8日ぶりの休日。
ギャラリーを見て回るのは、きょうしかない。
でも土曜日にくらべると日曜日のギャラリー巡りはどうもよろしくないところがある。
気があせるのだ。
土曜日は、気に入った作品をじっくり見たり、疲れが出たり、うっかり失念していたりして、万一見逃しが発生しても、いざとなれば翌日の日曜日に時間を取ることが不可能ではない。
しかし、日曜日は、後がない。
この日もし時間切れになってしまえば、もう見ることができなくなってしまう。
そう思うと、どうしても足早に各会場を後にすることになってしまいがちだ。
いつもとおなじペースで見ているつもりでも。
もうひとつ。
途中でいつもと違う路線バスに乗るなどの冒険がしづらい。
上と同じ理由で、もし時間をロスしたら、取り返しがつかないから。
まあ、これは仕方ないことではあるけれど、ささやかな「移動の楽しみ」がなくなることでもある。
すくなくとも自分は、いつも地下鉄ではつまらないな~と感じる。
この日足を運んだのは…
茶廊法邑(石井一弘❝終活❞写真展)
1968年のサッカーブームをけん引した釜本選手のシュートの写真や、ミュンヘン五輪(1972)でイスラエル選手団を狙ったパレスティナゲリラが顔を出した瞬間をとらえた1枚もあった。
この時代は、モノクロフィルム、マニュアルフォーカスの時代。フィルムはコダックの「トライX」を使っていたようだが、ISO400 で「高感度」といわれていたものだ。
(なお筆者はおもにフジの「PRESTO 400」を使用していた)
→市民ギャラリー(「素材としての写真拡張展 写真か? vol.2」)
これは興味深い展示だったので、じっくり見て、出品者にも話を聞いた。
なお、同時開催の宮の森芸術倶楽部展に、講師の井桁雅臣さんが小品を賛助出品していた。
→ギャラリー大通美術館(progressive candle)
ここでも、作家の福井さんと、アラン・ホワイト追悼のことなど話せば良かったのにと、いまにして思う。
西4丁目に戻ると、市電の外回りが電停を出たばかり。
すすきのまで歩けば追いつくだろうと思って歩き出したが、間に合わなかった。
次の電車に乗り車内で「どさんこパス」をひさしぶりに買った。
土日祝日限定の1日市電乗り放題チケット。370円。
東屯田通で降りて、CONTEXT-S で、AKI TSUJI solo Exhibition “STONE TOOL”。
CONTEXT-S 主宰の石神照美さんと、おそらく4年ぶりに会いました。
ここは、いつも会場の良さを生かした展示をするんだよなあ。
以上、いずれも29日で終了。
幌南小学校前→行啓通。
CAI03 で「BACK TO THE LAND – 芸術の労働者たち」。
美術家ヒデミ・ニシダ と、写真家ピアカルロ・クエッキア が、モスクワ郊外のコルホーズ跡をルポルタージュ形式でまとめた展覧会。
6月4日まで。
ルポした後に、コロナ禍とウクライナ戦争があり、なんだかすっかり意味合いが変わってしまったような気がしなくもない。
来場者が、発泡スチロールを自由に切って雪だるまを作ってほしい―ということだったが、作らなかった。
入り口でパソコンに向かっていた端聡さん(CAI03 主宰にして現代アート作家)に
「雪だるまは作らなかったんですか」
と聞かれたので、冗談交じりに
「これ以上労働したくないんで」
と答えたら、大笑いされて
「それ、作家に伝えとく」。
行啓通→山鼻9条。
3回目で「ポラリス」に当たる。
ギャラリー創で橋本忍展。
自己紹介すると、いつもリツイートしてくれてありがとうと言われ、それからSNSの話になってしまい、けっきょく陶芸の話はしなかった(苦笑)。
中島公園駅から南北線に乗り、東西線に乗り換えて琴似へ。
カフェ北都館ギャラリーに入ったら、朗読会が行われていた。
香西富士夫遺作展ー百花繚乱 III。30日まで。
遅い昼食を食べた。
香西さんの生前の写真が飾ってあったが、黒縁めがねでもなく、やせていて、自分の記憶のなかの香西さんとはちょっと違っていた。
奥さまから川柳の雑誌をいただいた。香西さんは道新川柳の常連投稿者でもあったのだ。
北都館では奥の元「名画の小部屋」で版画展も開催中で、道内の有名版画家がそろっている。
販売もしており、かなり安い。
琴似→北12条。
ギャラリーエッセでsora.creating solo exhibition「s Haute couture DEAD? オートクチュールは死んだのか」。29日で終了。
問題意識は正しいと思うが、筆者個人は貧乏人の味方なので、オートクチュールよりファストファッションのほうが好きだなあ(ミもフタもない感想ですみません)。
北12条→菊水。
ギャラリー犬養で吉永眞梨香個展「かまぼこはとと」。
30日まで。
吉永さんの髪がピンクになっていた。
タコ電バッジやトートバッグ、Tシャツなどゆかいなグッズ多数です。
犬養は喫茶部が拡張工事中で休み。
作業の音が響いていた。.
豊平橋停留所からバスで帰宅。
この日は9カ所で、これで今月は67カ所。
ギャラリーを見て回るのは、きょうしかない。
でも土曜日にくらべると日曜日のギャラリー巡りはどうもよろしくないところがある。
気があせるのだ。
土曜日は、気に入った作品をじっくり見たり、疲れが出たり、うっかり失念していたりして、万一見逃しが発生しても、いざとなれば翌日の日曜日に時間を取ることが不可能ではない。
しかし、日曜日は、後がない。
この日もし時間切れになってしまえば、もう見ることができなくなってしまう。
そう思うと、どうしても足早に各会場を後にすることになってしまいがちだ。
いつもとおなじペースで見ているつもりでも。
もうひとつ。
途中でいつもと違う路線バスに乗るなどの冒険がしづらい。
上と同じ理由で、もし時間をロスしたら、取り返しがつかないから。
まあ、これは仕方ないことではあるけれど、ささやかな「移動の楽しみ」がなくなることでもある。
すくなくとも自分は、いつも地下鉄ではつまらないな~と感じる。
この日足を運んだのは…
茶廊法邑(石井一弘❝終活❞写真展)
茶廊法邑で石井一弘 終活写真展を見た。元朝日新聞北海道支社の写真記者が、日大卒業時に根室市歯舞で撮った昆布漁ルポは、コンブも長いが、プリントも巨大。ほかに、入社後に初めて紙面に載った王貞治の本塁打の写真、三浦綾子文学の舞台を訪ねてまとめたパネル、朝日地方版に載せた空撮連載企画等。
— 梁 井 朗 @ 北 海 道 美 術 ネ ッ ト 別 館 (いまは距離をとって) (@akira_yanai) May 29, 2022
1968年のサッカーブームをけん引した釜本選手のシュートの写真や、ミュンヘン五輪(1972)でイスラエル選手団を狙ったパレスティナゲリラが顔を出した瞬間をとらえた1枚もあった。
この時代は、モノクロフィルム、マニュアルフォーカスの時代。フィルムはコダックの「トライX」を使っていたようだが、ISO400 で「高感度」といわれていたものだ。
(なお筆者はおもにフジの「PRESTO 400」を使用していた)
→市民ギャラリー(「素材としての写真拡張展 写真か? vol.2」)
これは興味深い展示だったので、じっくり見て、出品者にも話を聞いた。
なお、同時開催の宮の森芸術倶楽部展に、講師の井桁雅臣さんが小品を賛助出品していた。
→ギャラリー大通美術館(progressive candle)
ここでも、作家の福井さんと、アラン・ホワイト追悼のことなど話せば良かったのにと、いまにして思う。
西4丁目に戻ると、市電の外回りが電停を出たばかり。
すすきのまで歩けば追いつくだろうと思って歩き出したが、間に合わなかった。
次の電車に乗り車内で「どさんこパス」をひさしぶりに買った。
土日祝日限定の1日市電乗り放題チケット。370円。
東屯田通で降りて、CONTEXT-S で、AKI TSUJI solo Exhibition “STONE TOOL”。
CONTEXT-S 主宰の石神照美さんと、おそらく4年ぶりに会いました。
ここは、いつも会場の良さを生かした展示をするんだよなあ。
以上、いずれも29日で終了。
幌南小学校前→行啓通。
CAI03 で「BACK TO THE LAND – 芸術の労働者たち」。
美術家ヒデミ・ニシダ と、写真家ピアカルロ・クエッキア が、モスクワ郊外のコルホーズ跡をルポルタージュ形式でまとめた展覧会。
6月4日まで。
ルポした後に、コロナ禍とウクライナ戦争があり、なんだかすっかり意味合いが変わってしまったような気がしなくもない。
来場者が、発泡スチロールを自由に切って雪だるまを作ってほしい―ということだったが、作らなかった。
入り口でパソコンに向かっていた端聡さん(CAI03 主宰にして現代アート作家)に
「雪だるまは作らなかったんですか」
と聞かれたので、冗談交じりに
「これ以上労働したくないんで」
と答えたら、大笑いされて
「それ、作家に伝えとく」。
行啓通→山鼻9条。
3回目で「ポラリス」に当たる。
ギャラリー創で橋本忍展。
自己紹介すると、いつもリツイートしてくれてありがとうと言われ、それからSNSの話になってしまい、けっきょく陶芸の話はしなかった(苦笑)。
中島公園駅から南北線に乗り、東西線に乗り換えて琴似へ。
カフェ北都館ギャラリーに入ったら、朗読会が行われていた。
香西富士夫遺作展ー百花繚乱 III。30日まで。
琴似のカフェ北都館ギャラリーで香西富士夫遺作展。青あるいは赤を基調に、色調を整えた小品の花の絵が25点。単に花を大きく描くのではなく、 まわりの空間とのバランスが絶妙。ほとんどが赤丸シール(売約済み)付きでした。あす30日まで。 pic.twitter.com/kO8vRq30Hm
— 梁 井 朗 @ 北 海 道 美 術 ネ ッ ト 別 館 (いまは距離をとって) (@akira_yanai) May 29, 2022
遅い昼食を食べた。
香西さんの生前の写真が飾ってあったが、黒縁めがねでもなく、やせていて、自分の記憶のなかの香西さんとはちょっと違っていた。
奥さまから川柳の雑誌をいただいた。香西さんは道新川柳の常連投稿者でもあったのだ。
北都館では奥の元「名画の小部屋」で版画展も開催中で、道内の有名版画家がそろっている。
販売もしており、かなり安い。
琴似→北12条。
ギャラリーエッセでsora.creating solo exhibition「s Haute couture DEAD? オートクチュールは死んだのか」。29日で終了。
問題意識は正しいと思うが、筆者個人は貧乏人の味方なので、オートクチュールよりファストファッションのほうが好きだなあ(ミもフタもない感想ですみません)。
北12条→菊水。
ギャラリー犬養で吉永眞梨香個展「かまぼこはとと」。
30日まで。
吉永さんの髪がピンクになっていた。
タコ電バッジやトートバッグ、Tシャツなどゆかいなグッズ多数です。
犬養は喫茶部が拡張工事中で休み。
作業の音が響いていた。.
豊平橋停留所からバスで帰宅。
この日は9カ所で、これで今月は67カ所。