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(承前)
Insomnia(インソムニア)からいちばん近い駅はいうまでもなく桑園だが、地図を見ると、意外と東西線の二十四軒も近そうだ。
あるいてみることにした。
北10条と北11条の間の道。
倉庫の裏側とか、家とかがつづく。
人通りも車の通行もすくないのに、そば屋もある。
おどろいたのは、条丁目地区だというのに、畑がまだあったことだ。
二十四軒駅の6番出入り口までは15分ほどだった。
ところで、この6番出入り口は、2方向にいっぱい扉のついている、巨大なものである。
しかし、人通りはほとんどない。
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ガラスのピラミッドの中みたいだ。
コンクリートの上に土がたまって、こけが生えている。
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階段をおりていくと、東西線の車輛からは姿を消した装飾が、壁紙として貼られている。
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さらにおりていくと、階段の横にだだっ広い空間がひろがっている。
なんのためにあるのか、よくわからない。
東西線は、ほかにも菊水の巨大通路など、なかなかふしぎな空間がある。
ひと駅だけ乗って「西28丁目」降車、「工芸愛海詩」へ。
愛海詩は、円山公園でおりても西28丁目でおりてもほとんど変わらないような気がする。
黒瀬戸や灰釉の鍋の展覧会(片口や皿もあったけど)。これからの寒い季節にぴったりの企画だ。
CAIでは、柿崎熙展「林縁から」を見る。室蘭の画家Kさんにバッタリ会い、しばし雑談。
「北1西27」からジェイアール北海道バスに乗り、「札幌彫刻美術館入口」降車。
「宮の森緑地」を通って同美術館へ。
先だっても書いたけれど、ことしの紅葉は昨年ほどの劇的な美しさはない。赤系は美しいものの、もう終盤を迎えつつある。ところが黄系はまだ色づきが本格化していない。
いま山道をあるくと、なんだか中途半端なのである。
カシワなどは、茶色くさびたような色に変わりつつある。
赤系が昨年よりも早かった理由はわからないけれど、黄系の色づきがさっぱり進まないのは、やはり暖かすぎるからではないか。
10月下旬なのに、最低気温がふたけたで、コートも着ないで歩けるというのは、札幌としてはかなりの高温だ。
写真は別エントリで。
札幌彫刻美術館から坂道をおりて宮の森美術館へ。
いつもなら、本郷新「奏でる乙女」のある三叉路から左へと降りていくが、きょうは右の道をとり、ボタン式信号をわたって、北1条宮の沢通へと下っていく。
宮の森美術館では粟津潔展。
ポスターがむちゃくちゃカッコイイ。個人的には、この会場でこれまで見たなかでベストの展覧会。
館のロビーで、写真家のKさん、デザインなどの仕事をしながらアートとデザインの橋渡しなどをすべく奔走しているIさんとばったり会い、しばし雑談。
「神宮前」からジェイアール北海道バスで「円山公園駅」へ。
東西線に乗りつぎ、「大通」へ。
時計台ギャラリーの展覧会については別エントリで紹介。
(了)
Insomnia(インソムニア)からいちばん近い駅はいうまでもなく桑園だが、地図を見ると、意外と東西線の二十四軒も近そうだ。
あるいてみることにした。
北10条と北11条の間の道。
倉庫の裏側とか、家とかがつづく。
人通りも車の通行もすくないのに、そば屋もある。
おどろいたのは、条丁目地区だというのに、畑がまだあったことだ。
二十四軒駅の6番出入り口までは15分ほどだった。
ところで、この6番出入り口は、2方向にいっぱい扉のついている、巨大なものである。
しかし、人通りはほとんどない。
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ガラスのピラミッドの中みたいだ。
コンクリートの上に土がたまって、こけが生えている。
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階段をおりていくと、東西線の車輛からは姿を消した装飾が、壁紙として貼られている。
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さらにおりていくと、階段の横にだだっ広い空間がひろがっている。
なんのためにあるのか、よくわからない。
東西線は、ほかにも菊水の巨大通路など、なかなかふしぎな空間がある。
ひと駅だけ乗って「西28丁目」降車、「工芸愛海詩」へ。
愛海詩は、円山公園でおりても西28丁目でおりてもほとんど変わらないような気がする。
黒瀬戸や灰釉の鍋の展覧会(片口や皿もあったけど)。これからの寒い季節にぴったりの企画だ。
CAIでは、柿崎熙展「林縁から」を見る。室蘭の画家Kさんにバッタリ会い、しばし雑談。
「北1西27」からジェイアール北海道バスに乗り、「札幌彫刻美術館入口」降車。
「宮の森緑地」を通って同美術館へ。
先だっても書いたけれど、ことしの紅葉は昨年ほどの劇的な美しさはない。赤系は美しいものの、もう終盤を迎えつつある。ところが黄系はまだ色づきが本格化していない。
いま山道をあるくと、なんだか中途半端なのである。
カシワなどは、茶色くさびたような色に変わりつつある。
赤系が昨年よりも早かった理由はわからないけれど、黄系の色づきがさっぱり進まないのは、やはり暖かすぎるからではないか。
10月下旬なのに、最低気温がふたけたで、コートも着ないで歩けるというのは、札幌としてはかなりの高温だ。
写真は別エントリで。
札幌彫刻美術館から坂道をおりて宮の森美術館へ。
いつもなら、本郷新「奏でる乙女」のある三叉路から左へと降りていくが、きょうは右の道をとり、ボタン式信号をわたって、北1条宮の沢通へと下っていく。
宮の森美術館では粟津潔展。
ポスターがむちゃくちゃカッコイイ。個人的には、この会場でこれまで見たなかでベストの展覧会。
館のロビーで、写真家のKさん、デザインなどの仕事をしながらアートとデザインの橋渡しなどをすべく奔走しているIさんとばったり会い、しばし雑談。
「神宮前」からジェイアール北海道バスで「円山公園駅」へ。
東西線に乗りつぎ、「大通」へ。
時計台ギャラリーの展覧会については別エントリで紹介。
(了)
ところで二十四軒駅はちょっと不気味な駅で、変なへこみ構造があちこちにあるようです。一体どういう設計なのか不思議です。
二十四軒駅の構造については知りませんでした。ふだんは、行かないので。ただ、あの駅には信号所があるらしいので、そのためではないでしょうか。
二十四軒駅は、車両基地があったり、廃熱利用の集中暖房関係のものなどもあります。あの周辺には不思議な地下用の入り口や、車両搬入場所もあります。車両搬入時は、近所に路上駐車禁止のおふれが出ます。
6番出口までの長い通路は、結構不気味です。
変質者や、恐喝事件も起きていて、露出狂のアホに遭遇したこともあります。
桑園駅からだとかなり歩きますね。私も何度か歩いたことがありますが、リデーレが閉店したのでもうあまりあのあたりを歩くこともないでしょう。カタラーナがおいしかったんですよ・・・。
地下鉄を入れる場所だなんて!
これで、某漫才コンビの悩みも解消です。
しかし、東西線には、大谷地のほうに立派な車両基地があるのに、なんでわざわざここらへんから入れるのでしょうか。
あの通路も、なんであんなに長いのかな。
菊水、北34条、バスセンターあたりもむやみに長い通路がありますけど。
カタラーナ情報ありがとうございます。
こないだ、福住の焼き肉屋でありつけました。
6番出口には直結で地下駐車場もあります。出入り口が階段途中にあったように記憶していますが・・・。パーク&ライドらしいですが、ラポール24軒2号棟の南側にある車の出入り口のシャッターが、22時に閉まるので、良い子しか使えません。
車両搬入は推測なのですが、船で南小樽に届くのかな?と勝手に思っていました。まだ宮の沢まで伸びてなかった頃でしたから。今もここから搬入してるかわからないですけど。
誰か真相教えてください。
二十四軒をトレンドスポットにしましょう!
冗談はさておき、たしかにあの駅のそばに、巨大な煙突がありますね。
あれが、集中暖房の設備なんですね。
地下駐車場入口もありました。でも、どれだけ利用されてるんでしょうか。
1号棟が
「ラポール二十四軒」
で、2号棟が
「ラポール24軒」
というのも、すごいなあ。
だいたい「24軒」って、ときどき書く人はいますが、「6本木」とか「5反田」みたいな表記なわけで、よく考えるとおかしいですよね。