時々「いいね」をくれるのです。
札幌国際芸術祭の当時は話をした記憶がほとんどないのですが、7年前の縁がいまでもなんとなく続いているのがうれしいというのも、見に行った理由です。
筆者が会場に行くと、佐藤さんはちょうど引き揚げるところでした。
上の気持ちを伝えると
「札幌国際芸術祭のことは気になっていて、今回は行けなかったけれど、ずいぶん評判が良かったようですね」
と話してくれました。
なお「万世橋駅」は、中央線快速の神田駅と御茶ノ水駅の中間に1912年(明治45年)から43年(昭和18年)まであった駅です。
たしかに神田と御茶ノ水の間は営業キロで1.3キロと近いため、廃止になってしまうのもムリはないと思いますが、往時は東京を代表する繁華街のひとつだったそうです。
近年に再開発され、プラットホーム跡にはレストランができているとのことです。
2024年3月22日~終了時期未定 午前11時~午後8時
※5月13日になりました! 4月8日を除き会期中無休
マーチエキュート神田万世橋 JAPAN ART BRIDGE(千代田区神田須田町1丁目25−4) S1・N2・N3区画
□https://satonaoki.jp/
□X(twitter)@naokisatoasyl
過去の関連記事へのリンク
札幌国際芸術祭、パブリックミーティングの大友良英さんの話が面白すぎる件について (2016)
・JR秋葉原駅(山手線、京浜東北線、総武線普通)電気街口から約400メートル、徒歩5分
・つくばエクスプレス秋葉原駅A1出口から約460メートル、徒歩6分
・地下鉄秋葉原駅(東京メトロ日比谷線)3番出口から約500メートル、徒歩6分
・JR神田駅(山手線、京浜東北線、中央線快速)北口から約600メートル、徒歩7分
・地下鉄銀座線(東京メトロ銀座線)6番出口から約280メートル、徒歩3分
・JR御茶ノ水駅(総武線普通、中央線快速)聖橋口から約530メートル、徒歩6分
・地下鉄御茶ノ水駅(東京メトロ丸ノ内線)2番出口から約730メートル、徒歩9分
・地下鉄新御茶ノ水駅(東京メトロ千代田線)から約540メートル、徒歩6分
・地下鉄淡路町駅(東京メトロ丸ノ内線)小川町駅(都営地下鉄新宿線)A3出口から約320メートル、徒歩4分
(この項続く)